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ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

ロボット系ベンチャー企業の試作品・製品展示を拝見しました

2014年09月26日 | イノベーション
 先日、東京都港区内で開催された新進気鋭のベンチャー企業の製品展示を拝見しました。

 その一角で、経済産業省傘下の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が助成金などを支援しているベンチャー企業の製品展示コーナーがありました。その中心はロボット系ベンチャー企業の試作品・製品展示でした。

 パナソニック系のベンチャー企業のアクティブリンク(奈良市)は2015年度に実用化する予定の「アシストスーツ」などを展示しています。



 この「アシストスーツ」を装着すると、人間の身体の姿勢などを、位置センサーが検出し、どう動きたいかを推測し、腰部分につけた電気モーターが、作業時の腰の負担を軽くし、作業労働を軽くします。

 電気モーターがアシストするので、工場内の可搬作業などの作業が軽減されます。たとえば、体力があまりない高齢者や女性の方などの作業を支援します。工場内だけではなく、農業や林業などの作業を支援します。

 この「アシストスーツ」の電気モーターの代わりに、ゴムバンドという弾性体を利用する「スマートスーツ」を展示していたのは、スマートサポート(札幌市)です。

 会場では、アウト型スマートスーツを展示していました。



 人間の作業負担や疲労を軽減させます。少子高齢化社会には必要な機器です。スマートサポートは電気通信大学・北海道大学発のベンチャー企業です。

 太陽光電池パネルの大がかりな大規模太陽光発電所(メガソーラー)は、太陽光が照りつける中近東で設置が進んでいるそうです。中近東の砂漠などに設置された太陽光電池パネルの悩みは、砂が太陽光電池パネルの上に載って、太陽光の当たり具合を低下させることです。

 太陽光電池パネルの上に積もった砂を掃除する「サービスロボット」を開発したのは、未来機械(香川県高松市)です。


 
 未来機械は香川大学発ベンチャー企業です。

 中近東は赤道付近なので、緯度が低いために、太陽光電池パネルはほぼ水平に設置されます。横・縦が72センチメートル・43センチメートルの掃除ロボットは角度15度まで登れるそうです。

 2回・90度回転する動作によって、隣の太陽光電池パネルの列に移動し、掃除作業を続けます。

 日本では緯度がいくらかあるので、太陽光電池パネルを斜めに設置するために、あまり掃除する必要性が低いそうです。

 WHILL Inc.(カリフォルニア州シリコンバレー、及び東京都町田市)は販売を始めたばかりのパーソナル・モボリティー(個人移動手段)の「WHILL Model A」を展示していました。



 同社は大手企業から事業資金を集めている、米国シリコンバレー型のベンチャー企業だそうです。