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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ヘルシーウォーキング⑫ in石狩川の流れる、れんがの街・江別ウォーク

2023-08-08 19:43:15 | JRヘルシーウォーキング & さっぽろラウンドウォーク
 興味深い見どころがあちこちに点在していた江別コースだった。特に私は「四季のみち」と名付けられた通りが気に入った。江別はれんがの街として知られているが、公共的な施設はともかく一般住宅で、れんが建築をされているお宅はそれほど目立たなかった…。
   

 8月7日(月)、朝から曇天模様で気温も高くはなかったので「ウォーキング日和!」と判断し、江別へ走った。
 確かにスタート地点の江別駅では緩やかな風が吹いていて、気持ちの良いコンディションだった…。江別駅の正面前は閑散としていて寂しい感じがした。
  
  ※ JR江別駅です。
 ウォーキングコースの方は、駅正面から跨線橋を渡り駅裏口を往くコースだった。歩き出してすぐに千歳川に架かる「東光橋」を渡り、国道12号線沿いに建つ「江別河川防災ステーション」に至る。ステーションは過去に何度か訪れているのでパスとしたが、建物内部に明治から昭和の初期にかけて石狩川で活躍した外輪船の上川丸のレプリカが展示されている。
  
  ※ 江別駅のすぐ横に線路を跨ぐ跨線橋があり、駅裏に渡りました。
  
  ※ 石狩川との合流点近くの千歳川の流れです。雨後のため川の水が濁っている?

  
  ※ この建物の中に外輪船のレプリカが展示されています。
 その後、国道12号線沿いを歩き、再び千歳川に架かる「新江別橋」を渡るが、その橋上からは千歳川が石狩川に注ぐ河口を眺めることができた。
  
  ※ 千歳川(手前)が石狩川(向こう側)に合流する箇所です。
 その後やや複雑に折れ回りながら「江別第一小学校」、「江別市郷土資料館」を横眼に「飛鳥山公園」に至る。
  
  ※ 江別第一小学校の校舎です。
  
  ※ 江別市郷土資料館の建物です。
 公園はその名の通り、江別市で唯一の山である「飛鳥山」を中心とした公園である。そこで私は思い出した。知人で江別市在住のF氏が「飛鳥山は江別市で最も標高が高い地点である」と言っていた。じゃあ、そこを登ってみようと思い立った。とはいってもその試みは直ぐに叶った。なんと飛鳥山の標高はわずか17.5mなのだ。山頂(?)には小さな山に似合わぬ大きな「開村記念碑」が屹立していた。
  
  ※ 飛鳥山山頂に立つ江別村開村記念碑です。
 コースはそこからこのコースのハイライトとも思えた(?)「四季のみち」というウォーキングに最適とも思える “みち” に導かれた。“みち” はたくさんの木々が繁り、緑に覆われた気持ちの良い “みち” だった。後で知ることになるのだが、「四季のみち」とは、北電江別発電所の専用線路跡地を利用したもので、コース全体を春夏秋冬の四つの季節に分けそれぞれのテーマに沿った “みち” づくりをしているとのことだった。
  
  ※ 「四季の三ち」の夏のゾーンです。
  
  ※ 秋のゾーンです。
  
  ※ 冬のソーンです。
 私は夏、秋、冬のゾーンと歩いたのだが(ウォーキング後半に春のゾーン)秋のゾーンの直ぐ横には「江別蔦屋書店」の大きな建物が並んでいた。この「江別蔦屋書店」は、これまでの書店の概念を覆すような造りをしていて有名である。書店を中心としたアミューズメントストアのような造りは、一日居ても飽きないような造りとなっている。まだ訪れたことのない方はぜひ一度訪れてみると良いと思う。
  
  ※ 「江別蔦屋書店」の建物です。(四季のみち側から見たお店の裏側です)
 「四季のみち」を終えると、「四番通」という直線路に導かれた。江別市では国道12号線と並行して直線路が何本も走っている。「四番通」、「三番通」、「二番通」と…。ところが地元の人に尋ねると「一番通はない」ということだった。その謎について後述する。
  
  ※ 「四番通」の様子です。
 四番通沿いには「旧町村牧場」があった。現在そこは改修工事中ということで柵で囲まれていたが、緑に囲まれた中に牛舎風の建物が見えた。確か現在は江別市郊外(篠津)に「町村牧場」があって私も行ったことがあるが、そこは一般の人たちも受け入れていて、いわゆる観光牧場的だったが、「旧町村牧場」も改修後は観光施設として開放されるのだと思われる。
  
  ※ 改修工事中の「旧町村牧場」です。車止めが牛乳の集乳缶になっていますね。
 「四番通」は長い直線だったが、およそ2.5キロにわたって南西方向に歩いたが、そこは住宅街が連なる通りだった。「四番通」を左折して南東方向に進んだが、途中「三番通」、「二番通」を横断して、私のような市外の人間にとっては「一番通」と称しても良いような通りを今度は北東方向に進んだ。
  
  ※ 道幅の広い「三番通」です。
  
  ※ 「二番通」です。
 そこの通りの名前は「学園通」と称されていて車道は一車線しかないのに、歩道の方は車道以上に広い通りだった。歩き続けていて分かったことだが、通り沿いに以前は江別高校があったようだ。そのため「学園通」と称し、生徒たちが安全に登下校できるようにと歩道を広く造ったのかもしれない。ところがその「江別高校」は現在郊外に移転し、道路沿いには広大な跡地が広がっていた。やがては何か大きな施設が建つのだろうか?
  
  ※ 「一番通」ならぬ「学園通」です。歩道の幅が広いですね。
  
  ※ 江別高校跡地の広い空間です。
 ほぼ「四番通」と同じくらいの距離を戻ってくると、再び「四季のみち」に突き当たった。そこは「春のゾーン」だった。
  
  ※ 「四季のみち」の春のゾーンです。
  
  ※ 国道12号線を跨いで
 「四季のみち」を歩き終えると、ゴールの「江別駅」は間近だった。その駅の近くにマップによると「史跡 火薬庫」があることになっていた。せっかくなので寄ってみたいと周辺を探したのだが、案内などは見当たらない。周辺をあちこちと探し回ったところ、周辺が森となっている「江別神社」の境内の一角にれんが造りの小さな小屋が建っていた。傍に立てられていた説明板によると、「火薬庫」は屯田兵第三大隊の火薬庫として建てられたそうだが、道央に存在するれんが造りの建物としては最古のものだという。
  
  ※ 苦労して探し当てた「史跡 弾薬庫」です。
 「火薬庫」を後にすると、そこからすぐのところにゴールの「江別駅」があった。
 スタート時は気持ちの良いコンディションと表現したが、やはりこの季節は歩いていると直ぐに汗ばみ、時に太陽が顔を出すと難しいコンディションとなり、それなりに負荷のかかったウォーキングとなった。
 また、タイトルで「れんがの街」と表現されているが、れんが造りの一般住宅は数えるほどだった。れんが造りの建物は趣きがあり、寒暖にも強いとされるが材料費が高騰していて庶民にはなかなか手を出せないということだろうか?
  
  ※ ウォーキング中に観ることができたれんが造りの一般住宅です。
  
 江別コースは、いわゆる「いつでもウォーク」のコースだったので、他に惑わされず自分のペースで歩くことができたので、江別の街並みをじっくりと観察しながら歩くことができ、楽しい10キロのウォーキングだった。