海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「国際銀行連盟はドルの崩壊を恐れている」と題する『フランクフルター・アルゲマイネ』の記事。

2010年10月05日 | 国際経済
10月4日発:月曜日、フィラデルフィアのFRBの議長であるチャールズ・フィリップは、『フィナンシャル・タイムズ』紙に対して、「われわれがこれ以上のめり込む前に、われわれはそれで何を得られるかについてはっきりしておかねばならない」と言った。
 「国際銀行連盟」は、米国・日本・ユーロ圏と英国における低金利政策が、資本の流れを新興国へ向かわせ、国際的な緊張を大きくするかもしれないということを憂慮している。国際通貨基金と世界銀行の年次総会がワシントンで始まる数日前、国際銀行連盟は、経済政策を国際的に調整するように呼びかけた。
 大規模な国民経済の中心をなすグループは、ソウルでのG20サミットに先立って、敏感な為替問題で妥協すべきであると、連盟は、IMFの委員会議長であるユスフ・ブトロス=ガリに宛てた手紙で要求した。「市場の参加者は、大規模の経済の指導者たちが彼らの個人的集団的責任を認識し、バランスのとれた持続可能な経済成長を目指していると確信させられる必要がある」と連盟の総裁であるチャールズ・ダララは断言した。
 グローバルな不均衡は拡大している。ドイツと日本と中国の貿易黒字が増大している。連盟は、増大する保護主義的圧力に対して警告を発した。なぜならば、これらの国々は、成長の動力として輸出市場を巡ってとっくみあいのけんかをしているからである。(後略)
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