海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「アルカイダの資金枯渇」と題する『シュピーゲル』誌の記事。

2010年07月20日 | テロリズム
オサマ・ビン・ラディンと彼のテロ集団には金がなくなりつつある。アルカイダは「深刻な資金欠如」に悩んでいると米国の財務次官であるスチュアート・レヴィーは、先週、ブリュッセルで述べた。この集団は、確かにまだ寄付金を、比較的小額の寄付金を受け取っている。ワシントン筋からの認識はヨーロッパかの証拠と一致している。それによると、イスラム諸国の政府は、特にサウディ=アラビアと湾岸諸国とは、その寄付金を劇的に抑えた。それゆえ、アルカイダは、明らかに非常に懐が寒いので、駆け出しの聖戦士たちはトレーニング・キャンプでの訓練を自分で賄わなければならない。ベルギーとフランスで捕らえられた初心者達は、自分たちがパキスタンでの住居・武器・過程のために金を出さねばならなかったと報告している。インターネットと通じて、過激派は、その支持者達に対してますます多額の寄付を要求している。「神の戦士達に金がなければ、彼は戦えない」とアルカイダのスローガンは述べている。アルカイダは、世界中にネットワークを持つ他のグループに以前のようには、養うことが出来ないので、これらのグループは、資金調達の新しい道を見出さねばならない。それは、誘拐・麻薬密輸・武器取引である。
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「われわれはなぜ自分のとこ... | トップ | 「雨とともに死がやってくる... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (黒目川太郎)
2010-07-30 06:38:23
 この報告を読んで感じることは、どの世界でも格差があるが故に、そこで起こるflictionによる戦争やテロが横行しているという現実です。最近、起こった商船三井タンカーの攻撃なども何らかのこうした攻撃と思われますね。
いまの日本の政局もこれを表しています。
返信する

コメントを投稿

テロリズム」カテゴリの最新記事