あんだーせぶん

まゆ子「……異常気象なんじゃないの? 太陽が増えてるとか」
ニア  「その発想が異常だと思うよ」

あなたも私もポッキー

2005-03-10 19:48:45 | Diary_7
「ポッキーつぶ苺」をコンビニで見つけたので、物は試しと買ってみる。味の方は美味かったけど、予想通りの味ともいえる。要するになんのことはない、いつもの「ポッキー」だったということだ。この「つぶ苺」は「アーモンドクラッシュ系」のポッキーなので内容量はわずかに20本、値段は189円。ポッキーシリーズの最高級品だ。一本あたり約9.5円で「うまい棒」に肉薄している。ポッキーはコーティングが立体的になるほど値段もつりあがる、わかりやすいお菓子だよね。

そんな日本人にとっては国民的お菓子ともいうべきポッキー、海外じゃ別の目で見られているってご存知だろうか?特に海外のアニメファン、いや今や国際語になっているOTAKUにとっては。実はポッキーって海外じゃ幻のアニメ食品なんだよね。

ざっと考えるだけでもポッキー(及びポッキーらしきもの)が登場するアニメってかなりある。っていうかお菓子を広げている様な場面ではほぼ100%存在すると言っても過言ではない。もちろん世界のECO爺、駿も「千と千尋の神隠し」で登場させている。最近じゃ、ローゼンメイデンで「オッドアイ」の「翠星石」が食べていたのを思い出すな。あと「みずほ先生」は忘れちゃいけないか…。

とまぁ、アニメでは当たり前のごとく登場するポッキーであるが、作っているメーカー「江崎グリコ」は「ネスレ」のように世界規模でお菓子を販売していない。よって海外ではアジア系の食品を扱うような一部の店でしか手に入れることが出来ない。そんなわけで海外のアニメっ子達はブラウン管の向こう側でキャラクターが食べている「謎のお菓子」を垂涎の目で見ることしか出来ないわけである。

いつしかイメージだけが膨らんでいき、OTAKU達の間では伝説のアニメ食品の地位をかっこたるものにしていったようだ。そんなわけだから海外のアニメ・コンベンションなんかでは「珍しいイベント限定なお菓子」として売られたりするらしい。値段が2箱で5ドルというから1箱250円ぐらいか。高いな。まぁ輸入品だから仕方がないのだろうけど。

このポッキーの例のように、日本じゃ普通のものでも海外じゃ羨ましがられる、そんなものって他にもいろいろとあるのかもしれん。日本ってば我々が思っている以上に海外ではCoolな国として認知されているのかも。

追記:
おとなりの半島はポッキーでも魅せてくれる。在日コリアンが始めたお菓子メーカーのロッテ、自分のホームグラウンドである韓国ではどうどうとパクリをしてくれる。その名も「ペペロ」。姿形どころかパッケージの色や形までそっくり。それをこんな大企業がよくもまぁ抜け抜けと。この「ペペロ」韓国ではもはや一般名詞と化していて、ポッキーのようなお菓子はすべからくペペロと呼ばれるらしい。それで11月11日なんかは「ペペロday」として韓国人の間で親しまれている程だとか。日本のバレンタインデーみたいに好きな人にペペロをあげる日らしい。

そんな恥も外聞もないお菓子「ペペロ」。さすがに日本のロッテでは発売されていない。他の国では売りまくってるらしいが…。言うまでもないがグリコのポッキーの方が歴史は古い。