天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

映画『ゴッドファーザーPART3』ファミリー犠牲者末娘タリアシャイアが今度は加害者となり敵対者を毒殺

2010-08-27 22:34:18 | 日記
今日の日記は、映画『ゴッドファーザーPARTIII』(1990年製作:フランシス・フォード・コッポラ監督 アル・パチーノ タリア・シャイア アンディ・ガルシア主演)で描かれた「甥っ子が家族(ファミリー)の重要なメンバー」の大家族主義の家族観のことです。
この映画は、アメリカ社会に巣食うマフィアのファミリー一族を3代にわたり描いた『ゴッドファーザー』3部作の完結篇です。
この映画の後半ラスト近くで、父ビトー(第1作出演:マーロン・ブランド)から、コルレオーネ・ファミリーのドンの地位を継承した彼の三男・マイケル(アル・パチーノ)は、自らの体力と気力の限界を知り、長兄の故ソニー(第1作出演:ジェームズ・カーン)の息子ヴィンセント、彼にとって甥っ子(アンディ・ガルシア)に、その地位を継承しようと決意します。添付した写真は、その時のお互いに会話を交わす二人です。そのアル・パチーノとアンディ・ガルシアの会話を、以下に引用します。
・パチーノ『私は努力した。懸命に・・・こうならぬようにと。だが不可能だ。この世界ではな!』
・ガルシア『命令を下さい!』
・パチーノ『後戻りはできんぞ!私と同じ道を?』
・ガルシア『・・・(黙って頷く)』
・パチーノ『私は抵抗した 身内を巻き込むまいと・・・』
・ガルシア『俺は違う!力でファミリーを守ります。ご命令を!』
そして、沈黙してお互いを見つめ合う二人に、マイケルの妹・コニー(タリア・シャイア)が彼らの部屋に入ってきます。
・ガルシア『話は済んだ!』
・パチーノ『(覚悟を込めて)私にはもうできない!』
そのパチーノの言葉を聞いたタリア・シャイアは、『大丈夫!ヴィンセントに任せて!心配しないでこっちにきて休んで!』と言いながらパチーノを介護しようとします。もう、アル・パチーノは、このファミリーをまともに統率できず、実の妹にまで同情される始末です。
このシーンほど、マーロン・ブランドが造り上げた大家族(ファミリー)の脆さを象徴するものはありません。完結篇では、単なる直系の子供ではなく、力量のある甥が、その大家族の支柱になり、多くの家人をまとめていくのです。
そして、ラストのシチリアの劇場シーンでは、この映画の第一作で自身の夫を殺害され、ファミリーの犠牲となった被害者のマーロン・ブランド末娘タリア・シャイアが、逆に今度は加害者となり、敵対する別ファミリーのドン(彼女の名付け親でもある)を毒殺してしまいます。とても恐ろしいファミリー(家族)です。日本では、とても考えも付かないその家族観です。
そして、この同じ家族観を共有しているのが、某劇場劇場演技者女性のブログ管理人です。
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