医療の現場ではセカンド・オピニオンという言葉が数年前よりクローズアップされている。しかしこれは別に医療に限ったことではないはずだ。ってなわけで、偶然に体験した占いに対するセカンド・オピニオンを求めるべく、今日も占いをしてもらおうと思い立つ。どのような見解の違いが現れるのか、多少いじわるな興味が湧いてね。
最初は、「新宿の母」という業界で有名な占い師に占ってもらおうかなって考えていた。しかし調べてみると診断料が5000円と高額な上に、待ち時間もすごいらしい。しかも客のほぼ全てが女性。女性の行列の中に長時間並ぶのはさすがにつらいなぁと思い断念。俺の乏しい占い知識では、他に占い情報を知るわけでもなく、今回のいじわる企画はさっそく頓挫してしまった。
「つまらんなぁ」とふてくされながらテレビをつけたら、なにやら秋葉原を特集している情報番組がやっていた。「あいかわらずのイタイ番組構成だなぁ」とボーっと見ているうちに、あることを思い出した。
男性向け占い屋が秋葉原にあるではないか!
メイド占い「アルミネア」
以前、秋葉原でビラをもらって「世の中には変な商売もあるもんだ」と笑っていたことを思い出してね。(過去日記参照:
ビラ配り)
ここなら占いのセカンド・オピニオンを聞けるうえにネタ的にも面白そうだ。これはオイシイなと思い一路アキバへ向かう。
で、やってきましたよ。「メイド占い」を。
ここのシステムでは、まず在籍しているメイドさんから好きな娘を指名する。そうしたら指名したメイドさんと占いブースに行き、そこでカード占いをしてもらうという物だった。で、最後に手書きの診断書をもらって終わりという流れ。この診断書には2種類あって、価格が若干違う。普通版(1500円)と、メイドさんとのポラ写真を撮ってもらえる豪華版(2000円)。
参考:メイドさん的Blog(メイドブログ)
メイド占い アルミネア メイドさんに占ってもらった
無論俺は「ここまで来て中途半端なマネはできん」と、迷うことなく豪華版をチョイス。
俺が占いを申し込んだときはたしか4人ぐらいの指名可能な「メイド占い師」がいたんだけど、その中からえみりちゃんを指名。この指名という行為は多少照れくさかったな。後は「ご主人様」からはじまる一連の「メイド語」で例の占いブースに行き、そこで占ってもらったよ。
で、その結果:
「今、悩みごとなどありそうですが、努力や前につき進む気持ちによりどんどん、みりょく的になれそうです!!近未来にとても縁のある女性があらわれ、お仕事面でも色々そうだんすることにより、upしていきそうです。頑張って下さい」(文章の周りはハートマークが一杯描かれている)。だそうです。
占いの結果もさることながら占い自体にも特別なことは何もなく、占い師がメイドさんって事以外は、普通の占いと基本的には変わらなかったな。でも、実際に体験してみて、この商売の本質が少し分かったよ。占い師がメイドさんでなくてはならない理由はたしかにある。
前回の日記で、占いはカウンセリングの要素が多聞にあると書いた。普通の占い屋では人生経験を積んでいるっぽい、いかにも霊的パワーのありそうな人に背中を押してもらうことで勇気をもらう。しかしメイド占いではそういう要素よりもむしろ、かわいいメイドさんに「頑張って!」って言ってもらうことで癒されるという意味合いの方が強いような気がする。
例えるなら、一般占いでは試合前の選手がコーチに「お前は出来る!」って叱咤激励をしてもらうのに対して、メイド占いは女子マネージャー(あるいはチアリーダー)なんかに、「~クンなら絶対大丈夫だよ!ワタシ、~クンがいつも練習頑張っていたのしってるもん」なんて言ってもらう様な感じかな。
ま、要するに頑張れって言われるのは一緒なんだけど、その応援のされ方に違いがあるってことだな。
やっぱ、こういう事って実際に体験してみないと分からんものだなぁ…。
追記:今回えみりちゃんとの占いの中で、軽い雑談なんかもあったわけだが、その中で美味しいケーキの情報をいただく。なんでも西荻にあるこけし屋のミルフィーユが美味しいんだとか。さっそく、こけし屋に行ってそのミルフィーユを買ってきましたよ。確かに美味かった。