過日の講座でカルシウム摂取量について自己チェックをしたところ、なんと合格点の半数にも満たない点数だった。う~ん。これはショック!乳製品が苦手な私はどうしてもカルシウム不足となる。どうする田舎オヤジ?
昨日(10月4日)午前、連続受講している「中央区いきいき講座(高齢者講座)」の第15回目の講座が開講された。この日のテーマは「骨・カルシウムセミナー」と題して(株)雪印メグミルクの管理栄養士の方が講師を務めた。
講座は、①骨の役割・構造、②カルシウムの役割、③骨の代謝、④骨に大切な栄養素、などについて分かりやすく説明いただいた。
その中からいくつかのミニ知識を伝授された。まず「体」という字は、昔は「體」と表記したそうだ。つまり骨が豊富にあってこそ健康な体であるということか?
また、成人の身体全体の骨の数は206本(個)ということだが、赤ちゃんのそれは300~350本と言われているそうだ。成長するにつれ骨同士が合体するという。
「骨」の役割には大きく3つあって、①体を支える、②脳や内臓を守る、③カルシウムを貯える、という機能があるという。
その「骨」はカルシウムとコラーゲンからできていて、体の中にあるカルシウムの99%は骨にふくまれているが、残りの1%は血液の中にあるという。実はその1%がどうやら重要らしい。血液の中に含まれているカルシウムは、血液を凝固させて出血を抑えたり、心筋の収縮を促したり、筋肉の興奮を抑えるという重要な役割を果たしているという。この血液中のカルシウムが少なくなると骨から供給されるそうだ。
となると、骨のカルシウムが不足することになるから食事でカルシウムを摂ることが必要になるということだ。そこで問題は日々の食事においてカルシウムを十分に摂っているかということが問題となる。
講座では、各人がどれだけカルシウムを摂取しているか自己チェックしてみた。すると私は合格点の半数にも満たない数値となった。こんな数値でこれまで異常がなかったのが不思議なくらいだ。あるいは今後加齢によってそうした影響が顕在化するのかもしれない。これはまずい!!どうする田舎オヤジ?
前述したように私は乳製品が苦手である。特にカルシウム含有量が多い牛乳は生理的に全く受け付けない。チーズ類もダメ。かろうじて毎朝ヨーグルトを食しているくらいである。その他のカルシウムを含む食品である大豆類(納豆は大嫌い)、骨ごと食べられる小魚類もあまり摂ってはいない。
そこで妻と相談した。まず、数多くあるチーズ類の中から自分好みのチーズを早急に見つけようと思う。さらには丸ごと食べられる、しらす干しや干し海老などの小魚を常備して日常的に食すことのできる環境にする。
十分ではないかもしれないが、多少の改善策にはなるだろう。カルシウム摂取という観点からみたときに、自分の食生活がいかに偏ったものであるかを今さらながらに感じさせられた今回の講座だった。