海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「イスラム主義者たちは、キリスト教徒の勇気が増大しているのを罰しているのだ」という記事。

2011年01月08日 | イスラム問題
(前略)
ヴェルト紙:これらの脅しや攻撃をあなたはどのように説明しますか?
シルマッハー:アラム人、アルメニア人、コプト教徒のような東方のキリスト教徒たちは、2010年にイスラム教徒が多数を占める社会での差別に対して声高に抗議しました。この抗議はヨーロッパや彼らの出身国で行われました。ヨーロッパやオリエントにおけるテロ攻撃や脅迫はこの増大する勇気に対するイスラム主義者たちの反作用です。
ヴェルト紙:キリスト教徒が自己主張をした、それで罰せられるという訳ですか?
シルマッハー:そうです。多数派ムスリムと少数派キリスト教徒の間の歴史的取引は、取り消されました。それは、次の点にあったのです。東方のキリスト教徒たちは大声を出さない、外国に対して、自分たちの法的差別を訴えない。その代わりに、彼らは2級市民として放置されるということです。
ヴェルト紙:あなたはどこでこの取引が終ったと考えますか?
シルマッハー:明らかにイラクでです。イラクの司教たちが世界の世論に対して自分たちの苦しみを通報し始めた後で、イラクのキリスト教徒の情勢はさらに悪化しました。
ヴェルト紙:イラクのキリスト教の司教たちは、この公然たる救助の叫びという戦略の背後にまとまっているのですか?
シルマッハー:決してそうではありません。多くの司教は大声で論難して殺されるよりは、むしろ小声で抗議して、差別されることに賛成していました。トルコのキリスト教徒も同様に危険です。マラチヤの三人の新教徒に対する殺害は同様に報復であると理解されます。マラチアでには、キリスト教に改宗したトルコ人が古くから住んでいます。数人のキリスト教徒は、身分証明書の「ムスリム」を「キリスト教徒」と書き換えることを要求したのです。(後略)
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