あんだーせぶん

まゆ子「……異常気象なんじゃないの? 太陽が増えてるとか」
ニア  「その発想が異常だと思うよ」

キック・アスは俺らの映画

2010-12-26 21:05:44 | 映画
ニコラス・ケイジが出演しているわりに、いまいち認知度が低い映画「キック・アス」を観た。
来たねこれは…。ヤヴァイよ。まさに「俺ら」のために作られた映画だよ。

あらすじ:
コミックオタクでスーパーヒーローに憧れる高校生の主人公デイヴ(アーロン)。ある日、インターネットで買ったスーツとマスクを着て、自分もヒーローになったつもりで勝手に街へ出て正義のために活動を始める。その初出動で、あっさり犯罪者にやられてしまうのだが、その捨て身の姿はネットで話題になり、 “キック・アス”の名で一躍有名に。一方で、“ビッグ・ダディ”(ニコラス)とその幼い娘“ヒット・ガール”(クロエ)は、本格的な訓練を重ねながら、地元マフィアの犯罪組織を壊滅しようと、チャンスをうかがっていた。やがて、“キック・アス”は、“ビッグ・ダディ”&“ヒット・ガール”と犯罪組織のバトルに巻き込まれていく。
(オリコン)

ブラックな要素や、ハードコアなアクション、ギーク(オタク)の悲哀など…。
いろいろと語れる要素はあるんだけど、この映画最大の見所はなんといっても「ヒット・ガール」でしょ。

幼女 + 武器・格闘 = 萌え

メリケンどもも、ようやく日本に追いついてきたな。
クロエ演じるヒット・ガールが、大人たちをバッタバッタ殺しまくるシーンは最高にカッコカワイイ。
これはもう「萌え」意外の言葉が思いつかないわ。

俺、アメリカ人にはいわゆる「ロリ萌え」は永遠に理解できないって思っていたんだけど、
この映画を観て考え方が変わったわ。
太平洋の向こう岸にも「俺ら」と同じ魂を持ったやつがいるんだな。

コレ作ったやつマジ「分かっている」。
ヒット・ガールは、洋画幼女では、ハーマイオニーに勝るとも劣らない逸材だよ。
外人はすぐに成長しちゃうからな。「お早めにご賞味ください」だぜ。

この映画はもっと評価されるべき。
俺はこの映画を超応援します!

「すぺーすばとるしっぷ(笑)」なんて見ている場合じゃねぇぞ。


ライトノベルの楽しい書き方を観た

2010-12-07 20:53:29 | 映画
映画「ライトノベルの楽しい書き方」を観た。
全国で3館のみの上映。俺が近年観た映画の中でも
ぶっちぎりのマニアック度を誇る本作品。

原作は「電波男」でおなじみ、本田透のライトノベル。
映画の脚本は「To Heart」の高橋龍也。
主演はベリーズ工房の須藤茉麻で、
竹達彩奈や國府田マリ子なんかの声優もメインキャストで参加。

スタッフ・キャストがえらく濃い…。
どういう経緯でこの映画を作る気になったのだろう…。
もう何かなんだか分からない。

内容がどうこうというよりも、そのあまりにカオスな布陣に興味がそそられまくり。、
いったいどの層をターゲットに作った映画なんだ?
いてもたってもいられなくなって、平日に観にいってしまったよ。

そんなわけで、この映画を観に来ている客層が気になって、
上映前にお客さんどうしの会話を、それとなく聞いていました。
そうしたら「今度のベリーズ工房のイベントが云々」とか、
「竹達彩奈効果でお客さんが増えると良いな~」的な内容が聞こえてきたな。

どうやら、メインの客層はベリーズ工房ファンのようだ。
彼女が主演なわけだし、そりゃそうか…。

竹達彩奈ファンも多いのかなぁって思っていたんだけど、意外と少数派?
「ライフライン」平野綾が変な感じになっている今、
竹達彩奈は現声優界で一番エッジなアイドルだと思うわけだが、
声優ファンには今回の映画はいまいち響かなかったのかなぁ。

映画の内容はいかにも本田透が書きそうなベタベタラブコメ。
観なくても内容が分かるレベルのベタさ。
ただ、演出の妙なのか、脚本なのか、小奇麗にまとまっていて、わりと楽しく観れたんだよね。
正直、今回の映画に「面白さ」はまったく期待していなかったんだけど…。
ちょっと意外だったわ。

そんな本作の見所ポイントとしては、やっぱ声優が「実写で声優演技」をするところかな。
これはあえての演出意図だと思うけど、自然な演技とは正反対のアニメ演技。
それを声優本人が実写で演じてくれるわけで…。なかなかレアな映像だと思うよ。

まぁ、それも含めて「話のネタ」としてはなかなかのモノを持っている映画だったわ。
そういうネタを楽しめる人だったら、「観たこと」そのものに価値を見出せるかも。

そんな映画でした。




物珍しさでパンフレットまで買っちゃったよ。