田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

眺望に恵まれた藻岩山

2020-04-13 17:10:57 | 北海道低山紀行 & Other

 私にとっては昨日の三角山とは違い、標高差440mの藻岩山は結構負荷のかかる登山だった。しかし、その苦労の先に待っていたのは?!これまで何度も登った藻岩山では見ることの出来なかった素晴らしい眺望だった!

   

   ※ この日の山頂から札幌市内を一望。中央付近がJRタワーです。

 もちろん今回も「スパイク付き長靴 de 藻岩山登山」である。登山道は一週間前とはやや異なった様相だったが、それでも泥道、雪融け道の連続だった。威力を発揮したのはスパイク付き長靴である。泥道も避けて通ることなく泥の中に突入し、雪融け道の斜面でもスリップすることなく歩くことができた。

   

   ※ 昨日、靴底を見せなかったので下山後に泥を洗って靴底のスパイクを写しました。

 天気はド快晴!気温も心地良い気温で、私はスタートからシャツ一枚で通した。つまり足元と上体とではまったく異なるコンディションの中の登山となった。

 登山口は藻岩山の中でも最もポピュラーな「慈啓会病院口」である。この慈啓会病院コースは大きく分けて三つに分かれると私は見ている。最初は登山口から旧米軍が設置したスキーリフト台まで、第二区間がリフト台から馬の背まで、そして最後が馬の背から山頂までと…。

 私はちょうど一週間前の4月6日にも途中まで(馬の背まで)登っているが、その時と比べると登山口付近は割合乾いていた。何か花は咲いていないかな、と目を凝らしたが一つも見当たらなかった。目に付いたのは幼芽である。何の幼芽かは分からなかったが、もう一週間もするといろいろな山野草が花を付けるのではないだろうか?

   

   ※ 山麓の登山道脇にはこのような幼芽が顔を出していました。

 道はリフト台近くになると泥道と化した。こうなると長靴の本領発揮である。私は乾いた部分を探し回ることなく泥の中に突入した。

   

   ※ ところどろこにこのような泥道が待っていました。

 リフト台を後にし、馬の背へ向かって斜面がきつくなってくると階段登行が待っている。そこを過ぎると雪融け道である。今度はスパイクが活躍する番である。底面全面にスパイクが打ち込まれているのでスリップすることなく登り続けることができた。

   

   ※ リフト台跡を過ぎると雪融け道に変わりました。

    

   ※ 馬の背近くの階段は乾いていましたが…。 

 馬の背を過ぎると、ほとんど雪の斜面だった。コースは岩場を直登するところと、斜面をジグを切りながら登るところが入り交じり、最後の胸突き八丁を登りきると藻岩山山頂である。

   

   ※ 四つの登山口から合流する「馬の背ハイウェイ」(私が命名)はまだ雪道でした。

   

   ※ 山頂付近の最後の頑張りどころ。

 山頂に立ってみると、晴れ上がった空のもとに見事な眺望が広がっていた。いつもは山頂の展望台になど寄らずに下山するのだが、今日は珍しく展望台まで上った。すると、近くは恵庭岳や空沼岳、遠くには増毛山地や日高山脈まで遠望できた!

   ※ 左から紋別岳、樽前山、風不死岳です。   

   

   ※ 左恵庭岳、真ん中高いのが空沼岳です。

   

   ※ 真ん中手前が神威岳、右の高いのが烏帽子です。左の山は不明。

   

   ※ ちょっと遠くて霞んでいますが左が夕張岳、右側全体が日高山脈です。

   

   ※ こちらも写真がボケていますが、暑寒別岳などの増毛山群です。

   

   ※ 左の高いのが狭薄山、中央が札幌岳(だと思います)

 こんなご褒美が時にはいただけるから登山は止められない。しかし、どうやら北海道にはコロナ禍の第二波が到来したようだ。すると私の春山登山の計画も怪しくなってきた。さあ、どうしょう?それでも近間の山に登るトレーニングは続けましょうか?

 なお、今日の登行時間は登山が1時間20分、下山が50分でした。2013年当時と比べると登山は20分も余計にかかっています。今の私の体力はこれくらいですね。