田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

コンサドーレ in 宮の沢白い恋人サッカー場

2020-04-03 16:42:50 | スポーツ & スポーツ観戦

 今日から北海道コンサドーレ札幌の選手たちの練習が公開されると知って、早速宮の沢の「白い恋人サッカー場」へ見学に出かけてみた。選手たちは意外に明るく、ミニサッカーゲームに歓声を挙げながらトレーニングに励んでいた。

   

 コアなコンササポというわけではないが、それでもコンサの動向はけっこう気にしている。新型コロナウィルス感染拡大のため、J1リーグ開幕の目途が立たない中、選手たちは鬱々とした毎日を過ごしているのではないだろうかと気になっていた。

 そんな中、本日の北海道新聞に「コンサ練習見学 マスクでOK」という記事が載った。記事によると、これまでコンサの本拠地・白い恋人サッカー場での練習はコロナウィルスの感染拡大を防ぐために一般公開はしていなかったという。それをサッカー場に隣接する石屋製菓の「白い恋人パーク」など関連施設の営業再開に合わせてコンサドーレの全体練習を、条件を設定したうえで見学を公開することにした、というものだった。

   

   ※ 宮の沢白い恋人サッカー場の全体風景です。遠くに手稲山が望まれます。

 特に予定もなく、ブログの話題にも事欠いていた私は早速駆け付けることにした。

 練習開始予定の午前10時に合わせてサッカー場へ急いだ。するとサッカー場の遥か手前の石屋製菓本社駐車場に設けられた検温所で体温測定を行っていた。体調に全く問題のない私は、問診を受け、体温を測り、即入場OKとなった。

   

   ※ 練習見学者はここで検温を受けねばなりません。

 サッカー場に入ると、ちょうど選手たちがピッチに入場してきたところだった。練習公開初日とあってだろうか、テレビをはじめとしたメディアがたくさん押しかけて取材していた。練習見学に駆け付けたサポーター(ファン)の方は、意外に少なく50人程度だっただろうか?

    

    ※ たくさん駆け付けたメディ陣が取材をしています。

   

   ※ こちらは練習見学に訪れたサポーターです。意外に少なかった?

 参加した選手を数えてみると、全部で24人(内訳はGKが4人、フィールドプレイヤー20人)だった。選手登録を見てみると登録選手は全部で29人となっているから、5人は体調不良などで練習を休んでいたようだ。

   

   ※ 多くの見知った選手たちが目の前でランニングをしていました。

 練習はウォームアップ(いわゆる準備運動)にずいぶん時間を取っていた。私が見ていたところ30分近くにわたりトレーナーの指示に従い入念に体を苛めていたのが印象的だった。その後、ようやくボールを使ってのミニゲームが始まった。しかし、これはまだまだ本格的なものではなかったようだ。

   

   ※ 入念にストレッチや準備体操をしていました。

 選手たちはその後、トレーナーの指示でダッシュを何度も繰り返し行っていた。よく見ていると、このダッシュの練習では中にかなり力を抜いてやっている選手も見受けられた。どこでも走るのが苦手な選手がいるようだ。(サッカー選手が走るのが苦手だと致命的にも思えるのだが…)

   

   ※ 選手たちから一人離れて、練習を見守るミシャ監督です。

 ここでミミハイロ・ペトロヴィッチ監督が登場した。「いよいよ戦術的練習が始まるのかな?」と思って見守ったが、そのような気配はなく、この後はグランドを少し広く使った本格的(?)なミニゲームが始まった。見ているとミニゲームは8人が輪になってワッタッチパス交換をするのを、2人(鬼役?)がパスを寸断しようとするゲームである。パスが何本続くかを競うゲームのようだった。選手たちは歓声を挙げながらゲームに興じていた。それを監督は遠くから眺めるだけで、なんとものんびりとした練習風景だった。そして全体練習は午前11時40分くらいに終了した。

   

   ※ 突然散水装置が働き、ピッチに水を撒いていました。

   

  ※ ミニゲームで鈴木武蔵(3)とジェイ(10)が守備役になったときです。お世辞にも守備

   が上手いとは言えない二人は、この日最高の50数回のパスを許してしまいました。

 J1リーグ再開が決まらない中では、戦術的な練習をしても仕方がないというところか?それよりは選手たちのモチベーションを低下させないために、ゲーム的要素を取り入れサッカー感を鈍らせないようにトレーニングを継続することこそがこの時期には大切だということなのかもしれない。

   

   ※ ミシャ監督を支える四方田ヘッドコーチです。

 練習見学に駆け付けた私にとっては、鈴木武蔵、ジェイ、アンデルソン・ロペス、荒野拓馬、チャナテップ、宮澤裕樹、深井一希、キム・ミンテ、福森晃斗、進藤亮佑などの元気な姿を確認することができただけで満足した見学だった。

   

   ※ 練習終了後に寛ぐ鈴木武蔵(左)と荒野拓馬(右)です。

   

   ※ 今や札幌の至宝(?)チャナテップ選手(その後ろに座るのはジェイ)

   

   ※ クラブハウスに引き上げるジェイ選手です。

   

   ※ コンサのブラジルトリオのルーカス(左)、オリベイラ(後ろ向き)、ロペス(右)

    の三人です。母国語のポルトガル語で談笑しているのでしょう。

 なお、先に言った24名に入っていなかった2人の選手が遅れてピッチに入り、みんなとは交わらず、黙々とランニングをしている選手がいた。1人はバセドー病に罹ったといわれるGKのク・ソンヨン、もう1人は石川直樹選手だった。2人の一日も早い回復を祈りたい。