田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌市の都市緑地めぐり⑨ 厚別南緑地

2020-06-21 15:04:04 | 札幌市の公園・緑地・緑道

  面積はけっして広くはないが深い森に囲まれ、野趣豊かな散策路が伸びていた。ただ、緑地内に案内の類が一切なく、分岐点ではどちらへ向かえばよいのか迷うことがしばしばだった。

      ※ 厚別南緑地の典型的な森の中の様子です。

      72,651㎡(ドーム1.5個分)

 「厚別南緑地」は上野幌小学校の背後に広がる緑地である。さらには札幌市と北広島市を繋ぐサイクリークロードが横を通るところに位置している。

   

   ※ 厚別南緑地の中央をサイクリングロードが貫いています。

   

   ※ サイクリング利用者と緑地散策者が共用できるように水飲み場とベンチが配されていました。

 そのサイクリングロードの一角から緑地に入った。緑地に入ると直ぐに緑濃い森の中に誘われた。そこはまったくの手つかずの自然が残されている感じだった。散策路も雑草が刈り取られているだけで、特に造作されている感じはなく自然道が森林内に伸びていた。緑地内には大きな沢が走っており、そこを越えるため起伏に富んだ経路も魅力だった。

   

   ※ 厚別南緑地に入った直後の散策路の様子です。

   

   ※ 緑地内には沢が走っていました。

   

   ※ その沢を横断するように木橋が架けられていました。

 緑地内には唯一の造作物だと思われる炭焼窯の複製が置かれていた。ということは、辺りは昔緑地内の木を利用して炭焼きが行われていたということのようだ。

   

   ※ 緑地内で炭焼窯を複製で再現して、炭焼きが盛んだったころを表示していました。

 緑地を巡っていて困ったのは、散策路にたくさんの分岐点があったのだが、どちらへ向かえばよいのか、まったく見当がつかなかったことだ。というのも、この「厚別南緑地」は緑地マップが公表されていないのだ。(札幌市公園検索システムの中でマップが表示されていない)さらに、その分岐点に案内の類が一切ないのである。

   

   ※ 緑地内の散策路の分岐点です。案内がなかったのですが、私は左側に進みました。

私は何の情報もないまま、ヤマ勘だけを頼りに進路を決めていった。すると突然、緑地を利用する人たちが憩うような広場に出たのだが、そこが緑地のどこに当たるのはまったく分からずじまいだった。

   

   ※ 突然現れた広場です。おそらく緑地に入る一つの入口ではと思われます。

   

   ※ 広場内に近くの上野幌小学校の開港100年碑が立てられていました。

 さらに先を進んだのだが、緑地に入った入口がどこなのか分からなくなってしまった。あちこちと迷ったのだか、スマホで位置を確認してようやく一つの出口を見つけたが、最初の入口は見つけることができなかった。

 事情を知っている地元の人にとっては大して問題ではないのかもしれないが、私のような外部の人間にとっては緑地内を探索して楽しむことが困難ではないかと思われた。

 そこが少し残念に思われたので、帰宅してから管理する厚別区土木センターの担当者にその思いをお伝えした私だった。