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田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

初滑り in ばんけい

2014-01-07 19:42:39 | スポーツ & スポーツ観戦
 分かっていたことだけど…。確かに最初の2・3本は爽快な気分を味わえた。しかし、それ以降はスキーを楽しんでいない自分がいた。分かっていたことだけど、こうしたことがもう十数年続いている…。私は“スキー年齢”というものが存在するような気がしている…。 

 昨日6日(月)、特に予定もなく天候も穏やかだったので、車で15分と我が家から最も近いばんけいスキー場で初滑りをしようと一人で出かけました。
 正午過ぎの書入れ時にもかかわらず、スキー場ロッジの直ぐ傍に駐車できるところに今のスキー場事情が良く表されているような気がします。

          
          ※ ばんけいスキー場のロッジ前です。ここには多少スキーヤーの姿も見えますが…。

 私はシニアの4時間券(2,030円)を購入し、さっそく滑り始めました。スキー場は閑散としていて直ぐにリフトに乗ることができます。私が懸命にスキーに取り組んでいた頃には考えられない状況です。(もっとも、ばんけいスキー場はスキースクールに力を入れているらしく、午後になると昼食を終えゼッケンを付けた大勢の子どもたちがゲレンデにたくさん姿を現しました)
 一年ぶりのスキーです。最初の2・3本は確かに爽快な気分を味いました。しかし、それ以降は…、もうつまらないのです。30分も経たないうちに私はスキーに飽きていました。

          
          ※ ゲレンデはご覧のとおり、閑散といった状態でした。

 冬になるのを待ちかねて、嬉々としてゲレンデに飛び出していった自分はどこへ行ったのだろうか?
 指導員の資格を得、土日はスキー指導に没頭した自分はどこへ行ったのだろうか?
 スイス、フランス、カナダとスキーの本場まで出かけてスキーを楽しんでいた自分はどこへ行ったのだろうか?(これはちょっと自慢話に聞こえてしまいそうですが、お許しを!)

 私は20~30代にかけて、冬になるとスキーに没頭していたといって過言でないほどスキーに打ち込んでいました。年間40~50日くらいスキーに乗っていたシーズンも何年賀かありました。
 そうした過去を振り返ったとき、私は“スキー年齢”というものがあるような気がしてきたのです。つまり私はもう十分にスキーを味わい尽くしたのではないかと…。
 そんなことを言うと、スキーの先輩たちでまだ一生懸命にスキーに取り組んでいる人から「何を生意気なことを言って…」とお叱りを受けそうですが、この十数年、私はこの思いをずーっと引きずっているのです。

          
       ※ ところがお昼を過ぎると、ご覧のようなスキースクールで学ぶちびっ子にゲレンデは占領されました。

 あゝ、楽しいはずのスキーの話が暗~い話になってしまいました。
 「それなら、行かなければ…」と言われそうですが、そう思いながらもシーズンになると何度かはゲレンデに足を向けているのです。この辺りはなんとも説明しようがないのですが…。

          
          ※ 最近は珍しくなりつつある一人乗りのリフトです。(ばんけいには一本だけありました)

 一人ぽっちでのスキーがその思いをなお一層強くしているような気がします。
 以前は妻もそれなりに付きあってくれたのですが、最近ではまったく関心を示してくれません。
 昨日、帰宅してそんな思いを吐露したところ、妻は体調が良くなりつつあるので「そのうち付き合いますよ」と言ってくれたのだが…。
 以前、スイスにスキーツァーで行ったとき、現地の年老いたご夫妻がお二人で静かなスキーを楽しんでいた姿を思い浮かべます。いつか私たちもそんな姿を見習いたいとも思うのですが…。

          
          ※ リフトに乗っていると、こんな雪の造形が面白く感じられました。

 昨日、結局私は4時間券を2時間近く残したままスキーを止め、帰宅してしまったのでした。