マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

日常風景:「本当の命」の行方を握る高校生たち&いつか振り返るだろうこの貴い日々を生きていく

2017年03月07日 | 日常

 乳癌治療を終えた友人の突き抜けた明るさに背筋伸びた先日

先の記事に「4時間」としましたが、それ以上取り組もうとすると、私の今の状況では、睡眠を削る必要があります。それでも睡眠を減らし「過ぎる」と「喘息」のような症状が出てしまうここ数年。特に冬のなかばから夏のなかばまでが、「とほほ」状態になりやすいんですよね。

持病の首の痛みも「喘息?」も、姿勢に気をつけ睡眠をとるなら、全く問題なく元気で過ごせますから、ありがたい「二病息災」です。基本とても元気で、無理し過ぎないバロメーターのようなもの。

先日、久しぶりにゴホゴホとしながら、ふと「人はいつ死ぬか分からないけど、せめて次男が成人するまでは、生きていたいよなあ」と何気に口にしたところ、

少し離れたところに乳癌治療を数年前に終えた友人がいて、「あと12年でしょ、もちろんいけるいける」と肩を叩いてくれ、はっとしました。まだ成人していない子どもが2人いる彼女がどれほどの思いをくぐりぬけてきたか。友人のまぶしい笑顔を見上げました。

 

 

 

 

「書く」ということ

 ・書くということは、さらりと短時間で出来上がることもあれば、うんうん唸ってもなかなか形にならず、かなり「効率の悪い」ことも多々あります。

 私の場合、「もう少し踏み込もう」と思うと、だいたいの場合、収拾つかなくなります。言いたいことを伝わる形にすることの難しさ

 「収拾つかない域」にたっぷりと浸るところから、じっくりつむぎ出してみたいという思いもありますが、今は何しろ「4時間」に「したいこと」がぎゅうぎゅう詰め状態。もう少し落ち着いてからの楽しみにとっておきます。

 

・私の場合、書く動機や過程には様々あります。

1.読む方にこのメッセージを伝えたい!と夢中で書く。

2.締め切りのために、とにかくテーマを絞りだして書く。

3.テーマを依頼されたり相談を受けて書く。

4.もやもやとした「感情の塊」を解き放たざるを得ず書く。

 

それでも結局書きあがってみれば、どんな動機や過程であっても、

「ああ、そうか、こういうことを伝えるためだったんだ」としみじみ思います。

2-4とは、

意識にしっかりと上ってなかったメッセージを形にする機会を与えられているようなもの

なのかもしれません。

 

 

 

 

 

勝ち負け以外へのフォーカスを培う

 昨夜、図書館で次男が何気につかんだ絵本を読み聞かせしていたときのこと。

 

子どもが興味が持つことに対して一緒に膨大なリサーチやプロジェクトをして助けるのが大好きな図書館員達が、毎日のように図書館にやってくる男の子と共に過ごすうちに、男の子は様々なコンテストや競技会で優勝するようになります。図書館での体験をかけがえのないものとして大人になったその男の子は、大学を卒業して図書館員になる、といった絵本。

 

確かに、そうして子どもが興味を持つことに、ウキウキと楽しみながら共に調べたり考えたりしていくのなら、その子はものすごい力をつけていくのでしょうね。

 

「いろんなリサーチやプロジェクトしてたのしそ~」とつぶやく私。

 

そこへ次男、「僕はこういう競技会とかコンテストに出たくないんだよね」

 「ふ~ん、なんで?」と私。

 「僕はね、負けるのがすごく嫌なの」

 

 自分の内面を探るように一語一語言葉にする様子に、「ああ、去年マラソン大会にあれほど頑なに出たくなかったのもそういうことだったんだ」と納得。サッカーでも、7歳の集まりですから、まだ周りがのんびりしているときもあるわけですが、次男はなんとしてでもゴールを止め、なんとしてでもゴールを入れようとフィールド中全速力で走り回ります。

 

「勝ち負け」の他にもたくさん「目標」があるという話や、負けたり失敗することこそ、その後の成功の元になるといった話を、偉人伝なども用いて話した夜でした。

 

「ひといちばい敏感でひといちばい負けず嫌い」というちょっとややこしい性質の「よい所」を、伸ばしてやりたいです。「負けても立ち上がる」体験を積みかねてやりたいです。

 

(サッカー試合の場合の「目標」:子育てノート、試合には「五つのゴール」がある)

 

 

 


朝&昼過ぎから夜にかけての運転手

職業を聞かれるなら、まずは「運転手です」と答えたくなる毎日です。

昨夜のスケジュール:午後2時過ぎに長女を高校へ、3時過ぎに長男を高校へ迎えに。その間に次女(徒歩)と三女と次男(バス)が帰宅。軽い食事をして4時半に家を出て、長女をユースグループミーティング(5-6時)におろします。その足で次女をサッカーの練習(5時半から7時15分)におろし、三女をガールスカウトの集まり(6時から7時半)におろします。30分ほど家で夕食を整え、その後次女のサッカーを迎えに行き、ミーティングが終わり図書館で過ごしている長女を迎えに行きジムナスティックの練習(7時半から8時半)へと送り、次女と次男を家におろし、ジムナスティックを終えた長女を迎えに。帰宅して30分ほどで食べ片付けし、長男とお友達を救急隊員訓練所(7時から10時)に迎えに。 

三女のガールスカウトの迎えは、7時過ぎに帰宅する夫が昨日はできたのですが、夫が遅い日は、物理的に無理なので友人に頼みます。長男の「救急隊員訓練」はお友達家族と送り迎え分担です。

 

毎晩こんな感じなのですが、暖かくなり、次女と三女と次男の陸上クラブなど新しい活動も加わり始めます。 走り回る中にも、少しでもほっと穏やかに過ごせるひとときを大切にしたいです。昨日は次男、車の中で本読みながら寝てしまいました。駐車場での5分10分の待ち時間が、私にとっては「資料に目を通す時間」にもなります。

あと、これは大きくなる子ほど気が付くのですが、案外車の中って、色々な話ができるんですよね。大きくなると面と向かって目をみてより、時に隣り合わせの方がさりげなく本音の話ができることもあります。

 

 

 

 

「本当の命」を握る高校生たち

週に3日、「救急隊員訓練」を受けている長男と同じ学年の女の子(親御さんと送迎分担)を迎えに行っています。

昨夜は、車の後部座席で二人、「救急現場に到着し、確認すべき患者の身体状態」のおさらいをしてました。

頭の先からつま先まで、細かに状態をとらえていきます。ぎょっとするような生々しい言葉が飛び交います。

 

今年の夏には2人とも、実際救急車に乗って「現場」に立つんですよね。「本当の命」がかかっています。

大人や大学生の受講者に混ざり、高校生はクラスの3分の1ほど。今週水曜日は夜の11時まで訓練。皆高校の大量の課題にも取り組む毎日です。

 

女の子を降ろし、長男と二人。

 

私:○○ちゃん(女の子)、頼もしいね~。

長男:○○(長女)も訓練受けるといいよね。

 私:どうだろう、訓練夜遅くまでだし。第一、思わず目を覆いたくなるようなこともあるだろう現場って無理じゃないかな、あの子。

 長男:ママ、「この子にはできないだろう」という態度って、間違ってるよ。

 私:確かに・・・。邪魔しないよう気をつけないとね。

 

がつんと目が覚めた夜でした。

 

我が家で最も「子育て」に熱心なのは、長男かも・・・、長男の下の子達への思いをみて、時にそう思います。

これはよかった、これをもっとして欲しかったという気持ちが、下の子達に向くんですよね。下の子達にどうしたらいいか、熱く語ってくれます。彼は上にあげた、「図書館員のような子育て」が理想なんですよね。

親になって見えるものもあるでしょうが、長男の情熱が、私と夫にとっても、いい「スパイス」になってます。

 

 

 

いつか、この賑やかに目が回る日々を振り返り、

ああ、かけがえのない貴い時だったと思い出す日がくるのだろうな、

車のハンドルを握り締め、しみじみ思うことがあります。

日々の生活に、溢れる喜びを見出していきたいですね。

みなさん、今日もよい日を!


出張中の友人からのテキスト、皆置かれた状況で必死に子育てしていて、少しでも助け合えるといいですよね

2017年02月14日 | 日常

どうしても物理的に1人では無理というとき、

友人に、子どもの迎えを手伝ってもらったり、預かってもらったりしています。

 

昨夜9時前、

ガールスカウトに連れて行ってもらった三女を友人宅に迎えにいくと、

「明日から2週間トルコなの」と。

 

バリバリと働くキャリアウーマンの友人。

出張前日の嵐のように忙しいだろう中、

「No worries, Maiko」と三女を自宅まで迎えにきてくれ、

娘ちゃんとガールスカウトに連れて行ってくれ、預かってくれたこと、

ああ、申し訳なかったなあと。

 

 

「今週末からちょうど4連休だし(大統領の日&学区の休日)、

ママの出張中、泊まりにくる?」というと、

大喜びの息子君に娘ちゃん。

 

 

 

さっきトルコに滞在している友人からテキストが送られてきました。

 

「息子と電話で話したら、私がいないことをとても悲しんでいてね。

休日と出張が重なるのって本当に辛いの。

泊まりに誘ってくれてありがとう。

楽しみでしょうがないということが、

あの子の気持ちをどれほど明るくしてくれるか。

お泊りの日を楽しみにしてるって、あの子泣きながら・・・。

ありがとう・・・。」

 

「○○君と○○ちゃんが泊まりに来てくれるの、

家族みんなで楽しみにしてるから。

楽しいお泊りになるよー!って息子君に伝えて」と返し。

 

 

 

みな、それぞれおかれた状況で、必死に子育てをしていて。

少しでも助け合えるといいですよね。

 

 

連休中のお泊り、

楽しいこといっぱいして、

美味しいものいっぱい食べよう。

そう思いつつ。

 

みなさん、今日もよい日を!

 


明け方の「日記」と「赤裸々な思い」、多くのお母さんが抱えるだろう葛藤と共に蓄え磨きとしていきます

2017年02月05日 | 日常

今日は早朝5時過ぎから、1時間ドライブしてロボティックス競技会へ。会場から、長女の「リーダーシッププログラム」への送迎や、三女のバイオリン、次男のサッカーへと夫と交代で出たり入ったりし、帰宅したのが夜8時過ぎ。

夕飯を作り、食べ、子ども達を寝かせ、緑茶をがぶがぶと飲んで、原稿に向き合い、先ほど仕上げました。ほっと、ブログに向かっています!

今日は、つらつらと「日記」&「赤裸々な思い」書かせてください。

週明けから、「思慮あるシツケ」等の記事を更新していきますね。

 

 

1.今日のロボット競技会では、ワイヤーが絡まるなどのアクシデントで、ロボットが期待していたようには動いてくれず、チームメートが帰宅した後、応援席に1人座り、じっと会場を見つめる長男。切ない姿。

長年の積み重ねのある他チームに囲まれ、郡で初めて創設したチームとしては健闘したというのが、周りの評価なんですが、本人は悔しくてしょうがないんですよね。

「この多忙スケジュールの中、よくやったよ」

そう声をかけるのもちょっと控え、そっとしておきました。

子の内に渦巻く思い。負けも勝ちも、これからの糧になります。

親にできるのは、気持ちに寄り添う、ですね。

 

 

2. 自ら学校関係者に掛け合い、興味のある生徒を募りとしてゼロから始めたロボティックスチーム。キャンプテンとして13人を率い、かなり思いを入れていたんですが、納得いく結果にはならなかったようです。

そこへ、先月ほんの興味半分で参加した「将来のビジネスリーダー競技会」なるもので、「筆記テスト個人部門」郡内2位となり、州大会へ進むことになったと数日前知らされたようです。

「遺言関係」についての設問が、よく分からなかったとのこと。3月の州大会にむけ、しばらく「ビジネス」について学ぶことになりそうです。

アップがあればダウン、ダウンがあればアップと人生は続きますね。

 

 

3.同時に、来週は「サイエンスオリンピアッド」への参加。また中学のサイエンスフェアで、ロボティックスのワークショップをすることにもなっているようです。レスリングにドクターストップがかかり、ロボティックスも一段落し、少し時間ができるのが幸いです。

「寝る必要さえなければ」が口癖の長男。彼の課題は、もう断然、「身体を労わる」ことなのです。「長い目で見て続けられる活動のしかたをして」と伝え続けます。

 

 

 

 

4.話しかわり、ライターの仕事も、他の仕事も、もっとバリバリできたらなあと思いつつ、それでも、日々こんな調子ですから、まだまだやっぱり本格的には動けないんですよね。全てが中途半端になってしまわないように、「今何が大切か?」「何ができるのか?」そう自問する日々です。今後に向けて、蓄え、磨きとしていきたいです。これはもう本当に、多くのお母さんが抱える葛藤でしょうね。お母さんそれぞれ状況も全くちがいますから、自分なりの道を築いていきたいですね。

 

 

5.人に会うこともしていきたいな、そう思っています。文字を通してのみより、人の体温や表情を通して、ニーズを肌で感じたいのです。そして、今後のためにも(ライフワーク)、「伝える力」を磨いていきたい。

明け方のハイのままここに書いて、自分の背中を押します。大学で講義をしていた頃、一つ一つの授業を組み立て練り省みまた練りと、とてもやりがいを感じていたんですが、自らワークショップを組み立ててみよう、そんなことを思っています。テーマは「子育ての知恵」。これまでのリサーチや体験をテーマごとにまとめ、お伝えする。3人集まればどこでもいきます、というような形で。

DC近辺は日本人の方も多いので、少しずつ動いていこうかなと思っています

 

 

6.また話し代わり、こちらでお伝えしたように、「グリーンカード(永住権カード)」を去年失くし、申請していたんですが、ようやく去年12月に発送されました。ところが、住所変更手続きをしていたにも関わらず、前の住所に送られてしまい、新しいグリーンカードが行方不明に。「初めから申請し直してください」とのこと。ただ、移民局側の手違いが理由なので、費用はもってくれると(約5万円近く)。移民への政策が劇的に変化している米国。時期的に、真面目にしゃれにならないタイミングです。

 

7.しかしこの2週間で米国に起こったこと!トランプ氏に対する訴訟も既に「55件」とのこと。ちなみに歴代大統領の全任期期間(4-8年)通しての訴訟件数平均は「数件」。この国の法制度がどう展開していくのか、見守っていきたいです。日本は、「米国人の雇用を増やす補助をしますから、軍事面をお願いします」という立場に出るようですね。

 

 

8. 話し飛びに飛んで最後に、『虹色教室』で紹介された『野性の思考』にインスパイヤされ、Tamakiさんのブログのレンズーリ氏の記事に学んでいます。勝手に心の奥底で繋がっている気持ちで、励みにしています。

 

 

 

さて、つらづらと思うままにつづりましたが、そろそろ眠りますね。

今日日曜日も、サッカー等のアクティビティー&グリーンカード手続きに走り回ります。

読んでくださり、感謝です。

それではみなさん、よい夢を!

 

おまけ:昨日、次女13歳の撮った写真。

 


「できる/できない」より「空回りのしたい!」を大切にするのって長い目で見て確かに違ってきます

2016年12月03日 | 日常

ここ数日ですが、子供たちの間で「なぞなぞ」がブーム。

 

1.父親2人と息子2人で釣りに行き、

皆1匹ずつ獲得。それでも家に持ち帰った魚は3匹でした。

なぜ? (捨てたり逃がしたりはなし)

 

2.停電になったものの、一本しかマッチがありません。

部屋には暖炉とオイルランプがあります。

まずは何に火をつけますか?

 

3.一階に3つのスイッチ、二階に3つの電球があります。

ひとつのスイッチは、ひとつの電球に繋がっています。

二階へは一回しか上ってはいけません。

どのスイッチが、どの電球と繋がっているか、どうつきとめますか?

 

4.医者から30分ごとに呑むようにと、

3つカブセルを処方されます。

3つなくなるのにかかる時間は?

 

などなど。

 

 

それで自分たちでも作ったりするのですが、

下の子たちのものは、

「あー、それってなぞなぞになってないかも」

というものも出てきます。

 

次男:ママ、黒いキーがひとつだけあるものってなんだ?

私:えっと、黒い鍵がひとつ?うーん、なんだろ。わかんないなあ。

次男:ピアノの左端だよ。左端部分はね、黒いキーひとつしかないからね。

 私:・・・。

 (「もの」としてピアノの左端部分だけをひとくくりしないからね)

 

 

それで、私自身、まさしく!と思うことが、

『虹色教室通信』のこちらの

勉強が好きになるまでのプロセス 1 シリーズに、

書かれていたなあと思い出します。

 

 

たとえ「空回り」であっても、

「やりたい!やりたい!僕/ 私やりたーい!」という気持ちを持っている子の方が、

伸びていきやすい、というもの。

 

これまで出会った子達をみてきても、

本当にそうでした。

 

周りが取り組もうとしていることや、

少しチャレンジングな課題をみつけると、

「やりたい!やりたーい!」と前のめりの勢いでのってくるものの、

取り掛かってみれば全くちんぷんだったり、

説明してもなかなかぴんとこなかったり。

 

そこで、大人がその「できなさ」にイラっとしたりして、

間違いを細かく正すなんてことを繰り返していたら、

いつしか溢れんばかりの「やりたい!やりたい!」が

「また間違えたらどうしよ・・・」に変わっていきます。

 

周り何人か思いつく

「やる気前のめりの空回り」さんたちのこれまでの成長をみてみると、

今高校生の子もいるんですが、

なるほど、頼もしいほど、伸びてます。

 

 

 

我が家では、私だけでなく、上の子たちが、

下の子たちの「できなさ」にぎょっとしたり、

説明しても分らなかったりするとイライラして、

あげく「何でこんなこともわかんないわけー」と言い放ちはしないものの、

あからさまな態度、ということもあります。

 

すると特に敏感系の子というのは、

こうした周りの雰囲気をすぐに察知するんですよね。

「やりたい!やりたい!」に、さっとふたをします。

完璧に仕上がらないならば、一切表に出さなくなります。

 

 

なぞなぞ作りブームの我が家、

「間違いも含めていろんなアイデアをどんどん出しているうちに、

少しずつカタチも整っていくものだから。

自分で発想するという姿勢を励ましてやろう」

 

今夜もそう、上の子たちに伝えたところでした。

 

 

 

さて、師走に入り走り回るなか、

わずかな空時間、

依頼原稿(ありがたいことです)にかかりきりの毎日です。

 

もうちょっと気軽にこつこつと、

こちらマイコー雑記の方を更新していけたらなと思っています。

上のような細切れで思うこと、日々溢れてますから。

 

 

ところで「なぞなぞ」、大人の頭の体操にもいいですね。

毎日子供たち、いくつかネットや自作をしこんでは出し合ってるんですが、

私も便乗してます。

 

冒頭のなぞなぞ答え:

1.祖父・父・息子の3人だから 

2.マッチ 

3.ひとつスイッチ押して10分したら2つ目のスイッチを押して2階へ駆け上がり、ライトのついた電球にさわり温度を調べる 

4.1時間

 

それではみなさん、今日もよい日を!


日々行き来するもの整理、ヒトが育つ上で「手遅れ」なんてないのだから

2016年10月23日 | 日常

あれやこれやと頭に飛び交うことを、ポンポンとつづっていきます。

 

1.先日夫がワシントンDCで受けた「速読術講座」でも紹介され、長男とも「これいいね」と話しているのが、「読んでいる箇所をペン先でなぞる」というもの。視点がそれにくくなり集中できます。慣れてくると一列一秒以下ぐらいでさっと触れるぐらいのスピードになるそうですが。

「頭の働いてなかった部分がきちんと働いている感じ」と言う私に、家族は笑っていたんですが、私の場合、普段ちょっとさぼりがちな感覚のある「右目」が、働きやすくなるということなのかなあと勝手に思っています。お試しあれ!

 

 

2.「マインドフル」というコンセプトは、仏教思想を元にしていますが、ユダヤの思想にも似た意味を表す言葉があるんですよね。ヘブライ語では「Cavana(カバナ)」といいます。「気づいていること」「意図的であること」「魂を込めている」といった意味です。

昔ラビの方と話していたとき、「白昼夢するにも、『これから白昼夢をしよう』と意図的にするんです」というようなことを言っていたのを思い出します。私自身、ぼーとしたり、白昼夢することは、活力を取り戻すために欠かせないんですが(遮るものがなかったら何日でもそうしてられます)、「これから30分ほど、思う存分『マインドワンダリング』しよう」と「意図的に」するという考え方、なるほどなあと思いますね。

 

 

3.日本語では、「マインドフル」は、「気づいている」「心を込めている」。「マインドレス」は、「心ここにあらず」でしょうか。

 

 

4.「マインドフル」と「マインドレス」のバランスをとっていくことが、健やかさの秘訣だと感じています。私はほおっておくと、どこまでも「マインドワンダリング=マインドレス」状態なので、「戻ってくる術=マインドフルトレーニング」で人生が変わりました。

 

 

5.先日、子供のクラスメイトのインド出身のお母さんが、「マイコ、インド人と中国人とユダヤ人が密集している地は、やっぱりすごかった」と。夫さんの職場にもう少し近い地へと、引越し先を探していた彼女ですが、ここらあたりから少し離れた地区の、競走のすさまじい教育環境について聞かせてくれました。競争の先には、みなさん米国の超トップ大学を目指しているわけです。

米国の大学は、高校4年間の成績全て、統一テストスコア、課外活動全てを考慮します。思春期の難しい時期に、全科目ずーと「A」をとり続けなければなりませんし、しかも勉強以外にも、リーダーシップや奉仕精神を発揮しなければなりません。(親の財力でアフリカや南米など恵まれない国や地区に施設や団体を作ったりなんてことも)

「抗うつ剤」を常用する中高生も増加の一途、「リフレッシュ」が、トップ大学を目指すレールから降りることと同義でさえあるともいわれます。

教育は大切でとても重視しているのだけれど、小さな頃からアカデミックをどんどん先に進ませ、習い事きちきちスケジュールで走り回るのではなく、子供時代にできることを思いっきり楽しむ時間を大切にしたい、そう話す彼女。こうした思いや気持ちを持っている親は、世界共通なんですよね。

一握りが入ることのできるトップ大学でなくても、質のよい教育を受けられる環境は、ある。そう思い出し、視界を広げていきたいですね。

 

 

6.昨日、ハロウィンセクションを下4人の子とうろうろしていると、ひとりの女性に声をかけられました。

その方:ねえ、4人ってどう?大変?

    私、3人目考えてるんだけどねえ…

(ハロウィングッズを手にはしゃぐ小学生ぐらいの男の子2人を眺めながら。)

 

私:It is definitely hard, but it is worth it(とっても大変です、でも、その価値はありますよ)


親指を立て、微笑むお母さん。

「実はもうひとりいて5人なんですよ」と言うと、吹き出してましたが。

ああ、こんなオープンさって大好きです。

 

ハロウィンショップで見かけた日本語:

何が書かれているか知って履く人はいないのでしょうね・・・。

 

 

7.私は子育てについて、「あれいいよ!これいいよ!」というようなことを書いているわけですが、自らも子育て真っ只中。日々、飛び上がるように嬉しいこともあれば、立ち上がれなくなるほど落ち込むこともあります。

昨日も、「まあ、底まで行き着けば、上がってこれるよね」と、電気を消した部屋の隅にうずくまって自らを抱きしめること10分ほど。「ねえねー、ここのところどうしてもわかんないんだよねー」と数学の宿題を手にする娘のひとりに揺さぶられ。一緒に数学の問題を解いている内に、気持ち回復。その後は、皆でおやつ食べながらケタケタ笑いあい。

子育て生活は、こんな繰り返し。そうした体験のひとつひとつを「あれいいよ!これいいよ!」に込め、少しでも子供に接する方々のヒントにしていただけたらな、そんな思いで、発信を続けていきます。

 

 

8.できない自分へ「思いやり」を向けること。できなかったことを後悔する時間やエネルギーを、では何をどう改善できるかと、「今」そして「これから」へと向けていくこと。ヒトが育つ上で、「手遅れ」なんてない、そう信じています。

 

 

まだまだつらつらと溢れますが、時間切れです。

今日日曜日は、朝次女と数学に取り組んだ後、往復1時間半かけ、三女と次女の参加する3キロ&4キロランニングレースです。レースには頑なに参加したくないという次男も連れて。長男はロボティックス、長女は宿題課題。

 

みなさん、日々色々ありますが、

お互い、肩の力を抜いて、できることをしていきましょうね。

 

昨日の食料買出し。

 

やはりカートひとつにはおさまりません。

 

新しい週、よい日々を!


ティクバ(飼い犬)、今までありがとうね

2016年09月29日 | 日常

数日の間、飼い犬ティクバの咳が頻繁になり、

呼吸が苦しそうなことがありました。

 

以前から心臓が悪く、咳は心臓が原因なんですが、

手術の麻酔には心臓が耐えられないだろうということで、

ここ一年ほど、咳がひどくなると、咳止めを与える日々でした。

 

 

 

その日は獣医に連れていき、

これからの治療プランをもう一度話し合い、

新しく抗生物質をいただき。

 

なんだか一日中目をらんらんと輝かせ、

はしゃいで皆の後をついて周り、

最近は途中しゃがみ込むことのあった散歩も、

軽やかに飛び回って。

獣医でいただいた犬用のクッキーもぺろりと平らげ食欲旺盛。

 

「元気になってきたねー」

と子供たちとうなずき合っていたんですが。

 

 

 

雨が激しく振り、雷のなり響くその夜、

隣で寝ていた長男も気づかないうちに、

居間へ一匹移り、息を引き取りました。

  

朝、家族皆、呆然。

 

昨日のあの元気ぶりは、

最後の最後に、思いっきり楽しむためだったのかな・・・

子供の一人が、ぽつり。

 

 

前日お会いした獣医の方も、

まさか・・・、と絶句。

「あまりにもアラート(機敏)でエネルギーもあってハッピーでしたから」と。

何だかほんと、生き生きとしてたんですよね。

 

 

 

 

皆でお別れし、

火葬施設へ連れて行きました。

皆、泣いて泣いて泣いて泣いて。

 

しゃかしゃか床につめが当たる音、

尻尾を振って走りよってくる姿、

なでてーなでてーともたれてくる重さと温もり、

生活の端々に、思い出が溢れています。

 

いつもこうして、

「自分も兄弟姉妹の一人」のつもりでしたから。

数日前9月24日の長男の誕生日にて。

 

最後の最後まで食欲もりもりだったねーと

皆で笑って、また泣いて泣いて。

 

 

ティクバ、12年間、たくさんのジョイをありがとう!

 


 

 

火葬施設の

入り口に、

「生命の木」。

手続きをしていると、

ネコさんがすり寄ってきます。

カウンセラーなのよ、と受付のおばあさんが微笑んで。

おばあさんと最期の様子など涙涙で話していると、

「心臓発作ね・・・」と一言。

雷がなっていましたし(ティクバは雷や花火が嫌い)、そうかもしれません。

 

お灰を入れる木箱を選びます。

 

 

You will be always remembered.

Rest in Peace.

 

 


夏休みのリアルな一日、「幸せの瞬間」をかみ締めて

2016年08月21日 | 日常

さて、明日から新学期新学年!

引越しも落ち着きつつあり、少しずつ、スクリーンの前に座る時間を作り出しますね。

書きたいこと、お伝えしたいことが溢れ、溺れそうになってます。

少しずつ形にしていきます!

 

ひとまず、夏休みのリアルな一日、一昨日の様子です。

「幸せの瞬間」に、力をもらいつつ。

 

 

 

早朝、スカイプ電話で日本の方と仕事の打ち合わせ。

 

その後、長男をボランティアの合宿に降ろすため、

片道70マイル(約113キロ)走行。

 

現地に到着間近、次女の中学から、携帯へ電話。

「必要な予防接種がひとつぬけているので、

このままでは月曜日から学校へ来ることができません!」

 

夏は小児科、どこも検診予約いっぱいで、

今月末のスポットを何とか確保したものの、

学校開始には間に合わなかったんですよね・・・。

春ごろ検診予約を入れる必要があるんだなあと学びました。

 

幸い、「学校始まってから2週間以内に小児科医の予約が入っているならばOKです」とのことで、

「帰宅し詳しい予約日時を確認次第折り返し連絡します」と電話を切って10分後、

今度は、三女と次男の小学校から電話です。

 

「必要書類が一切提出されてませんので、このままでは月曜日から学校へ来ることができません!」

 

えー!? 

 

手続きに出かけた日の状況を思い出してみます。

セクレタリーの方と必要書類を確認し、

「はい、全部ありますね。

あとは、この一番上のフォームに必要事項を書き込んだあと、

提出してください」

との言葉に、ふー、あとは住所やら基本的なことを埋め込むだけかあ、

とほっとしたんですが・・・、

 

その後、

あ、書類がすべて入ったフォルダー、

そういえば、戸棚にしまったまま・・・。

 

セクレタリーの方と会話した日以来、

リーディングのテストだとか、担任の先生決定だとかで、

何度か小学校へ出かけ、

親子で「着々と登校準備が整ってるぞー感」に満たされていたんですが、

肝心の書類がすっぽりぬけていたんですねえ。

 

 

最近、

新地でまだ勝手のよく分からないまま、

怒涛の「手続き」続き。

小中学高校への最終入学テツヅキ、前学校との引継ぎテツヅキ、授業決定&変更テツヅキ、スポーツ入部のテツヅキ(中高では医学的な診断証明を年に一度更新する必要があるんですが、最近は予約なしで診断をしてくれるクリニックが併設された薬局などがあって助かります。この場合保険のカバーなしですが)、スポーツコーチとのやりとりやミーティングでのテツヅキ(ユニフォームなどの購入、ファンドレイジング等のテツヅキ)、引越しによる光熱費の支払いテツヅキ、賃貸家屋の受け渡しテツヅキ、などなど。

そこへ、学校から指定された文房具等(鉛筆ノートはさみマーカーファイルフォルダー計算機リコーダー等々)の買出しのため店周り、中高のオープンハウス、担任やそれぞれの科目担任とのやりとり、部活のスケジュールも天気によって日々変更、などなども加わり。

 

締め切りなどを指定されず「出してくださいね」と

優しく言ってくださった小学校のセクレタリーの方の様子にすっかり安心して、

このテツヅキのこと、記憶のかなたに吹っ飛んでました。

 

 

「大至急提出してください!」とのことで、

長男を降ろし「ちょっと休憩」のはずが、

とんぼ返りで4時間ノンストップ運転。

 

昨日も、なかなか波乱万丈な一日の始まりでした。

 

 

 

長男とハグして別れてから、

携帯にテキストメッセージが入ります。

「ママ、安全運転だよ。Love

 

普段、お互い、かちん、きー、とぶつかることもあるわけですが、

こういう瞬間に、全てが、貴い思い出に見えてきます。

 

その後電話がかかり、

「眠くならないように、スタバとかでさ、コーヒー買ったほうがいいよ。

朝早くから、ママ、ありがと」

 

じわじわと湧き上がる「幸せ感」。

ああ、今日も明日も明後日も、がんばろー。

気がつくと、何だか涙が頬をつたっていて。

 

 

渋滞をぬけ帰宅。まだパジャマの子に着替えるよう促し、その足で小学校に書類を提出。長女チアリーディングのファンドレイジングへ。ランチ準備片付けの後は、引越しの片付け(あとは親の寝室&倉庫のみ!)。そして小学校のオープンハウスへ、帰宅後小学校のバス下校についての手続きをネットですませ、明日のチアリーディングの終日トレーニングに急遽必要となった「白いノースリーブのスポーツシャツ」を買いに。夜は、ファミリーディナー。ようやくベッドにたどり着き、皆でリラックス法を5分ほど試し、その日の感謝の言葉を交わし、深い深い眠り。

昨日も無事終えられて感謝です。

 

 

 

早朝、長男を現地に降ろす前、車中にて。

私を気にして「寝ない」とがんばってたんですが、

「いいよ、寝なよー」と何度か説得。

ふと気づいたら、隣でいびきかいてました・・・。

「朝陽まぶしー」と、後部座席で見つけた妹のジャケットを巻きつけて。

 

 

おかげさまで、来週月曜日から5人全員登校できそうです!(笑)

さて、2ヶ月半の夏休みが終わります。

みなさん、晩夏の日々、お楽しみください!


余命を宣告された14歳娘ちゃんの「日本へ行きたい」という夢が叶うんです!と話して下さったお母さん

2016年04月19日 | 日常

今さっき、歯科医院の定期健診&クリーニングから戻ったんですが、担当してくださった歯科衛生士さんが、私が日本人と知ると、娘さんのことを話してくださいました。

 

末期のがんで余命数か月と宣告されて以来、3年生き延び、今14歳と。

衛生士さん:「Make A Wish Foundation(願い事をしてごらんファンデーション)」って知ってる?難病と闘う子供達の望みを叶えてくれるという団体なの。それで、今年の夏、「Make A Wish Foundation」が娘の夢を叶えてくれることになったのよ。娘の望みって何だと思う?日本を訪ねることなの。娘は日本が大好きで大好きで。

日本のアニメや漫画が大好きという娘さん、それはそれは楽しみにしてるのだそう。

 

話し続けていると、何と夫さんが、チリ出身とのこと。18歳でチリを出、イスラエルに住み、ヘブライ語も達者と。ちなみに私の夫も、チリを18歳で出、ユダヤ思想やヘブライ語を学び続けています。

「チリ人の夫を持つ人ってなかなかいなわよね、これまで12人会ったことあったかな」と互いに頷き合い。

 

娘さん、日本について何でも知りたいことがあったら言ってください。日本語話したり、一緒にお寿司作ったりしましょう、そんな相談をして歯科医院を後にしました。

 

Make A Wish Foundation(願い事をしてごらんファンデーション)」のウェブサイトは、こちら

白血病だったクリス君の警察官になりたいという夢。7歳で亡くなる前に周りの大人が協力して夢を叶えあげたそうです。警察官の制服を着て大喜びするクリス君。そのクリス君の夢を叶えたメンバーが、同じような状況にある子供達に向け、1980年にアリゾナ州で立ち上げた非営利団体だそうです。今では世界中に広がり、この団体のおかげで、35分に1人の闘病中の子供の夢が叶っているのだそう。

難病に向き合う子供達が希望を胸に目を輝かせる姿。

「最も普遍的な感情というのがあるんです。言葉の違いも、国境も、思想も、哲学も、関係ないんですよ」と創立メンバーのひとり。

 


歯科衛生士さんの娘ちゃん、14歳というと、長女と同じ年。

衛生士さんの突き抜けた微笑み。

夢が叶ったと、娘ちゃんが日本で大喜びする姿を想いつつ。

 


あまりにもリアルな赤ちゃん人形をいただく

2016年03月01日 | 日常

昨夜、夫が職場の方から、赤ちゃんをいただいてきました。

  

二体も。

 

もう子供さんも大きくなったからと。

 

重さも動きもあまりにもリアルで。

赤ちゃんと共に過ごしていた頃の思い出が蘇ります。

思えば、数年前までは、常に赤ちゃんを抱っこしていたような生活でしたから。

 

上の子達も、懐かしくてしょうがないよう。

 

下の子達は、生まれたての赤ちゃんを抱っこした記憶がないのですが、

もう可愛くてしょうがないよう。

ゲームしながらも傍に。

お世話に夢中です。

 

ああ、赤ちゃんがいる空間って、いいですね。

 


「米国在住に最も大切な一式」申請中、日本公機関の電話応対にチアーズ!

2016年02月17日 | 日常

世にも恐ろしい引き出しにご用心!!!

ということで、

「米国で暮らすうえで最も大切なもの一式」の再発行手続きを進めているんですが、

日本領事館や日本の区役所(戸籍謄本が必要)に電話しつつ、

改めて、日本の担当者の親切丁寧きっちりぶりに、感動してます。

 

まずこちらで、こうした手続きの際覚悟するのが、

「話す相手によって、言うことが違う」

「絞り込んで質問をしないと、肝心なことでも教えてくれない」

でしょうか。

それは公機関でも企業でも。

 

「埒があかないから、上司と話させてください」

と言ってやっとまともな対応になることもあります。

電話口でちょこちょこと喧嘩腰になっている夫をみてると、

結局「声を荒げたもの勝ちなのー?!」と言いたくなることも。

 

こちらで暮らしてると、

まあ嫌でもクリティカル思考が鍛えられる(そうそう相手の言うことを鵜呑みにできない)というか、

たくましくなっていくという面があります。

 


ちなみに、

パスポート、ネットで申請書ダウンロードできるんですね! 

ここあたりだと、受け取りだけ、領事館へ出向けばいいようです。

区役所からの戸籍謄本取り寄せは、海外からの申請の場合ちょっとややこしいようで

(国際為替の円ドル変換レートが郵送時に変化した際のギャップを再び支払う必要があるなど)

日本在住の直系親族に頼むのが一番手っ取り早いようです。

 

日本の機敏で行き届いた対応に、チアーズ!