あんだーせぶん

まゆ子「……異常気象なんじゃないの? 太陽が増えてるとか」
ニア  「その発想が異常だと思うよ」

オタラジとアニメ

2020-10-17 15:14:56 | アニメ
社会人になると放送されているアニメを全て観ることは難しくなる。時間的にも気力的にも。
だけど別にアニメ自体は嫌いじゃない。なんか一歩が踏み出せないだけなんだ。
きっかけがあれば観たい。動機付けがほしい。

最近、通勤時なんかに録音したオタク系ラジオを聞いているんだけど、
これがこの「動機付け」に最適であることに気づいた。

まず大前提。
単純にパーソナリティがリスナー投稿を読みながら好きなアニメについて語っているのを聞くのは楽しい。
知っている作品はもちろん、自分が知らない作品でも楽しそうな雰囲気が伝わってくる。
そんな会話を聞いているうちに、自分でも観てみたいと思うようになる。

映像がない。
実はこれが大きいポイントかも。
映像がない分作品に対する先入観を持たずに済むんだよ。

人間自分で考えている以上に先入観があるもの。
パッと映像を見ただけで、「あ、これは俺向きじゃない」とか思っていたりするんだよね。
一度そう思っちゃうと、そのあとにいくら説明を聞いても心に響かない。
そこ行くとラジオは音声だけなので、視覚情報に左右されることなくフラットな気持ちで話を聞ける。

最近だと、山口放送の「なりカル!」で話されていた「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を観たよ。
名前ぐらいは知っていたけど、なかなか観る気になれなかった。
そんな自分の背中をラジオが押してくれたわけだ。

音楽の力も忘れてはならない。
ラジオで流れる未視聴アニメのアニソンから、
「お、このアニソン良いじゃん」って刺激を受けることもある。
ラジオのオンエアきっかけでは「放課後ていぼう日誌」を観た。

こんな事を書いていて思い出した。

今や世界中どこでも平等にアニメを観ることができる時代になったけど、
一昔前って関東でしか観られないアニメだらけだったよね。
自分自身も地方民としてアニメ格差をいやというほど味わった。

そんな地方民の心の拠り所がアニラジだったんだ。
韓国だか北朝鮮だかの電波に邪魔されながらラジオの遠距離受信をしていたよ。
そこで話される地元では視聴不可能のアニメ話に恋焦がれたものだったなあ。

昔はラジオを聞いてアニメ飢餓感を煽られたけど、
一周回って今はアニメのお腹を空かせるためにラジオを聴く。
これぞ飽食の時代(?)の贅沢な楽しみなのかもね。

最近オタク活動のフットワークが鈍くなっている人。
ラジオは良いぞ!

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