田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌市の都市緑地めぐり② 曙西緑地

2020-06-10 16:50:32 | 札幌市の公園・緑地・緑道

 「曙西緑地」は、手稲工業団地に隣接する住宅街にある緑地で、小さいながら子どもたちのスポーツ施設やパークゴルフ場など、緑の中に人々が憩える施設が整っているように見えたのだが…。

  西    51,047㎡(ドーム1個分)

  

 JR函館線「稲穂駅」にほど近い住宅街の一角に「曙西緑地」は存在していた。そこは「山口緑地」からもそれほど離れていないところに位置していた。

   

   ※ 立派な園名板(石)が設置されていたのだが…。

 「曙西緑地」は緑地マップでもお分かりのように、バスケットリング、サッカーゴール、パークゴルフコース、芝生広場と、それほど広い面積ではないものの、地域の人たちが憩うことのできる施設がそれなりに整えられた緑地だと見えた。

 ところが!訪れた日が日曜日(6月7日)だったにも関わらず、緑地には人影がなかった。その理由が緑地を巡ってみてなんとなく分かったような気がした。

   

   ※ 球技、そのほか多用途に使用できる多目的広場です。

 私は緑地の西側から東側に向けて探索した。まず広場の一角にバスケットリングが二つあった。しかし、リングが横に並んで設えてあるため、ゲームをすることはできないようだ。サッカーゴールも同じように同じ向きに二つが並んでいるためゲーム用としては使えない。広場には残念ながらかなり草丈の高い雑草が生い茂っていた。

   

※ サッカーゴールというよりはハンドボールゴールですが、片面に2個据え付けているのは?

   

   ※ バスケットリングも遠くに見えますが、その前の雑草が気になりました。

   

   ※ 広場にはこのような素敵なベンチがあつこちに配置されていました。

   

   ※ 多目的広場とパークゴルフコースの間にあった芝生広場のテーブル&ベンチです。

 私は広場と木々が繁っている間に設けられた散策路(?)東に向かって歩いた。レンガが敷き詰められた散策路は、地域住民の方々が散歩するには相応しい散策路のように思えた。

   

   ※ 緑地に一角に真っすぐ伸びた散策路がありました。散歩コースに絶好?

   

 緑地の東側には「パークゴルフコース」があった。9ホールという小さなパークゴルフコースだったが、ここがまた最近使われた形跡がなかった。それはコロナ禍のために今春使われなかったというだけではなく、明らかにここ数年は使われていないように見えた。

   

   ※ どうも使われた形跡が見当たらないパークゴルフコース跡です。

   

 というように緑地全体がなんとなく寂れた感じが否めなかった。設置されたのは1991年だという。(当初は、ゲートボールコートが8面も造られていたようだ)私が訪れた時はたまたま地域の人たちが利用していなかっただけで、ふだんは利用されていればよいのだが、どうもそうは思えなかった。その要因は…。

 まず、バスケットボールやサッカーゴールが設置されていても、ゲームができないとなると子どもたちには物足りなく映ったのではないだろうか?また、パークゴルフコースもわずか9ホールだけというのも、熱心に取り組む人には物足りなさを感じさせたのではないか?(近くに「山口緑地」の広大なコースもあることだし…)

 というように、利用する住民の方々の立場からすると、どうも中途半端で、物足りないという思いになったのでは?と想像する。

 せっかくの貴重な緑地である。有効活用のために住民の方々と行政が知恵を出し合い、リニューアルすることを考えてはどうなのだろうか?と思えた「曙西緑地」だった。