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マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

その人なりを築く土台「しつけのあり方」、17年間の探究&実践を「しつけ=関わり方」に盛り込んでの活動

2017年07月19日 | お知らせ

米国に戻って以来、

夕方近くからとてつもない眠気にノックアウトされ、

夜中過ぎにはばちりと目が覚めるという

「早過ぎ寝、早過ぎ起き」な日々です。

 

子供達がぴーちくぱーちく賑やかに話しかけてこようが、

どんなに家事の最中であろうが、

お構いなしに意識が薄れていき、這うようにしてたどり着くベッド。

その後の記憶は皆無です。

「時差ぼけ(jet lag)」、恐るべし。

(家事をボトっと落として寝るのは、まあ、日常茶飯事ですが) 

 

 

ばちりと目が覚める真夜中過ぎに、

あれこれと「これから」についてまとめてました。

どうぞ、シェアさせてください!

 

 

1.「継承センター」にて引き続き「プログレッシブ教育」実践トレーニング

秋からはアシスタント教師として教室に入る予定です。

将来的に、「伝統的な学校にフィットしない子」にとって、

具体的なヒントが提供できたらなと思っています。

『日本語継承センター』にて「文化を伝えるプログレッシブ教育」トレーニングを受けることになりました

「日本の伝統的な学校スタイル」の特徴って例えば何でしょう?「そうしたスタイル」に合わない子が伸びていく場とは?「プログレッシブ教育」トレーニング始まりました

 

 

 

2. 子育てに関連するもろもろの発信

編集者さんとの話し合いもありますが、

「非認知能力」についてもまとめていけたらなと思っています。

「非認知能力」とは、「目先の『できる/できない』」ではない、

やはり、子供が力を発揮する土台ですね。

 



3.「ポジティブなしつけ(positive discipline)」トレーニング

家庭で、そして教室で、

子供をポジティブに導く具体的実用的な術を教えるためのトレーニングをうけます。

「ポジティブなしつけ協会(Positive Discipline Association」さんにお世話になります。

「ポジティブなしつけ」を提唱する第一人者の

心理学者で教育者のジェーン・ネルソン氏が創設した団体です。

 

「『罰=しつけ』じゃないんですよ」と提唱し、

家庭や教室でのメソッドとして、

今では、米国はじめ世界中に広がるメソッドです。

知り合いの教師も、教室の生徒の問題行動に悩んでいたところ、

このワークショップを受けるように学校から送られたといってましたね。

 

「子育てってこんな面白いもんとは思わんかったわ。

もっと早く子供つくっとけばよかった」と常日頃言っている、

社会学を博士号まで学びアカデミックな世界に長らく身をおいた知り合いが

「この人たちのワークショップ、むっちゃ面白かったで」とススメてくれました。

 

まずは、「家庭でのしつけ」について修得します。

 

 


4. 17年間の探究・実践を「思慮あるしつけ」に盛り込み活動

HSPやHSCという言葉を提唱した心理学者エレイン・アーロン氏が、

「敏感な子が健やかに育つ鍵」とする「思慮あるしつけ」。

 ・「喜び溢れる敏感な子」を育てるための「4つの鍵」&「認知のゆがみ」にも気づかせていきたいですね

 

これまで、

・子供に関わる大人が「マインドフルであること(気づいていること)」

・しつけについてのベストセラー本の著書で精神科医のダン・シーゲル氏の提唱する

「No Drama Discipline」や「全脳を用いるアプローチ」

(ダン・シーゲル氏は、マインドフルネスのインストラクターでもあります)

などをまとめてきてます。

「思慮あるしつけ」について:http://blog.goo.ne.jp/managaoka/c/d6ebcb27543935dd7b115bb487f2136c

 

これらと、「ポジティブなしつけ」の具体的メソッドなども合わせ、

探究&実践を続けつつ、

「敏感な子」はじめ、どんな子にとっても

その人なりを築く土台となる「しつけのあり方=子どもとの関わり方」について、

まとめ、活動していきたいなあと思っています。

 



5.奈緒美さんたちとのチャット

『虹色教室通信』の奈緒美さん『遊びのアトリエ』のレオさん、ワーキングママさん、

Tamakiさん、Tomoeさん、シアトルのEさんとの、

毎週のチャットからインスピレーションをいただいています。

個々に、そして共にできることを、少しずつ築いていきたいと思っています。

 

 


まだまだ5人の育児も続きますから、

肩の力を抜いて、「今、何が大切か?」を見つめ、

できる範囲でジャッグルしつつ、ですね。

 

 

さて、今日はこれから車の修理場です。

夏休みのリアルな一日が始まりますよ。

先日書いた、

・日本の受験勉強はせず、アメリカの大学進学を決めた友人の息子君の例

について、この友人に聞いた話などもまとめ中です。

また紹介させてくださいね!

みなさん、よい夏を!


『It Mama』寄稿:「魔のイヤイヤ期」がない文化にある共通点って?&これからも精進していきます!

2017年07月02日 | お知らせ

先週は、

いつもウェブサイトでお世話になっている編集者さんに声をかけていただき、

1人日帰りで東京に出て、打ち合わせがありました。

 

どういう記事がより読まれるのか、

話題になった記事の傾向などを分析しながら

これからの記事案を練りました。

 

何年も子育て関連の情報を発信されているベテラン編集者さんから、

様々なフィードバックをいただき、

より大きな流れの中で、自分の綴る言葉を眺めることのできたひとときでした。

 

これからも、

リサーチや私自身の体験を基に、

少しでも役に立てていただける情報をお届けしたいな、

そう気持ち新たに、精進していきます!

 

イヤイヤ期に悩む親御さんにとって、

少しでもヒントになればなという思いを込めて、

人類学的な視点を紹介しました。

興味のある方、是非どうぞ!

「魔のイヤイヤ期」がない文化にある共通点って?

 

昨夜は、『虹色教室』の集まりが解散したあと、

集まりで会わせていただいたアメリカで長らく幼稚園の先生をしているEさんと

新大阪駅でお好み焼きを食べながら、日米の教育の違いについても話し合いました。

Eさんの息子君と子ども達も意気投合して隣でわいわい。

文化を行き来するという置かれた状況ながらの視点も、

今後の発信に、生かしていけたらなと思っています。

 

さて、これから長野へ発ちます。

大阪行きの新幹線では、

車窓に過ぎゆく日本の田舎の風景の美しさに親子で感動していました。

日本の田舎を堪能していきます。

みなさん、よい日々を!


子育ての道程に喜びを見出すということ、お知らせ3つ、我が家の旅に不可欠なもの

2017年06月14日 | お知らせ

1. 夏休みに入り、朝から晩まで5人の活動の送り迎えと、

2. 2日後出発の15年ぶりの日本行きの準備をすすめ中のところ、

3. 出発前に済ませる予定の原稿の締め切りがいくつか重なっているという状況で、

ブログをなかなか更新できずにいます。

 

普段の生活でも、山を登っている感があるのですが、

ここ10日ほどは、ロッククライミングしている感覚です。

全身の筋肉をくまなく使い、岸壁にへばりついて頂上をめざす。

 

でも、2の日本行きの準備3の原稿の締め切りは、

頂上がすぐそこ。

たどりつくなら、絶景が広がっているのが分かってます。

 

ああ、あの日本の風景、人々、言葉、食べ物!

ああ、あの出来上がった原稿を前にする嬉しさ!

もやもやと渦巻くものを形にできるありがたさ!

わなわなと筋肉はりつめながらも、踏みしめる一歩一歩が喜びに溢れます。

 

 

それでも、1の子育ては、長い道のりですよね。

時になだらかな道だったり、時に切り立つ崖に挟まれたり、

時には、命綱つけてつるっつるの氷壁でもがいているようだったりしながら、

とにかく、果てしなく続くように見えます。

 

道程に、喜びを見出していきたいですね。

繋ぐ小さな手の柔らかさを感じたり、

流行りの歌を歌って音程がおかしくなって一緒に笑い転げたり、

キャンディーを頬張ってじわ~と広がる甘さにほっとしたり、

道端の花にうっとりしたり、山菜やベリーを摘んでみたり。

見晴台で休憩して、見渡す景色に息を呑んだり。

夜になれば、一日中歩いた疲れを、ハグする温もりに包み込み。

 

 

長男は17歳。もう少したら、

もう一緒に登ることもなくなるんだなあと思うと、

何だか切ない気持ちと、もっと道程を楽しめばよかったなあという気持ちが押し寄せます。

←まあまだ終わってなくて、

これからもしばらく切り立った急斜面をひいひい登るんですけどね。

 

こうやって書きながら、こちらに以前訳した詩を思い出しました。

 

作家のDiana Loomans氏の詩、もう一度紹介しますね。

英語だと韻を踏んでいて、その音やリズムも楽しいです。

 

もっと野を駆け回り、星を見つめて

If I had my child to raise over again,
I’d finger paint more, and point the finger less.
I’d do less correcting, and more connecting.
I’d take my eyes off my watch, and watch with my eyes.
I would care to know less, and know to care more.
I’d take more hikes and fly more kites.
I’d stop playing serious, and seriously play.
I’d run through more fields, and gaze at more stars.
I’d do more hugging, and less tugging.
I would be firm less often, and affirm much more.
I’d build self-esteem first, and the house later.
I’d teach less about the love of power,
And more about the power of love.
It matters not whether my child is big or small,
From this day forth, I’ll cherish it all.

 

日本語訳

もし もう一度初めから子育てをやり直すことができたなら・・・

 

指をさして注意してばかりでなく
その指を一緒にお絵かきすることに使うでしょう

 

間違いを正す(correction)よりも
もっと繋がりを持つ(connection)ようにするでしょう

 

時計から目を離し
その目をあなたを見ることに使うでしょう

 

知るということを思いやるよりも
思いやるということを知ろうとするでしょう

 

もっと一緒にハイキングして、もっと一緒に凧を飛ばして

 

真面目であることをやめて
真面目に遊ぶでしょう

 

もっと野原を駆け回り もっと星を見つめて

 

引っ張る(tugging)のではなく
もっと抱きしめる(hugging)でしょう

 

頑なである(firm)代わりに
もっと肯定的(affirm)になるでしょう

 

あなたの自信を築くのが先で
家を築くのは後でいいのです

 

力を愛することより
愛の力についてもっと話すでしょう

 

あなたが大きかろうが小さかろうが 関係なく


今日というこの日から これらのことを大切に抱いていきた

 

引用終わりーーーーーーー

 

 

そう、

「大きかろうが、小さかろうが、

今日というこの日から、

これらのことを大切に抱いていきたい」ですね。

 

さて、今日もこれから走り回りますよ。

 

 

その前にお知らせを3つ

1. 日本滞在中の状況

アナログ実家なので、インターネット環境が整っておらず、

ブログの更新がままならなくなると思います。

←書かないことは考えられないので、毎日何かしら書いてるとは思いますが、

時々ネットカフェなどからでも更新できたらなあと思ってます。

 

下4人連れての滞在に、両親も高齢で母も体調が思わしくないので、

多分、家事に多くの時間を費やすことになるのじゃないかと予想しています。

食器洗浄機と乾燥機にスポイルされている私達、鍛えられてきます。

15年ぶりに両親と再会します。

 

 

2.「ギフテッド応援隊」の7月8日の集まりに参加します

日中は、東映太秦映画村、夜は親睦会がある予定です。

近くなったら『これでいいのだ(?)』さん

「ギフテッド応援隊日日好是日」さんに告知が出ると思います。

興味のある方、是非、上記のブログにお問い合わせくださいね。

『マイコー雑記』でも詳細をお知らせしますね!

 

 

3.『虹色教室通信』未来奈緒美さんの算数教材完成!

虹色オンライン算数教室が、ようやくできあがりました ♪

まだまだざっと目を通したのみですが、

私自身もこれからの活動で使わせていただきたいなと思っています。

これまでの奈緒美さんの働きの集大成。やはり素晴らしい内容です。

日本滞在から戻り、落ち着いてじっくりとひとつひとつ手に取る日を楽しみにしています。

 

奈緒美さん、ワーキングママさん、遊びのアトリエのレオさんとも、

大阪でお会いできることになっています。

TamakiさんTomoeさんともいつかお会いできる日を楽しみにしています。

話し合ったことなど、また皆さんに報告できたらなあと思ってます。

毎回のチャットも、インスピレーション盛りだくさんなんです。

 

 

 

我が家の旅に不可欠なもの

最後に、旅など大変化の時に、

子ども達にとって、とてもいいなあと思っていることの紹介です。

それは、旅用のスケッチブックを用意すること。

 

とにかく毎日、何らかのアウトプットをするようにします。

絵でも、詩などの言葉でも、色を重ねるだけでも、日記でも。

 

16日間車でアラスカから東海岸に引っ越してきた際も、

毎日、皆、何かしら描いていました。

その日の自分を、真っ白な紙に、落とすひととき。

後から見ても思い出が詰まっていますし、

渦中にあっても、ほっと落ち着くひとときになります。

 

旅の前に、どんなスケッチブックにするかの選択から始まります。

ティーンになると、装丁もちょっとこだわり。

 

 

下3人は、早速、始めてましたよ。

次男表紙を描いて、

 

次男も三女も、旅の買い物中に見つけたセールの「フィジット・スピンナー」を、

おこづかいで購入し嬉しくてしょうがないようで描いてました。

 

この「フィジット・スピンナー」、

こちらで紹介した商品と同じような目的を持ったものです:

ごそごそ動いた方が学習効果アップ!ADHD・ギフテッド・舞踏家タイプの子

元々、ADHDや落ち着きのない子が、「ごそごそするため」のものなんですが、

こちら米国で大流行してます。

教室でも、皆が皆くるくるまわしていて、頭を痛めた先生の中には、

「発達障害の診断のおりている子以外禁止」になったクラスもあります。

「ごそごそ」で集中できる子もいれば、余計に気が散ってしまう子もいるんですよね。

まあ時と場合によるでしょうが、我が家は皆、ごそごそ系ですねえ。

 

あと、次男、こんなものも描いてました。

私:あ、日本の街並み?

次男:ロンドン

 

そして三女は、

海ガメ。

 

次女は、

バラ。

そして、

「私達は、

バラの茂みにトゲがあると文句を言うこともできるし、

トゲのある茂みにバラがあると喜ぶこともできる。

by アブラハム・リンカーン」

 

ほんとだね。

思い出していきたいね。

 

日本を前に興奮して、

ロンドンと海ガメとバラとリンカーン・・・。

いいんですよね、何でも。

アウトプットする機会やツールを整えていきたいですね!

 

 

 

ブログを読んでくださりありがとうございます。

こうして読者の方と繋がれることが、大きな励みとなっています。

感謝を込めて。

それではみなさん、喜び溢れる夏を!


フィジカルな「子育て支援の場」を築きつつ、ウェブ上でそれらの場を繋げる。ひとまず「フィジカルな場」をオープンするために動いていきます。

2017年04月24日 | お知らせ

子ども向けのレッスン&親向けの勉強会やワークショップがあり、

子どもの成長を共に見守りつつ、親も共に学べる場。

 

こうした場を築いていくために、

奈緒美さん、Tamaki さん、Tomoeさん、ワーキングママさんたちと

「ウェブ上」で何ができるだろう?と話し合っています。

同時に、私自身、皆さんから大いに感化されつつ、

「フィジカルな場」をつくっていこうと動いています。

 

今年の秋頃から、少しずつオープンしていきたいと思っています。

フィジカルな『ユア子育てスタジオ』を築いていきます。

 

 


こちらで子育て支援活動されている日本人女性との出会い

と、昨日、下3人の子の陸上競技会で、

偶然お会いした日本人の女性が、

長年こちらで日本人家庭への子育て支援活動をされているとのこと。

 

すぐ目の前で、

小学生の息子君娘ちゃんに日本語で話している様子に、

いてもたってもいられず、

「あっ、こんにちは、はじめまして!」と話しかけた見ず知らずの私に、

ぎょっとすることもなく大らかに答えてくださり。

 

アラスカを出て以来2年ほど、

日本人の方とはほとんど話していないのですが、

まさか久しぶりに日本語で会話できた方が、

自分が思い描いているような場を形にされている方という偶然に、

しばし感じ入りました。

その方も、数年陸上競技会に参加しているけれど、日本人に会ったのは初めてとのこと。

 

それで早速、

「こういう場を作っていきたいんですよね」とお話をしたところ、←初対面からオープン

「こちらに長い間住み様々な日本人の方を知っています。

マイコさんがやってみたいと思っている事で何かお役に立てそうなことがあれば」

と、ありえないほどの言葉。

 

「遊びにきてもいいですよ」とも言っていただき、

早速、レッスンの様子など、見学させてもらいにいってきます。

楽しみです!

 

 

 

動きながら、ふと、「受け継ぐもの」を思うことがあります

祖父が第二次世界大戦で戦死し、

生まれたばかりの父を含む4人の子を育てながら、

保育園経営を始めた祖母。

 

母も保育園の一角で学童保育の先生をしていたのですが、

そうして親族の経営する保育園の2階で生まれ育ち、

13歳の時、私達家族だけ、新家に引っ越しました。

 

その新家の半分を、両親は「文化教室」に改造し、

「様々なクラスやワークショップ」に使ってもらっていたんです。

日々、陶芸やバレエや詩吟や英会話教室や勉強会など、

様々なインストラクターやグループが場を使われてました。

 

一昔前は、

まさか自分が似たような道を歩くことになるなんて、

思いもしませんでした。

自ら「これだ!」と思いながら進む道が、

少しずつ祖母や両親の「歩みの一部」に重なっていくことが、

感慨深いです。

 

とはいえ、祖母と両親とは、

これまで全く違った選択をし、違う道を歩いてきたわけですから、

私なりの道筋を、場にいかしていきたい、そう思っています。

 

 

 

 

街角に子育て支援の場を築く、そしてウェブ上でそれらを繋ぐ

街角に、アットホームに身を寄せられる子育て支援の場があるといいですよね。

子どもを見守ってもらえたり、

子育てについて体験者と話したり、

レッスンや勉強会やワークショップに参加して親子で何かを学べたり。

 

そんな場が増えていったらいいなと思っています。

そして私自身、そうした場を実現していきたいです。

 

将来的には、世界に点在するそうした場を繋げるサイトを、

ウェブ上にも築いていきたいですね。

子育て支援について発信し合ったり、

活動を知らせあったり、

フィードバックしあったり、

「街角の子育て支援の場」を築いていく人々を支援しあったり、

世界の「街角の子育て支援の場」を繋いで共に多文化体験な催しものをしたり。← 楽しそう!

 

 

少しずつ、具体的な形にしていきますね!

こちら数日肌寒い日が続いていますが、

みなさん、よい春の日々を!


大好評公開中ドキュメンタリー『世界で一番美しい村』、監督石川梵さんと父の思い出、既成の道のないところに「自らの真」に根差して歩き続ける姿

2017年04月13日 | お知らせ

3月25日から公開の始まった『世界で一番美しい村』

ドキュメンタリー映画が、松竹東劇という大劇場で公開されるのは非常に珍しいのだそうです。

 

ウェブサイトで予告が観られます:https://himalaya-laprak.com/

 

「ネパール大地震で壊滅した村が、悪戦苦闘しながら復興を果たそうとする姿を捉えた感動のドキュメンタリー。貧しくともいつも笑顔のアシュバドル一家、村を支える一人の看護婦、神秘的な風習、ヒマラヤの大自然を舞台に繰り広げられるさまざまな人間模様を捉える。」とのこと。

 

2015年のネパール地震では、300万人が被災し、9000人以上の人々が亡くなったとされています。

東北大震災についての著書も出されている監督の石川梵さんは、1年半かけて、この映画を撮られたそうです。

 

 

 

石川梵さんについて、私には特別な思い出があります

1979年に起きたソ連のアフガン侵攻。私の父は、いてもたってもいられなくなり、現地に向かう決意をします。

出発の前日、家族でレストランへ行き、「お父さんはもう帰ってこないかもしれない」という父の言葉を、兄とともに聞きました。

まだ5、6歳でしたから、母の姿がとても小さく見えたことや、ドキドキもやもやした気持ちを、断片的に覚えています。

母からは、父が「遺書を残していった」のだと、後になって聞きました。

結局、1か月ほどして父は無事戻りました。

空港で抱きついた時の、すっかり日焼けしたくしゃくしゃな笑顔を思い出します。

 

その時、父が現地アフガニスタンで出会ったのが、石川梵さんでした。

それ以来、父がスタッフとなったり参加する活動にも、たびたび石川梵さんの姿がありました。

「今日はイシカワボンも来るんだよ」「イシカワボンの写真はいいなあ」と、まだ当時20代だった石川梵さんについて嬉しそうに話す父。

父の隣でニコニコと穏やかに笑う梵さんを見上げながら、「優しそうな人だなあ」と思ったのを覚えています。

 

 

石川梵さんの活動

プロフィールに、 

“1984年から伊勢神宮の神事を初めとして祈りをテーマに世界各地で撮影を行う。また、ヒマラヤ空撮など、世界各地で空撮を行う”

とあります。

 

〝世界の空撮を通して地球の歴史を撮り、祈りを通して人間の原存在に迫るという二つ“をライフワークとされているとのこと。

 

 

『ウキペディア』には、こんなことも書かれていました。

 

“代表作である写真集「海人」はインドネシアの生存捕鯨を撮影したものだが、取材を始めてから鯨漁に遭遇するまで4年の年月がかかった。撮影に成功したものの鯨の断末魔の声を聞いた石川は、「海の上の撮影だけでは人間の物語になってしまう。海の中にはもうひとつの物語がある」と考え、それからさらに3年かけて鯨の視点で鯨漁の水中撮影に成功した。その際、逃げる鯨の背中につかまり、鯨の目を撮影している。″

 

この記述と、思い出の中のあの物静かな石川梵さんとを重ねつつ、「内面の激しさ」を思いました。

既成の道など微塵もないところに、自らの直感や感性へと感覚を澄ませ、たくましく進み続ける姿。

「自身の真」に対して、妥協することのない姿勢に、背筋が伸びます。

 

これからも、石川梵さんが刻まれていく歩みを励みとしつつ、楽しみにしています。

 

こちらのウェブでは、石川梵さんの写真をみることができます。

http://bonlamafa.wixsite.com/bon-ishikawa-photog

「祈り」をテーマにした写真の数々が、息をのむほど迫ってきます。

 

『世界で一番美しい村』は、『ぴあ』の「全作品満足度で1位」になっているようです。

http://cinema.pia.co.jp/rave1/

 

公開スケジュールはこちらになっています

(ナレーターの倍賞千恵子さんや山田洋二監督とも対談されているんですね)。

https://himalaya-laprak.com/theater/

 

 

みなさん、是非、機会がありましたら鑑賞されてみてください!

私も、今年の夏は15年ぶり!に1か月ほど日本へ帰国する予定なのですが、

滞在中に観られたらなと思っています。

 

 

 

余談:

ネパールへは20代初めのころ、1人1か月ほど旅したことがあります。

その時の様子が、こちらにつづってあります:「聖地」への旅

7日間ヒマラヤを歩き続け、最後は足の裏のマメがいくつもつぶれ、血だらけになっていました。

現地で出会った人々の笑顔が頭に焼き付いています。

地震からの復興がすすみますよう、祈っています。

 

 

 

 

 

さて、明日から春休みです。

原稿の締め切りが重なり身体的には少しきついのですが、

心は、リサーチと書くことの喜びに溢れています。

10日間の春休みは、遠出ドライブやキャンプに出掛けたりとする予定です。

またいろいろあるでしょうから(ないわけない)、どうぞ報告させてください。

 

それではみなさん、楽しい春の週末を!


奈緒美さんの「築いていきたいウェブや場」についての記事に寄せて、創造の過程は既に始まっているんですよね

2017年04月02日 | お知らせ

『虹色教室通信』の奈緒美さんの記事にある、

矛盾から生まれる「かけがえのないもの」 2

「築いていきたいウェブや場」についてのアイデアを読んでいて、ウキウキとます。

いくつか、こちらに抜粋させていただきますね。

(“ ”内は、奈緒美さんの文章の引用です。改行位置を一部変えてあります)

 

 

築いていきたいウェブや場のあり方

“ウェブ上で、拡充学習や創作のアイデアを載せるにしても、

ひとりの人が発表して、

それを見た人が、「わたしはそのアイデアをちょと発展させてこんなことしました」

「わたしは、こうやって、この部分の問題を克服しました」と

いったひとつのアイデアがどんどんつながっていけるような形があったり、

どこまでも、マイペースで、「自分がやりたいようにつきつめている」という

世界感のようなページもあったりする場はどうか、と思っています。

教室内では、ピタゴラスイッチ作りなどで、そうした循環が起こっています。

 

それには、アイデアを発表しやすい掲示板的な場を設けたり、

作品のコメントに、自分がどの視点から発見したことを書くのか、

場に用意してある視点を表すキャラクターなり記号なりを選んでコメントできるようにしておくといったことです。“

 

 

ウェブを作る側も読む側も、場を提供する側も参加する大人も子供も、

皆がそれぞれの立場で「創っていく場」になるといいですよね。

 

奈緒美さんがおっしゃる「場に参加するすべての人が自己組織化のイメージ」、

現実的なかたちを、引き続き模索していきたいです。

 

 

 

「創造」について

〝「子供も大人も、自分の殻を自分が破りたいと心の底から思うとき、

本気になれるのかもしれません。そのとき力になるのは、

それまで自分がだめだと思っていたところを、新しい形で使ってみること。」とおっしゃった方がいました。

また、「突き動かされたように、以前の経験を含めた自分から一歩前に進むことに

夢中になるとき、創造性を発揮しているということですね。」という声がありました。“

 

創造は、破壊と隣り合わせ。それまでの「再構築」ではなく、「ずれる瞬間」。新しく生まれ変わる契機です。

私は「成長」というのは、人の根本的な欲求だと思っています。子供は、成長したいと思っています。大人も、いくつになったって。

創造というのは、成長への可能性を開く瞬間だと感じています。

それまでの殻をやぶり、未知へと踏み出せる機会に溢れた場にしたいですね。

 

 

長年、子供たちと「つくる場」に身を置かれる奈緒美さんが、とても大切に思うことをあげてくださってます。

 

“教室では、「わたしはやらないよ。」「何もしたくないし」なんて毒づいている

 高学年の女の子も、結局はわくわくする気持ちに負けて、

 夢中になって参加しているような状態が常にあります。

 そんな風に、人が思わず、参加せずにはいられないような場面というのは、

 案外、創れるものだと、体験の中で感じています。

 

ハードルが低くて、すぐにできそうなのに、五感が求めるような面白さがあったり、

 未知の部分を含んでいて、好奇心をそそられるようなものだったり、アイデアがひらめいて、思わず自分を表現したくなるようなものだったりするのです。

子どもたちは、自分の弱い面も含めて、出してみて、認められたいと感じているし、表現することで自分を知りたいと思っています。

それまで評価に傷ついてきた経験を、新しい経験で塗り替えたいとも。

創作活動にしても、拡充学習的な学びの活動にしても、それが自己イメージの刷新となる時、子どもは本気を出します。“

 

子供が本来持っている、創りたいという欲求を引き出していく。

それには、初めから完成度の高いものや見栄えのいいものを求めるのではなく、

「ハードルを低くして」、日常の延長に、創造があるようような場を整える。

なるほどです。

 

 

またTamakiさんのコメントの言葉も、とても印象的でした。

(“ ”内は、Tamakiさんの文章の引用です)

“話し合いをしていて、最初は慣れないせいもありたくさん発言しないととか思っていたのですが、だんだん誰のアイディアだとかどうでもよくなってきて、発言するのもいいし、発言しないで黙ってそこにいるだけでもいいんだと思えてきました。方向性としてもいろんな役割の人がいて、全体としてうまくバランスがとれていたりとか、今回のように体調がいまいちでぼやーっとしていると他の人がひらめいて、かえってうまくいったりとか、なんだか不思議でおもしろく感じています。”

 

ティンかリングの理念に(邦訳本には載っていなさそうなんですが)、こんな言葉あります。

 (『The Art of Tinkering』 by Karen Wilkinson & Mike Petrickより。 翻訳本『ティンカリングをはじめよう ―アート、サイエンス、テクノロジーの交差点で作って遊ぶ』

 

“・ワークをシリアスにとり、それでも自身はシリアスにとらないでおこう

(ティンカリングとは楽しいもの。自らのエゴを流す時、あなたはフォーカスし遊ぶことのできる許可を、自分に与えることができます。そしてそんな時こそ、よい物事が起こるのです)“

 

自分がどうだとか誰がどうだとか流す時、面白いものごとが現れる。

こうした場を作ろうとする過程こそ、まさしくティンかリングであって、既に創造の過程は始まっているのでしょうね。

話し合いを続けていくことを、楽しみにしています。

 

 

さてこちら日曜日。

朝から子供4人と出かけてきます。

それではみなさん、良い日を!


「作る・創る」ことを通し「考える力・創造力・自主性を育む場」を築くというビジョンに向けて話し合い

2017年03月22日 | お知らせ

子ども達が、「作る・創る」ことを通して、

考える力を育み、創造力を発揮し、自主性ややる気を高められる場、

個性溢れるそれぞれの子の「よさ」が、伸びていける場。

 

「そんな場を、作っていきたいね」

 

そうした話し合いを、

奈緒美さん、Tamakiさん、Tomoeさん、ワーキングマザーさんたちと続けています。

 

奈緒美さんの『虹色教室』は、ロールモデルですね。

 

 


これらの活動や考え方に共感しています

 

「作り手ムーブメント(Maker Movement」:

 ・「作り手ムーブメント」を教育に生かしていくという動き、変化を与える行為者になるということ 

 


レンズーリ氏の拡充学習:

消費するだけでなく創造できる「ギフテッドネス」をどう開発する?教育学者レンズーリ氏の研究紹介

 


「ティンカリングスタジオ」

ウェブサイト https://tinkering.exploratorium.edu/

「与えられたモノを消費するだけでなく自らも作り手!」と掲げる「作り手ムーブメント」を家庭の拡充学習に

 

 


「自分でしよう(Do-It-Yourself)」

専門家でなくても自分の身体を使って何かを作ったり、修理したり、装飾したりする活動。

1945年の第二次世界大戦後に、自分達の手で破壊された街を復興させようという国民運動がイギリスで始まり、

そのスローガンとしてうまれた言葉。

 

 

 

4つに共通する土台は、

「消費するだけでなく、創造的に生産できる力を育む」

ということです。

 

 

 

日本と米国の「フィジカルな場」と、

国をこえたウェブ上という「バーチャルな場」で、

さて、どんな展開をしていけるのか、

模索していきます。

 

ひとまず私自身の活動としては、

「異文化体験」というキーワードも加えられたらなと思ってます。

異文化の家屋や食べ物や道具や民芸品作りなどを取り入れて。

(以前お知らせした子ども向けワークショップの「異文化トラベル」がこれにあたります)

 

 

 

こうした場を築く大人としても、

「考える力、創造力、そしてタスクコミットメント」を発揮していきたいです!

春の日差しに心躍りつつ。

 それではみなさん、今日もよい日を!


言葉だけの理解でなく普段の子育て生活に役立つ身体感覚を:ワークショップ内容を煮詰め中です

2017年03月11日 | お知らせ

ワークショップについて煮詰めつつ、ビジネスライセンス等の手続きを進めています。

ライセンス取得前に、「宙ぶらりん状態の永住権」を何とかしないといけないわけですが、おかげさまで来週には実際の永住権カードが届くまで用いることのできる「証明書( I-551 stamp」を発行してもらえそうです。

『ユア子育てスタジオ』のウェブサイトも整えていきます。

 

 

ワークショップについて、実際にお会いするわけですから、是非言葉だけの理解でなく、私自身これまで学び、実践する中で、「これはいい」と確信している「身体感覚を用いたトレーニング」をお伝えできたらなと思っています。

 

マインドフル子育てワークショップとして以下のような内容を考えています

 

子育ての知恵を実践することで、子育てはもっと楽しくなる!

言葉や頭だけの理解でなく、普段の子育てに役立つ身体感覚を身につけませんか?             

 


1回:肩の力をぬいて!子どもがすくすくと伸びる親の姿勢とは?

先行きの見えない世界、「このままでいい?」と不安になる子育て、周りと比べての焦り。現代の子育ては、ついつい力が入り「過ぎ」、ストレスもたまります。まずは、子どもに接する大人が肩の力を抜くこと。すると、子どもは持てる力をのびのびと発揮できます。マインドフルに子どもに接することとストレスの関係、またマインドフルであることの子育てにおける効果を、力を抜く具体的トレーニングと共にお伝えします。

・「ヨガマット」をご持参ください。

 

2回:マインドフルに「観る」ことで子どもを伸ばす!

大人の目線、大人の枠組みばかりで子どもを眺めていては、せっかく育ちつつある子どもの「個性」や「得意の芽」も隠れてしまいます。「観る」ことを妨げるものとは何でしょう?その子の「好奇心」を大切にする「マインドフルに観る」トレーニングをお伝えします。

 

3回:子どものネガティブな感情に呑み込まれないマインドフルトレーニング

子どもは、ポジティブな感情だけではなく、ネガティブな感情も認めてもらうことで、情緒面を健やかに発達させます。とはいえ、子供の感情に呑み込まれ、こちらもイライラし、思わずこちらのネガティブな感情をぶつけてしまうこともあるものです。感情とマインドフルに向き合う具体的なトレーニング法をいくつかお伝えします。

 

4回:自己嫌悪の悪循環にスッパリお別れ!セルフ・コンパッショントレーニング

子育て中は、「ああ、自分ってダメな親」と自分を責めることが何度となくあるものです。落ち込み、子どもの好ましくない行為にいっそうイライラし、感情をぶつけ、よけいに自己嫌悪を増し。そんな「悪循環」にお別れしましょう。完璧な親などいません。大好きなママやパパの笑顔に触れることで、子どもは生き生きと輝きます。気持ちを切りかえることを助ける「セルフコンパッション・トレーニング」をお伝えします。

 

その後、5回:子育てで大切にしたいことは何ですか? へと続く予定です。

 

 

マインドフルであることとは?

「マインドフルである」こととは、

「自らの思考、感情、感覚を観つつ、最も大切なことに気づいている」状態です。

 

「マインドフルネス」は、直接的には仏教の伝統的方法を科学的に開発したものですが、

「マインドフルである状態」というのは、

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教など、様々な宗教の根幹で目指される姿勢とされています。

 

とはいえ、

宗教のように何らかの「ドグマ」があるわけではなく、

目の前の物事に取り組む姿勢なんですね。

 

こちらで何ども取りあげている、

ベストセラーの子育て本を生み出している精神科医のダン・シーゲル氏も、

実は、マインドフルネスのインストラクターでもあるんです。

 

科学的な知識を用い、「マインドフルネス」という言葉を一切用いずとも、

「マインドフルである状態」を導き出していく。

素晴らしいなあと、見上げています。

 

 


 その後のワークショップ予定

・頭と心を育む「しつけ」 3回

・「21世紀型子育て」   1回 

・「ひといちばい敏感な子」を健やかに育むポイント  1回 

・文化人類学を子育てに生かす 1回

子供向け (4歳から小学校高学年まで)

・異文化トラベル 世界各地の文化の基礎知識、クラフト、プロジェクト、ゲーム  4回

 

 

講師 長岡真意子プロフィール

 『ユア子育てスタジオ』主宰。大学講師から幼時教室主宰まで、様々な年齢層や文化背景を持つ青年と子どもの「育ち」に携わってきました。これまで『オールアバウト』と『It Mama』への連載を含む800本以上の子育て記事を執筆。プライベートではニ男三女の母です。リサーチと体験を基に「子育ての知恵を実践することで子育てはもっと楽しくなる」をモットーとした子育て支援をライフワークとします。趣味は散歩と詩。

名古屋大学大学院修士課程修了(人類学専攻)。元アラスカ大学講師&アラスカ大学日本文化センター子育て支援担当。高校地理歴史教員免許と学芸員免許保持。『Mindful School』にてマインドフルネスティーチャー・トレーニング修了。

ウェブサイト『ユア子育てスタジオ』:kosodatekyua.com

 

 

定期的に話し合っている奈緒美さん、Tamakiさん、Tomoeさん、ワーキングママさんの活動に感化されつつ、

具体的に練り続け、少しずつ動いていきますね。

それではみなさん、喜び見出す週末を!


ブログの更新をスローダウンします、『虹色教室通信』未来奈緒美さんの著書に要約される活動の原点

2017年03月07日 | お知らせ

少しずつ動いてみるなかで、生活を見直しています。

 

今、私に搾り出せるのは平日の4時間程。

この4時間の積み重ねの中で、何をすることができるかです。

 

・リサーチ

・書くこと

・具体的カリキュラム作り

ワークショップ内容:子育ての知恵を実践することで子育てはもっと楽しくなる&異文化体験

・これからのためのスキルアップ

・諸々の手続き 

 

「しよう!」と「4時間」を照らし合わせながら進んでいます。

 長い目で見て、形を築いていきますね。

 

 

 

 

諸事情(*)あってようやく昨夜!実家から届いた『虹色教室通信』未来奈緒美さんの著書『子どもの考える力をぐっと引き出すお母さんの話し方』を一気に読みました。

 

(*)購入した著書を実母がお友達に貸したところ、あちらこちら回って返ってこないと繰り返した末、ようやく何度目かに新しく購入したものが届きました。実母の周りは教育関係者や子育て中のママさんも多いのですが、著書大人気です!

ちなみに、「海外への発送」というオプションはないようです。

 

 

 

この著書に、目指したい「活動の原点」がまとまっています。

 

 

“おわりに”からの引用――――

 

今、たくさんの子どもたちと接していて感じるのは、体系化された教育理論や子育て情報の影響で、子どもを外から評価する「ものさし」で測りながら育てていくことの弊害です。

 

外からの尺度に合わせようと躍起になって子育てすると、気がつかないうちに、子どもの内面で静かに芽吹いているものを無視したり、こわしたり、つぶしたりすることが起こりがちなのです。

 

中略

 

子どもの数だけ道がある。子供の数だけ空がある。子供の数だけ虹はかかり、子どもの数だけ世界はある ー ひとりひとりの子どもが、自分のところにのぼってくる太陽に照らされ、虹色に輝くことを願っています。

 

引用終わりーーーーー

 

 

“おわりに”にある『数えきれない太陽』という詩は、奈緒美さんが十代の終わり頃に、“「普通」からこぼれる瞬間の孤独と不安と悲しみ”や“身が縮むような思い”を体験するなかで、つむぎ出された言葉なんですね。

 

私自身、夫や子どもたち、そしてこれまで接した子どもたちの顔が数々浮かび、言葉のひとつひとつが心に染み入ります。

 

 

 

「原点」をかみ締めつつ、

一歩一歩、踏み出していきますね。

 

米国東海岸、再び、花咲き乱れる春がやってきました!

みなさん、色づく花々をお楽しみください!


ワークショップ内容:子育ての知恵を実践することで子育てはもっと楽しくなる&異文化体験、こつこつと築いていきます!

2017年03月04日 | お知らせ

将来的に皆さんと何かをするにしても、

まずは私自身ができる範囲でパワーアップしていこう。

 

『虹色教室』の奈緒美さん『Follow your bliss』のTamakiさん

Tomoeさん、ワーキングマザーさんたちと話をさせていただきながら、

そんなように思っています。

 

ワークショップのカリキュラムを具体的にまとめています。

 


ワークショップ内容

 

親向け

子育ての知恵を実践することで、子育てはもっと楽しくなる。

1.21世紀型子育て           全3回

2.頭と心を育む「しつけ」       全3回

3.マインドフル子育て         全4回

4.「ひといちばい敏感な子」:生き生きと力を発揮できる子に育つためのサポート法 1回

5.文化人類学を子育てに生かそう      1回

 

子供向け

異文化体験    アジア、アフリカ、中南米、ヨーロッパの全4回:基礎知識、クラフト、ゲーム等

 

 

カリキュラムを練り磨きながら、

こちらの州で改めて「ビジネスライセンス」を取る手続きを進めます。

 

「3人集まれば出張します」と草の根的に、

こつこつと広げていこうと思っています。

 

長い目でみたビジョンに向けて、とにかく少しずつでも踏み出していきますね。

人の間でもまれながら、築いていきます!

 

芽吹きの春に、心躍りつつ、新しいスタートです。

みなさん、楽しい週末をお過ごしください!