シニアの方々の合唱グループってたくさんあるなぁ…。札幌コンサートホールKitaraの大ホールはステージとしては大き過ぎたのかな? 熱心に練習に取り組んだ成果を発表する方々の合唱に聴き入った。
平成5年度の札幌市民芸術祭の一つ、市民合唱祭の第2部が10月21日(土)午後、札幌コンサートホールKitaraで開催されたので、足を運んで聴いてみた。
市民合唱祭は第1部と第2部に分かれていて、第2部を10月21日に、第1部を10月22日に開催された。私は当初2日間とも聴く予定を立てていたが、残念ながら10月22日の第1部の方は所用ができて聴くことができなかった。そこで第2部のみを聴いた感想を記すことにする。
第2部はプログラムによると「札幌市内のPTAなどのコーラスグループ」となっていたが、どうやら少人数グループの発表だったように思われる。
私は全33組の出場グループの出場人数をたえずチェックし、私なりに評価させていただき三段階評価をさせていただいた。そのグループ名と出場人数を記すと…、(評価の方は私だけのものとしておきます)
① 北海道クリスチャンセンター聖歌隊 10名
② コーラス フェルマータ 22名
③ 札教大グリークラブOB合唱団 20名
④ マードレ マードレ 7名
⑤ Chor Keim 7名
⑥ 札幌なかまの杜クリニック ボイトレ部 16名
⑦ はまゆうコーラス 15名
⑧ Le Mardi 8名
⑨ 混声合唱団 Le Camarade 10名
⑩ コラル・ラ・フォレ 16名
⑪ 北海学園大学グリークラブOB会
⑫ 札幌聖心女子学院コーラス部 7名
⑬ ブルンネンコール藤 13名
⑭ おむすび 15名
⑮ Reve Dore 13名
⑯ 女声コーラス 花みずき 9名
⑰ ら・のーば 13名
⑱ 札退教合唱サークル「睦」 18名
⑲ 女声合唱 嶺の会 19名
⑳ かわいくてごめん 17名
㉑ ひまわり会 18名
㉒ 札幌童謡の会 33名
㉓ 西岡小PTAコーラス「ソレイユ」 18名
㉔ うたう会 あいの里コーラス 20名
㉕ 女声合唱団コーロ・ドルチェ 22名
㉖ すずかけコーラス 14名
㉗ わかくさコーラス 17名
㉘ コールふじの 9名
㉙ 混声合唱ニングル 31名
㉚ 栗山文昭コーラスサロン風雅斗 17名
㉛ さくらやま合唱隊 8名
㉜ コリデール・コール 20名
㉝ コール・ドルチェ 16名
総じての印象であるが、最も人数が多いグループで33名ということだったが、ほとんどが10数名というグループだった。あのKitaraの天井が高くて広い会場で10数名のグルーブではどうしても声量に欠けるところがあったのは否めなかった。特にシニアの方々には厳しかったと思われた。その点、若者たちの歌声には張りがあり、たとえ少人数でもそれなりに歌声が私のところまで届いたが、それは仕方のないことか?
そのシニアの方々だが、多くの人たちが合唱に情熱をかけていることが窺われた。特に女性の方々は輝くばかりのドレスを纏い、晴れ舞台を楽しんでいるように見えた。いずれにしても生涯の趣味として末永く続けていただきたいと思った。
さて、評価の方だが本日、教育文化会館のHPに結果が発表されていた。それによると、⑰の「ら・のーば」と㉚の「栗山文昭コーラスサロン風雅斗」の2団体が「芸術祭奨励賞」を受賞と発表されていた。私の評価では⑳の「かわいくてごめん」という若者のグループがダントツだったのだが…。ただグループ名が、そして指揮者が被り物をして登場するなど、やや悪ノリしていたところが審査員にどのような印象を与えるだろうか?と心配していたのだが、そのことが影響したのだろうか?それは別にして、受賞した二つの団体の私の評価はやはり三重マルだったので、順当というところだろうか?
しかし、あの大舞台ではもっと多人数の合唱こそが合唱の良さを感得できるのだろう。今年は叶わなかったが来年はぜひとも第1部を聴いてみたいと思う。
なお、写真撮影は厳禁とのことで一枚も掲載することはできない投稿となりました。