先日(8日)新冠町までの小さな旅をした。新冠町に限ったことではないと思うが各自治体が地域の住民のため、そして地域外から人を呼び込むために魅力的な街づくりに努力していることをうかがい知ることができた。
私が所属する某団体の今年の観楓会一泊旅行は日高方面と決まった。
私はその団体の厚生担当ということで、先日他の担当者とともに事前視察のために日高方面に赴いた。
訪れた町はむかわ町、平取町、新ひだか町(旧静内町)、新冠町と4町にまたがったが、ここでは新冠町に絞ってレポートすることにする。
※ 逆光のためその良さが伝わらないきらいがあるが「レ・コード館」の正面です。
新冠町でまず訪れたのが、ある意味で新冠町の名を全国(?)に知らしめることにもなった「レ・コード館」である。
これはなかなかいいところに目を付けた施設だ。世の音楽記憶媒体がアナログレコードからCDに移行することよって廃れようとしていたレコードを全国の愛好家から収集し保存するとともに、ぬくもりと存在感のあるレコードの音を聴かせるというコンセプトは秀逸である。レコード世代の人間にとっては懐かしさを感じ、レコードを知らない世代には博物館的価値を提供しながら道内外から人を呼び込める施設である。
小さな町の施設として同施設に図書館と町民ホールが併置されているのはやむを得ないことだろう。
また、同じ敷地内に道の駅「サラブレッドロード新冠」と「Aコープ新冠店」などが集中しているのは観光客にとっても、地元住民にとっても都合の良いつくりだと思われる。
※ レ・コード館の前庭に設置されていた伝説の名馬ハイセイコーの像です。
※ レ・コード館と同じ敷地にある道の駅「サラブレッドロード新冠」です。
次の訪れたのが宿泊を予定している「新冠温泉『レ・コードの湯』(ホテル ヒルズ)」だった。
外観を見て驚いた。ログハウス風の堂々とした造りが目を惹いた。施設の名のとおり温泉とホテルを兼ねた施設である。レストランも備えていて、外部からの客も迎え入れることのできる立派な施設である。
時間がなくて温泉を体験することはできなかったが、団体客とともに町の人たちが風呂道具片手に温泉を利用している様子をうかがうことができた。
※ 新冠温泉「レ・コードの湯」(ホテル ヒルズ)」のエントランスです。
温泉の直ぐ近くには立派なパークゴルフ場も併設されていた。最近の北海道の温泉施設にはパークゴルフ場が付設されているのが当然のような状況だが、実際に体験してみたが道内的に見ても上級に属するコースではないだろうか?(私はあまり詳しくないのだが)
そして最後は新冠町の主産業でもあり、新冠を象徴する軽種馬の牧場が林立する「サラブレット銀座」を走った。この景観こそ新冠町を代表する風景なのだろう。近年は経営が厳しいとは聞いているが、その牧歌的な風景は人の心を和ませるに十分な風景だった。
※ サラブレッド銀座ではこのような光景が延々と続きます。
※ サラブレット銀座の一角では芦毛の名馬オグリキャブの像があり、その奥にはオグリを讃えた優駿記念館がありました。
この他にも新冠町には「判官館森林公園」や「太陽の森ディマシオ幻想美術館」などといった観光名所があり一日遊ぶには十分の量的・質的キャパシティを備えている。
札幌から車でおよそ2時間ほどのドライブで新冠町である。
日帰り旅行(ワンデートリップ)、あるいは一泊旅行には格好の旅行地と云えそうだ。
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1 コメント
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- サラブレット (ちゃんこま )
- 2012-07-03 09:28:45
- サラブレットというとスタイルのいい、足の細い馬をイメージしてしまいます。本当に細い足で走る馬で、なじみの深い道産子と比べると足の細さは、ものすごく、走るだけのための馬という実感がします。かっこいいとも思いますが、なんか可哀そうでもあるようなそんなふうに思う時もあります。よく細い足で人を乗せて走ってくれるなあと思います。しかし、サラブレットが緑の草原を出生き生きと動きまわり、さっそうと駆け向けていくその様子は、見応えがあると思います。
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