田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

北海道低山紀行 18 遠藤山

2011-09-20 22:39:04 | 北海道低山紀行 & Other
 山としては易しい山だったはずなのに…。塩谷丸山で体力を使い果たしていた私には難行苦行の遠藤山だった。その上、遠藤山山頂は周りを樹木に囲まれてまったく眺望の効かない山頂だった…。

          
        ※ 塩谷丸山山頂から少し下りたところ標識が立っていた。遠藤山まで3.4Kmとある。たいした
         ことないと思うかもしれないが、山を知っている人ならそれがかなりの負荷を伴う距離であること
         を理解できるだろう。大変だった…。
 
           
          ※ 塩谷丸山からの下山途中、遠藤山方面を望んだところ。どれが遠藤山かは分からない。       
 
 塩谷丸山山頂で約30分休み、12時10分に重い腰を上げた。
 次の遠藤山に向かってまずは下りである。この下りになる登山道が両脇から草が覆いかぶさり遠目には道が見えない状況だった。足下にわずかに足跡が残っているといった具合で、草をかき分けるように下山した。

          
          ※ 写真の先が私の進む道である。まるで藪漕ぎだった…。          

 すると、ポツリポツリと空から落ちてきた。「やはり雨か…」とガッカリしながら、まずは傘を用意した。しかし、風もあったし雨もポツリポツリから本格的にはならない。傘を差さないまま下山を続けた。
 実は二日前まで天気予報は雨だったのだが、一日前になって予報が曇りに変わっていたので山行を強行したのだった。幸い雨はポツリときた後、上がってくれて最後まで予定通り縦走を続けることができたのだった。

          
          ※ こちらだと多少は進むべき道が分かるかもしれない…。

 藪を漕ぐような下山を続けること約25分、最上町コースからの分岐点に達する。ここまでは下るだけなので、上るのとは違い順調に歩をすすめることができた。この地点が遠藤山に登るには下り切った地点となり、ここから再び上りとなる。

          
          ※ 分岐点の標識である。ようやく藪漕ぎを終えることができた。
 
 上りといっても最初は緩やかな林間のトレッキンググコースといった感じだった。塩谷丸山を下ったときの藪漕ぎのような状態ではなく、下草も刈られ広いコースができていた。

          
          ※ こちらはご覧の通りの快適なトレッキングコースだった。

          
          ※ 雲間から一瞬、林の中に陽の光が差し込んだところを写した一枚である。

 「遠藤山1.9K」の標識が立っていたあたりから徐々に勾配が立ち始めると途端に私はいくじなくなり始めた。
 私の場合一度体力的なピークが来てしまうと、その後の頑張りがまったくきかなくなる。またまた先ほどと同じように10歩上っては休み、20歩進んでは休みの登山になってしまった。

          
          ※ 塩谷丸山から2.1Km来たところの標識である。ようやく半分程度来たポイントということになる。

          
          ※ 写真のように徐々に勾配がきつくなってきた。写真ではその厳しい勾配が映っていないなぁ~。

 そんな繰り返しをしているうちに林道が交差するところに出た。そこも真っ直ぐ横切り、さらに高度を上げていく。頂上が近いのか、ますます勾配がきつくなっていった。
 悪戦苦闘しながら登っていたら二股のようなところに出た。ハッと思ったところ案内板があり、右が遠藤山、左が天狗山と出ていた。右に折れて直ぐに「遠藤山 735.3m」と書かれた山頂の看板が立っていた。
 しかし、そこは樹木をわずかに払っただけといった小さな広場のような頂上だった。周りは樹木が生い茂っていて周囲は何も見えない頂上だった。

          
          ※ これが遠藤山山頂である。なんだかガッカリしてしまうような山頂の小さな広場である。

【遠藤山 登山データー(塩谷丸山からの縦走ルート】
標 高  735.3m
行 程  塩谷丸山山頂→(25分)→分岐点→(25分)→標識(遠藤山まで1.9Km)→(40分)→遠藤山山頂
時 間  塩谷丸山からの登山(約1時間30分)
天 候  薄曇り
登山日  ‘11/09/16


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