あんだーせぶん

まゆ子「……異常気象なんじゃないの? 太陽が増えてるとか」
ニア  「その発想が異常だと思うよ」

堀江はやっぱり凄い

2006-05-23 23:33:42 | Diary_7
英雄から一転、悪人になってしまったホリエモン。別に俺は彼のやったことを擁護するつもりはないが、やっぱ彼は常人ではないなと思うよ。

まず、長期間の拘留を一貫して「何も知らない」で通した。これは凄いことだ。詳しくは知らないが、拘留中の取調べってのはかなりハードな物らしい。よっぽどの人でも折れてしまうとか…。あまりの過酷さにウソの自白をしてしまい、これが冤罪事件として問題になったりするぐらいだからね。

ホリエモンはそんな過酷な取調べに3ヶ月も耐えた。何もやっていない人でさえ「私がやりました」と言ってしまう世界だぜ。本当はきな臭い事やっている人間が、「何も知りません」って言い続けるには如何ばかりの精神力が必要か。まぁ、今回の事件にホリエモンが関与してたかどうかは知らないが、とにかく凄いことだとは思う。すぐに自白した他の幹部連中とは一味違うな。

あと、釈放されたときの行動もさすがだなって思ったよ。他の幹部が逃げるように拘置所から去っていくのに対して、ホリエモンはカメラに向かって一礼までする。そこに彼の矜持を感じたね。ホリエモンに対して同情的な取材陣は皆無、全てが悪意のカメラだったわけだから、大した根性だよなぁ。

そして今回の「沈まぬ太陽に感銘を受けて、御巣鷹山に行きました」事件。そんなくだらない事にまで、マスコミを惹きつけてしまう彼のカリスマ性。長い拘置生活で脂肪は失っても、輝きまでは失ってないってか。とりあえず今回の報道で、「沈まぬ太陽」の売上げは伸びそうだ。凄い宣伝効果だと思う。新潮社は礼状ぐらい出しても良いんじゃないか。

最後にフジテレビよ。同じく山崎豊子原作の「白い巨塔」で大ヒットを飛ばしたわけだが、「沈まぬ太陽」をドラマ化するなら今しかないって。案外これはホリエモンからのメッセージかもよ。JALの相次ぐ不祥事に加えて、今回のホリエモンの行動。タイミング的には完璧じゃん。

やっぱホリエモンは凄ぇわ。

追記:
「ライブドア被害者の会」ってのが結成されているらしい。心情が分からんではないけど、正直あんまり支持できねぇな。「オウム真理教被害者の会」と似たような引っ掛かりを感じる。「自己責任」はどこに行った。

スニークミッション失敗

2006-05-21 02:34:47 | Diary_7
日テレの盗撮アナウンサーが炭谷宗佑であるとあっけなくばれる。ネットってすげぇな。しかし日テレは相変わらず実名を隠して報道する。まぁ、「実名を出して彼を社会的に抹殺せよ」って言うのもちょっと可哀想かなとは思うけど、「じゃあミラーマン植草は?」って言う話になるしなぁ…。教授ってだけでえらい騒ぎようだったもんな。公平性を考えるとやっぱズルイ気がする。

この住谷アナってのは慶応大学出身。和田サン、ミラーマンと、立て続けにスーパースターを生んできたライバル早稲田大学に、ようやく一矢報いることができたわけだ。これも一種の早慶戦。伝統校同士の宿命ってのを見せ付けられたね。俺の出た大学はライバル校ってのが存在しないから、ちょっと羨ましいよ。

しかし今回、住谷君の行った「携帯電話で盗撮」ってのはいかにも芸がない。はっきり言ってつまらん。「集団強姦を利用した人身掌握術」でMBAを取得した和田サン。「光の反射を利用した死角部分の視認方法」という、理工学的アプローチに挑戦したミラーマン。彼らのような独自性が見うけられん。評価は「可」だな。

そんな彼のプロフィールを見てみると

信条・モットー
辛い時が伸びている時

だそうなので、きっと彼は凄まじい成長をしていることでしょう。また、

自己PR(性格)
いつでもどこでも寝られる

とあるから、ストレスによる不眠症なんかになることもないはずだ。健康面は大丈夫そうだね。最後に、

社会人・アナウンサーになって何をやりたいか?
歴史的な瞬間にアナウンサーとして立ち合いたい。

夢がかなったね。まぁ「立ち合いたい」っていう3人称な視点ではなく、「当事者」っていうので少し違うところもあるけど…。ここで住谷君自ら今回の事件をリポートすれば、「(犯人が自分で自分をリポートする)歴史的な瞬間にアナウンサーとして立ち合える」が、どうよ?

ジンギスカン

2006-05-18 23:11:37 | Diary_7
ドイツワールドカップにあやかるわけではないが、ふとジンギスカンのことが気になったので調べてみた。この場合のジンギスカンとは言うまでもなく、西ドイツの歌手のジンギスカンのことね。なんか今年から活動再開しているらしい。

まず、あの謎の歌詞。実際は謎でもなんでもなく、普通に彼らの母国語であるドイツ語で歌ってるだけなんだけどね。俺を含め多くの日本人は、歌は知っているけど歌えないって状態じゃないかな。サビの部分も

ジン・ジン・ジーンギスカーン!ヘイ・(適当にごまかす)・ホー・(適当にごまかす)ヘイ・(適当にごまかす)
ジン・ジン・ジーンギスカーン!~~~

なんて歌うよな。知ってる部分がジンギスカンだけっていう、非常に分かりやすい状態。あれって実際は

Dsching-, Dsching-, Dschinghis Khan
He Reiter - Ho Reiter
He Reiter - Immer weiter!
Dsching-, Dsching-, Dschinghis Khan

Reiter=ライター(ライダー)=騎士
Immer weiter=イマーワイター=もっと前進

らしい…。どうも全体的にはジンギスカンの偉大さを称えている歌のようだ。羊肉の焼肉を、「モンゴルっぽい」っていう理由だけで「ジンギスカン」とか名付けている日本人よりも、よっぽどモンゴルの英雄に対しての敬意が払われている。

次にメンバーについて。
参考資料
こういうやつらが歌ってたんだね。知らんかった。ちゃんと衣装がモンゴル(?)風なのな。個人的には手前中央のヒゲのオッサンが気に入ったよ。名をレスリー・マンドキというらしい。名前まで熱い。しかし長髪にヒゲっていうスタイルは、当時のドイツではどうだったんだろう。衣装がエキセントリックな上に、スキンヘッドのメンバー(スティーブ・ベンダー)までいるから、それをカッコイイと判断すれば良いのか、モンゴルを意識したウケ狙いと見るべきなのか分からん。

さてこのジンギスカン、ドイツの経済学者「ベルント・マイヌンガー博士」が綿密な市場調査を元に、オーディションでメンバーを選び、作詞までもを担当したそうだ。一体どのような分析結果から「モンゴルの英雄」という答えがはじき出されたのだろう。激しく気になる。しかもそれがドイツ国内にとどまらず、全世界で売れたっていうんだから…。ドイツの科学力には感嘆を禁じえないよ。

ジンギスカンって面白いね。

ファミコン音楽

2006-05-15 00:11:39 | Diary_7
至上もっとも愛されたクソゲー「スペランカー」。ここまで愛されると本当にクソゲーなのかと疑ってしまう。たしかに主人公は「最弱」の称号を欲しいままにしており、アホみたいに簡単に死ぬ。しかしながらゲーム全体で考えてみると、理不尽な難易度というわけでもない。そこまで面白いゲームではないけど、退屈でつまらないっていう事もない。致命的なバグもないし、グラフィックがショボ過ぎるということもない。そうやって考えると、「主人公の弱さ」という伝説が独り歩きした結果、クソゲーになってしまったと言えるかもしれないな。

そんなスペランカーだが、音楽に関してだけは一級品だと思う。単純にしてキャッチーなフレーズは一度聴いたら忘れられない。思わず口ずさんでしまう中毒性。音楽だけを抽出して聴くと凄いインパクトがあるのに、ゲームのBGMとして聴くと、プレイを邪魔しない奥ゆかしさもある。拡張音源を使っているわけでもなく、同じフレーズが多用されるので容量も少ない。ゆえに開発者的にもありがたい。ファミコンサウンドの一つの完成形ではないだろうか。

俺は常々、この名曲をオーケストラの生音で聴いてみたいと思っていたら…あった。

FCB:FamiComBand

どうもファミコンサウンドを演奏する団体のようだ。「コマンド」内の「サウンドテスト」に過去の演奏がいくつか置いてあるのだが、その中に「スペランカー 〜SAMURAI〜」として聴けるようになっている。どうやらFCBのメインテーマみたい。ビッグバンド編成で実にカッコイイ。

熱い団体だなぁ。定期的に演奏会を催しているようだ。演奏に合わせて、ゲームの場面を寸劇で表現したりして遊び心も満載。楽しそうだ。行ってみたいな。ライブDVDとか出たら買っちゃうね。まぁそれは権利の問題で無理っぽいけど…。

これに習ってプロの楽団もファミコンサウンドを演奏して欲しい。もしN響がそういう演奏会を開いたら、NHKのあらゆる不祥事を許しても良い。受信料も文句いわずに払ってやる。

追記:
ヒットラーの復活エリア1のオーケストラアレンジってのも発見。

Jorge Luis Boscan

Downloads>Xtormrage - Memories of a Bionical Commando (Cover)がそれ。
さすがに英語圏でタイトルにヒットラーは使えないのね。えらく深刻な音楽になっていた。このゲームを小島監督あたりがリメイクしたら、こんな感じの音楽になりそう…。

ガバナンス論演習

2006-05-10 23:52:27 | Diary_7
かつて俺が所属していたゼミの教官が、大学で「ガバナンス論演習」なる講義を開いている。講義で出されるテーマについて、自分の開設したブログや、他ブログへのトラックバック・コメントを駆使しつつ議論を深めていき、合意形成を目指すというものらしい。ブログ界の歴史に名を残した先生らしい演習だ。

この演習はテストなどがない。その代わりにブログの開設が義務付けられており、コメントなど議論の貢献度によって評価が決まるらしい。「テストがないってのは楽でいいな」とか思うんだけど、ブログって意外と面倒くさいんだよね。俺もゼミでブログ開設を義務づけられていた中、最後まで開設しなかったし、開設してもすぐに放置状態。「何か書け」っていう先輩の圧力に屈することなく、「殺さず」ならぬ「書かず」を貫いたことを思い出したよ。結局は年の暮れごろに再開したんだけど…。それが今のこのブログね。

さて、「せっかくだから」俺もガバナンス論演習で議論を深める方法を考えてみる。

多分この演習では、ポータルサイトたる教官のブログか、たくさんの仲間と共に演習を受講した人のブログが繁盛すると思われる。ではそういう有利なスタートラインについていない学生はどうすれば良いか?以下、俺の考え。

1.ネットの性質「声がでかいやつが勝つ」を利用する。

ネットでは極端な意見に人が集中しやすい傾向がある。政治で言えば極左か極右。例えば、この間の竹島問題でも

「竹島は日本の物だ!韓国とは断交・戦争だ。さらに在日を強制送還!」か
「独島は古来より韓国の物。日帝が略奪したんだ。韓国人の悲痛な叫びに耳を傾けよう。さらには従軍慰安婦etc.」

この両方に人が集まった。「竹島は日本の物だけど、韓国人の気持ちも分かるよね」などといった、バランスのとれた意見に人は集まらない。そういう性質がある。

したがって演習のブログでは、良識的・常識的な「お利口さんの意見」は書かずに、偏りまくった「傍若無人な意見」を書いた方が良いのではないかと思う。とりあえず、この演習の「ゲームマスター」である教官の意見や、なんとなく形成されていく場の空気には、「すべて噛み付く」か、「全部賛成」するかのどちらかが良いと思う。「一部賛成」とかは最悪ね。極端すぎてブログを炎上させることが出来れば、質はともかく活発な議論は生まれるんじゃねえかなぁ。

2.ネット文章では始めの数行しか読まれない。したがって「東スポ」方式のタイトルをつける。

昔みた記事なのでうろ覚えなんだけど、ネットの文章って始めの数行しか注意深く読まれないらしい。最初の数行で続きを読むか、あるいは切るかが判断されるんだってさ。だとしたら、凡庸なタイトルでは客は集まらないだろう。

「(課題のテーマ)について」とかでは、つまらないと判断されるということか…。だとしたら東スポみたいに、「まるで姉歯?(課題のテーマ)に欠陥が!?」とかの方が良いのではないかと思う。多分今回のブログの量だと、RSSリーダとかを使って効率よく記事を収集していく方法がとられるだろうから、タイトルで魅せなくちゃ読まれないだろうなぁ。

とにかく派手で極端なのを書けば客は集まるんじゃないかな。俺がこの演習を受けていて、かつ「まじめにやる気があれば」多分この戦略をとるね。もっともこの演習で、たくさんコメントを貰うことが高評価につながるのかどうかは知らないが…。さらに言えば、この演習の目的である「合意形成」を端から放棄している。

きっとすべてがうまくいく

2006-05-08 00:40:51 | Diary_7
「甘詰留太短編集~きっとすべてがうまくいく~」を買う。甘詰留太と言えば「読ますエロマンガ(=使えないエロマンガ)」を書く作家。今回も全編そんな感じのお話が収録されている。一応、今回の短編集は過去にヤングアニマルで掲載された読みきりをまとめた、一般コミック扱いなんだけどぉ…エロマンガだな。青年マンガと成年マンガの国境線を行ったりきたり。竹島の領有権ぐらい微妙なライン。理は日本(青年マンガ)にあるんだけど、韓国(成年マンガ)が実効支配しているみたいな…。

俺、この人の描く絵が好きなんだよねぇ。独特の肉感がある気がする。言葉では表現しにくいんだが、なんか良い。まぁ、男の絵はおざなりっぽいんだけどね。もっとも甘詰留太作品は女が重要だからそれで十分ではあるけどさ。

今回の短編集を読んで気づいたんだけど、この人の書く作品には共通していることがあるな。「男を手玉にとる女」。どの作品も、どこかしょっぱい男と大人な女性って組み合わせで構成されている。男が翻弄される様を描くというスタイルが貫かれているんだ。非常に軟弱なストーリーだが、それがまた良い。なんだよ、「男は強く」なんて誰が決めた!

そんな軟弱ボーイ御用達のストーリーが6編収録されているわけだが、個人的には「ふたりでもひとりエッチ」が面白かったかな。克亜樹のマンガをイヤな感じにオマージュしている。全編通して一番野郎描写(しかもイヤなシーン)が多かったんだけど、出てきた女が一番可愛らしかったよ。

最近はこの手のマンガを読んでなかったから、結構楽しめたな。980円で高いんだけど、許す。「年上の彼女」がグダグダになってしまい、俺の甘詰留太に対する信頼度は下がっていたんだけど、今回で持ち直したかな。

ドラクエと腐ったモヤシ

2006-05-04 14:50:47 | Diary_7
腐ったモヤシ:

友人と会うために久しぶりに浜松に行く。大学卒業以来の浜松は少し懐かしかった。たかが一年ぶり、街並みが劇的に変わるはずも無く「いつもの浜松」がそこにはあった。しかしながら「されど一年」とよべるような変化もところどころ見受けられたな。弁当屋が出来ていたり、新本屋が古本屋に変わっていたり…。いろいろな発見はあったが、全体的に見れば発展しているような感じがしたので、歓迎されるべき変化と言えるのではなかろうか。頑張れ浜松!

久しぶりに会った友人は特に書くべきことも見つからない「いつもの友人」だった。「いつもの友人」とは我ながら失礼な言い草だと思うが、変わらないでいてくれるのはうれしいものだ。最近引っ越したばかりの友人の家は、なかなか住み心地の良さそうな家だった。家賃も安く、間取りも広く、日当たりも良い。俺が住んでいる部屋は「高い・狭い・暗い」なので少し羨ましい。

一人暮らしも2回目ということで、こなれた生活をしている様子だったが、彼の家には冷蔵庫がなかった。いくら生活のコツをつかんでいるとはいえ、冷蔵庫なしは相当不便そうだったな。食材が地べたに転がっている様には哀しさを感じたね。食材の中に開封されたモヤシがあったのだが、微妙に変色してた。袋から出して広げてみたら案の定ヤバゲな臭い…。これから暑くなってくる。早く冷蔵庫を調達しないとキツイだろうなぁ…。

ドラクエ:

浜松から名古屋へ移動、今度はそこで友人2人と会う。やはり「いつもの」だった。名古屋でその友人と会った場合はいつもお決まり店を巡回するのだが、今回もごたぶんに漏れずの展開。広い名古屋の街をひたすら歩く。これがまた疲れるんだ。友人は疲労の気配を微塵も見せないのだが、俺はついていくだけで結構バテる。この友人との行脚のことを個人的に「ドラクエ」と呼んでいる。なぜなら移動の主導権は完全に「勇者」たる友人が握っており、俺はついて行くだけだからね…。別にそれがイヤなわけではないよ。追従ってのは気が楽だからね。

友人は見ていて気持ちが良いぐらいに金を使いまくっていたなぁ。これもいつもの光景だね。ひとしきり友人の買い物が終わってからは、適当なファミレスに入ってあとはひたすらだべっていた。会話の内容もいつもどおり。変わらない関係っての再確認したよ。

今回俺と会ってくれた友人諸氏、ありがとう。また会いましょう。