海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「穏和にとらわれて」と題する『ツァイト』紙の論説。

2008年03月31日 | 中国の政治・経済・社会
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彼は笑ってるが、いつもよりぎこちない。最近、彼はうつむき加減に急いで歩く。平和についてはよく知っているが、暴動や戦争には対しては、ダライ・ラマは準備ができていない。そしてその間、彼の僧侶たちは、暴力に訴えている。
歴史上の仏陀は、世間を克服することを教えた。彼の支持者たちはダライ・ラマを活仏として崇拝しているが、彼に対して、彼が少なくともチベット人の世界を救うことが期待されている。だが、ダライ・ラマの自己理解は違う。彼は一度も自分を政治家だと考えたことはなかった。だから、彼は武力と言葉の対立においては、奇妙に自分の世界から抜け落ちているように見える。彼は、ネルソン・マンデラでもマハトマ・ガンジーでもない。彼らは、道徳的な厳格さにもかかわらず、抗議運動や市民権運動の指導者であった。それに対して、同感の教師であるダライ・ラマにおいては、神経が脱落している。「私からは暴力は出てこない」と彼は最近しわがれた声で傷つけられてジャーナリストの突きつけるマイクロフォンに向かって叫んだ。「私を疑っている中国人は、どうかここへ来て、全部調べてほしい。私の事務室や私の舌や私の小便まで。」
 だが、彼らは調査する気はない。そもそも彼と話をする気がない。長いこと氷河時代が続いている。暴力の行き過ぎによって、ダライ・ラマは、彼の非暴力の告知に失敗したのではないか?中国人のところだけでなく、自分の国民のところでも。国民の多くは、高貴な受動性にうんざりしているのだ。
 彼は「解放のためのラサへの行進」に反対だ。
「知恵の大海」が成就せねばならないのは、企てといつも新たな役割との間の綱渡りである。「世界の知恵」、「チベットの維持者」、「平和の使徒」、「チベット人のアイデンティティの救い手」である彼が、もし、チベット側の暴力を厳しく批判するならば、彼は自分の問題を裏切る瀬戸際に押しつけられる。
 最初は、農民の子として、ダライ・ラマという古めかしいが崇高な役割を押しつけられた。20才の時、不安な政治的な時代に、彼はチベットの代表者として、チベットを併合しようと思っていた毛沢東と交渉しなければならなかった。23才で彼は、インドへの亡命者となった。後には、彼は西欧では、内面性のポップスターの役割を担った。彼はそれをためらいがちに受け入れ、1980年代に初めて、ヨーロッパに旅した。「中国人に反対してはならない。正義のために、チベットに味方するだけで十分だ。」時間は彼の国民を正しいとするだろう。だが、時は過ぎ、すでに50年経った。(省略)
[訳者の感想]筆者は、アンドレアス・ヒルマーという人です。
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「中国、メディアによる反対攻勢」と題する『ツァイト』紙の記事。

2008年03月23日 | 中国の政治・経済・社会
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 逮捕の嵐と軍隊の前進でもって、中国は、チベットにおける抗議行動を抑制しようとしている。チベット自治区の首都ラサでの暴動から一週間経って、宣伝キャンペーンが最高潮に達している。国営のメディアは、土曜日に、チベットにおける独立運動に対する断固たる戦いを呼びかけた。
 チベット政府の新たなまとめによると、先週金曜日のラサでの暴動で、19人が死亡し、600人が負傷した。亡命チベット人は、ラサや他の地域で、100名以上が死亡したと言明した。中国の国営メディアは、一握りの「悪漢」に責任があると述べた。扇動者たちは、単純で何も知らない市民たちをそそのかせ、抗議デモに参加するように強制したり金を払ったりしたと述べた。
 中国共産党の機関紙『人民日報』は、チベットにおける陰謀と独立勢力のサボタージュを打倒するように呼びかけた。同紙は、ダライ・ラマ14世と亡命チベット人たちが暴動を組織し、オリンピック競技会をだめにし、チベットを祖国から分離させようと策謀したと非難した。
 チベット仏教の最高指導者であるダライ・ラマ14世は、非難に反論した。「抗議は計画されたものではない。誰も彼らをコントロールできない」とダラムサラにある亡命政府の報道官は述べた。「抗議が暴動になったことを遺憾だと考える。ダライ・ラマ猊下は、常に暴力に反対だった」とアメリカのラジオ放送局「自由アジア」は、引用した。
 欧州議会議長であるハンス・ゲルト・ペッタリングは、オリンピック競技会をボイコットするぞと中国に警告した。「中国政府は、決断せねばならない。それは、ダライ・ラマと直ちに交渉すべきだ。了解のシグナルが出されない場合には、私はボイコット措置をとることは正当である考えている」とペッタリングは、『ビルト・ツァイトウング日曜版』に対して述べた。「われわれは競技が成功裏に行われることを望んでいるが、ダライ・ラマ14世の言うようなチベットにおける文化的な民族虐殺という犠牲を払うことはできない。」
 欧州議会は、水曜日にチベット問題について審議する予定である。(以下省略)
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「中国はチベットで本当の顔を見せている」と題する『ヴェルト・オンライン』の記事。

2008年03月17日 | 中国の政治・経済・社会
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 チベットにおける中国の最高位の代表である地方共産党書記長であるジャン・チンリにとって、北京の全人代は、すぐに終わった。他の代議員と快く茶を飲んだり投票したりしないで、この書記長は金曜日に人民大会堂を大急ぎに立ち去って、飛行機でラサに戻った。
 そこでは、旧市街が多くの箇所で炎上し、憤激したチベット人の群衆が中国人が経営する商店の前を次々に通り過ぎ、ガラスに投石した。暴動を起こした者と治安警察との間のエスカレーションは、この日の終わりに中国側の発表では死者10人に達し、チベット亡命政府の推定では何倍にも増えた。
 しかし、目下、重要な中国人政治家と北京政府に奉仕しているチベット人指導者たちは、数千キロ離れた北京で、人民大会堂に座っている。ラサ市長のドジェ・チェズクから70才になるチベット人政治家ライディに至るまで。ラサは、中国人の目から見ると、金曜日には、羽目を外しているだけでなく、頭も指導者もいなかった。
 既に土曜日に、事態は変わった。チベット自治区の共産党機関紙「シザン日報」が感心して書いているように、北京から世界の屋根へと飛んだ党書記長は、反対攻勢に移った。 ジャン書記長は、土曜日の早朝、半軍隊的部隊と治安警察とを視察した。ジャンは、彼らに敵対的勢力に対する断固たる戦闘を要求した。「われわれが状況を最終的に平定するために、諸君は手ぬるさを見せてはならない」と強硬路線で知られた56才の共産党指導者は訓示した。
 たった2年前に、彼は不安定な新彊ウイグル自治区からチベットへ配置転換された。敵対勢力に対する金曜日の武装警察の投入を、彼は「治安当局にとっての炎の洗礼」と呼んだ。新華社通信の公式の報道では、金曜日に警官12人が負傷した。チベット人の犠牲者については、新華社は何も報道しなかった。(中略)
 中国仏教会のチベット人代表であるダザ・ダンゼンゲリエは、寺院の改修と文化財の保存に多額の金額を出してくれたことに対して中国政府に感謝した。抗議を行った僧侶の小さなグループは忘恩的であり、彼らはお経を間違った学び方をしたのだと述べた。
 しかし、中国はオリンピック大会のために、思い通りの行動ができないでいる。ラサの出来事は、全人代会議と選挙とから世界の注意をそらせてしまった。それは、8月に開催予定のオリンピック大会に暗い影を落としている。(以下略)
[訳者のコメント]筆者は『ヴェルト』紙に中国についての記事をしばしば書いているジョニー・アーリング記者です。
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「バイエルン出身のトルコ系ドイツ人が自爆テロ」と題する『ヴェルト・オンライン』の記事。

2008年03月16日 | イスラム問題
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バイエルン出身の一人のイスラム過激主義者が自爆テロで五人を空中に吹き飛ばした。この週末、いくつかのメディアは、3月3日にアフガンのホスト州で、二人のアメリカ兵と二人のアフガン民間人を殺した自爆テロを行ったのは、バイエルン州のフライジングに生まれたトルコ人のキュネイト・Cだったと報道した。この男は、「イスラム聖戦同盟」(IJU)のザウアーラントテロ組織と接触があった。
連邦検事局と連邦検察庁とは、この報道について言及することを望んでいない。「われわれはそれについて、まだ確実な認識がなく、まず、検証することが必要だ」と報道官は土曜日にAP通信に述べた。3月3日のテロでは、犯人は、爆弾を積んだ自動車で、米軍とアフガン政府軍が守備していた州政府の建物の門に突入した。爆発で警備塔が崩壊し、何人かの兵士が生き埋めになった。
「写真新聞」、「シュピーゲル誌」は、報道の際、治安当局とIJUの陳述を引き合いに出した。それによると、IJUは、インターネットでテロ攻撃を認め、「この作戦は、ドイツ出身の勇敢なキュネイト・Cによって遂行された。彼は彼の貴重な生命を天国と取り替えたのだ」と述べた。
ドイツ検察庁によると、2006年の冬に、IJUのドイツ支部ができたが、その目標は、ドイツでメンバーを募って、ドイツでテロ攻撃行うことだった。IJUは、テロを計画したが、それは2006年9月にザウアーラントで3人が逮捕されたために未遂に終わった。
報道によると、キュネイト・Cは、ヘッセン州のランゲン出身のアデム・Yを中心にしたザウアーラント細胞の同志で、ウルムのイスラム・グループとも接触があった。「アンスバッハ出身のイスマイル」と呼ばれたCは、2007年4月に彼の妻と子どもと一緒にドイツを出国、トルコとイランを経由して、アフガンに入国したと見られている。(以下省略)
[訳者の感想]どんな背景があったのか、知りたいと思います。最近はアフガンでも自爆テロがはやっているようです。
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「ラサの暴動で死者、ダライ・ラマの憂慮」と題する『シュピーゲル・オンライン』の記事。

2008年03月15日 | 中国の政治・経済・社会
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北京発:目撃者の報告によると、昂奮したチベット人たちは、警官と消防とを攻撃している。車がひっくり返され、火が付けられた。国営のメディアによると、首都ラサのジョカン寺周辺ではいくつもの商店が炎上した。国営の新華社通信は、負傷者が数人出たと伝えているが、ある病院に勤務している人によると、10数名が負傷した。AFP通信によると、市営の救急隊の報道官によると、数名の死者が出た。ベルリン在住の「チベットのための国際キャンペーン」(ICT)のドイツ部局は、死者についての報道をまだ確認していない。
チベットの精神上の元首であるダライ・ラマは、亡命先からの最初の反応として、自分の故郷の情勢について「非常に憂慮している」と語った。彼はこれ以上の暴力を行使しないように、中国に呼びかけ、チベット人民との対話の中で、彼らの不満に対処するように要求した。チベット人の抗議は、中国の占領に対するチベット人の根深い拒否の表現であると彼は述べた。同時にダライ・ラマは、彼の国民に対して、デモの際に暴力を断念するように訴えた。
両方の対決の際、銃弾が発射されたとのことである。そのことを、北京駐在のアメリカ大使館が、ラサに滞在して、発砲を聞いた米国市民の証言を引き合いに出して伝えた。他の観光客は、少し前に、電話で、治安部隊の大量動員について語った。旅行者の述べるところでは、ラサ空港は、軍の管理下に置かれている。チベットから出国するための航空券は買うことができない。もっとも、航空機の全座席が予約されているわけではないのであるが。
 中国にとって、この抗議運動は具合の悪い時期に行われた。オリンピック競技会が開かれる年には、共産党政権は、進歩的で世界に開かれている国であることを印象づけたかった。人権問題やチベットにおける紛争に対する批判は、できるだけ、押さえ込みたかった。暴動は、この戦略に挑戦した。
「チベットのためのキャンペーン」(ICT)のドイツ部局の見解では、差し迫ったオリンピック競技会は、抗議行動の一つの動因にすぎないと述べた。抗議行動は、3月10日の開始以来、独自のダイナミックスを獲得した。「チベット人が一般的に不満であるわけは、彼らが自分たちの国の中で経済的社会的に差別されているからである」とICTの政治代表であるチョンペル・バロクは、『シュピーゲル・オンライン』に語った。オリンピックの年は、中国の指導部にとって、現実的なサインをし、デモに関してダライ・ラマとの対話を求める良い機会であるとバロクは述べた。
 中国のチベット支配に反対する抗議は、今週の初めに始まった。デモ隊は逮捕され、仏教の僧侶たちは、ハンガー・ストライキに入った。米国のラジオ局「自由アジア」によると、二人のチベット人が血管を切って自殺しようとした。彼らは危険な状態にある。いくつかの僧院は、兵士によって閉鎖された。
 抗議のきっかけは、中国のラサ占領に対するチベット人の蜂起の49周年であった。(以下省略)
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「中国、五年間に軍事費倍増」と題する『ヴェルト・オン・ライン』の記事。

2008年03月09日 | 中国の政治・経済・社会
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中国政府は、今年度の軍事予算を去年よりも17.6%増やした。これは経済成長率のテンポを遙かに超えている。このことを全人代のスポークスマンであるジャン・エンズーは、今年度の国家予算案が議事にかけられる北京の全国人民代表者会議の一日前に告知した。総員230万人を抱える人民軍は、2008年度には、4177億元をもらう予定である。ジャン自身が、この金額は572億ドルであると述べた。去年、北京政府は、軍事費を17.8%増やして、総額450億ドルを支出した。2003年以来、中国の軍事費は、毎年、平均15.8%づつ増加している。中国軍は、公式に発表された予算を五年間で約二倍に増やした。
東北アジア地域の安定を憂慮している米国とアジアの隣国からの予想される抗議に対して、スポークスマンは、次の点を強調した。中国は「予防的な防衛政策」を追求しており、その「限られた軍事力」は、「独立と主権と領土の統合」を防衛するのに役立っていると。また、中国の軍事力は、他の諸国に対するどんな危険も意味していないと。ジャンは、増大の理由が給与の増大、一般的な費用の増大、訓練費、演習費、装備の近代化のための費用にあると述べた。
 彼はまた初めて、1979年から1989年までに軍が蒙った財政上の犠牲を政府が補償しようとしたと述べた。あの当時は、経済建設が優先され、軍の予算は毎年、前年の5.83%増に抑えられた。その上、現在の増加額は、他の国の軍事支出に比べれば、「適度」であり、特に国家の歳入に占める割合から見て、適度であると述べた。
 ワシントンの議会に提出された「中国の軍事力」についての国防省の報告では、戦略的力、外国からの武器の購入費、研究開発、準軍事的戦闘力のための支出は、隠されている。米国国防省は、去年の中国の実際の軍事費を970億ドルから1390億ドルだと推定している。これは公式に発表された予算の二倍から三倍に達する。中国が国防費の総額や、軍備増強や、衛星武器の開発や、海軍の増強や近代化の意図について国際社会に情報を公開していないとワシントンは批判している。(以下省略)
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「君たちは自由に考えてよい」と題する"Economist"の記事。

2008年03月07日 | 中国の政治・経済・社会
特選!!米朝落語全集 第十集

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 リスクを嫌う中国の役人にとって、政治的変革について聞くことは妙なことに思われるかも知れない。だが、3月5日に開かれた全人代の開会の冒頭に、温家宝首相は、国営のメディアが最近流した「われわれの思考を解放しよう」という呼びかけを繰り返した。
それどころか、彼はインフレとアメリカのサブプライム問題がもたらす困難な一年について警告した。
 中国人民代表者会議の年次総会は、非常に微妙な時期に開かれた。それは政府の新たな五カ年計画の発足を意味している。温家宝首相は、2013年まで首相に選ばれた。中国は8月にはオリンピック大会を開催し、12月には「改革と開放」路線の30年を記念しなければならない。
 1978年に故ト小平は、中国の偉大な改革計画を打ち出し、役人に「毛沢東のドグマから精神を解放せよ」と呼びかけた。最近数ヶ月間に、何人かの中国共産党の党員とリベラルな学者たちは、「改革・開放」路線の30周年を利用して、精神解放の新ラウンドの推進を呼びかけた。経済改革は、巨大な前進を成し遂げたと彼らは言う。今度は政治を改革する番である。
 2時間半に及ぶ演説で、温家宝首相は、人民大会堂の約3千人の代議員たちに向かって、「中国は時代遅れとなった観念の足かせを打破しなければならない」と述べた。中国でいつもそうであるように、言葉は曖昧である。「思考の解放」で何を意味しているかを彼は説明しなかった。彼は何らかの大胆な主導権を取ろうとはしなかった。けれども、意図は明確であり、これらの曖昧な説教は、これからの数ヶ月、議論に油を注ぐだろう。オリンピック大会の開催を前にして、中国の指導層は、(一党原則に触れないで、)安定を維持することに懸命である。だが、彼らは党にもう少し説明責任を持たせようと考えている。このことは、急速な経済的変革によって引き起こされた社会的緊張を減らすかも知れないと彼らは期待している。温家宝の当面の問題は、インフレである。物価上昇率は、1月には、この11年間で最高の7.1%に達した。彼は来年度は物価上昇率を4.8%に押さえたいと思っている。「上昇圧力は、大きいだろう。インフレを抑えることは、困難だろう」と温家宝は述べた。スタンダード・チャータード銀行のスティーブン・グリーンは、「温家宝の目標は、危険なほど到達しがたく見える」という見解を述べた。(後略)
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「アルカイダ、アル・リビの死体の写ったビデオを公開」と題する『ヴェルト』紙の記事。

2008年03月04日 | テロリズム
池袋ウエストゲートパーク
石田 衣良
文芸春秋

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放映時間20分のビデオは、アル・リビにかんする内容で始まる。それから、顔を損傷した彼の死体が見られる。この映像の中では、「イスラム諸国民よ、われわれは、イスラムの勇敢な英雄に敬意を払う。・・・彼を失うことは本当の損失だった」と述べられている。
アブ・ライト・アル・リビは、1月末に、アフガンとパキスタンの国境地帯で殺された。反テロの専門家の意見によると、彼は、テロ組織とタリバンの間の重要な連絡役だった。彼はアルカイダの軍事訓練施設を指揮し、インターネットに流されたいくつかのビデオに登場した。
『解放』と題する215ページに及ぶアイマン・ザワヒリの著書は、アルカイダの軍事的レトリックを弁護している。それは、テロネットワークのイデオロギー的指導者と自爆テロと民間人の犠牲のためにその多くが幻滅を感じている戦闘的イスラム教徒との間の知的対決における最近の語り口である。
 特に、獄中にある著名なイスラムの思想家たちの暴力に対する批判が聖戦士たちをたじろがせ、彼らに必要な対決を思いとどまらせることによって、十字軍とシオニストとアラビア人支配者の同盟の利害に奉仕しているのだと、この本は断言している。
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