天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

現地ガイドがボスポラス海峡横断トンネルで語った江利チエミの歌うトルコ民謡『ウスクダラ』を他客は知らず

2011-09-28 21:12:47 | 日記
今日の日記は、トルコ旅行第6日目の8月18日(木)午前、イスタンブール・アタチュルク空港から、ボスポラス海峡貸切クルーズの発着場に向かうバス移動にトルコ人ガイドが語った『ボスポラス海峡横断鉄道トンネル』のことです。
その日の午前中、私たちツアー客は、イスタンブール・アタチュルク空港からバスでボスポラス海峡がよく見える海沿いの道路を通って、新市街地にあるクルーズの発着場カバタシュに向かっていました。これから、いよいよ本格的なイスタンブール観光の始まりです。私はとてもワクワクして来ました。
そのバス車中で、現地のトルコ人ガイドが3つの場所に区分されているイスタンブール市街の現状を説明していました。世界遺産が多くある旧市街地、ビジネス・ファッション街の新市街地、住宅地が多いアジアサイドの3つのゾーンです。そのゾーンを明確に分けているのが、ボスポラス海峡と金角湾です。
中世東ローマ帝国の首都イスタンブールが、アナトリア半島に勢力を増してきたオスマントルコの侵略を一世紀以上も防げたのは、その一つとしてアジアとヨーロッパを隔てているボスポラス海峡があったからです。
そして、このボスポラス海峡には、現在二つの大橋が架けられています。添付した写真は、その旧市街近くに架けられた幹線ルートである第一ボスポラス橋(トルコ共和国建国50周年の1973年完成)です。
さらに、現地のトルコ人ガイドが、日本企業の建設会社の協力で、現在海底部にトンネルを貫通させてアジアとヨーロッパを一つにつなぐプロジェクトが着々と進められていると、私たちツアー客に説明してくれました。彼が私たちに言ったその建設会社の名前は、私が深く関わっている企業ですので、彼がとても正確な情報を知っていると判り、私はその彼の説明にとても嬉しくなりました。尚、今年の2月26日に貫通記念セレモニーが、トルコ共和国エルドアン首相隣席の下、盛大に挙行されています。現在は両側の地下駅の工事が進められています。
また、この横断鉄道トンネルのアジア側の地下に出来るウスクダラ駅の彼の興味深い説明を聞いて、私はとても驚きました。
彼は”日本の歌手・江利チエミが歌ったトルコ民謡『ウスクダラ』で有名なウスクダラがアジア側の出口です”と私たちに説明したのです。トルコ人の彼は、30年近く前に亡くなった日本人歌手の江利チエミを知っていたのです。
このツアー客の中で、戦後元祖3人娘として大活躍したジャズ歌手・江利チエミ(1937年1月11日~1982年2月13日)をよく知っているのは、1953年生まれの私ぐらいのものでした。だから、この彼の説明を聞いていても、このトルコ民謡『ウスクダラ』をまったく知らない他のツアー客は、何かポカーンとしていました。
私はその時、彼らとの深い世代間の違いを強く実感しました。
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