海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「ドイツのムスリムよ!国家の市民となれ!」と題するWelt Onlineの記事

2014年10月16日 | イスラム問題
[前略]
「イスラム国」は、われわれの同胞をリクルートしている。ドイツのように豊かで安全で自由な国に生活するという幸福を持っている若者がこの幸福を捨てて、反人間的な価値体系のための血まみれの闘いのなかで加害者や被害者になっている。その価値体系では、殺人、強姦、人身売買が天国に到達するための合法的な手段だと見なされている。これは許すべからざる事だ。
イスラム教徒の民主主義たちが、人類社会に対してだけでなく、イスラム教徒自身に対して自分の顔を見せるべきときだ。そうする場合にマジエック{ドイツにあるイスラム協会の指導者]にあれほど軽蔑的に「イスラム批判者」と呼ばれた人人々も彼らとともに、まさに同じイスラム教徒の前に現れて勇気を見せるだろう。[後略]
[訳者の感想]この記事の著者について記事の末尾に次のように描かれています。「著者チグデム・トプラックは、27歳でトルコ・ザザイック系のドイツ人であり。フリー・ジャーナリストで、ロンドンのKings Collegeの中東研究所の女子学生である。」
「国家の市民」と訳したのはStaatsbuergerというドイツ語で普通は「国民」言う意味で使われていますがここでは、著者の意図からこう訳したほうが良いだろうと思いました。ドイツでもアラブ系トルコ系にかぎらず、若者の間に「イスラム国」が妙な人気を得ていて、ドイツ国内でテロをやる危険が高いようです。
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