海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「米国で10人のロシア人達、スパイ容疑で逮捕」と題する『BBCニュース』の記事。

2010年06月29日 | 犯罪
工作員達が普通の市民になりすまし、夫婦で数年間一緒に暮らしていた。
彼らは外国政府のために非合法の工作員として働くという作戦の一部であった。米国法務省によれば、11番目の容疑者がまだ残っている。
彼らのうち9人は、マネー・ロンダリングの容疑であるが、確定すると、禁固20年の刑に処せられる。裁判記録の中で阻止されたメッセージは、彼らは、核兵器、米軍の軍事的コントロール位置、イラン、ホワイトハウスの噂、CIA長官の更迭、政党などを含むトピックについて情報を見つけるように頼まれた。
米国法務省は、容疑者のうち8名は、長期にわたってスパイ行為の任務を遂行した。
ニューヨーク州裁判所の法廷にファイルされた裁判記録によると、彼らは「ロシア外国情報サービス」(SVR)によって政策立案グループに浸透して、情報を収集するように訓練された。
彼らは米国人官僚と友人になり、にいろいろな方法を使って、ロシア政府の交渉者に情報を送った。
米国の官吏によると、FBIの長期的捜査によって彼らのスパイ行為が発見された。BBC放送のキム・ガッタスによれば、それは21世紀の道具と技術を用いた冷戦時代の物語である。
FBIによると、お金を木の根本に埋めたり、公園ですれ違いざま鞄を交換するというような古いテクニックも使われたそうだ。
「君の教育、銀行口座、車、家など、これらすべてはの目標は一つ。君の主な使命は、米国の政策立案集団と緊密な結びつきを作り出し、情報を送ることだ。」(後略)
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「日本の芸術的シュート、ベスト・エイト入りか」と題する『シュピーゲル・オンライン』の記事。

2010年06月25日 | 日本文化
ハンブルク発:先入見を改めるのに遅すぎることはない。これまで、日本のサッカーチームは、ゴールの前では全く無力だと思われていた。だが、デンマークに対する3:1の得点によって、2002年度ワールドカップのホスト国だった日本は、ベスト・16に入っただけでなく、そのサッカーの歴史上最高の勝利を収めた。
「僕はとても嬉しい。僕らのチームは以前から見ると最高の日本チームだ。信じられない」と「ヴォルフスブルク」所属のキャプテン長谷部誠は言った。デンマーク人トレーナーのモルテン・オルセンは、「ゲーム全体は、この二つのフリー・キックで決定された」と落胆していた。
「ロイヤル・バフォーケン・スタジアム」の2万8千人の観客の前で、デンマーク・チームは、初めは、日本よりも上手くゲームを始め、主導権を握った。デンマーク・チームのゴール・キーパーであるトーマス・ソーレンセンは、ボールの軌道に身を投げ出し、より悪い結果を防いだ。二度目の攻撃は長谷部が放ったが、彼のシュートは、ゴールすれすれに逸れた。
日本のフォワード本田圭祐は、17分にフリーキックを行い、25メートルの距離からゴールを抜いた。
デンマーク・チームは、ショックを受けたと言うよりも猛然と憤慨して反応し、日本のゴールを真正面から攻めた。ともかくも、彼らは対カメルーン戦よりも防衛線を下げていた。だが、脚力に勝るアジア人達は、殆ど空き地を作らず、何度もデンマークチームを失敗させた。デンマーク・チームはミドルフィールドを抜くことが出来ず、まして敵陣の奥に入れなかった。
 これに対して、日本人達は、30分後、チームには凄腕のキッカーが一人だけいるのではないこと証明した。ペル・クレルドルップのファウルの後、南ア人の審判ジェローム・ダモンは、日本のフリーキックを決定。今度は、遠藤保仁がボールを22メートルの距離からゴールに放った。(後略)
[訳者の感想]この記事、発信地が「ハンブルク」となっているのを見ると、アフリカではなくて、ハンブルクの編集部でテレビ観戦をしていた記者が書いたように見えます。岡田ジャパン、万歳!!!
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「中国はなぜ人民元の切り上げを許すのか」と題する『シュピーゲル・オンライン』の記事。

2010年06月22日 | 国際経済
ベルリン・フランクフルト発:曖昧な声明が既に株式市場の休日気分に配慮している。そして全世界からの称賛にも配慮している。「非常に歓迎できる展開だ」とIMFのストロス=カーン総裁はコメントした。「建設的な一歩だ」とバラク・オバマ大統領は述べた。二人は同じことを意味している。人民元のドル・ペッグを次第にゆるめる中国が決定したのだと。
 アナリスト達も喜んだ。DAXは月曜日明らかに上昇した。「市場は、貿易戦争を防ごうという中国の努力に敬意を払った」とヴァールブルク銀行のクラウス・ゲルリッッツは言った。
 フランクフルトの株式市場では、鉄鋼株と自動車株が上昇した。「より柔軟な為替政策を採るという中国政府の声明がこれらの株価を引き上げた」と市場アナリストのハイノ・ルーラントは言った。
 中国がその約束を実際に実行するならば、国際的な競争はより公平になるだろう。ヨーロッパや米国の企業は、その生産物を今より安く売ることが出来れば、人民中国からの強力な競争力に対してより良いチャンスを持つだろう。逆に、中国からの商品は、高価になるだろう。「現在、既に、中国での自動車の需要は上昇しているが、人民元が上昇すれば、この傾向はさらに強まるだろう」とアナリストのフランク・ビラーは断言した。
 特に米国にとっては、元の切り上げは、救いとなるだろう。米国は、やっとその莫大な貿易赤字を減らすことが出来る。国際貿易は、均衡がとれるだろう。
 もっとも、多くの人は、中国政府には、人民元の市場に適した評価を目指す全く別な理由があると言っている。なぜなら、ワシントンとブリュッセルからの訴えが繰り返し行われたが、これまで北京を動かすことは出来なかった。場合によっては、西欧からの公的な圧力はかえって切り上げを妨げた。「アジアでは、メンツを保つことに多くの価値が置かれている」とメツラー銀行の新興市場専門家であるハルトヴィッヒ・ヴィルトは言った。
 長期的には、中国は、安価な工場としての地位を保つことはできない。昨年は、賃金と労働費用とは、非常に上昇した。とっくに他のアジア諸国では、もっと有利に生産されている。共産党指導層は、この問題を認識した。そして、生産拠点から産業革新の立場への転換を推進している。電子産業、自動車産業、バイオ産業は、強力に推進されている。
 キールにある「経済研究所」のリウ・ワンシンによれば、人民元をもはやドルに連動させないという決定でもって、産業に対して一押しするつもりなのだ。」なぜなら、中国の企業は、安い労働力に依存するよりは、むしろ、もっと強力に新しいテクノロジーに依存するように強いられているからだ。(後略)
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「新聞で読んだことを信用しないので、中国の指導者は秘密ファイルに依存する」と題する

2010年06月19日 | 中国の政治・経済・社会
独立した情報収集が禁じられている國では、中国の指導者が何を知っているか、彼らがどうやってそれを知るかは大問題だ。中国政府の新聞報道を担当している新華社の主筆であるシア・リンの最近漏れた演説によると、新聞統制は近年ゆるめられたけれども、指導者達は、未だに新華社の通信員によってファイルされた秘密報告にかなり依存している。他の証拠は、彼らの謬りやすいシステムは、次第に重要性を得ていることを示唆している。
先月行われた演説で、シア氏は、昨年7月の新彊ウイグル自治区での人種的暴動についての報道がウイグル族に対する漢族中国人による報復攻撃を抑えぎみに報道したことを暴露した。シア氏は、胡錦涛主席が海外旅行を途中で切り上げたのは報復についての分類された「内部資料」を読んだ後であった。シア氏の演説の要約は、ある聴衆の一人によってオンラインで送信された。検閲官は、それを除去し、それが読み回されるのをどこかで止めようとした。
要約は実証されなかった。しかし、指導者のために秘密のニュースをファイルすることは、新華社の重要な役割の一つである。多くの中国の主要な新聞も、公衆が知るには敏感すぎると考えられるニュースを分類している。
彼らは、情報機関を信用しないが、大抵の他の國では、ジャーナリズムの中心話題であるような問題について報告に頼っている。つまり、公衆の苦情、役人の犯罪、悪い経済ニュース、外国の批判などである。
近年、中国の公のメディアは、政府の補助が引っ込められたために、もっと商業的に経営されており、それゆえ、これらの以前は禁じられていた領域に迷い込むことがあった。しかし、一握りの公的出版の信頼性が増大しているにもかかわらず、秘密のメディアが減少する傾向は見せていない。それらのあるものは、より長く生命を保っている。秘密めいて聞こえる情報は、よく売れるのだ。中国のインターネット採用の速さは、「分類された報道」という新しい分野のために、豊かな素材を提供した。そして中国の指導者たちは、それを楽しんでいる。
2003年に起こった鳥インフルエンザは、「内部資料」システムの決定的な弱点を暴露した。新華社が初めてSARSについて報道したとき、既に患者数は、300人を越え、死者は5人に達していた。2日後、指導者たちはニュースを公表し、WHOに報告した。中国の秘密主義と時間浪費とは、SARSの伝染を広げた原因だと非難された。(後略)
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「審問中にペトレイアス大将気分が悪くなる」と題する『ワシントン・ポスト』の記事。

2010年06月17日 | アフガン問題
国会議員達は、デイビッド・ペトレイアス大将になぜアフガン治安部隊が戦争に対する重荷をもっと負おうとしないのか、2011年7月に米軍の撤退を開始するというオバマ大統領のデッドラインは、実行可能かどうか、説明するように迫った。
上院の軍事委員会で、中央軍総司令官ペトレイアス大将は、チャールズ・レヴィン委員長のデッドラインに関して「個人的な判断」を求められた際、気分が悪くなって休憩した。「完全な世界なら、われわれは時間的限界については非常に注意深くなければなりません」とペトレイアスは答えた。「条件がよければ、2011年という期限は適切であるだろう。」
しかし、委員会に出ていた共和党のジョン・マッケインが「恣意的な」撤退期限を批判していた際、ペトレイアス大将は気分が悪くなり、机にうつぶせになり、審問は一時中止された。
彼は数秒間意識を失ったように見えた。それから、彼は立ち上がって、ゆっくりと脇のドアから控え室に行った。彼は上院に勤務している医師の診察を受け、液体を飲み、バナナを食べた。
30分後、彼は審問室に戻り、「マッケイン議員の質問を避けようとしたのではない」と冗談を言った。脱水状態になっただけだった。レヴィン委員長は、審問を継続して欲しいという大将の希望を却下し、水曜日に再開することにした。(以下省略)
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「イラク中央銀行襲撃の際、26人死ぬ」と題するAPの記事。

2010年06月14日 | イラク問題
(前略)数は分からないが攻撃側の数名が上の階に到達しようとし、幾つかの書類に火を放ったのち、銀行員を盾にして逃げたかもしれない。
イラク治安部隊のアル・ムサウイ少将は、15人が死んだと言ったが、警察と病院の関係者によると死者は26名で負傷者は60名に達する。
銀行のそばで衣料品店を経営するガイト・アブドラは爆発で人々は、逃げだしたが、その中には銀行員の女性も含まれていた。彼は住民を護ることが出来ないという理由で政府を非難した。
「私は私の財産や生活のことを考えてはいなかった。私の心配は、もし、自殺爆弾や出鱈目の射撃で私が殺されたら、私の家族はどうなるかということだった。」
宗派的な暴力は減少しているが、政治的に動機づけられた攻撃の特徴を持った銀行襲撃事件は、イラクでは増えている。イラクの官憲によると、それらの幾つかは、現金に困った軍事勢力が自分たちの作戦のための資金を手に入れようとしているせいである。
しかし、日曜日の攻撃は、米国に支持された政府と他の国家機関に対する信頼を掘り崩そうとして、「イラク・アルカイダ」に指導された反政府勢力のような政治的動機をもっているように見える。それは一連の米軍とイラク軍の攻勢以前の2006年から2007年にかけての内戦の瀬戸際まで行った宗派的対立の際に共通だった暴力行為を思い出させる。
銃を持った男達がイラク北部のモスルでも、警官を二人殺した。
去る3月7日に行われた国会選挙で辛うじて勝利したスンニー派に支援された「イラキヤ党」は、スンニー派とシーア派の緊張が続いた数年の後の世俗的イラク政府にむかう兆候だとおもわれた。
しかし、アル・マリキ首相と他の大きなシーア派連合は、イランの援助を受けて、政治的な駆け引きを行い、政府を不安定な状態に置いている。(後略)
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「協会とイマームとは切り離される」と題する『フランクフルター・アルゲマイネ』の記事。

2010年06月12日 | イスラム問題
6月11日発:移民統合局の陳述によると、「アフガン文化協会」とイマムのサイード・コバイブ・サダットとは分離した。「彼は、もはや協会のメンバーではない」とアルミン・ウンゲルン=シュテルンベルクは伝えた。報道によると、憲法擁護局は、サダットがイスラム過激派の立場を代表していると非難していた。彼の発言は憎悪の種を蒔くのに一役買っている。この件については、5月半ばから公に議論されている。協会はベルゲン・エンクハイムにモスクを建設し、そのうえ建物を改造しようと計画した。これまでは、協会は、フェッヒェンハイムに礼拝所を持っていた。
移民統合局のエスカンダリ=グリューンベルクは、フランクフルト市が、あらゆる宗教の会堂に、民主主義的社会秩序に対して誤解の余地のない告白を期待していると5月18日に協会宛に書簡を書いた。彼女はまた、会堂がその隣人達に対してオープンにつきあうことを期待していると述べた。これに対して、サダットは「過激主義的と評価される説教」によって目立った存在となっている。その際、問題は、憲法によって保障された自由な意見表明でない。市参事会員のエスカンダリ=グリューンベルクは、他のモスク会衆は、類似の件では、当該イマムと分かれているという点を指摘した。それでもって彼女は、グリースハイムにあるビラル会堂とハズラト・ファティマ会堂を意味していた。
 この書簡を、5月19日に、ウンゲルン=シュテルンベルクと多文化事業局の局長ヘルガ・ナーゲルとは、協会の代表団に手渡した。彼らに対しては、どのような限界があるか、良き隣人関係のための前提とは何であるかを説明した。6月4日に、代表団は、はっきりと「民主主義的社会秩序」を護ると宣言し、サダットとは分かれると告げた。
 ウンゲルン=シュテルンベルクは、「移民統合局の介入によって、三度目に、協会は、帰結を引き出した。この点はこの事件では、選択の余地はなかった」と述べた。「このような事件を取り扱う際に、協会の行為によって、すべてのフランクフルト市内の会堂が準拠すべきはっきりした線が形成され始めるのだ。」
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「米国は、人民元問題で中国を罰しようとしている」と題する『ヴェルト・オンライン』の記事。

2010年06月11日 | 中国の政治・経済・社会
米国財務省のティモシー・ガイトナー長官は、厳しい言葉で、中国政府の通貨政策を批判し、人民元の為替相場を巡る争いでもっと厳しい手段を取ると示唆した。「中国の為替操作から生じるゆがみは、中国の国境を越えて及び、われわれの必要とする世界的な新しい方向を妨害している」とガイトナー長官は、上院の予算委員会で断言した。
人民元の過小評価は、2005年当時と同じぐらいひどくなっている。「われわれは、少しも前進しなかった。われわれが近い将来、言うに足る前進をする地点にいるかどうか言うことが出来ない。」
中国が人民元の相場を人為的に低く保っており、それによって、アメリカ経済の犠牲によって中国の輸出を促進していると言う理由で米国は中国を非難している。
数名の議員と経済専門家達は、実際の価値よりも40%程度低くされているということを前提しているが、北京政府はこの非難を退けている。
米国議会の側からは、米国政府の政策に対する批判が激しくなっている。財務省は、ずっと前から、「他の人がみな知っていることを公に告白した」と上院の財務委員会の共和党議員チャールズ・グラッシーは言った。「中国は、国際貿易でアンフェアな有利さを作り出すために、為替相場を操作している。」民主党のチャールズ・シューマー議員は、「ガイトナー長官が四月に中国や他の国に基本的に「間違って評価された」通貨使用により罰せられるという法案を立案させた」と述べた。今年11月には、米国の議会選挙が行われる。(以下省略)
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「ザラチン、ドイツ人の平均知能が下がっていると断言」と題する『シュピーゲル・オンライン』の記事・

2010年06月11日 | 教育と科学技術
ダルムシュタット発:ティロ・ザラチンは、また一撃を加えた。ダルムシュタットで開かれた「ヘッセン州南部地域企業者団体の「学校と経済」研究グループの催しで連邦銀行総裁ティロ・ザラチンのは、「教育、人口問題、社会のトレンド」というテーマについての講演を利用して、なぜドイツは移民のせいで不利になっているかを聴衆に説明した。
「われわれは当然ながら、平均的に愚かになっている」と「ドイツ通信社」は木曜日にザラチンの言葉を引用した。65歳のザラチンは、報道によると、トルコ、中近東、アフリカからの移民に関係する包括的な数字の助けを借りて、「彼らは他の国々から来た移民よりも教育程度が低いことを示している。」
「移民達は、そのうえ、ドイツ人達より多くの子供を持っている」と彼は言った。「異なる知能程度をもった住民集団が異なる増加をしている」と元ベルリン市財務部長は言った。彼によると、知能は親から子供に伝えられるが、知能の80%は、遺伝に基づく。
聴衆の中の数名は、にやにや笑いで答えたが、はっきり分かる不快の表明はなかった。
更に彼の講演で、ザラチンは、ますます低下しているドイツの学校の質を批判した。小学校の生徒は正しく文章を書いたり、計算したりできない。「子供のハンスが学ばなかったことは、大人になっても学ばない」とザラチン言った。
2002年から2009年までベルリン市の財務部長だったザラチンは過去に、しばしば、移民や「ハルツIV」の受給者について挑発的な発言で憤激を買った。2008年初めには、彼はハルツIVの受給者は一日、4.5ユーロ(540円)で生活できるだろうと示唆するために、「メニュー・プラン」を作成した。後には、エネルギー価格の高騰に関して、冬には室温を下げ、その代わりに「厚いプルオーバー」を着たらよいと薦めた。(後略)
[訳者の感想]このザラチン氏も、名前が「サラセン人」のフランス語綴りから来ているようで、数百年前にスペインからフランスに来たアラブ人の子孫のようです。
コメント (1)
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「イスラエル、ガザ地区の輸入禁止を緩める」と題する『ツァイト・オンライン』の記事。

2010年06月10日 | 国際政治
2007年夏に、イスラム過激派の「ハマス」がパレスチナの政権を握って以来、イスラエルは、ガザ地区の国境を固く閉鎖した。それによって、商業的商品のパレスチナ人居住地域への供給は、大幅に阻止された。援助物資だけが国境を通過することが出来た。この厳密な禁止をイェルサレムの政府は今度は緩めた。パレスチナ人の連絡将校であるラエド・ファッツーが伝えたように、イスラエルは、商品の持ち込み禁止を緩めた。そういうわけで、オレンジジュース、野菜、髭剃り用クリーム、ポテトチップス、お菓子類、果物の缶詰、腐葉土のような生活必需品は、近い将来、ガザ地帯への持込が許されるだろう。
最初の物資は既に国境に着いている。イスラエルは、ハマスの過激グループによってコントロールされている地域の閉鎖を武器密輸の危険性があるという理由で正当化した。批判者は、それでもって、人道的危機を招いたと政府を非難している。国連の援助物資と少量の商業的商品は、国境を通過することを許されたと指摘している。実際、イスラエルは、五月初めにはじめて、靴と衣類の商業上の供給を許可した。
 イスラエルは、商業行為を容易にすることを純粋のPRための措置と解されることを望んでいない。この決定は国際的な非難を招いたガザ沖での救援船攻撃とは無関係だとイェルサレムでは言われている。
 もっとも、この緩和が国際外交とは無関係ではありえない。告知の数時間後、バラク大統領は、パレスチナのマームード・アバス大統領をワシントンに招いた。彼らの会談においては、ガザ地帯への商品供給を容易にする可能性がテーマとなる予定である。
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「若くて、モスレムで、暴力的」と題する『シュピーゲル・オンライン』の記事。

2010年06月06日 | イスラム問題
ベルリン発:ある新しい研究報告が若いイスラム教徒の間の憂慮を引き起こす展開を確認した。それによると、イスラム教との結び付きが強ければ強いほど、一層暴力行為が増える。その上、宗教的でれあればあるほど、それだけマッチョ文化を受け入れ暴力的なメディアの利用が増大する。
このことは、連邦内務省と犯罪学者クリスチャン・プファイファーが所長を勤めるニーダーザクセン州の「犯罪科学研究所」との共同の研究プロジェクトの二度目の報告から明らかになった。
説明の手がかりとして、著者達は、トルコ系の宗教学者ラウフ・セイランの鑑定書を利用している。彼によると、ドイツ在住のイマム(説教者)の多数は、保守的イスラム教と自分の民族への後戻りを促している。大抵のイマム達は、一時的にだけドイツに滞在し、ドイツ語が出来ず、ドイツ文化に対して積極的な関係を築くことができない。彼らにとっては、男性優位は自明である。彼らの説教も若いムスリム達が同じ態度をとることを促進している。
このように記述された現象に対して責任があるのは、イスラム教自体ではないとプファイファーは言う。「これはイスラム問題ではなくて、イスラム教を伝達する問題です。イスラムの信仰は、「マチョ文化を受け入れること」と促進している。セイランは、この結果を説明するのに多くのファクターを引き合いに出している。トーマス・ド・メジール内務大臣は、記者の質問に対して、ハノーヴァーで出されたこの研究報告の結果は、「ドイツ・イスラム会議」での議論に提出されると伝えた。
「犯罪科学研究所」は、2007年から2008年にかけて、61の都市と地方自治体で、第9学年に属する4万5千人の生徒に質問した。重点は、宗教への所属と個人的な信仰が14歳から16歳までの生徒、特に若い移住民の統合にどのように関係しているかという問いに置かれていた。その結果は以下の通りであった。若いキリスト教徒は、信仰心が増大するにつれて、暴力行為を振るうことが少なくなったのに、若い男のムスリムの場合は逆であった。
どの宗教にも属さない若い移民のグループが最も良くドイツ社会に溶け込んでいる。「彼らは41.2%が高校卒業資格を目指しており、62.9%がドイツ人の友人を持っており、66.1%は自分がドイツ人だと感じている」と研究報告書の著者達は言う。若いムスリムの場合は、事情は違っている。彼らの15.8%しか高卒資格をめざしておらず、28.2%しかドイツ人の友人がなく、21.6%だけが自分をドイツ人だと感じている。
[訳者の感想]イスラム系移民の統合が全く出来ていないという結果が出たようです。
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「日本の与党、首相候補者を選挙」と題する『BBCニュース』の記事。

2010年06月04日 | 日本の政治と経済
「民主党」は、財務大臣菅直人を新しい指導者に選ぶ予定だ。彼は、あまり知られていないライバルの樽床信二を抜くフロント・ランナーだと見られている。
首相候補は、議会の承認を得なければならない。
鳩山由紀夫は、日本の南部にある米軍基地に関する騒動で、木曜日に、首相を辞任した。
菅氏(62)は、日本の財務大臣を引き受け、また副首相である。彼は素早く可能なキーとなるライバルの支持を取り付けた。それには、外務大臣と運輸大臣が含まれている。
民主党代表に立候補したの彼と樽床議員だけである。民主党は、7月に行われる参議院議員選挙を前にして、素早く首相を選ぶように動いている。
民主党は衆議院では多数を占めているので、指名された後継者は、殆ど確実にこの國の次期首相になるだろう。
BBCの東京特派員ローランド・バークは、「菅氏は、強力な官僚に対して正面から立ち向かう人だと見られてきた」と言う。彼は先進国の中で最大の日本政府の多額の負債を減らすために、無駄な費用を削減して、税率を上げるようにプッシュした。
1990年代にHIVのヴィールスに汚染された血液製剤スキャンダルを暴露した彼の役割によって、彼はまた「民主党」の中では最も目立つ議員である。
岡田克也外相と前原誠司国交相とは、可能な候補だと目されていた。
「去年、8月の選挙では、選挙民は、権力を取って、日本の政治を変えるという希望をわれわれに託した。私たちは、それを厳しく意識している管さんが適任者であるということに合意した」と前原氏は語った。
われわれの通信員によると、鳩山氏から党代表を引き継いだ人は、選挙民に印象を与えつように素早く動かねばならず、それによって過去9ヶ月の間に失われた中道左派政権を活性化しなければならない。
民主党の環境問題委員である樽床議員は、立候補するという宣言した他の一人である。彼は若手議員からの支持があると見られている。(以下省略)
[訳者の感想]外国では今度の政変はどう見られているか知りたくて、BBCニュースを訳してみました。
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「アルカイダのナンバー・スリー、死ぬ」と題する『ヴェルト・オンライン』の記事。

2010年06月01日 | テロリズム
テロ組織「アルカイダ」のナンバースリーであるムスタファ・アル・ヤジドがテロ・ネットワークの陳述では死んだ。このことは、米国のテレビ局やイスラム主義者のインターネット・サイトが報じている。米国のNBC放送の述べるところでは、アル・ヤジドは、パキスタンとアフガニスタンとの国境地帯でアメリカの無人戦闘機の攻撃で命を落とした。アル・ヤジドは、アルカイダの共同創立者であり、首領のオサマ・ビン・ラディンの義兄弟である。
イスラム系のウエブサイトに特化したインテル・センターの陳述によれば、アルカイダは、パキスタンとアフガニスタンにあるテロ組織の作戦を指揮した。アルカイダの述べるところによると、アル・ヤジドとともに、彼の妻、彼の三人の子供や他の人たちが死んだ。過去に、アル・ヤジドはイスラム過激派のインターネット・サイトで沢山の宣言を出した。このエジプト人は、テロ組織の財務長官であった。
高位の米国政府官僚は、NBC放送局に対して、「この高位のテロリストは無人攻撃機によるロケット攻撃で殺された」とのべた。他の役人は、「これはテロリズムに対する大きな勝利である」と強調した。
ある役人は、ABCニュースに対して、「米国はシャイヒ・サイード・アル・マスリと名乗っていたアル・ヤジドの死についての情報は本当であり、彼は一週間前、パキスタンの部族地域で殺されたと述べた。
アル・ヤジドは、ビン・ラディンとナンバーツーのアイマン・ザワヒリとの間で結び目であった。彼はアルカイダの中で財政から作戦の立案まですべてを取り仕切っていた。アル・ヤジドは、バラク・オバマ大統領の任期中に殺された最高位のテロリストである。これは、昨年12月に重要な人物を二人失ったアルカイダにとっては、大きな打撃である。しかし、アルカイダは、まだ米国と断固として戦うことに決心している。
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