狸喰うモノ牛愛でるモノ

虐待放置、インチキ優先のやり方を信用出来るわけねーだろ

拝金主義はどの程度の悪なのか

2018-11-20 18:38:43 | Weblog
「拝金」を表題としたと。 貨幣の出現はメディア王国だったか、たしか紀元前3000年だか2500年くらいの事とされていたはず。 聖書で言うソロモン王の時代の後くらいだな。 要するに神様の肝いりである。

拝金主義がどう悪いのか、だがこれは、悪意の側に傾きやすい点にある、とすると。 それだけか?と問われるに、少し考えてみたがそれだけかもしれない。

貨幣ってなんだ?と言うと信用取引で、システムである。 これに対する人の態度を考えるに、二つの、実際にあった事なのか創作なのかは不明だが、話を基本とする。
一つはたしかハイチ大地震の後に、「救援物資の配分は女たちにまかせると上手く行く」といった話が出た。 男たちにやらせるとマフィアの山分けみたいになって末端まで行き届かないどころか、有力者が多く隠匿し奪い合うような事態となると。
二つ目。 日本のネットで「スウェーデンの番組でこんなのがあった」と紹介されたもの。 真偽不明。 男たちと女たちをそれぞれ十数人だか、男だけ、女だけの集団として無人島でサバイバルさせたと。 男たちは到着後各個自分の判断で行動開始し、ある者は魚捕りの道具を、ある者は食べれそうなものの採集を、ある者は雨風を凌げる場所を、ある者は椅子を作ったと。 勝手に動き、全員に役立ちそうな事をしだした。 一方の女たちは、砂浜に寝そべっていたそうだ。 持ち込んだ食料が尽きかけたころだか見かねたスタッフが、数人の男と数人の女を入れ替えるという事をしたと。 女の側に行った男たちは労働者としてこき使われた、一方の男の側へ行った女たちは女王のように扱われたそうな。 で、男の側に残された男たちは女の側へ送られた男たちを「ハーレムだ」羨ましがったとかなんとか。

ハーレムを経験したいのなら夏の夜に墓場にでも行けばいい。 血を吸う蚊たちは皆繁殖をするメスである。

二つの、事実不明の話に戻る。 私はこれらから、人の資産に対する考え方には配分型と必要型とがあるとする。 配分型ってのは実は、性悪説が常識化した社会の行動様式なのだ。 人間は盗み隠す、だから分け前が同量かどうかは厳しく相互監視されねばならない、そういう発想があって初めてそうなる。 詐欺搾取型の人間が多数の社会での常識。 必要型は逆なんだな。 「必要だ」と思った時点で初めて動く。 皆が性善説に生きていると思い込んでいて、目の前に不具合があったら自分でそれをなんとかしようとする。 「それだけで万事上手く行く」と信じている人間がこうなる。
これは田舎で見た話。 夏の夜、伯父が田んぼの水の見回りに出かけて行った。 「見張らなければ盗む人間が居る」と。 これが配分型発想。 もちろん伯父は盗む人間ではないはず、だが「水泥棒が居た」という経験の上で嫌々やっていた、はず。

ハイチ大地震での、男たちがやっただか言うマフィア配分。 これ実は必要思想と配分思想の折衷だったりもする。 おそらくは。 具体的には「金満大国が出てきた時点で分捕ったとしても行き渡るはず」「行き渡らなくとも彼らの責任」という常識があり、「隠匿・売却に成功したら子供に自転車を買ってやれる」といったような考えがあったと。 後進国にはこうした「不正売却の成功例」みたいなのがごろごろしており、母親が男たちにそれを求める。 「それで困る人が出るんだろう?」とでもするだろうか。 クズたちの社会では誰もが困っており、そして誰もが足りている。 「餓死者は犬のエサになる」が常識とかね。 そこまで劣悪な社会が珍しいのかな?

必要思想は性善説、配分思想は性悪説を基とする。 で、必要思想で動ける人間って貴重なんじゃないかと思うわけだ。 初見、無縁の他人の必要性を十通りくらいの見方で判断する、これを常時繰り返しているそんな人間。

今日の社会の有り様は、言ってしまえば「神様が拝金主義を勧めている」ようなものなのだと。 自身が無条件配分者である事を嫌っているのかな?とか。
仮にそうだとしよう将来無条件配分者に戻るのか。 多分、とするところ。 楽観的だね。
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