田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

スポーツのない日常

2020-04-18 15:40:18 | スポーツ & スポーツ観戦

 スポーツのない日常がこれほど無味乾燥なものだったとは…。贔屓チームの成績に一喜一憂する毎日が我々の生活にどれほどの潤いを与えてくれていたか…。スポーツ好きの私は今そのことをしみじみと味わわされている…。

          

 人によってそれは必ずしもスポーツとは限らない。ある人にとってそれは音楽であったり、ある人にとってそれは観劇であったり、と人それぞれであろう。

 今それらはコロナ禍の感染拡大を食い止めるために“三蜜”を避けるということで全てが自粛を要請されている。その措置や要請に疑問をさしはさむ気持ちなど毛頭ない。スポーツや音楽を犠牲にしたとしても一日も早いコロナ禍の鎮静を願うばかりである。

 ただ一方で、こうした状況下において初めて見えてきたことを記録として残しておきたいとも思った。そこでここでは私が好きなスポーツに限ってその思いを綴っておきたいと思う。

 まず、朝である。朝起きて新聞に目を通すが、ざーっと紙面の各頁を眺めて、気になったところチェックして精読するのだが、私が決まって隅から隅までチェックするのはスポーツ欄である。プロスポーツにしろ、アマスポーツにしろ、私はそのほとんどをチェックする。プロスポーツの動向が詳しく報じられるのは当たり前であるが、案外地方紙(私が購読しているのは北海道新聞)の場合は、地元高校生などのアマスポーツの戦績や動向に興味深い記事を見出す場合が多く、私は密かな楽しみにしていた。それらが今は皆無である。

 週末である。週末になると、テレビではスポーツ中継が盛んに放送される。それらをテレビ観戦するのが楽しみだった。近年は週末に限らず、世界的なイベントになると平日でも、夜でも生中継されることが多くなってきた。このような状況はスポーツファンにとってはとても嬉しい状況であった。それが今は皆無である。

 さらに、札幌においては野球、サッカー、バスケットとプロスポーツチームが本拠地を置いているために、スタジアムで観戦しようと思えばいつでも駆け付けて声援を送れる環境にある。特に私の場合は、「北海道コンサドーレ札幌」に対する思い入れが強い。けっしてコアなファンというほどではないが、コンサの誕生からずーっとかの球団を追い続けている。しかし、それも今はサッカーを含めて全てのプロの試合が開催されていない。

 このような日常が私にとっていかに無味乾燥な日々であるか、今痛いほど実感している。

 いかにスポーツが私の日常に潤いを与えてくれていたか、そのことを今改めて思い知らされている。スポーツに限らず、現在の状況の中で多くの方々が不自由な生活をせざるを得ない日々の中で、改めてそうではなかった日々に思いをいたしている方が多いのではないだろうか?

 報道を聞くかぎり、この災難は当初考えられていたよりはかなり長期間にわたる忍耐が必要とも伝えられている。いつになったら「スポーツのある日常」が還ってくるのか?じーっと待つのは辛いことであるが、じーっと待つしかない日々を耐え忍ぼうと思う。