この10数日、拙ブログのアクセス数で最もアクセスされているのが5月15日に投稿した「札幌日大高校野球部」である。それだけ高校野球は注目度が高いということなのだろろうが、そうなると今夏の南北海道大会に順調に駒を進めた札幌日大高について触れないわけにはいかないと思い、私なりに札幌日大高野球の今後を占ってみることにした。
私にとって一番の驚きはエース白崎が準決勝の対立命館慶祥戦(完投)、支部代表決定戦の札幌静修戦(8回)を無失点で抑えたということだ。
私が観戦した試合では、白崎君はいずれも相手校に手痛いほどに打ち込まれた試合ばかりだった。だから彼には厳しい見方しかできなかった。
以前にも触れたが彼の直球は最速135キロということだから高校生としては速球派タイプということができる。しかし、ピッチングマシンで打ち込んでいる現代の高校生にとっては十分に対応できる速さである。事実、国際情報高校打線はいとも簡単に白崎を打ち込んでいる。
その白崎君が2試合を無失点で抑えたというから俄かには信じ難かった。
新聞報道によるとこれまでの投球とは異なり、気迫を前面に押し出す投球を心がけたということなのだが…。
その快投ぶりをこの目で見ていないので、何とも言い難いところだが、もし白崎君が本当に覚醒したとすると一気に甲子園候補に躍り出ることを意味するように思われる。
札幌日大の打線については春の全道大会でも、今夏の支部予選でもその破壊力は折り紙つきである。毎試合かなりの得点が期待できる打線である。
こうして投打ともに高い水準に達しているとなれば、当然甲子園候補に躍り出たと言って良いと思う。
さて、過日南北海道大会の組み合わせが発表された。札幌日大は難しいBソーンの山を引き当ててしまったようだ。
初戦が毎年のように北海道大会に顔を出している実力校「北海道栄高校」である。ここを突破したとしても翌日に「北照高校」と「北海道室蘭大谷高校」との勝者との対戦が待っている。二日間連戦の上、春の選抜大会で2勝した実力校「北照高校」と対戦するとなれば、甲子園を目ざすうえでは最初の大難関ということが言える。
真夏の二日間の連戦ということになると、例え白崎君が初戦で快投を演じたとしても翌日の試合では十分な休養のないままでは実力を出し切れるとは思えない。救援投手(第二エース?)の存在が不可欠である。ところが私推奨の宮崎投手がどうも不調のようなのだ。もう一人の救援河原田投手の軟投にかけるしかないのか?果たして内情は?
いずれにしても各地の予選を勝ち抜いた15校が円山に集い、甲子園出場を懸けて覇を競う大会は興味十分である。
私は‘10年、’11年と南北海道大会の全試合を観戦したが、今年は全試合観戦するほどの気力も体力も自信はない。そこでせめて期待する札幌日大戦を中心に観戦し、その観戦レポートを書き綴ってみようと思っている。
出来得れば札幌日大高が4試合を戦って甲子園を掴み取ってほしい、と願っているのだが…。