田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

西岡山中トレッキング(西岡~中央峠)

2021-05-23 16:29:15 | フットパスウォーク & トレッキング

 ところによって植生がこれほど違うものか、ということを教えられた思いだった。西岡山中では、これまでのフィールドで目にした山野草をほとんど目にすることができなかった。しかし、トレッキングルートとしては魅力的なルートだった。

  

  ※ この日のルートマップです。矢印のように歩きました。

 昨日(22日)、「盤渓市民の森」で雨に濡れたサンカヨウの透明な花びらを見た後、その足で「西岡公園」に向かった。「西岡公園」の背後に広がる札幌市の自然歩道「西岡~真栄・有明ルート(白旗山)」は、自然歩道が縦横に走っているルートである。私はこの冬、スノーシューで一部ルートを歩いてみようとしたが、はっきりルートがつかめず途中で断念した経緯があった。

 私は今回、西岡公園の一部ルートが通行禁止となっていたこともあり、ルート途中である「羊ヶ丘カントリークラブ」のクラブハウスの近くからルートに入った。このルートは人気があるようで駐車場には先行者の車が7~8台駐車していた。

   

   ※ スタート地点となった向こうに羊ヶ丘カントリークラブのクラブハウスが見えます。

   

   ※ 帰るときの駐車場の様子です。朝にはもっとたくさんの車が駐車していました。

   

   ※ 自然歩道の入り口です。

 早速準備を整えスタートしたのだが、スタートした地点がけっこう標高が高かったのだろうか?近くを流れる山部川に向かって、まずはどんどんと降りていくルートだった。冬に歩いた記憶のあるルートだった。冬の時に私は山部川を渡る橋を見つけることができなかったのだ。ルートは山部川の川辺まで降り、川岸を辿るけっこうワイルドなルートへと変わっていった。スタート地点から下り続けること30分。山部川に架かる小さな木製の橋が目に入った。(この橋が一時は台風の大雨で流され、ルートが閉鎖したことがあったらしい)橋を渡って間もなく、第一の目的地だった「山部川分岐」に到達した。

   

   ※ 自然歩道に入って直後の歩道の様子です。

   

   ※ この日は曇り空のため光が足りないこともあり、やや濃い緑色の森の中です。

    

   ※ 冬にも目にした今や使われなくなった山部川に架かる古い橋です。  

   

   ※ 自然歩道は川岸の右側を下方に向かって伸びていました。

   

   ※ 自然歩道の路上に白い花びらがたくさん散り落ちていました。

   

   ※ 頭上を仰ぐと、オオカメノキの白い花びらが散っていることが分かりました。

   

   ※ 山部川に架かる木橋です。これだと大雨では流されそうです。   

 「分岐」と称するだけあって、道は四方に分かれていた。そこに標識があり、目ざす「中央峠」方面は二方向に案内があり、一方には「遠回り」と表示されていた。当然私は「遠回り」を回避するルートを選択した。私の選択したルートは通常の林道より広い、車が楽に交差できるくらいの広さがあり、「自然歩道」の名が相応しいとは思えない車の通行が容易なほど整備されたルートだった。やや上がり勾配のルートを淡々と歩き続けた。ここまで来て、あることに気づいた。道端に生えている山野草の種類がこれまでのフィールドと明らかに違うのだ。他では目立つニリンソウやクルマバソウなどは全く目にすることがなかった。ところどころでヒトリシズカが目に入ったくらいである。主として目にするのは、シダの類とフキばかりである。この植生の違いは何だろうか?

   

   ※ 「山部川分岐点」の標識です。トイレも設置されていました。

   

   ※ 山部川分岐から伸びていた広く立派な林道です。      

   

   ※ 道端で目立ったのは、シダ類と…。

   

   ※ フキのたぐいが目立ちました。

   

   ※ ヒトリシズカもところどころに…。

 途中で2ヵ所ほどマップにはない分岐で進む方向に迷ったが、主要道路と思われる方を選択することによって、スタートから1時間20分後に、目的地としていた「中央峠」に到達した。

   

   ※ 「中央峠」の標識です。

 ここから先、およそ1キロ先にある「白旗山」を目指す選択もあったが、この日は午後から雨の予報もあったので、楽しみは先にとっておくことにして「中央峠」から折り返すことにした。

   

   ※ ルート上にはこのような標識が整備されていました。

 「中央峠」に到達した時、そこから「山部川分岐」に向かって「自然歩道」が延びていることが分かった。「中央峠」に向かってきたルートが味気なかったので、私は迷いなく帰路にこのルートを選んだ。(このルートが「遠回り」のルートだったようだ)選択は間違っていなかった。ルートは野趣に富み、砂利道とは違い腐葉土でふかふかした道を楽しんだ。途中、山オヤジさんが通った形跡もあったが、鈴と携帯ラジオで警戒しながら山歩きを楽しんだ。

   

   ※ 「中央峠」から「山部川分岐」に向かっての自然歩道の様子です。

   

   ※ ルート上には土を掘り返したようなところが目立ちました。クマさんが土中の生き物を探したのでしょうか??

   

   ※ こちらはクマさんの糞ですね。くわばら、くわばら…。

 「山部川分岐」からは来たルートを辿り、スタート地点に戻った。

◇この日歩いた距離 13.9km     歩数 22,347歩   上がった階段 62階