インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

『ワールド・トレード・センター』で考える

2009-09-11 23:07:43 | 映画や小説、テレビなど
  昨日は閲覧数:470PV 訪問者数:208IPで、午前7時に多かったようだ。また200越えをしたので、今日も書かなくてはならない。そういえば、今日は『ワールド・トレード・センター』なる映画がやっていた(『ワイルド・ソウル』を読んでいたが放棄して観入ってしまった。

 8年前の9月11日、今のようにテレビを観ていなかったし、ネットにも接続していなかったし、情報が少なかったせいか、あまり関心がなかった。資本主義社会のエリートが自爆テロによって大勢殺されたので、恐ろしいことだとは思った。冷めていたのか、鈍かったのか。やはり対岸の火事なのだろう。

 『ワールド・トレード・センター』で救出に行った警察官が、逆に巻き込まれて救助されるわけであるが、状況から考えて無謀であるが、「救出に存在意義がある」わけで行かざるを得なかったのか。

 そもそも人間の力で何でも出来るわけではないが、出来るかもしれないからやってみよう(それが仕事だからやらざるを得ない)ということで、悲劇は次々に起こるのか。溺れた人を助けようとして飛び込み、一緒に死んでしまう。また、岐阜県防災ヘリ墜落、3人死亡というのも、救助しようと思って、逆に巻き添えになるという典型例だ。

 鳥インフルエンザとか、医師や看護師でも、その可能性は大いにあるし、倒産しかけた会社に手を差し伸べて、それが原因で倒産することもあるし、「連帯保証人」がまさにそれである。お人好しは地獄に引きずり込まれることになるのだろう。
 
  助けてください(お金が一銭もないのです)

  貸してもいいけれど…(こっちも金がないから。来月の支払いが)

  絶対に返します(助けて、助けて)

   ※来月返って来ないと役が逆転します(マンダラ思考させられます)

  助けてください(踏み倒されて、お金がないのです)

   …

   倒れた兵士を助けようとして、その兵士もやられ、それを助けようと…

   かくして死体の数は増えていく。

   今の日本経済がそうなのだろうか?

   それでも神様は助ける人の味方をするのだろうか?
  
    お人好しから滅びていく?

    自分だけが幸せになってよいか?