あんだーせぶん

まゆ子「……異常気象なんじゃないの? 太陽が増えてるとか」
ニア  「その発想が異常だと思うよ」

セーフティネットとしての水商売

2020-04-13 17:31:48 | 時事ネタ
コロナによる自粛休業によって、社会のあちこちで経済的なダメージが出てきているけど、
その中でも深刻な業界のひとつが水商売業界であることは周知の事実。

しかしながら休業補償問題では補償するべきではないという声が強い業界でもある。
脱税、反社、普段暴利で儲けているくせに、、、。
そういう声が上がることは理解できるし、自分自身そう感じないでもない。

ただ一方で、水商売や風俗商売って社会的弱者のセーフティネットとしての役割を果たしていたりもする。
現実問題「それしかできない人達」っているんだよね。
で、そういう人こそ今回のコロナ禍で一番苦しんでいる層だと思われる。
難しい問題だ。。。自分としての答えもない。。。

そんなことを考えた雨の日。

KARA人気から考える日本人のメンタリティ

2011-08-21 17:02:06 | 時事ネタ
韓流デモ記念で、韓流ネタをもう一本。
俺って天邪鬼だな。

女性韓流アイドルの中で、日本で一番人気があるKARA。
しかしながら本国では、少女時代の方がずっと人気が高くて、
それと比べてKARAは格落ち感があるそうだ。

以前仕事でご一緒したことのある韓国人にも
「なんでKARA?」と不思議がられた記憶がある。

では、なぜKARAが日本で、本国人気以上の高い評価を得たのか?
そこに日本人の好みが現れていると思うわけだ。

結論から言うと決め手は「可愛らしさ」だと思う。
もっというなら「ロリっぽさ」。日本人はロリコンっぽいのが好きなんだよ。

一般的にK-POPの魅力としてよく言われる「本格的なパフォーマンス」。
成長過程を見せることに重点を置く日本のアイドルに比べて韓国アイドルは、
デビュー前に徹底的にレッスンをつけて、実力を備えてから世に出すらしい。

この「本格的」って、言い換えると「セクシーさ」だったり「カッコよさ」だったりと表現できると思うのよ。
そこを追求してしまうと、逆に日本式の可愛らしさ(=未成熟さ)が少なくなってしまう。

その点でKARAが巧みなのは、不足しがちな可愛らしさ成分を、
日本向けに増量しているところではなかろうか。

日本版しか存在しないジェットコースターラブGO GO サマー!のMVを見ると
K-POPっぽいセクシーさよりも、可愛らしさを前面に押し出した、
ぶりぶりとした仕上がりになっているのが分かる。
他にも、ブレイクのきっかけとなった「ミスター」。
韓国版の歌詞と比べて日本版はかなりキュートなイメージになっている。

「浅漬けキムチ」的とでも言いましょうか。日本人好みの味付け具合が、
他のK-POPアーティストに比べて上手い気がするわけだ。
というより端から、日本での販売を前提にして作っているよね。

K-POPでありながら、日本人向けにアレンジされた可愛らしさが受けたんだと思う。
見事なマーケティングだ。

追記:
まったく関係ないけど、KARAが可愛らしいK-POPなら、東京女子流は本格的なJ-POP?
彼女達の存在もまた、日本人のメンタリティが良く出ている気がする。
歴史的にも宗教的にも、子供と大人の線引きがあいまいな日本だからこそ、成立するグループなのかもね。

韓流ゴリ押しデモって…

2011-08-21 15:06:48 | 時事ネタ
当初の予告どおり、フジテレビ前では「韓流ゴリ押し反対デモ」が開催されているようだ。
天気はあいにくの雨。ご苦労様です。
韓国という国の持つ日本観には、俺も内心でいろいろと思うことがあるけど、
今回の反韓流には全然乗れていない。

別に韓流に特別の思い入れも興味もないんだけどさ、
仮に今のテレビ業界から韓国コンテンツを追い出して、その後に何が来るのか?
何か魅力的な展望があるのであれば、俺もシュプレヒコールを上げているところだが…。
正直俺には「たかた社長」の露出度が増えるだけのような気がしてならない。

どっちにしろ興味ないから「じゃあいいや」ってなわけで…。

あと韓流コンテンツを、韓国が国策として輸出していることに対する反発。
これについては日本もアメリカも昔から同じような事をやっているわけだから、
反発すること自体おかしな話だと思うわけで。

なんか「このままでは日本の文化が全て韓国のそれに置き換わってしまう」とか煽っている人がいるけど、
そんなにも自国の文化に自信がないのかね。古くから舶来文化を自国風にアレンジすることで発展してきた日本だぜ。
ほっといてもそのうち日本風に消化・吸収されるでしょ。

俺はコンテンツの良し悪しは、その産地ではなくて、
純粋に「良い悪い」「好き嫌い」で考えるべきだと思っている。
その上で、例えばテレビであれば、見たければ見れば良いし、嫌なら見なければ良い。

俺なんかも韓流全体にはそんなに興味ないけど、KARAなんかは結構好きだしね。

今回のデモ、建前は「ゴリ押し反対」「メディアの公共性を守れ」なんだろうけど…。
本音の部分で、韓国に対する民族差別が見え隠れするんだよなぁ。
「本音と建前」な日本人の嫌らしい部分を感じてしまう。

その意味じゃ、韓国で頻発する「日本人は嫌いだ!」とストレートにぶつける「韓流デモ」の方がまだしも潔いかもな。


富国の灯かり

2011-03-26 23:43:35 | 時事ネタ
今回の福島原発の一連のゴタゴタを見ていて思うのは、
やっぱ半官半民系の独占企業ってやつは腐敗するんだなぁ。

東電も政官業癒着系の会社なんだから、ここは山崎さん家の豊子ちゃんの出番じゃねぇの?

タイトル「富国の灯かり」

【あらすじ】
東京電力と、実在する同社社員と同社の協力企業社員である人物の体験に基づいて脚色、再構成されたフィクション社会派作品。
2019年(平成31年)には、フジテレビ系列で開局60周年記念ドラマとして連続ドラマ化(唐沢寿明主演)。

【作品概要】
東都電力社員で、双葉第一原発の労務管理を担当している開津誠と、彼を取り巻く人々の描写を通して、
人の生命に直結する電力会社の社会倫理と、電力行政の抱える課題を表現した作品である。
日本の原発事故として史上最悪の放射能汚染問題を引き起こした福島第一原発事故などがモデルとされている。
実在の複数の人物が登場人物のモデルとなったとの推測があるが、作者は公式に認めていない。
この作品の連載・ドラマ化に東京電力は不快感を隠さず、雑誌連載中は連載誌への広告の出稿を取りやめている。
本作は大きく「原発誘致篇」「原発職員篇」「東日本大震災篇」の3篇で構成されている。

【主な登場人物・企業】

【企業】
東都電力 英:MEPCO(Metropolitan Electric Power Company):
主要な舞台となる電力会社で、主人公を始め多くの登場人物が所属している。東京電力がモデルとされている。

陸奥電力(みちのくでんりょく):
東北地方を営業管轄地域とした電力会社、東都電力と同じ電源周波数で電気を供給。
宮城県に石巻原子力発電所を所有している。

東海電力:
中部地方を営業管轄地域とした電力会社、東都電力とは異なる電源周波数で電気を供給。
静岡県に御前崎原発を所有。活断層が直下にありトラブルが多発している。

国民原燃 英:NNFL(National Nuclear Fuel Limited,):
核燃料サイクルの商業利用を目的に設立された日本の国策会社。

セントラル・エレクトリック(略称:CE)
世界最大のコングロマリットであり、双葉第一原発の1号機・2号機・6号機製造メーカー。

西芝:
日本の大手総合電機メーカー。双葉第一原発の3号機・5号機を製造。

基立製作所 :
日本の大手総合電機メーカー。双葉第一原発4号機を製造。

【人物】
西田透:
東都電力顧問。前資源エネルギー庁長官。これまでの慣例を破り退官してわずか4カ月余りで、東都電力に天下る。

渡辺恒一:
衆議院議員。民生党最高顧問。自進党代議士時代は、松下派七奉行のひとりにも数えられた大物議員。
福島の双葉第一原発誘致を主導してきた。

佐橋雄平:
福島県知事。渡辺恒一の甥。
東都電力が双葉第一原発3号機で計画していたプルサーマル導入について、受け入れを決定した人物。

指俣恒久:
東都電力会長

清水正考:
東都電力社長

仲村幸一郎:
原子力安全保安院審議官

管正人:
首相

技野由紀男:
官房長官

山江田千里:
経済産業大臣

千石良人:
官房副長官

こんな感じ?

世間の空気の恐ろしさ

2011-03-14 13:20:14 | 時事ネタ
すごく不謹慎な事を書く。

地震が起こり、電力供給量の低下による輪番停電が実施されることに決定。
案の定「必要ない」との理由にから、パチンコ・カラオケ・ゲーセン等の
ネオンの目立つ「分かりやすい娯楽産業」が、操業停止しろと「世間」から槍玉にあげられている。
特に法的にグレーゾーンかつ、人種的に差別されやすいパチンコホールへの目は非常に厳しい。

個人的にはパチンコはやらないし、カラオケ・ゲーセン等にもあまり行かないので、
ぶっちゃけ操業を停止しても特に困らないんだけどさ。
ちょっとこの空気は怖いわ。

そういうものに腹を立てている人の気持ちは分かる。
きっとマジメで真摯な人なんだろうなぁって思う。

でもこのメンタリティって、それこそ戦時中に国内で、
特段の法的根拠があったわけでもないのに、婦人団体、あるいは隣組等のコミュニティによって、
娯楽産業が弾圧された図式を彷彿とさせるんだよなぁ。

お国のために命がけで戦っている兵士がいるのに、遊んでいるとは何事か!
電力が不足している中、被災者が死ぬかもしれないのに、遊んでいるとは何事か!

すごく似ていると思うのよ。

こういう時っていうのは、何かと娯楽産業が白眼視される傾向にあるから、
業界はそれなりの配慮をした方が得な気もするけどね。
ただ過度な自主規制もまた、己の首を絞めることになるわけで…。
その辺のマネジメントは難しいよな。

戦後日本は変わったといわれるけど、根っこは変わっていないっぽいな。
この国の国民性では戦争はしてはいけないと思うわ。
左翼っぽい文章になってしまったけど(笑)。

地震で感じたことその後

2011-03-13 19:00:40 | 時事ネタ
今日一日家で過ごしていて感じたこと。

地震は本当に大変な事になっているね。
俺も微力ながら出来ることを思い
「ヤシマ作戦」に参加して「募金」もしてみた。
まぁ正直これぐらいしか出来る事が思いつかないわけだが…。

ただね、今日ネットやらテレビやらを観ていて、正直な気持ち、段々と息苦しくなってきた。

ネットでの「ヤシマ作戦」がその最たる例かもしれないけど、
「みんなで出来ること実践しよう」っていう美名の元に、逆に参加しない人を糾弾するような空気が出来つつあるような。

募金関係でもちょっとしんどい空気があるような気もする。

例えば井上雄彦がtwitter上に応援イラストを描いていたわけだが、その時点では「さすが漫画家」といった賛辞が多かった。
ところが、そのイラストをポストカードにして売り、その収益を寄付すると宣言すると
今度は一転して、「そんなまどろっこしい事するな。稼いでいるんだから印税をそのまま寄付しろ」と
バッシング混じりの意見も出てきた。どうやら同じく漫画家の赤松健がそうしているからっていうのが理由らしい。

これって乱暴に要約すると
「みんななけなしの懐を痛めて寄付をしているって言うのに、井上雄彦は自分の財布から一銭も出していない」
「あまつさえ売名行為によって事実上『得』をしているじゃないか」って事だろ…。

この「痛みを伴わないチャリティはズルイ」「得するチャリティは許せない」って空気。正直しんどい。

他にも日清食品の「カップヌードルを被災地に供出」ってニュースに対して、
「他の食品会社も横に習うべきだ」っていう、右へ倣えの空気。これもしんどい…。

さらには今日、遊びに出掛けた人のネット書き込みや、エンタメ情報的なリリースをした企業に対して、
「こんな時期に不謹慎ではないか」っていう空気。しんどい…。

俺は「やりたい人が、出来ることを、出来る範囲でやる」のがチャリティの正しいありようだと思う。
「みんな参加しなくてはいけない」「みんな我慢しなくてはいけない」「みんな悲しまなくてはいけない」
こういうのはチャリティとしては間違っていると思う。

オールジャパン体制でこの災害復興を応援するのは、素晴らしい事だし、泣けてくる。俺も出来る範囲で参加する。
でも、戦前チックな「お国のために」「この国難に協力しないのは非国民」的な空気には賛同しかねる。

こんな時でも、それが可能な人は、笑ったって楽しんだって良いはずだ。それと復興応援は両立する。

地上波テレビをずっと観ていると、凄い鬱々としてくる。
震災関連で埋め尽くされているtwitterのTLも、それが善意であると理解しつつも、ずっと見ているとやっぱり疲れる
一旦そういう情報をシャットアウトして、震災から自分を隔離する時間もまた必要な気がするわ。

俺は今日、たまたまCSでやっていた漫才番組と、趣味であるアイドリング!!!オンデマ放送を観たら、気持ちが救われたぞ。

地震で感じたこと

2011-03-12 22:20:02 | 時事ネタ
東北地方には及ぶべくもないけど…。

帰宅難民になりました。
いやぁ東京の脆さを実感しましたわ。

地震発生時、自分は仕事でビッグサイトにいたんだ。
揺れ始めの時は、自分も周りも「お、地震か?」程度ののんきな反応だったんだけど、
長いしデカイしで「ヤバイぞ」という反応に変わり、みんなで外に避難。
外に出たら、ビッグサイトの近くのビルで火災が発生していたわ。

そんなこんなで、ビッグサイトでのイベントは中止になったわけだが。
帰ろうにも足がない…。電車が動いていないわけだ。

自宅のある横浜にはもちろん帰れないので、
しかたなく会社のある東京駅の方に歩くことにしたのよ。
距離にして10km弱ぐらい、電車だったら30分ぐらいなんだけど、歩くと2時間かかるんだよね。
ちなみに帰社途中、お台場近辺のところどころで液状化現象が見られたよ。
埋立地という性質上、いわゆる「高台」もないし、もしお台場で津波が起こったらどうしようもなさそうだな・・・。

途中安否連絡をしようにも電話回線不通、ネット回線不通で連絡もできない。
電車もそうだけど、「都会の便利さ」ってすぐにダメになっちゃうんだな。

さて、なんとか会社には着いたわけだけど、やはり電車は動いていない。バス・タクシーもダメ。
どうしようもないので、結局会社で一泊することになった。
幸い東京は交通網と通信網以外は平常だったので、会社内では快適だったんだけどね。
外では行き場のなさそう人も大勢いたわけで、それを考えると俺はラッキーだったのかなぁ。

今回、会社でも帰宅難民者がけっこういたんだけど、
なんとなく「助け合おうか」って雰囲気があって、食物や飲み物なんかを分け合ったりしていた。
管理部門もいろいろ準備していたみたいだったわ。

家族・友人からも「大丈夫か?」とメールやら電話やらもいただいた。

鉄道関係の人は麻痺した輸送網をなんとか立て直そうと夜を徹して仕事していたようだった。
駅のホームではものすごい行列が出来ていたんだけど、譲り合い精神で特に混乱もなかった。

コンビニやらファミレスやらの飲食関係の人も黙々と仕事していた。

この地震で、自分自身はいわゆる「被災者」にはならなかったけど、
そういう場面での「助け合いの精神」ってやつを、ほんの少しだけ体験することができたのかもな。

せっかくだから、この気持ちがホットなうちになんかやっておこうと思い、
とりあえず義援金を募金しました。

被災者にはお見舞い申し上げます。

はやぶさ帰還確定

2010-06-07 00:32:58 | 時事ネタ
小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還が確定したらしいね。
6月13日帰還予定とか。

イトカワの岩石の回収に成功しているといいなぁ。
やっぱ宇宙は良いね。

この「はやぶさプロジェクト」、往復50億kmの壮大な旅を、
日本宇宙開発の伝統「低予算」で実現しちゃうところがまた萌えるよね。
ちなみにプロジェクトの総予算は130億円らしい。

その金額がどんなものかと調べてみたら、
C・ロナウドのレアル・マドリードへの移籍金と同額。
あるいはアバターの制作予算の半分ぐらいの規模。
宇宙を相手にしているのに、映画制作費の半分って…。

しかもこの「はやぶさ」には絶体絶命のピンチを
これまた日本の伝統芸、「職人技」と「根性」で乗り越えるっていうストーリーがあるからなぁ。

こりゃ無条件で応援したくなるぜ。
来週が楽しみだね。