ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

埼玉県ときがわ町椚平の急斜面では、シュウカイドウの花が満開です

2014年09月21日 | 季節の移ろい
 埼玉県比企郡ときがわ町の椚平(くぬぎだいら)では、シュウカイドウ(秋海棠)の花が8月下旬から咲き始めます。9月に入ると、シュウカイドウの花は満開になり、多くの人々を楽しませます。

 ときがわ町の中心部から南西方向に向かうと、スギ林の山林を通る山道は幅が次第に狭くなります。椚平に入ると、かなりの勾配を登ります。その急勾配沿いにあるスギ林などの斜面に、シュウカイドウの淡いピンク色の花が満開です。





 シュウカイドウはベゴニア科の多年草だそうです。昔、地元の方がシュウカイドウを植えたところ、野生化し繁殖したそうです。





 シュウカイドウの群生地は椚平の斜面に所々に点在しています。

 現在は、シュウカイドウを咲かせるために、地元の方がスギ林の下草刈りなどの手入れをしているそうです。
 
 椚平では標高が約200メートルから400メートルの急斜面を登る道沿いに、農家が点在しています。いつごろから、この地に住民の先祖が住み着いたのかを聞く機会がありませんでしたが、自動車が普及する以前は、移動が不便な自給自足の地域だったことと思います。

 椚平の急斜面は、滝などが多く、水量豊かに流れています。この水量豊かな地区であることが昔、住民の先祖が住み着いた理由だと感じました。急斜面の畑で何を栽培していたのか、その内にお伺いしてみたいものです。

 椚平の急斜面を下りて、川沿いの平らな地区には、製材所などの林業関係の仕事場が並びます。椚平自身は行き止まりの地区ですが、いくらか西側の地区は秩父市側に抜ける山道が通じています。

 ときがわ町の平地部では、ヒガンバナの花が咲き始めています。



 ときがわ町の平地部では、町の名前にやった都幾川の清流が流れ、両側に田んぼが広がっています。このほかには、コムギなどのムギ類の栽培も盛んなようで、以前からうどんが名産品になっているそうです。