田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

盤渓山はまだ雪の中だった

2020-04-14 16:19:03 | 北海道低山紀行 & Other

 今日も空は快晴だった。迷うことなく近間の盤渓山登山を決めた。盤渓山は小さな山(604m)だが、一の壁、二の壁(私が命名)と五の壁まで、次々と急坂が訪れる山だ。登山道はほぼほぼ雪道だった。

   

   ※ けっこう苦労してゲットした「盤渓山」の山頂標識です。

 「のってるね!」と言われそうだが、そうではない。ぶっちゃけ、することがないのだ。私たち年金族にとって外出自粛要請が出されてからは予定が何も立てられないのだ。今朝も朝起きて、「さあ、今日は何をして過ごそうか?」と考えながら空を見ると、昨日同様快晴だったので「そうだ!眺望の良い盤渓山に登ろう!」と急遽立てた計画である。

 というわけで、やや疲れも残っていたが三日連続の近間の小さな山の登山となった。

   

 ※ ゲートというほど大げさな物じゃないですが、この二つの柱の間を通って登山道に入ります。

 盤渓山はほぼほぼ雪道だった。登山口のゲート(というほど大げさなものではないが)を通過するとすぐに雪道となった。雪解け水が勢いよく流れる沢の流れを超え、最初の壁に取り付くと雪道だった。面白いことに壁を越えて尾根道になったとき、確かに登山道は雪道なのだが、山道の脇には雪がない。ということは、登山道は冬の間に登山者たちによって踏み固められ、そこだけが融けずに残っている状態だったのだ。

   

   ※ 登山口から直ぐ沢に下りると、雪解け水が勢いよく流れていました。

   

   ※ 沢を過ぎると直ぐに第一の壁に取り付くと、ご覧のような雪の壁でした。

   

   ※ 壁を上り尾根に出ると、写真のように登山道のところだけ雪が残っていました。

 昨日と比べると風が付いていたが、空はド快晴だった。やや肌寒かったものの、汗をかきたくないので今日もシャツ一枚で行動した。

   

  ※ 登り続けて20分経ったころ、樹間から「妙福寺」の赤い屋根が見えました。

   

  ※ いくつかの壁を登って背に出たとき、木の間から目指す「盤渓山」の山頂が見えました。

 二の壁、三の壁、四の壁と次々と急坂が立ちはだかった。雪道にスパイク付き長靴が小気味よく嚙みつき、私の重い(?)体を押し上げてくれる。急登が私の体力を奪っていき、「もう堪忍してくれ~」と叫びたくなる中、最後の五の壁が現れた。長い斜行を続けた後に直登が待っていたが、喘ぎ喘ぎなんとか山頂に立った。

   

   ※ 何番目の壁でしょうか?かなりの疲れを覚え始めた雪の壁でした。

   

   ※ 山頂直下の最後の壁は南向きのせいでしょうか?雪がまったく見えませんでした。

 途中、下山する男性が「素晴らしい眺望だよ。日高山脈も増毛連山もきれいに見えますよ」と言っていたが、そのとおり昨日よりさらにくっきりと遠くの山々を見ることができた。

   

   ※ 山頂から増毛連山を望んだところです。

   

   ※ 上の写真をズームアップすると、鮮やかに増毛連山を望めました。

   

   ※ こちらはやや霞んでしまった夕張岳とそれに続く日高連峰の山々です。

   

   ※ グッと手前に昨日登った藻岩山山頂が望めました。

   

   ※ こちらは手稲山山頂です。

   

   ※ 眼下には盤渓スキー場のゲレンデとその右は三菱山です。

 盤渓山は標高差が383mと、昨日の藻岩山より標高差が小さいが私にとっては十分に登りがいのある山だった。登行時間は登りが1時間10分、下山が50分だった。

 明日は残念ながら所用があるため、4日連続の登山とはならないが、スパイク付き長靴にはまだまだ活躍してほしいと思っている。