あんだーせぶん

まゆ子「……異常気象なんじゃないの? 太陽が増えてるとか」
ニア  「その発想が異常だと思うよ」

世耕の広報活動は変だ

2006-04-29 01:55:53 | Diary_7
「TWO DOGS」と言えばオーストラリア生まれの、レモンを醗酵させたお酒のこと。しかし俺の中では自民党の二匹の犬「山本一太」と「世耕弘成」のことを指す。あんまり好きじゃないって意味じゃどちらも共通。

さて山本と世耕だけど、テレビでの扱いは少々違う。両方とも小泉の犬って部分では同格なんだが、山本は無能な小者として扱われているのに対して、世耕は若手期待の星として注目されている。特にメディア戦略で、その手腕が高く評価されたらしい。マスコミもそう言ってるし、本人もまんざらではない様子。「プロフェッショナル広報戦略」なんて本も出しちゃったりしてるしな。

俺は広報についてはあまり詳しくないのだが、おそらく世耕ってのはその道のプロなんでしょう。きっと日々の広報活動に、様々なテクニックを駆使しているんだろうなぁって想像できる。しかし個人的にどうしても理解できない部分がある。

果たして、広報担当者が自分で自分のことを「メディア戦略のプロ」なんて喧伝して良いものなの?

「メディア戦略」などとかっこよさげな単語を使っているが、要するにこれってプロパンガンダの事だ。つまり世耕はテレビで「私はプロパガンダ要員である」と言っているようなものだ。それってダメだろ。プロパガンダってのは送り手にそうとは気づかせずに、自分の主張を植え付ける行為じゃん。それを最初に「これはプロパガンダです」って言っちゃったら、誰も乗らねぇよ。詐欺師が詐欺を働く前に「これは詐欺です」って言うようなもんだ。

俺は、世耕が「メディア戦略のプロ」と持ち上げられて以来、彼の主張がまったく信用できないものになった。どんな素晴らしいことを言っても「何をアジってやがる。俺は騙されねぇぞ」と思ってしまう。基本的に俺は、世耕の息のかかった発言は一切信用できない。

「メディア戦略のプロ」によるメディア戦略で、少なくとも俺には不信感を植えうけた。これはどう考えてもプロらしからぬ結果ではなかろうか?世耕氏はその辺りについてどう考えているのかぜひ聞いてみたいものだ。

追記:
マスコミの世耕に対する対応もなんかおかしい。普通だったら「彼は広報のプロで、素晴らしい手腕の持ち主だ」って称えるんじゃなくて、「彼は広報のプロだから、情報を扱う人間として騙されないように気をつけよう」だろ。メディアがのせられてどうするよ。

クール・ジャパン

2006-04-26 01:23:14 | Diary_7
現在、世界中が日本を注目している(とされている)。「クール・ジャパン」とか言って日本文化を持ち上げているわけだ。この運動では主にアニメやゲームと言った大衆文化にスポットを当てている。政府もこれを後押ししていて、ブランド化を推進している。この運動がどの程度マジな物なのかは知らないけれど、俺はそれなりに歓迎している。ただそのプロモーション方法には若干意見がある。「クール・ジャパン」って標語としておかしくないか?

クール・ジャパンってのは、要するに「日本のポップ・カルチャーはCoolな物だ」と言っているわけだ。まさに標語通りだし、日本通な外国人もそのようにとらえている。でもさ、ジャパニーズ・ポップを表す言葉としてCoolって正しいかね?少なくとも当の日本人が、そのようには感じていないと思うんだよね。俺はむしろ「かわいい」って表現の方がしっくりくると思うんだ。敢えて英訳すればCuteが一番近いと思うけど、ここはCoolって言葉がその意味ごと世界に定着したように、「かわいい」をそのまま使いたい。

Coolってさ、欧米の概念じゃん。日本語では表しにくいけど「かっこいい」とか「とんがっている」とかそういうイメージがある。どちらかと言えば反体制的な感じだし、「強さ」や「攻撃性」を連想する。父性のイメージと言うのだろうか…。

で、Coolの概念って日本のポップ・カルチャーではどちらかと言えば、忌避されている気がするんだ。そうではなくて、ファッションにせよ、アニメ・マンガ・ゲームにせよ、音楽にせよ、全てのベースには「かわいい」って概念があると思うわけだ。ガチガチに「かっこよさ(クールさ)」だけで固められた物って、日本ではむしろダサいとされるじゃん。どこか隙のある感じの方が好まれている。

そんな「かわいい」の本質は母性にあると思うんだ。「幼さ」や「まるっこさ」「守ってあげたい」という表現が近いのかなぁ。どちらかと言えば体制的で、Coolとは対極的な概念だと思う。そしてジャパニーズ・ポップは「かわいい」という言葉が一番端的に表している気がする。

「かわいい」という概念が欧米の言葉にはないので、「Cool Japan」って言ってるのだと思うけど、「Cool」と「かわいい」ではまるで意味が違う。誤解されるぜ。「Kawaii Japan」でないとおかしいよ。Coolって言葉が世界中で定着したように、Kawaiiってのも世界に挑戦しても良いのではと思うわけだ。

「クール・ジャパン」ではなく「かわいい・ジャパン」ってのが俺の意見。

日本のポップ・カルチャーを説明するときはCoolなんて言う外来語に頼らずに、「かわいい」を推進しようぜ。そうでなければ、ジャパニーズ・ポップは永遠に理解されないと思う。

竹島は日本固有の領土ですぅ

2006-04-21 23:48:55 | Diary_7
竹島問題が紛糾している。毎度暴走した反応を見せる韓国だが、今回も激しいな。久しぶりに良質な火病を見せてもらったよ。俺が嫌韓を楽しみはじめてから、そこそこの時間が立っている。おかげで少しだが、ニュースとかで流れる韓国の抗議を見て何を言っているのか聞き取れるようになってきた。特に頻出単語の「コイジュミ(小泉)」「イルボン(日本)」「トクト(竹島)」なんかはリスニングできてるよ。

いつも思うんだけど、あちらさんがデモで燃やしまくっている旗やプラカードって、どうやって調達してるんだろう。まぁ日本国旗ぐらいは簡単に手に入りそうだけど、旭日旗なんてどこにあるんだ?俺は本場日本に住んでいるが、売っている店を見たことないぞ。「世界一日本国旗が売れてる国は韓国」なんてジョークもあるけど、デモ専門店でもあるのかね。
「当店人気No.1もはや定番、小泉」
「人気を先取り!エッジな君は安倍を燃やせ!」
「麻生もあるでよ~」
「もちろん当店では全品、燃えやすい素材を使用しております」
「その他、ガスバーナー、拡声器など各種メーカー品取り揃えております」
こんな感じか。9月の総裁選前には、「小泉売り尽くしセール!」なんてやったりしてな。

それにしても韓国ってのはいつも自爆するよなぁ。今回だって、韓国的にはもっとも避けなければいけないシナリオに入っているし。これがいわゆる「斜め上」ってやつだね。竹島問題が国際問題化すれば、日本に有利に決まっている。だからと言って、騒がなければ国内世論が政府を許さない。韓国政府は常にこのジレンマに苦しめられているわけだが、ノ・ムヒョンはその辺のバランス感覚に欠いてる。

しかしマジな話、どうする気だろ。今回の問題はどう転んでも日本は得をするから、どうなっても構わないんだけどさ。ま、エンタメで韓国ウォッチをしている俺としては、ついつい韓国の暴走を期待してしまう。

今回ばかりは韓国ベッタリな朝日・TBSもフォロー出来ないようだね。せいぜい「日本も向こうの事情を汲んで、多少は譲歩してやろうぜ」って感じの論調。無論、譲歩する必要はない。相手が折れるまでプレッシャーをかけるべき。

追記:
竹島は 日本固有の 領土です
さりげにこの標語って五七五になっているんだね。

「ドクトヌンウリタン」(独島は我が領土)
サッカーの「テーハミング(ドドンドドンドン)」はインパクトが強かったけど、これはダメだね。覚えにくい。

よって標語勝負で竹島は日本の物。

女子高生涼宮ハルヒのなく頃に

2006-04-19 01:26:23 | Diary_7
最近読んだモノ。「女子高生」「涼宮ハルヒの憂鬱」「ひぐらしのなく頃に」。いずれも今期アニメ化した作品。空いた時間に「女子高生」を読み、寝る前に「涼宮ハルヒ」を読み、週末に「ひぐらし」をやった。

女子高生:
これは面白いね。女子高出身の作者が、実体験を元に脚色した作品らしい。下品なギャグが面白い。女性作家ならではのギャグが多いんだけど、やっぱ特筆すべきは「生理ネタ」「毛ネタ」かな。これは男性作家には絶対に描けないネタだと思う。かなりぶっちゃけた内容なので、好き嫌いが分かれると思うけど、俺は好きだな。キャラクターでは香田がお気に入り。

「アニメでは無理だろうなぁ」ってネタがけっこうあるんだけど、アニメでも前代未聞の描写があったので、密かに期待はしている。放送コードをぶっとばせ!!
同じ「踊るエンディング」として、涼宮ハルヒと比べられているんだが、俺はコッチを支持している。梅津泰臣はやはり神。

涼宮ハルヒの憂鬱:
名作と評判の「涼宮ハルヒの消失」まで読んだ。「まぁそれなりに面白い」ってところだな。読みやすく上質なラノベだと思う。内容はいわゆる「タイムパラドクスもの」だと思うんだけど、そのジャンルで括って良いものかどうか迷う。とりあえず、SFながらも頭を使う必要がないのは良い。

見どころは「ツンデレ」だろうか。ハルヒの暴走を見て「やれやれ」と思うか、「何だコイツ」と思うかで好き嫌いが分かれるかな。ちなみに俺は長門が好きなんだけど、ハルヒが「デレ」つつあるので、彼女も見過ごせない。

アニメは「足さず引かず」で原作どおりに推移しているみたいだね。クオリティも高いので期待は出来そうだ。悪ふざけの第一話に関して、原作を読んだかどうかで評価が分かれるってのは良く分かった。意味不明だった第一話も改めて、「分かって見る」と拍手喝采ものだったね。余談だけど平野綾って成長したねぇ。中学生時代の彼女しか印象にないから、ちょっと驚いた。当時の棒読みは酷かった…。

ひぐらしのなく頃に:
「問題編」の3部作までやった。白状しよう…マジで怖かった。っていうか「解編」をやっていないので怖いままだ。正直言って舐めていた。「怖い怖いって言うけれど、あんな落書きみたいな絵で俺がビビるはずないじゃん」って思ってたさ。久しぶりにお話でビビったなぁ。

キャラの立ち絵で、目にハイライトの入っていないやつがある。俗に言う「死んだ目」のグラフィックだが、アレがすげぇ怖いんだよ。何も知識がないとマヌケな絵なんだけど、今の俺はアレを見ると鳥肌が立つんだよね。あとゲームの効果音で家の呼び鈴の音があるんだけど、偶然にも俺の家の呼び鈴の音とまったく一緒なんだ。ゲームプレイ中に本当に「俺の家の呼び鈴」が鳴ったことがあったんだけど、あの時は死ぬ程ビビった。

個人的には「綿流し編」が一番怖かったな。解編をやらなくてはと思うんだけど、正直しんどいなぁ。長いし(建前)、怖いし(本音)、オチがくだらなそうだし(予感)…。解編をやる前に、もう少し今のビビリ状態を楽しみたいかも。ちなみに好きなキャラは…いねぇよ!アイツら全員怖ぇよ!

アニメは原作を駆け足で追ってるね。ゲーム未プレイ時は「ふーん、まぁ怖いんじゃね?大騒ぎするほどでもないけど」って思ってた。今は予備知識のおかげで少し怖さが増した。

点と点がつながるとき

2006-04-16 01:43:15 | Diary_7
推理マンガとかで主人公がトリックに気づいたときって、電流が流れるような演出をするじゃん。アレって良い表現だよな。実際に自分も何かひらめいたとき、体に電気が走るような錯覚を受けるよ。脳の働きってのはニューロンによる電気刺激らしいんだけど、その電気を体が感じているってことだろうか…。

最近、アニメを見てたらそんな電気刺激を感じた。

今、「女子高生」って名前のアニメが放映されている。世間的な評価は微妙っぽいんだけど、さり気に俺は好きなのよ。即日、原作のマンガを買いそろえたってぐらい気に入っている。俺の妹が女子高出身で、いろんな女子高話を聞かせて貰ってたってのも手伝ってシンパシーを感じたわけさ。同じ女子高物でも「マリみて」と逆の意味で好きってのがなんか面白い。

さて、ここからが本題なんだけど、女子高生のエンディングを「meg rock」って歌手が歌ってる。ソルティレイのOPなんかも手がけていて、最近のお気に入り歌手だったりする。「歌声がいいな~」「新人みたいだけどこれから要注目だな」とか思ってた。

でも、つい数日前に俺は気づいてしまった。「meg rock」って「日向めぐみ」のことだったんだね。そりゃ歌声が好きになるわな。メロキュアでも作曲は岡崎律子だが、歌は日向めぐみが好きだったし…。ここで軽く電流。その後、日向めぐみのディスコグラフィーを見ていったら、俺にとってさらに衝撃的な事実を発見してしまった。

「カードキャプターさくら」のファーストオープニング「Catch You,Catch Me」。この歌は広瀬香美プロデュースってことで話題になった曲だ。俺は広瀬香美の曲は好きではないので、この曲の評価はあまり良くない。ただ「meg rock」の時と同様、「歌声がいいな~」って思っていたんだ。この曲の歌手は「グミ」っていう当時無名の新人。

「グミ」=「日向めぐみ」だったのね…。大きな電流が来た。俺って結構古くから日向めぐみが好きだったんだぁ。

日向めぐみさん、これからも応援します!

追記:アニメ音楽について
神エンディングで話題の「涼宮ハルヒの憂鬱」。世間では京アニの作画が注目されているが、俺はBGMに注目するぜ。このアニメの音楽は「もじぴったん」でおなじみの「神前暁」が担当している。キュートな曲調に要注目だ。

実写版ちびまる子ちゃん

2006-04-13 02:03:59 | Diary_7
今度、ちびまる子ちゃんの実写版ドラマがはじまる。オフィシャルホームページを見てみたけど、頑張ってキャスティングしたよなぁ。既存の俳優を適当にキャスティングしたわけではなく、原作の絵に人物を当てはめている。マンガのドラマ化って過去にもいろいろあったけど、ここまで原作に擦り寄ったドラマはかつてない気がする。

永沢君のタマネギ頭なんか実によく再現されているよ。大野・杉山のコンビもイケメンぐあいが良く出てる。城ヶ崎さんがキチンと縦ロールしてるのも好感度高し。花輪君と冬田さんもマンガそっくりな髪型をしているんだけど、これに関してはもう少し現実的な髪型にしてもよかった気がするな。

今回の実写化に関して、基本的には満足しているんだけど、一つだけ引っかかったことがある。それは俺がちびまる子ちゃんの中で一番好きなキャラである「お姉ちゃん」こと「さきこちゃん」について。

実は俺が初めて写真を見たときに「このお姉ちゃん、幼すぎないか?」って思ったのよ。小学6年生って設定だからキャスティングは正しい。小6だったら役者である福田麻由子ちゃんぐらいで合っている。実際、彼女は本当に小6なのかも知れない。つまり幼いって感じた俺の認識の方が間違っている。頭では理解しているんだけど…。

「お姉ちゃん」ってさ、俺がアニメを見始めた小さい頃からお姉ちゃんなのよ。アニメだとキャラクターも絵によって抽象化されているからか、俺自身がどれだけ年齢を重ねても、さきこちゃんをお姉ちゃんとして見ることが出来てたんだ。ところが実写になると、役者が本物だからなのか、見た目どおりの年齢にしか見えない。アニメの時は視聴者たる俺から見ても「お姉ちゃん」だったものが、実写では「小学生のガキ」としか認識できない。

ちびまる子ちゃんのお姉ちゃんって、感覚的には俺にとってもお姉ちゃんだったのよ。それが実写化によって俺より年下になっちゃった。なんか愕然としたさ。

追記:ちびまる子ちゃんのクラスメイトである「長谷川けん太」。彼は清水エスパルスの「長谷川健太」監督その人だったりする。実写化にあたり、けん太絡みの話で長谷川健太監督がドラマに出演するに5000ペリカ。

「わたす」の街に行ってみる

2006-04-11 01:24:42 | Diary_7
このあいだの土曜日に下北沢に行ってみた。下北沢は吉祥寺と並んで、俺にとって憧れの地だったりする。吉祥寺から井の頭線に乗っていくのがうちから出かける場合のルート。ずっと行きたかったのだが、なんとなく延び延びになっていた。吉祥寺と下北沢って俺の街序列で同率なので、いつも吉祥寺に出かけるだけで満足しちゃうんだよね。

初めて下北沢に行ったけど、ホントに道が狭いね。なんか最近、消防法とのからみとやらで道路を拡張する予定があるらしいけど、なるほど消防車は通れそうにない。たしかに危ないっちゃ危ないね。ただ、それが街の魅力を作っているのも間違いない。

車が通れないから、徒歩が移動手段の基本となる。ゆえに人間が主役の街になったんだな。小さなショップが数多くあって雰囲気も良い感じ。地に足のついた、人間らしい街並みが心地よい。道路を拡張したら間違いなく街が台無しになるな。

自動車ってホント街をダメにするな。区画整理とかで、近代的に整地した街ってどこも画一的つまんねえんだよ。秋葉原でもヨドバシとかがある場所って綺麗だけど、どこか味気なかったりするしな。だいたい車に優しい街は人には優しくないんだよ。日本もヨーロッパみたいに、街の中心部から自動車を締め出してくれ。公共交通機関だけは無駄に発展してるんだから、パークアンドライド方式を採用しろ。人に優しい街を作れ。

とりあえず、下北沢の道路拡張には反対しとく。あんな良い雰囲気の街を破壊するのは社会的損失だ。

追記:下北沢で「VILLAGE VANGUARD DINER」というハンバーガーショップで飯を食った。オールドアメリカンな店内で雰囲気がカッコイイ。バーガーの味も中々。店員も接客も良い。ただ、少し高いかも。マックが価格破壊すぎるということもできるが…。

嫌嫌韓流

2006-04-07 23:38:42 | Diary_7
去年の「韓流ブーム」に続き、今年は「嫌韓流ブーム」が巻き起こっている。前者では韓国の「情熱的」な部分が強調され、後者では「感情的」な部分がクローズアップされている。ぶっちゃけどっちも同じことの表裏だ。ふたつあわせて、広義の韓流ブーム。電通の思惑はさておき、日本人に韓国を意識させることには成功した感じだね。

俺自身は若干右寄りの思想の持ち主で、「韓国は気に食わないなぁ」って思うこともままある。「嫌韓流」や「つきあいきれない韓国人」なんて本も読んだりして、「これだから韓国は…」なんて思ったりもした。それなりに「嫌韓」をエンジョイしてるわけだ。

しかし、最近この嫌韓にとりつかれてしまい、ともすれば「嫌韓バカ」ともとれるような人が増えてきたような気がする。もう韓国のことだったら何にでも噛み付いて、ひたすら韓国のアラを探すことに命をかけている感じ。

俺がそのことを特に感じるようになったのは、WBCの2次予選、対韓国戦で、韓国が勝利したときのこと。あの時韓国はピッチャーマウンドに韓国旗を刺した。その行為に対して、嫌韓派からは「神聖なマウンドに旗を突き立てるなんてマナー違反だ」と猛反発。しかしアレって大騒ぎする程のことかね?俺には罵倒するためだけに無理やり「マナー違反!」と騒いだようにしか見えなかったよ。これってさ、火の無いところに煙を上げる「朝日新聞ご注進報道」とやり口が同じじゃね?

---朝日ご注進報道の例---

なんとか左翼に世論を煽りたい→燃料投下のために韓国に行き証拠探し→
→これまでだったら話題にもならなかった従軍慰安婦をわざわざ募集→従軍慰安婦を発見、韓国世論を炊きつける→
→新聞紙面で「韓国人は怒ってる」「日本はこんな悪事を働いてきた!」→日本の世論を左翼誘導

---WBCご注進報道(?)の例---

なんとか嫌韓に世論を煽りたい→燃料投下のために米韓のテレビ中継までチェックして証拠探し→
→これまでだったら話題にもならなかった「イチローの前にわざと球を転がす事件」を発見→
→2ちゃんねるやブログで「韓国はマナーが悪い」→世論を嫌韓誘導

両方とも「まず結論ありき」で、そのための燃料を探している。で、別に誰も注目してなかったことを、無理やりトピックスにして煽る。嫌韓派は基本的に朝日新聞のやり口を嫌っているのだが、実はやってることはまったく同じ。皮肉なもんだね。

また、嫌韓バカは左翼をバカにする傾向にあるのだが、実は考え方がスゴイ似てるんだよね。

---左翼---
日本が嫌い(多くの国が日本を嫌っている)
「多くの人は日本の蛮行を知らない」。啓蒙しなくてはいけないという使命感=エリート意識
朝日新聞を過剰評価
「事実・真実」とやらにこだわる。逆の思想を絶対受け入れない、あるいはバカにする。
自分は中道的な思想だと主張する。

---嫌韓バカ(右翼)---
韓国が嫌い(多くの国が韓国を嫌っている)
「多くの人は韓国の反日思想を知らない」。啓蒙しなくてはいけないという使命感=エリート意識
2ちゃんねる(ネット世論)を過剰評価
「事実・真実」とやらにこだわる。逆の思想を絶対受け入れない、あるいはバカにする。
自分は中道的な思想だと主張する。

下手に考え方が近いから相容れないのかね。キリスト教とイスラム教みたいなものか?

名人芸

2006-04-03 01:37:49 | Diary_7
第一の名人:

この間の土曜日に、ひょんなことから上野へ落語を見に行くことになった。俺にとっては初めての寄席体験。特に興味もなかったので、あまり期待もしていなかった。

さて、落語が始まり、前座の出演者が登場する。一生懸命に頑張っているのは伝わってくるのだが、あまり面白くなかった。「こりゃ、失敗した」と思ったよ。しかし予想に反して後になるほど面白くなった。寄席のルールで、後から出る人間ほど、格が上ということになっているのだが、まさかこれほどまでにテクニックの差が出るとは思わなかったよな。

落語のストーリーって文章にしちゃうとホントくだらない物ばかりなのよ。ただ、噺家がしゃべると何故か笑えるんだな。トリを務めたのは「桂文楽」と言う人だったんだけど、演目は「時そば」。「今なんどきだ?」でおなじみの超クラシック作品。落語を知らない俺でも内容は知っている。「くだらないストーリー」って思ってたんだけど、なぜか笑えたんだ。スゴク面白かったよ。これが名人芸ってやつなんだな。落語はライブに限る。

第二の名人:

落語も終わったので、上野公園を散歩することに。日本一混むと言われる花見会場を見てみたかったしね。いやぁ、凄かったね。みんな無理しすぎ。花見ってある程度の人ごみがないと味気ない物だけど、あれは限度を超えているよ。

歩いていて気づいたんだけど、いつもは「青きビバリーヒルズ」を形成してい場所に、一軒もダンボールハウスを見かけなかったんだよね。どこに行ったのかと思ったら、邪魔にならない場所にホームレス達が溜まってた。彼らの脇にはダンボールハウスの建材が小さくまとめて収納してある。

どうやら花見シーズンは「素人さん」に場所を譲って「プロフェッショナル」の方々は遠慮するようだ。それにしても、建材の収納術は大したものだった。プロの連中にとって花見は迷惑だろうなぁって思ったんだけど、「場所取り」やら「空き缶集め」やら彼らにとってもかき入れ時みたいだね。良く出来てる。

第三の名人:

散歩も終わり、一緒に落語を見た人と別れる。俺は駅前のデパートで夕飯のおかずを調達、「せっかくだから」とアキバへ移動。何故か分からないけど、アキバについたとき「買ったおかずが不味くなりそう」って思っちゃった。食べ物とアキバって合わない気がする。秋葉原で飲食店が発展しない理由がなんとなく分かった。

目的もなくブラブラ歩いていたら、スゴイ人だかりを見つけた。何事かと思ったら、その中心に「太鼓の達人」のすご腕プレイヤーがいた。なんか裏モードの「鬼」とかいう難易度で完璧な演奏をしてるのよ。曲終わりに拍手が起こった。

曲を選択している時に近くにいた女の子集団(おそらくパンピー)が、「J-POPが聴きた~い」と黄色い声援を上げる。しかし、達人は「一切無視」。絶対に女の子が知らないであろう「タイトーのスターフォース」の曲をセレクト。達人の矜持を感じたね。

凄まじいスコアでゲームを終えて、ランキングに「あきお」と名前を入力。その瞬間ギャラリーからはあきおコールが巻き起こる。しかしやっぱり達人は無視。黙々とネットランキングのパスワードをメモしてた。

俺の癒しが…

2006-04-02 02:29:47 | Diary_7
寝る前にニュースでもチェックしようと思って、なんとはなくにテレビをつけたらランク王国がやっていた。

「あぁ、もうこんな時間かぁ」
「ニュースチェックを取りやめて、お休み前にさわの微妙コントで癒さよう」
---ランキングが終わりMCパートになる---
「うん!?誰だこいつ?」
「さわじゃねぇぇぇ!!!!」

なんか違うやつに変わってた。「ゆき」だったかな?
ダメだ、中途半端加減がなってない。何より、3年半も続いた長期政権のせいで、「さわ」以外を受け付けない体になってしまっている。俺の週末の癒しが…。

さっきまでスゲェ眠かったのに、一気に眠気が飛んだ。これほどの衝撃を受けている自分自身にびっくりしている。

MCが変わる度に言っていることなんだけど…

「次のMC、なんか微妙…」