天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

映画『掠奪された七人の花嫁』♪ローマ話、女は川で泳いでいた、大喜びは通りかったローマ人そのままさらう

2010-11-28 12:16:00 | 日記
今日の日記は、今久しぶりにお茶の間鑑賞している映画『掠奪された七人の花嫁』(1954年製作・スタンリー・ドーネン監督 ハワード・キール ジェーン・パウエル主演)のことです。
先日、私はスタンリー・ドーネンが1957年に監督した映画『パリの恋人』を紹介しました。そして、その投稿を書込して、このミュージカル映画名匠が3年前に監督した当時予算がなくB級映画扱いを受けたミュージカル名作『掠奪された七人の花嫁』も、再度DVDビデオ鑑賞したくなりました。だから、今この映画を私は久しぶりにお茶の間鑑賞しています。添付した写真は、この映画に主演した7組のカップルが勢揃いした映画の一シーンです。左側から二人目の女性ミリーが、長男アダム(彼女の隣に男性:ハワード・キール)と結婚したジェーン・パウエルです。その二人の周りの12人の男女は、アダムの弟達とその後掠奪された女性達です。
この映画は、1850年アメリカのオレゴン州を舞台したミュージカル恋愛劇です。長男アダム(ハワード・キール)は山奥の牧場から町へ出てきて、町の料理店で働く勝気な若い女性ミリー(ジェーン・パウエル)に一目ぼれしてしまいます。彼は、首尾よく彼女を口説き落しその場で結婚して、自分の山の奥地にある牧場へ連れ帰ります。
しかし、その新居である牧場で彼女を迎えたのは、アダムの弟達で六人の荒くれ者(父親が名付けた名前が出生順のアルファベットになっていて、父親は頑張って”Z”まで子供を作るつもりだった)でした。彼女は、理想とまったくこの違う現実に、落胆・幻滅を感じてしました。
でも、長男アダムの男らしい優しさ・思いやりの胸を打たれ、これら7人男所帯だった兄弟のゴッドマザー役を務めることになります。この勝気で男勝りの女性を、ジェーン・パウエルがとても好演しています。
そして、この7人兄弟と長男妻が町の祭りで主催されるダンス・パーティに出かけます。そのパーティで6人は、各々相手女性を見つけて楽しくダンスを繰り広げます。そのダイナミックでアクロバティックな舞踏シーンは、この映画の見所の一つです。しかし、その場の最後には、町の他の若者と相手女性をめぐって喧嘩騒動になってしまいます。もう会えなくなって気落ちした6人の弟達に長男アダムは、妻ミリーが持参してきた本を読んで古代ローマ人の逸話を披露します。以下に、長男アダムが歌う”古代ローマの逸話”を掲載します。
♪ローマの話 泣いた女達の話 男達は畑 女達は川で泳いでいた 大喜びは通りかったローマ人 そのままさらったと プルタークの話 女達は泣いた 声をあげて 節々は痛む 馬車は揺られ 泣いて抱き合い ローマの野をひた走る いいか お前達の時も同じこと・・いいな ローマ人がお前達の手本・・♪
そして、7人兄弟は古代ローマ人の逸話を実践する為再び町を訪れ、6人の弟は各々の結婚相手をさらって牧場に連れて来てしまいます。この映画の何か物騒な題名の謂われが、よく理解できる名シーンです。
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