まりっぺのお気楽読書

読書感想文と家系図のブログ。
ゆる~い気持ちでお読み下さい。

『華麗なるギャツビー』映画化される?

2014-07-22 22:34:16 | アメリカの作家
THE GREAT GATSBY 
1925年 スコット・フィッツジェラルド

表紙がディカプリオ版じゃないのよ、レッドフォード版なの…年代物ね!

実は先日、C・D・B・ブライアンの『偉大なるデスリフ』という小説を読んで
たぶん『グレート・ギャツビー』へのオマージュ的な作品なんだろうけど
どのあたりがそうなんでしょう? と思い、すっかり内容を忘れてしまったギャツビーを
ゴソゴソ探し出して再読してみたわけです。

フィッツジェラルドの出世作で、多くの人を虜にしたと思われる不朽の名作…だよね?
だけど、小説の感想は… つまらなかったんだよぉ
この小説、あるいは映画のファンの皆様、ごめんなさい。

映画は観ていないのですが、きっとキレイな映像で、オシャレだったと思うわ。
読んでいてその場面が脳裏に浮かぶという表現力はさすが! だと思うけど…

例えばデイズィ・ビュキャナンとジョーダン・ベイカーが居間の寝椅子にいる
冒頭のシーンとか、ギャツビー邸の夜な夜な開かれるパーティーの様子なんか
すごく鮮明に思い描けて、映像にしやすかったのではないでしょうか?

だけど、これ、映画化する話しかな?
不気味なほど執着心が強い虚栄心の塊のような男と、金に目がない綺麗なだけの女の
ラブストーリーというには心がソワソワしない、ブルーな気分になる物語だし
リアリティが無いわりにファンタジックな胸の高まりもない…
うーん… やはりビジュアルに頼りすぎている気がする。

あらすじは、みなさんかなりご存知だと思うので、ささっと書きますね。

語り手はニック・キャラウェイという若い証券マンで、ジェイ・ギャツビー邸の隣人です。
ギャツビー邸では頻繁に盛大な夜通しのパーティーが催されていて
ニューヨークから有名人が大挙して訪れていました。

ニックのまたいとこデイズィは、ニックのイェール大の同窓生トム・ビュキャナンと結婚し
岬の反対側の高級住宅地の邸宅で暮らしています。
トムはとんでもない大富豪の息子で、大学時代から金の使いっぷりが話題でした。

トムを訪ねて行ったニックは、そこで女性ゴルファーのジョーダン・ベイカーに出会います。
ジョーダンはギャツビーのことを知っているようでした。
また、トムにはニューヨークに女がいてデイズィも知っていると教えてくれました。

ある夜、ニックはいきなりギャツビーのパーティーに招かれます。
そして何度か通った後、ジョーダンを通してギャツビーからある依頼を受けました。
それはデイズィをお茶に誘い、その席に自分も呼んでほしいということでした。

明らかになるデイズィの過去とギャツビーの過去、デイズィとギャツビーの未来
ギャツビーを取り巻く黒い噂、トムの嫉妬とトムの女の嫉妬と女の夫の嫉妬… などなど
面白げな要素は揃っているんですけどねぇ… 何かが気に食わないんですよね。

その原因がわかりました! 私は完全にデイズィが嫌いだ!!
そして、それ以外の登場人物にも好感が持てませんでした。

小説に出てくる、美貌を売りにした女性も、金に目がない女性も、冷酷な女性も
たいてい嫌いじゃないですよ、私は。
彼女たちのガッツやなりふり構わなさはある意味爽快だわ。

だけどデイズィはさ、なんのアクションもないわけなのよ。
誰かの財産に目が眩んでフラフラ~、こっちの財産に目が眩んでフラフラ~、
フラフラ~フラフラ~、しかも「愛」なんて言い出すよ。
悪女としてのポリシーとコンセプトが感じられない!!

あらら、ちょっと興奮しちゃいましたね。
熱烈なファンもいらっしゃると思うので、デイズィの悪口はこのへんまでにしておきます。

リメイクされたぐらいだから映画は面白いのかもしれませんね。
いつか観てみましょう… (口ばっかり

ひとことK-POPコーナー
こないだ武道館に行って来ましたよぉ すごくいい席でテソン目の前!! Fantastic Babyまで聞けて最高でした
風邪大丈夫かな… と思っていたらジヨンとヨンベとワイン飲んでたので治ったみたいね
コメント
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