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『50/50 フィフティ・フィフティ』

2012-02-16 21:52:45 | 映画(は行)
人生、あきらめるには早すぎる。


『50/50 フィフティ・フィフティ』

監督・・・ジョナサン・レヴィン
脚本・・・ウィル・レイサー
出演・・・ジョセフ・ゴードン=レヴィット、セス・ローゲン、アナ・ケンドリック、ブライス・ダラス・ハワード、アンジェリカ・ヒューストン 他

【解説】
ガンで余命わずかと宣告された青年の葛藤(かっとう)と周囲の人々の姿を、笑いと涙を交えてつづるハートフル・ドラマ。コメディー俳優セス・ローゲンの親友で、ガンを克服した脚本家ウィル・ライザーの実話を基に、シリアスになりがちな闘病記を新鋭ジョナサン・レヴィン監督がユーモラスに描き出す。迫り来る死を意識しながら病魔と闘う主人公を、『(500)日のサマー』のジョセフ・ゴードン=レヴィットが好演し、彼の親友をセス・ローゲンが演じる。

【STORY】
酒もタバコもやらない陽気な青年アダム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は27歳でガンを患い、5年の生存率は50パーセントと宣告される。職場の同僚や恋人、家族が病気を気遣い神経質になっていく中、悪友カイル(セス・ローゲン)だけはいつも通りに接してくれていた。何とかガンを笑い飛ばそうとするアダムだったが、刻々と悪化していく病状に動揺を隠せなくなってしまう。




やっと観ることが出来ました~。
闘病ものなのに重くないし、暗くないし・・・とんでもないお話ではなくて、なかなかリアルで
笑いのバランスも凄くよかった!
音楽も軽快な曲が多かったですね~。“ヴォルデモート”とか“クリンゴン人”発言とかもウケた。

普通に生活していて、身体のどこかに違和感を感じることは誰でもあると思う。
私の“それ”は偏頭痛なんですが~後頭部とか、こめかみとか、痛みが酷くて本当に重い病気じゃないかって思うことがあって・・・
覚悟を決めて脳神経外科へ行きMRI検査を受けたこともあります~。おかげさまでどこにも異常はなく、ストレスとか精神的なものでしょう・・という診断を受けてから1~2年ごとに検査には行っています。

この主人公のように、多分小さな違和感は少し前からあったとしても
やっと病院へ行って、その診断にまさか自分が?!ということもあるものなのでしょうか・・・

実は先日『私だけのハッピーエンディング』を鑑賞~。
そちらも気になって病院へ行ったら末期がん・・・というものでした。(こちらのレビューも近日中にアップしなきゃ。)
こんなに映画になるってことは、よくあることなのかな・・・
だとしたら本当に怖いですね。

突然“死”を宣告された時、真っ先に思うことは「まさか?」「自分が?」そして・・・次には「どうしよう・・・」だと思うのですが
その時必要なのがカウンセラーという存在。

日本ではどの程度普及しているのかは知らないのですが
カウンセラーの方と恋におちる・・とかちょっと出来すぎ感はあったとしても、それぐらいないと可哀想~って思えるジョセフくんでした。


ジョセフくんはあまり感情を表に出さず、淡々と受け入れる青年、ぴったりでした。
そんな彼でも思わず感情をあらわに・・・というところは泣けた。
だんだん弱っていく様は、見た目がとても変わった(痩せた)とかじゃなくて表情で表現してたように思う。


いつもおちゃらけていて、一体何考えてるんだか・・・という親友カイル。セス・ローゲンは、良かった。凄く・・・
こんな風に病人と接するということは本当に大変なことで・・・
病気ってものすごい負のオーラを出すので、油断すると巻き込まれてしまいそうになりがち。
彼は気負わずに“笑い”でその勝負に勝ってしまう。けれどその陰では彼なりに努力していて・・・あの読み込んだ本のシーンで涙。


彼女レイチェル、ブライス・ダラス・ハワードの気持ちも分からないでもない・・・
けれど~この場合、彼の病気が発覚する前から彼女は自分のことしか頭になかったんだから。
病院へ入るのが嫌だといっても、あんな形で病人を待たせてはダメ!絶対ダメ!
別れて正解~


新米カウンセラー・キャサリンは憎めないけど、普通こんなじゃダメじゃない?(苦笑)
けれどアダムと一緒に成長してゆくという形もありかな・・・?
アナ・ケンドリックは普通っぽいカンジが好感持てる。


どうしても感情移入してしまうのはママ~。
認知症の旦那さまを抱えながら、それだけでも大変なのに~愛する息子がそんな難病に冒されるなんて。
考えただけで・・・・・・・・・・・・

脚本家さん=レイサーの体験が元になっているこの作品では、母と息子の関係も実体験の反映だそう。
子供って親に対してはそういうとこ素直になれないんですね。
親としてはとても寂しいことだけど、お互いに相手を思い過ぎてっていう面もあるのかも。

そういえば診断の時に使われたMRIやCTスキャン画像は、レイサーご自身のものだそう。
それはリアリティあるわけですね。

ちょっと辛いシーンもありましたが、観てよかったです。
病気に対する心構えみたいなものも参考になったし・・・
カイルみたいな人になれたらいいな。


マリー的お気に入り度 ・・・ ★9個 (あのワンコ、弱々しいカンジが可愛い♪好き♪)


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
マリーsann (mig)
2012-02-17 11:10:36
おはよー!
PCチョウシ悪くって
ぐるぐる廻ったり書き込みできずでやっとなんとか
もう春で5年目だからいよいよヤバい!

セスが良かったんだよね~そこで泣いちゃったもん。
ドラゴンタトゥーもTBさせてもらうね★
migさんへ・・・ (マリー)
2012-02-17 22:11:24
こんにちは~~♪
PC不調の中、ありがと~~~。
私もグルグルしちゃう時がある・・・何年目だっけ???

セス、よかったわ~。
ポールの声もなんだったよね?なんかイメージが違う・・・っていうか、セスだって意識してなかったのが悔やまれる。。。
こんばんは♪ (yukarin)
2012-02-18 00:18:26
闘病ものなのにクスッとさせられるところもあって重くなかったのが良かったですね。
今回のセス良かった~見直した!(笑)

私も偏頭痛持ちだからマリーさんと同じこと思ったことあります。でも検査には行ってないわ^^;
yukarinさんへ・・・ (マリー)
2012-02-18 20:44:57
こんにちは~~♪
おも~~い題材なのに、爽やかってすごいよね。

私もセス、見直した~(笑)
下ネタだけの人じゃなかった!(爆)

yukarinさんも?
あんまり痛いと、心配になるよね。
コーヒーの飲みすぎもよくないって言われながら、一日5杯以上飲んじゃう私。痛くなるわけだ・・・><
Unknown (☆オレンジピール☆)
2012-02-18 21:26:53
テーマは重いですが、重いだけではなさそうで気になってます。
遅れたけど、公開があってよかったですね☆
この写真、後ろに居る太っているのもジョゼフ君かな?
DVDになったら、絶対に借ります!

ケイト・ハドソンとガエル君の『私だけのハッピー・エンディング』は公開されてて
こちらも気になってます♪
ジョセフくんぴったり (ノルウェーまだ~む)
2012-02-19 11:33:54
マリーさん☆こんにちは
ようやく風邪ひきから復活したところ~
マリーさんは大丈夫?

CTスキャンの画像は本人のものなのね。
知らなかったわ~
やっぱり本当の話から来る愛が詰まった映画なのでしょうね。
オレンジさんへ・・・ (マリー)
2012-02-19 22:10:00
こんにちは~~♪
後ろに写っているのはセス・ローゲンですよ~
オレンジさんも楽しめそうな気がする・・・

「私だけの・・」はガエルくんはいいのだけど~~~・・・ケイトって健康的で・・・

まだ~むへ・・・ (マリー)
2012-02-19 22:12:05
こんにちは~~♪
まだ~む、風邪引きさんだったのね。治ってよかった!
ジョセフくん、合っていたわ~。

自分の画像を使って、お話書いてって
なかなかリアルで・・・
私だったら、ちょっと書けないなぁ。
ジョー君♪ (オリーブリー)
2012-02-21 02:02:35
こんな役柄が上手いよね。
ジェームズ・マカヴォイの降板で、急遽、みたいけど、セスともまるで長年の友人って設定がバッチリで良かった!(マカちゃんのも観たかったけど)
自分がこうなったら、親友や身近な人がこうなったら、、、真っ先にカイルの言動を思い出したいな。
オリーブリーさんへ・・・ (マリー)
2012-02-21 23:00:35
こちらにもありがとう~。

タムナス・・じゃなかったマカヴォイさんの代わりだったの?知らなかった・・・
あ~~でもマカヴォイさんも似合いそう~!

私もカイルを目標にがんばろ~っと。

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