海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「チェイニー副大統領は、気候報告を誤魔化したとの噂」と題する『シュピーゲル・オンライン』の記事。

2008年07月09日 | 環境問題
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ワシントン発:それは偶然だったのか、それとも、その背後に何らかの意図が隠されていたのか。チェイニー副大統領の事務室は、環境局(EPA)の元職員の述べるところによると、気候報告をごまかした。チェイニーの協力者は、気候変動の健康に及ぼす影響に関する議会報告の6ページを抹消するのに賛成したと、ジェイソン・バーネットは述べた。彼は、6月にEPAのスチーブン・ジョンソン局長の顧問を引退した。
チェイニーの事務室は、温室ガス排出削減の法的義務づけがもっと厳格になることを恐れていたと、バーネットは、上院の環境委員会宛の書簡に書いている。書簡は、AP通信社の入手するところとなった。チェイニー事務室の職員が彼に電話をし、報告の中の書き方は変更されねばならないと伝えた。報告書はもともと14ページあったが、8ページに縮められた。削除された部分では、米国保健局の専門家が、保健システムに対する気候変動の広範な影響を恐れていると述べていた。この専門家は、自然災害による病気の蔓延と怪我のリスクの増大を気候変動の影響として挙げていた。(以下省略)
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