マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

お先真っ暗と何度か寝込みましたよ。長男の高校卒業後の進路も決まりつつある中、18年間を振り返り思うこと

2018年03月27日 | 中学・高校

こちらの続きです。

アメリカの大学費用について赤裸々に2 & 合格率低下の一途で激化する大学進学競争

 

大学進学のもろもろを横目に、燃えるティーンたち

大学進学審査の理不尽さや競争の激化などを横目に、

長男と友人君たちは「我が道」を突き進んでいます。

 

今月に入り、長男は友人君たちと、

非営利事業NPOに続き、営利事業を始動させ、

市のダウンタウンの片隅に、事務所をオープンしました。

 

裁判なしで不法移民者を刑務所へ収監できる法律を推すシェリフ(郡保安官)候補に、

対抗して出馬したシェリフ候補のウェブサイト制作・管理の仕事を請け負った関係で、

選挙事務所の隣の一室を、事務所として貸していただいたのだそうです。

18世紀に建てられた街並み。

 

シェリフへの投票をよびかける飾りがされてます。

 

以前こちらの記事で紹介した、

大学不合格となった天才プログラマーの凸凹君と、

学業成績もスコアも満点で、

フルライドを含めいくつか合格をもらっている友人君と一緒に、

最近は、時々事務所に寝泊まりして事業を進めています。

 

事業は、

「メーカースペース」だそうです。

 

こちらウキペディアによると、メーカースペースとは、

ハッカースペース (ハックラボ(hacklabメーカースペース(makerspace、またはハックスペース(hackspaceとも呼ばれる)はコミュニティとして運営するワークスペースで、多くの場合はコンピューターやテクノロジー、科学、デジタルアートまたはエレクトロニックアートなどに対して共通に興味を持つ人々が出会い、ソサイエティ(社会)を形成したりコラボレーション(協働)したりすることが出来る場所である。」とのこと。

 

世界中で起こっている、

面白い試みですね。

 

去年夏に長男がインターンをした中米の国でのプロジェクトでも、

現地のメーカースペースにお世話になってました。

子供達が「自分にも変化を起こせる」と信じることが未来を変える?中米プロジェクト&長男の築くNPO

 

そして、こちらに書いた

今長男が進学を考えている工科大学にも、

かなり本格的な「メーカースペース」があるようです。

エンジニアの集まりですからね。

 

私も以前、

Maker Movement(作り手ムーブメント)」について紹介してます。

「作り手ムーブメント」を教育に生かしていくという動き、変化を与える行為者になるということ

「与えられたモノを消費するだけでなく自らも作り手!」と掲げる「作り手ムーブメント」を家庭の拡充学習に

「作る・創る」ことを通し「考える力・創造力・自主性を育む場」を築くというビジョンに向けて話し合い

 

何だか、

ちょっと似たようなことを考えていて、

驚きましたよ。

 

若い時分に、

いろんな体験をして、

将来に繋げていってほしいな、

そう思ってます。

 

昨日は、家族と滞在中の親族と一緒にDCへ出かけたのですが、

長男、行き帰りの車の中で、

お金をいただいているクライエントさんの1人のウェブサイトを

ずーっと作ってました。

そして夕方帰宅した途端、事務所に直行、

週明けは事務所から自らの運転で高校へ通学でした。

 

 

 

長男の高校卒業前に18年間振り返り思うこと

初夏の高校卒業を前に、

これまで18年間を振り返り、

今こうして大学なり事業なりと、

長男の進む方向が見えてくる中、←今後も変わり続けるでしょうが

しみじみ思います。

 

「お先真っ暗」に思えたことが、

何度あっただろうと。

 

 

幼い頃は、本当に泣き虫で恐がりで弱虫で、

一体、将来この社会でやっていけるのかと途方に暮れもしました。

『It Mama』寄稿:「敏感っ子」へのNG対応&恐がりで泣き虫だった長男17歳が自らを振り返り思うこと

 

そしていつ頃からか、

興味をもつことへと突っ走るようになり、

それがまた、厳寒サバイバルキャンプやレスリング、

レスキュー隊や救急隊員や航空関係のNPOやロボティックスや

サイエンス競技会やビジネスやと

何だか支離滅裂にも見える、もっぱら学校外の活動でした。

 

もう少し、学業に身を注ぐなら、

もっと成果をあげれるだろうにと思うこともありましたし、

このまま学校からも家からも飛び出して

どこかへ行ってしまうんじゃないかと思うことも

何度かありました。

 

でも、結局、彼の場合、

こうした学校の外での活動があったからこそ、

学業も彼なりに頑張れたんですよね。

「全米優等生協会(NHS)」のセレモニー、学校以外での活動が認められる教育システム

 

子ども達の、

こうした「活力の源」を、

見出していきたいです。

それが、苦手を引き上げてもくれるのです。

 

以前こちらに書いたことがあるんですが、

・「同時処理優位タイプの子」の成長

今読み返してみても、その通りだなあと思います。

 

記事にあるように、長男のようなタイプは、

・全体像が見える

・強烈さ(インテンシティー)

・自主性

が認められる時、

燃え上がって突き進んでいきます。

 

“長男を見ていると、一度社会に出て働いてからのほうが、

学業にも没頭しやすいのかもしれないなと思うことがあります。

社会という「全体」を肌で感じ、

「インテンシブ」に、「自身で必死に工夫」してみる。“

と、書いてますが、まさしくです。

 

長男を観ていると、

「自分でしている感」を堪能したい、

自分で試してみたくてしょうがないのだなあと思います。

机上の字面をなぞるだけでなく、

生のリアルな体験をしたいんですね。

「生きている」と感じたいのかもしれません。

 

そして、あれもこれもと手を出すこうした過程で、

本当に、いろんな失敗をしてきました。

何度か、「お先真っ暗」と寝込んだこともあります。

 

でも、渦中はしゃれにならない大変さでしたが、

振り返ると、そのひとつひとつが、

親として、腹を据わらせてくれました。

そして、親子で成長していきました。

 

 

長男が大学進学審査に提出したエッセイの一部 

長男は、

大学進学審査に提出したエッセイの中に、

こんなことを書いてました。

紹介させてください。

 

エッセイは、

ロボティックス競技会で、

一か所接続がずれた為に、

突然動かなくなったロボットの様子で始まります。

 

以下訳です。

 

「僕はいつも、

ハードワークの価値を信じてきました。

それは、父によるところが大きいです。

 

父は、18歳でお金もなく英語も知らないままチリから米国へ移住しました。

そして重度のディスレクアを抱えてもいました。

 

これらのチャレンジにも関わらず、

父は、レストランの皿洗い担当から米国首都の連邦職員幹部へと、

ゆっくりと階段を上っていきます。

 

父の歩みは、身を捧げることが、

いかに周りの世界を変えるかを示す現実の例です。

そして僕は、父の歩みから、忍耐力や粘り強さperseverance and tenacity)

のマインドセットを学んだんです。

 

ロボティックスチームの活動でも、

このマインドセットが土台となっていました。

僕は家の地下室で、

数えられないほどの眠らぬ夜を過ごし、

多くの時間と努力を注いできました。

 

中略

 

この損失の痛みは、

敗北のためではありません。

 

そうではなく、

前述したような献身とパッションによって明白となった

チームの潜在的可能性の損失からくるものでした。

チームとロボットを築くために注いだ全ての時間とエネルギーが、

たったひとつの接続の問題のために、消え去ったのです。

 

僕は、ぐしゃりとつぶれました。

 

競技会の翌日、僕は午前3時に起きました。

グロッキーに意識を取り戻すにつれ、

不信感、怒り、欲求不満が僕のマインドに押し寄せました。

 

中略

 

18年間を通して、

僕はたくさんの喪失や失敗を体験してきました。

 

僕の家族が東海岸に向け4500マイルの旅に出発した時、

僕はアラスカに、友人とそれまでの人生を置いてきました。

そして、引っ越しを重ね、2つの異なる高校で

「ここに引っ越してきたばかりの新しい子」であるということは、

多くの不快感と、同時に、好奇心とシュールな冒険をもたらしました。

 

そしてここ数年の間、

こうして僕の人生に行き渡る喪失感は、

僕にある結論をもたらしました。

 

それは、ひとつひとつの喪失は、

人間にとって、

最も強いインセンティブだということです。

 

喪失感は、焼けつくような野心を引き起こし、

僕を、僕自身が知覚する限界を超えて、

物事を達成するよう突き動かします。

 

半分生まれかけの、半分和解した

生々しい決意が

僕の血管を駆け巡り始めるのです。

 

よりよい何かを...と。

 

そして、僕はベッドから飛び起き、

部屋を走り出て、

全速力で家族のコンピュータに向かい、

タイプし始めました。

 

『無料でSTEM教育や資源を提供することによって、

若い発明家の最高の潜在力を促進することに献身する国際的なNPO.』

 

より良い何かのために…」

 

 

と、長男の起業したNPOの誕生についてつづったものです。

 

 

「失敗や喪失は、人間にとってのインセンティブ」

( インセンティブ:意欲向上や目標達成のための刺激であり、行動を起こすときの内的欲求)

 

これからも、

うまくいかないことつらいこともたくさんあるでしょう、

それでも、こうした心構えがあるのならば、

たとえ倒れたとしても、きっと立ち上がり、

歩き続けていける、そう思います。

 

 

 

今、うまくいかないことがあったり、

失敗に嘆いていることがあるとするなら、

それは、よりよくなるために力をつける機会でしかありません。

 

みなさん、

それらの一つ一つから学び、糧にし、

この世の中を駆け抜ける子どもたちを、

サポートしていきたいですね。

 

 

クライエントさんのウェブサイトに使う写真のひとつだそうです。

長男撮影。

 

 

さて、

『It Mama』さんへの更記事についても3つほどたまっていますので、

少しずつ紹介していきますね。

それではみなさん、温もり溢れる日を!


アメリカの大学費用について赤裸々に その2 & 合格率低下の一途で激化する大学進学競争

2018年03月26日 | 中学・高校

こちらの記事にて、

中流家庭に過酷な米国の大学学費状況を赤裸々に1&大学進学の現状を通し子育てについて思うこと

アメリカの大学にかかる費用についてつづりました。

 

その中で、、

「親の収入による奨学金(ニーズベース)が期待できない場合、

州内在住者が州立大学へ進学するケースが費用的に最もお得ですよ」

と紹介したのですが、

今月に入ってから、

いくつか付け加えたい事例がでてきたので、

紹介させてください。

(以下、1ドル約100円で計算します)

 

「メリットベース」の奨学金をもらうという事例

アメリカの大学には、

1.「親の収入による奨学金(ニーズベース)」と

2.「生徒の学業やその他の業績による奨学金(メリットベース)」があります。

 

合格率が一桁前後のアイビーリーグなどの超難関私立や公立は、

1の「親の収入による奨学金(ニーズベース)」が充実しており、

2の「生徒の学業やその他の業績による奨学金(メリットベース)」は、

全くない大学も多いです。

 

一方、合格率が10%後半~30%ほどの難関私立や公立やそれ以上の合格率の大学になると、

2の「生徒の学業やその他の業績による奨学金(メリットベース)」が

充実している大学もあります。

 

2月の時点で、

4年間オールA(4.0)で統一テストも満点(ACT36)だった長男の友人君が、

こうした大学から「大学にかかる費用全額免除(フルライド)」をもらったと

紹介しましたが、

今月に入り、こうした大学から、高額の奨学金をもらうケースを

より多く聞くようになりました。

 

長男も、全く完璧ではない成績とスコアですが、

少し特徴のある課外活動と合わせてみてもらえたのか、

ある私立大学から学費全額&寮費半額免除していただけることになりました。

(1年に約5百60万円の奨学金。

この大学にかかる費用は年間700万円なので、

もしこの大学に進学するならば、

残りの140万円×4年ほど払うことになります。)

 

そして、もうひとつ別の私立大学からは、

1年に3百30万円の奨学金をいただけることになりました。

(この大学にかかる1年の費用は約600万円なので、

払うのは残りの270万円×4年となります)

 

こうなると、

今我が家が暮らす州の州立大学は年間の学費が約100万円、

寮費と雑費が約160万円で、

年間約260万円ほどとなってますので、

州内の州立大学より安い、もしくは同じくらいの費用で

州外の大学へ進学できる場合もあるということになります。

 

 

各大学が公表する学費、寮費、雑費をみて、

我が家のように「捻出は難しい」と思っても、

ひとまずアプライしてみることで、

こうしたケースもある、そう参考にしていただきたいです。

 

こちらは英語の記事ですが、

「メリットベース」のフルライドの奨学金を出してくれる大学の情報が載っています。

https://blog.prepscholar.com/colleges-with-full-ride-scholarships

 

 

 

軍に一定期間奉仕するという事例

もうひとつ、予想していなかった展開がありました。

 

数日前、

ある州外の州立大学のROTC(Reserve Officer Training Corps)の

コマンダーという方から、長男へ直に電話がありました。

 

ROTCとは、全米の1700近くの大学にあるとされるプログラムで、

4年間毎週1度リーダーシップやフィジカルトレーニングを受け、

卒業後、4年間軍にオフィサーというポジションで奉仕することで、

大学の奨学金がもらえるというものです。

 

そのコマンダーの方によると、

もしこの大学のROTCに入るならば、学費全額と教科書代を免除、

そして、その上に月々3-5万円をいただけるとのこと。

 

そうなると、

年間寮費の約120万円程のみを払うこととなり、

この州外の大学もまた、州内の大学へ行くより、ずっと安くなります。

 

周りにも、こうした選択をした学生を何人か知っていますが、

奉仕した4年後には、軍に残ったり、民間や政府の機関に移るなどするようです。

 

米国独特のシステムですね。

 

長男の場合は、

12歳から続けてきた航空関係のNPOが

空軍と強いつながりをもっているため、

こういったオファーがあったようです。

 

 

 

米国の高校生の多くは各大学のプロとコンを照らし合わせて進学先を決める

米国の大学受験は、

日本の大学のように偏差値一辺倒ではないですし、

また大学自体の費用も日本の何倍もかかりますから、

その選択の仕方もより多様だなあと感じています。

 

周りを見回しても、多くの場合、

1.フィット感 (情報を集め訪ねるなどし、「ここで4年過ごしたい」と感じられるか) 

2.費用

3.専攻分野の研究環境の充実度

←それぞれの大学に「強みとなる専門」がありますから、

専攻したい分野が決まっている場合は、

総合的な大学の評価はそれほど意味がないです。

4.卒業後の進路・収入

 

など、各大学のプロとコンを並べ、

話合いを重ね、決めていきます。

 

2-4は、統計やデータとしてとらえやすいですが、

米国の大学は各々個性があるため、

1についても、重視する方が多いです。

 

規模、学生の特色、教え方、キャンパスや街の雰囲気など、

その子の個性とマッチするかをみるんですね。

 

 

 

長男は、大学へ進学する場合は、

今のところ、航空宇宙工学(aerospace engineering)、

その次にコンピューターサイエンスとビジネスを専攻したいようです。

 

そして、これまで合格した7校の内、

1.州内の州立大学(航空宇宙工学が充実)

2.奨学金をもらえることになった私立大学の一つ(実は、彼女ちゃんが去年進学を決めています。

元々エンジニア系の大学から総合大学になったためエンジニア分野が充実しています)

3.ROTCのオファーをもらった大学

の3つの内のどれかを考えているようです。

 

特に3の大学は、

航空宇宙工学で世界屈指の研究環境を持つとされる(全米2位)

米国南部にある州立工科大学で、

エンジニア系分野全般にわたって、とても充実しています(工学で世界7位)。

 

 

4月半ばまでもう少し結果発表が続きますが、

今のところ研究環境と街の評判から「3の大学」に、

気持ちが傾いているようです。

 

「軍に奉仕」ということについても、

話合いを続けていきます。

 

 


年々合格率の下がる米国の大学進学審査

米国の大学審査(合格率が20%前後以下の大学の場合)は、

年々各大学の合格率も下がり、

その競争の熾烈さが増しています。

 

例えば、

上にあげた3の米国南部の工科大学も、

10年前は合格率が60%近くだったのが、

3年前には30%近く、去年は23%となり、

以前はMITなどの「滑り止め」として受験される場合も多かったのですが、

今では、合否の可能性が、読めなくなっています。

 

こうした大学が、

本当にたくさんあります。

 

合格率20%前後以下となると、

合格・不合格の実例をみても、

なぜその子が受かってあの子が落ちるのか、

本当に???となりますよ。

 

ホーリスティックな審査ということで、

成績やスコアからのみでは、

合否が全く読めないのはそうなのですが、

時にはまぶしい課外活動の業績があっても不合格だったり、

それほど際立った課外活動がなくても合格だったりします。

人種、逆境を克服、親が中卒高卒などが考慮されるとしても、

考慮されるべき範疇にあっても不合格だったりと、

周りの親御さんたちとも

「とってもランダムにみえるね…」とただただ頷き合っています。

 

1大学に万単位の願書が届きますから、

審査員も、まずは目をつぶって適当に一定数選び、

その中から校風に合いそうな子をじっくり選んでいるんじゃないかしら、

そんなシャレにならない冗談も行きかってます。

 

印象としては、なんといっても、

「その大学で十分やっていける(Qualify)」生徒に対し、

合格できるスポットが少なすぎる、ですね。

 

 

ですから、たとえ合格しなくとも、

それは全くもって「大学側の都合」。

自分を喜んで受け入れてくれるところに進学するなり、

大学進学を伸ばすなど、

前向きに「他の選択肢」を探すことが大切、

こちらで受験生を抱える家庭の皆さんと、

声をかけあっています。

 

長くなりますので、次へと続けますね。

→・お先真っ暗と何度か寝込みましたよ。長男の高校卒業後の進路も決まりつつある中、18年間を振り返り思うこと

 

雪の中半そでルービックキューブの長男…

みなさん、温もり溢れる日を!


『オールアバウト』寄稿:1日5分で改善!子供の不安感への対処法10選&我が家の子ども達の様子と不安障害が完治して思うこと

2018年03月23日 | 不安感を導く

 

こんにちは!

 

・仕事原稿

・ワシントンDCの桜を見に来た親族滞在

・子ども達のスポーツの春シーズンが始まり過密運転スケジュール

・約3か月後の日本への引っ越し準備

・週末学校勤務

・日々の5人の子のもろもろなどで、

なかなかブログへの時間が絞り出せないのですが

こうして少しでも向き合えるひとときが、

嬉しいです。

 

こつこつ続けますね。

 

毎度、ブログの更新の期間があくと、

スクリーンに向かいながら、

お伝えしたいことが溢れて溺れそうになるのですが、

オール・オア・ナッシングとならず、

10%でも20%でも伝えられればいいといった気持ちで、

向き合っていきます。

 

 

この記事では、

『オールアバウト』さんへ掲載していただいた「不安感」についてつづらせてください。

 

記事に載せたように、

不安障害(anxiety disorder)は、

現代の米国の18歳以下の3分の1!にみられるといいます。

 

私自身、この数字を見て、驚きました。

同時に、周りでも子どもさんが服薬している家庭をいくつか知ってますから、

納得もしました。

 

不安障害だった私自身の経緯と子ども達の様子 

不安感は、

私自身にとっても、

長い間、とてもなじみのあるテーマです。

 

医師に診てもらったことはありませんので、

不安障害と診断されたことはないのですが、

チェックリストや症状を見ていると、

「ああ、そうか、私は、不安障害だったんだ」と思います。

 

幼児期から、知らない人の前で一切口がきけなくなってましたし(場面緘黙症?)、

毎晩のように、「明日には死んでしまう」という恐れで眠られなくなってましたし、

小学校5年生ぐらいから、

「パニックアタック」のような出来事を何度も通り、

30代前半には、夜な夜なのパニックアタックで

日常生活もままならなくなりました(パニック障害?)。

 

それから10年以上たち、

「完治した」と感じています。

 

夜な夜なのパニックアタックも、

身体的な症状が出ても(原因不明の圧倒的なファイト・フライト状態)、

落ち着く術を徐々に身に着け、

振り回されることはなくなっていったのですが、

術を繰り返す内に、

そうした「身体的な症状」さえも、出なくなりました。

 

不安感との付き合い方を身に着け、

自分がのっとられることがなくなり、

適度に健やかな不安感とともに、

暮らしていけるようになったんです。

 

 

断然楽になった今から、

当時を振り返ると、

やっぱり私は、長い間、普通の状態じゃなかったんだなと思います。

 

 

こうした経緯がありますから、

私は、不安感で不登校になったり、

引きこもりになってしまう子の気持ちや苦しみが、

私なりに、とてもよく分かります。

 

「ちょっと特異な扁桃体」を持って生まれてしまったこと。

HSPやHSCというコンセプトを提議したエレイン・アーロン氏は、

「高精度の警報機」という言い方もしてますね。

 

 

そして、こうした特性を持つ私から生まれた子たちも、

やはり皆、大なり小なり、

「ちょっと特異な扁桃体」を持ってしまったなあと感じています。

 

生まれつきか、

不安感の強い親に育てられるからそうなるのか...、

両方でしょうね。

 

 

我が家では、こんな様子がみられた子がいます:

 

・娘の1人は、キンダー(年長)に入る前は、

知らない人には一切口をきけない・きかない

 

・娘3人、キンダーから低学年まで学校ではあまり話をしない(家ではぺちゃくちゃ)。

先生方からは、「話さないけれど居心地はよさそうです」と言われていました。

今では3人とも、家でも外でも、おしゃべりさんです。

 

・次男は、プレスクールをドロップアウト(激しいチック:2カ月間続いた次男のチック症

キンダー(年長)は休み休み行き、

毎日ランチルームで私と一緒にご飯を食べてました。

(ランチルームの喧騒が恐くて、学校自体「音が大きすぎる」と言ってました。

先生から、イヤーマフをすすめられました)

今3年生ですが、学校が楽しいようで、毎朝家を飛び出していきます。

サッカーに夢中で、休憩時間もお友達と校庭を走り回り活発、

数年前が、今では信じられないほどです。

 

・ルールやその場で期待されることを破ってしまうことへの不安感の強さ

(訪ねた先などでその場のルール表などが壁にはってあると、

幼児期から、逐一読んでもらいたがりました。)

 

・他にも、それぞれの子で極度に恐がる対象が違いましたが、

着ぐるみ、少しでも刺激の強い映像、暗闇、場の雰囲気、におい、虫など、

この世の終わりのように恐がりました。

『It Mama』寄稿:「敏感っ子」へのNG対応&恐がりで泣き虫だった長男17歳が自らを振り返り思うこと

・恐がり次男の様子:過度激動?

自然に囲まれ随分と虫に慣れた次女6年生の修学旅行、「クモへの恐怖感」ってなんなんでしょうね

ハイリーセンシティブチャイルドの生き辛さを和らげ、よい面を生かしていくということ

・スターウォーズ展示会での三女と着ぐるみ

 

 

我が家では、

私自身「不安感に乗っ取られない術」を身に着けていき、

子ども達との対応にも心を配り、

子どもたちも成長するにつれ、

家族皆で、楽になっていきました。

 

 

記事には、

最近の研究や、子どもたちがお世話になったカウンセラーさん、

様々な不安障害向けの機関がすすめる対応を、

10選んであります。

 

この「10選」にとりあげた、

「1日5分でも心がけたい子どもとの関わり方」は、

不安感の強さに関係なく、

子どもの安全基地を築くうえでとてもパワフルですよ。

 

興味のある方、是非どうぞ!

1日5分で改善!子供の不安感への対処法10選

 

 

 

以下は、

私自身は不安感の専門家でなく、

医学的な根拠もないということを前提に、

個人的に感じてきたことを、つづらせてください

 

不安感のキャッチボール悪循環からぬけるためにできること

不安感は伝染する、

私は、そう体感してきました。

 

1.周りの大人が場の雰囲気を引き上げる 

みなさんも、

不登校の子を持つお母さんへのアドバイスとして、

「お母さんは仕事をしたり夢中になるような趣味をみつけて、

なるべく楽しそうに明るくしているといいですよ」

という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

 

これは、基本的な姿勢として、

とても有効だと思います。

 

子どもの不安感に呼応するように

お母さんも不安感でいっぱいになって、

家庭の中が不安感のキャッチボール状態になることって、

私自身の体験からもあります。

 

その悪循環からぬけるためには、

お母さんが、他に生き生きと打ち込めることを見出し、

家庭の雰囲気を引き上げていくのは確かにとても大きいです。

 

 

2.不安感の正体を見抜く:具体的にイメージ化する

そして、こうした不安感がうつったりうつしたり

といったやりとりにはまりこまないためには、

不安感の正体を見抜いておくことです。

 

正体を見抜くには、

不安感をイメージとしてビジュアル化してしまうのも手です。

子どもたちがお世話になったカウンセラーさんは、

「虫(bug)」にたとえてました。

「虫のようなものだからね、

あら、くっついたわと思ったら、

ぱっぱと払っちゃえばいいのよ」と。

 

私自身がとてもしっくりくるのは、

「幼児」のイメージです。

理不尽に所かまわず、

「あれしたい!これしたくない!」と駄々をこね、

困らしてくれます。

ひょいっと抱っこして、背中トントンしながらなだめ、

時には、ぴしゃりと言ってきかせる必要もあります。

 

まさに、こちらに書いたように、

『It Mama』寄稿:「ダメ!」と言っても聞かない子には、どうしたらいいの?&「優しさとブレなさ」ってどう両立する?

「優しく、それでもブレない態度」で向き合っていくこと。

 

すると、

ちょうど幼児が王様になって周りがふりまわされっぱなし、

となることがないように、

不安感が暴走することもなくなっていきます。

 

私は、

子育てを通して、

不安感との付き合い方を学んできたんだなあ、

しみじみとそう思いますよ。

 

不安障害とは、

不安感が「暴走」している状態。

 

抑えつけるのでもなく、やりたい放題を許すのでもなく、

うまく導く存在を回復していくこと、

それが、不安感とうまくつきあう術です。

 

そしてその存在とは、

全ての人々の内にあり、

不安感の苦しみを抱える子供や大人たちのサポートとは、

その存在を回復していくこと、そんなイメージを持っています。

 

 

3.「どうなろうとも、その後の糧になる/する」という決意 

考え方の土台として、

「どうなったとしても、糧になる/ する」と決意すること。 

これほど、不安感が吹き飛ぶ姿勢はないなあと思います。

 

不安感に乗っ取られている状態とは、

「もし、~したら」と未来の失敗やうまくいかないことで

頭がいっぱいになっている状態ですよね。

 

それなら、

いっそのこと最悪を想像し、

「もしそうなっても、なんとかなる、なんとかする」と腹を据えると、

不安感が吹き飛んでいきます。

 

できることをして、

それでも、望まない方向へと物事が進んだとするなら、

あとは、どうしてそうなったのかと学び、

その後へ生かしていくのみ。

 

私自身振り返っても、

ひとつひとつの失敗やうまくいかないことは、

その後の成長へのヒントが詰まった宝庫だった、

そう思います。

 

この長年の不安障害にしても、

だからこそ得られたものってかけがえがないです。

私を芯から立たせてくれました。

 

成功も、うまくいかないことも、成長し続ける過程。

あるのは成長のみですね

この原点に立ち返っていきたいです。

 

この考え方の土台に立つならば、

不安感も力を失います。

 

 

 

 

 

 

 

さて、

次女の中学校の「ライフ・スキル」のクラスで、

卵を赤ちゃんにみたてて、

1週間面倒をみるという課題がでましたよ。

 

次女、パブロくんと名付けてました。

「どこにも連れていくように」ということで(赤ちゃんですからね)

毎日学校へもですが、出かけ先の様子も報告するんです。

(以下、課題提出のために次女撮影。)

シートベルトしめてどこへ?

 

カートに入ってお買い物。

 

サッカーや、

 

イヤフォンで音楽なんて、

 

あなたいくつ…。

そういえば、ヒゲはやしてますね。

 

課題としては、ひびがはいったら減点。

将来の子育ての練習ということで、

1日中丁寧に扱う体験をさせるんですね。

 

まあ、卵のパブロくんは、

ぐずりませんし、おっぱいやミルクをあげたり、

おむつや洋服をかえる必要もないですし、

夜もぐっすり寝てくれますし、

赤ちゃんのお世話に比べ、その大変さは、何百分の一ですが、

中学生たちが、こうして少しでも、子育ての大変さを体験するというのは、

いいことだなあと思いませんか? 

 

それにしても、

一日中ず~と一緒にいて、どこに行くにも連れて行って、

自分の睡眠時間も時にはトイレに行く時間さえしっかり確保できないままお世話をし続けるのって、

改めて、とても特別な期間でしたね。

 

みなさん、温もり溢れる春を!         


『It Mama』寄稿:イヤイヤっ子との言い争いは大変…「パワーバトル」をかわす方法5つ&子育ては「服従させる」より「関係を築く」

2018年03月12日 | 思慮あるしつけ(discipline)

 

『It Mama』さんへ、

子どもとの「パワー争い(Power Struggle)」についてまとめました。

 

「パワー争い(Power Struggle)」とは、

参加する人々が、

勝つか負けるか、

従わせるか従うか、

抑えつけるか抑えつけられるか、

パワーを奪うかパワーを奪われるか、

そんな「二者択一」で頭がいっぱいになっている状態です。

 

子どもとの関係でも、

「パワー争い」になることってありますよね。

 

言うこと聞かせないと!

なめられたらいけない!

どっちが上か分からせないと!

大人側として、

こんな言葉や思いが、ぐるぐると頭の中をかけめぐっている状態です。

 

でも、子育って、

勝つか負けるか、どちらが上か下か、

じゃないですよね。

 

こちらが勝ったって、

頭ごなしに抑えつけ言うこと聞かせたのでは、

長い目でみて何かがその子の身につくわけじゃないですし、

子どもにしてみても、不平不満や歪みがたまります。

 

また、こちらが負けて子どもの言いなりになってばかりでも、

子どもの「やりたい放題ぶり」が増し、

親や教師もますます大変になるでしょうし、

何より大変な思いをするのは、結局は、その後の子ども本人です。

 

そうして、どちらが勝っても負けても、

長い目で見るなら、いいことなどありません。

 

 

これまで何度も、

家庭や教室やで「パワー争い」に揉まれながら、

しみじみ、そう思いますよ。

 

 

子育ては、

勝ち負けでなく、

いかに関係を築くか

そして、将来、

いかにその子が自ら道を切り開いていく力を育むか、

なはずですよね。

 

 

それには、

「パワー争い」にのらないこと。

これに尽きるのじゃないでしょうか。

 

1人で「争い」はできませんから、

こちらが土俵にのらなければ、

争いは成り立ちません。

 

『It Mama』さんの記事にも書いたのですが、

子ども思い通りにしてくれず、カチン、ムカッときたら、

「あ、綱引きの片側を渡されてる」と想像してみるといいです。

 

その綱の片側を握るなら、

綱引きの始まりです。

 

よ~いしょ!よ~いしょ!と、

どっちが強く引くか、引かれるか、

必死で勝ち負けを競い合う世界へ突入です。

 

 

 

 

 

 

じゃあ、「綱の片側を握らない」対応とはどんなものなんでしょう?

力まかせに従わせるのでもなく、

子どもの言いなりになりっぱなしでもない対応って

どういうものがあるのでしょう?

 

みなさんも、

様々試してこられていると思います。

 

整理してみませんか。

 

 

記事には、「5つの対応ヒント」を載せてあります。

ここでは、その中の4つをとりあげますね。

 

1.選択肢を示す

幼児から、状況によっては、高校生まで有効ですね。

 

例えば、

教室でスマートフォンを触ろうとする中学生。

 

「先生が持っておこうか、

それとも下で待ってるお母さんに渡す?

それとも、自分で鞄にしまっておく?」と聞きます。

 

「スマートフォン触らない!」と指示するより、

「自分で選択する」を通すと、

生徒もすんなりと協力しやすいですね。

←先週も、このままのやりとりをしました。

 

 

 

2.気を紛らわす/ 気持ちをきりかえる

記事にあげた「気を紛らわせる」の例は、

主に幼児向けですが、

こちらに紹介した「ポジティブなタイムアウト」もですが、

『It Mama』寄稿:すぐに叱るのはNG!? 「ポジティブなタイムアウト法」のススメ&子どもは孤立して嫌な気持ちでいっぱいの時に学びはしない

ヒートアップしてきたら、

一旦その場から離れて、お互いに気持ちを切りかえるというのは、

思春期でも、夫婦関係でも有効ですよね。

←夫婦でも、「何としでも勝ってやる~!」

と「勝つことが目的」になってる自分に気づくことってありませんか。

私は、あるんですよね。

勝ち負けを競い始めると、

話し合っていたはずの解決策もなんだかちぐはぐになりますね。

「効果的な解決策を練る」という目的を思い出し、

フォーカスしていきたいです。 

 


3.「パワーの使い方を導く」

記事では「シートベルト隊長」の例を載せました。

 

子どもの「勝つぞ!」と必死なパワーを、

より有意義に使うよう導くんです。

 

何かを担当してもらうといいんですよね。

権限をあげるんです。

 

例えば、

「ジャケット着たくない!」なら、

「今日はさむ~いから、出かける時、

みなが風邪ひかないように、

ジャケット忘れてないかチェックしてくれるかな?」

と家族みんなの分を点検してもらいます。

←わざとママの分、忘れておいて、

「ああ、よかったあ、

これで風邪ひかないですむわ~。ありがと~!」と感謝してみたり。

 

今の勤務先の学校でも、

学校ぐるみでこうした試みがされています。

 

集会の場で、どうしてもフラフラ、

おしゃべり、周りにちょっかいをかける生徒っています。

私自身も、大勢が集まる場では、

だいたい白昼夢でしたから、よ~く分かります。

 

こうした生徒たちに、

会場の切り盛りを手伝ってもらうんですね。

スクリーンにポインターを当てる係、

音響係、プロジェクターのページめくり係、

生徒に配るホルダーを抱える係などなど。

 

「びしっと静かに立ってなさい!」⇔よけいに反抗&おもしろがる、

と「パワー争い」に陥るよりも、

「パワーをより有意義に使ってもらう」んです。

 

家庭でも、

工夫してみてくださいね。

 

もともと、

反抗するパワーがある子たちですから、

お手伝いに大張り切りで助かっちゃう、

なんてこともあるかもしれませんよ。

 

 

 

4.話し合いで決めたことをボスにする

ママや先生が決めたことより、

話し合って決めたことを「ボス」にします。

 

こちらの家族ミーティングなどの場を定期的に設けるのもいいですよね。

家族ミーティング」という方法、「生きる力」を育む機会は日々の問題に溢れてますね

 

例えば、

こうした場で、

「宿題はいつするか」について話し合っておきます。

 

すると、普段のやり取りも、

「宿題しなさい!」⇔「分かってる」「あとで」「うるさいなあ」

ではなく、

「宿題はいつするんだっけ?」→「ああ、おやつ食べてから」

と確認する、ですむ場合もありますね。

 

うまくいかなかったら、

「どうしたものかねえ」とまた話し合い、

実践してみます。

 

 

話合ってルーティン表を作り、

「ボス」にするのもいいですね。

壁に、その子が作ったルーティン表をはっておきます。

←実際にその子が歯磨いてる写真や寝てる写真なんかを並べるのもいいですよ。

 

 すると、普段のやり取りも、

「歯みがきしなさい!」⇔「イヤ!」

「寝る時間!」⇔「まだ寝ない!」

ではなく、

「次はどうするんだっけ?」と聞く、

もしくは、表を指さすなどで済む場合もありますね。

 

 

特に思春期になると、

親の言いなりになりたくない気持ちを大きくなりますから、

話合いで自ら決めたことや、

統計や、社会的な事実を基に、

よりよくするにはどうしたらいいかなと「作戦を練る」といった向き合い方が、

いいなと感じていますよ。

 

ママはパワー争いの土俵から降りて、

「話し合って決めたこと」に間にはいってもらう、

それぞれの家庭なりに工夫して、

試してみてくださいね。

 

 

 

記事には、「パワー争い」にもつれこまない上の4つの対応について、

それぞれ、幼児向けの具体例や、

幼児から高校生まで使える「もう1つの対応ヒント」も載せてあります。

興味ある方、是非どうぞ!

・イヤイヤっ子との言い争いは大変…「パワーバトル」をかわす方法5つ

 

 

こちらにも、

この子が目指してることって何なの?子供心理を読み解く方法紹介2&敏感な子と「困った行動」

子どもが、「パワー争い」に勝つことが、

「自分の存在意義だ!」と「誤った目標」を持ってしまう仕組みを紹介してあります。

 

まずは、親や教師側が、子どもに対する、

怒り、挑戦されてる、脅かされてる、負ける、という感情に気づくこと。

そこから、

子どもとの「パワー争い」にもつれ込んでいくのを方向調整することができます。

 

 

 

 

週末は、

勤務先の学校で「ロックダウンドリル」がありました。

不審者が学校に侵入した際、

教室の鍵をかけ、電気を消し、ブラインドを下げ、

隅に固まってしゃがみこみ、解除されるまで静かにする、

という練習です。

 

全米の小中高で、

こうした訓練がされていますから、

生徒たちも現地校で何度か体験していて、

慣れたものです。

 

生徒達と暗い部屋にしゃがみこみながら、

実際に災難に合った子供たちやスタッフの方々を想いました。

そして、実際に起こったとしたら、

何がどこまでできるだろうと。

 

同じようなことが起こらないよう、

できることをしていきたいですね。

 

 

 

 

 

 

週末、次女が、全米陸上競技会に参加していたんですが、

「シニア部門で、76歳のおじいさんが、

200Mを裸足で走って一等になってたよ!」と

こちらのクリップをみせてくれました。

http://md.milesplit.com/videos/263129

37秒。あっぱれ。

会場、やんややんやの大歓声だったそうです。

 

春が近づき、

冬の間少し控えめだった子ども達のスポーツも、

週7日状態に。体力つけねばと、

今日は朝から「階段何度か往復走り」しましたよ。

←これって、結構な運動になりますね。

 

ワシントンDCの「植物園(United States Botanic Garden)」にて。

お茶の木と日本の風景。

 

みなさん、温もり溢れる日を! 


長女の膝の手術の意外な展開&更新記事の報告

2018年03月11日 | お知らせ

ここ数日、

我が家の一大事だった長女の膝の手術について、

報告させてください。

 

おかげさまで、無事終わりました。

 

半月板を損傷すると、

ささくれのように破れたままでも(痛みあり)、

手術をしてその「ささくれ部分」を刈り取っても(痛みなし)、

正常に機能する半月板部分が減ってしまうので、

「将来的に関節炎になる可能性が極めて高くなる」とのことでした。

「家族ミーティング」という方法、「生きる力」を育む機会は日々の問題に溢れてますね

 

ところが、

膝を開けてみたらば(正確には、針を2本通してカメラを入れての手術)、

手術後の医師によると、

「たま~にこういう人もいるんですよね」とのことで、

なんと、長女には「余分な半月板」があり、その余分部分を損傷し刈り取ったので、

正常に機能する半月板部分は影響を受けていないとのこと。

 

そこで、

「関節炎になるリスクも、通常の人と同じ」、

ということで落ち着きました。

 

こんな可能性、

手術前には、全く思いもよりませんでした。

 

 

 

全身麻酔から覚め、

トロ~んとハイになっていた長女。

←(やたら周りの人に手を振り「Thank you so much」と言ってまわり、おしゃべり。

でも本人、あまり覚えてないんですよね。

ぎょっとしたのですが、麻酔薬は、手術前後の記憶に影響を与えるとのこと。)

 

車いすで車まで運んでもらい、

松葉杖と共に帰宅。

 

その夜は、普段通り一緒にご飯を食べ、

2日目の夜頃から、薬が切れて痛みが出てきましたが、

「明日から学校へいく」とのこと。

←医師からOKが出ています。

4週間後には、普段の生活に戻れるだろうとのこと。

 

 

 

 

 

病院から戻り長女を家に降ろした後、

下の2人を連れ、食料の買い出しにでかけました。

3人で大型カート2個分の食料を車に積み、

家へ向かって運転しながら、真正面に広がる夕焼け。

 

何だか、涙が止まりませんでした。

 

 

2番目にかかった医師に(手術は3番目にかかった医師にお願いしました)、

「将来、関節炎になることは避けられません」と告げられ、

長女と2人、言葉を失い病院から出た時にも、

空一面に、夕焼けが広がっていました。

 

そうして、私の口からでたのが、

「きれ~だね。きつい時でも、夕焼けってきれ~なんだよね…」

という言葉でした。

 

 

 

きついこと、楽しいこと、つらいこと、嬉しいこと、

日々、ジェットコースターのようにアップダウンとありますが、

この溢れるありがたさを、

しかと抱き、歩いていきます。

 

みなさん、

ありがたいという気持ちは、

アップダウンを突き抜ける

とてつもない力ですね。

 

ブログを読んで下さる皆さんへ、

感謝を込めて。

 

 

 

 

さて、

『It Mama』さんへ2記事

『オールアバウト』の方へも記事が更新されています。

のちほど、紹介させてください。

 

また、『NTTドコモiコンシェル』へ、

3月5日付で「子どもの主体性を育む対応」について、

掲載されています。

みられる方で、興味ある方、是非どうぞ!

 

住居&車の賃貸と保険、飼い犬の日本入国準備、荷造り等、

進行中です。

 

またひとつ、大きな体験でした。

 

 

みなさん、新しい週、よい日々を!


「家族ミーティング」という方法、「生きる力」を育む機会は日々の問題に溢れてますね

2018年03月06日 | 思慮あるしつけ(discipline)

週末は、勤務先の学校で、

桜餅づくりでしたよ。

 

ワシントンDC近辺は、春になると花に溢れます。

その昔、日本から届いた桜たち。

 ・ワシントンDCの「全米桜祭り」を堪能!桜に魅了された米国人&東海岸に根づく桜

裏庭に咲く花はもしかして桜?と調べてみたところ・・・

 ワシントンDCの桜まとめ&春に子供と楽しめる「花調べプロジェクト」

 桜に包まれた歴史的人物碑、アメリカ建国の原点にある言葉

 

 

去年、

生徒たちが学校の周りの桜の葉っぱを拾い、

梅酢につけておいたのだそうです。

 

桜の花は塩漬けに。

 

生徒がひとつひとつもち米を丸め、

飾り付け。

 

口中に広がる、

春の味。

 

全校生徒分。

 

桜を見上げ、

葉っぱを拾い集める生徒の顔が一人一人浮かび、

これまで食べたどんな桜餅より、

美味しかったです。

 

 

さて、今日は、

またひとつ、みなさんの「しつけのツール箱」に加えていただきたいことを

紹介します。

 

「しつけのツール箱」とは、こちらの記事で説明しましたが、

『オールアバウト』寄稿:しつけの悩み解決!子供の主体性を育む7つの導き方&伝統的しつけ以外の方法がつまった「ツール箱」

「ツールとしての基本を理解したら、

その場のその子の状況に合わせ、

ツールを手にする各々が、

主体的&柔軟に修正&なじませながら用いていく」

というコンセプトを基にしています。

 

*「しつけ」とは、

「知恵を教え・学ぶ」という意味で用いています。

「子どもと親は対等」というアドラー心理学の言説について&「しつけの原点」とは?

知恵を前にするなら、

教える側も学ぶ側も対等であると思い出していきたいです。

 

 

 

定期的に「家族ミーティング」を開くという方法

去年学んだ「ポジティブなしつけ講座」では、

「家族ミーティング」を週に1度など定期的に開き、

日頃の課題や、その解決策について、

子ども達と一緒に話し合う機会をもつといいですよ、

と提案されていました。

 

我が家でも、

家族が直面する問題について、

子ども達と話し合うことは、

子ども達の生活全般に向き合う意識が変わってくるなあと実感しています。

 

例えば、

「キッチンの流し台に

カップがすぐにたまるよねえ。

1人が洗い続けても追いつかないし、

どうしたらいいかな」と話し合いのテーマを提案。

 

→「飲んだ人がその都度洗うことにする」

「カップは1日1人1個使うことにする」

「私は今日このカップって誰のか分かるようにテープか何か貼って名前を書いておくといい」

「家族のメンバーそれぞれのカップを用意する。そしたら分かりやすい」

などなど、

家族皆でアイデアを出し合い、

皆で決めたアイデアをしばらく試し、

うまくいかないようならまた話し合いと繰り返していきます。

 

 

また子どもの問題は、

子ども本人に聞いてみるといい場合もありますよね。

 

例えば、

朝なかなか起きないという「問題」も、

親があれこれ悩むのもですが、

「なかなか起きれないことがあるけど、

どうしたらいいと思う?」と話し合ってみます。

 

「二度寝しないよう、起きて動くのを見届けて欲しい」

「水をかけて欲しい」

などなど、

我が家もいろいろ言ってましたが、

その後も、

「なんで起こしてくれなかったの!」「起こしたわよ!」

というやり取りを何度か経、

「うまくいかないよねー」と話し合った末、

今は、「自分でアラームをかけて起きる」

と落ち着いています。

そして、「そもそも起きれなくなるまで夜更かししない」、

とより自覚するようにもなりました。

 

こうして話し合いを続けることで、

「1日1人1カップね」や、

「自分で起きなさい」と親がただ決めて示すより断然、

子どもも、より自主的に遂行しようとしますし、

「自分は問題を解決する力を持っている」と、

「当事者意識」をより持つようになりますよね。

 

そして、

・問題を見出す力

・考え工夫する力

・自分で決めたことを実行する力

・うまくいかないことを省み試しと繰り返す力

・チームワーク

といった将来親元を離れても、

とても大切な力も、

少しずつ少しずつ培われるのじゃないでしょうか。

 

 

我が家の場合は、

これまで「定期的に」とは

なかなかいってないんですけどね。

「できるときに」でも、随分と違ってきますよ。

 

でも確かに、普段起こる問題について、

「じゃあさ、そのこと、

今週の家族ミーティングで話し合おうか」と提案できたり、

毎週のミーティングで、

「最近何か気になることある?」と皆で考えてみたりするのって、

家族が共に暮らしていく中で、

とてもいいなあと思いますよね。

 

 

 

子どもの発達段階に合わせ話し合う内容は選択する

我が家の場合は、

8歳から18歳と子ども達の年齢が離れていることもあり、

皆で話し合う場と共に、

個々や上の子達とだけ別に話し合う場も必要と感じてます。

 

例えば、

ティーンの子たちが持ち寄る問題によっては、

小学生の子たちにはまだ適切でないものもあります。

 

また、

『The Highly Sensitive Child』の著者で心理学者のエレイン・アーロン氏は、

「『敏感な子』は、

相手の気持ちを理解し聞き役にもってこいなため、

ついつい大人側も、

その子がまだ向き合う準備のない相談事を打ち明けたりして、

負担を大きくさせ過ぎないようにしましょう」

とその著書で言っていました。

 

これも、よく分かります。

 

基本的に、

解決に向け、その子が自分で何かが「できる!」

と実感できる課題を提案していきたいですね。

 

 

 

みなさんの家庭には、

今、どんな課題・問題がありますか?

 

我が家のここ最近の話し合いテーマ

最近の我が家では、

主に以下のテーマについて、話し合いの最中にあります。

・引っ越し

・東京での暮らし

・長男と長女の進路

・長女の膝(半月板損傷)

・飼い犬の日本入国困難

・近所に住む問題行動を持つ方

・なぜ我が家は片付かないのか

 

この中の、

・長女の膝(半月板損傷)

・飼い犬の日本入国困難

・近所の問題行動を持つ方

・なぜ我が家は片付かないのか

について、以下、つづらせてください。

 

 

・長女の膝(半月板損傷)

氷道での転倒、チアリーディング部の練習、

そして見習い中のフィジカルセラピストとのトレーニング過程を経て、

起こった出来事です。

(どの出来事が決定的だったのか特定は不可能)

 

3人の医師と、ベテランのフィジカルセラピストに診てもらい、

周りの体験談もいくつか聞いてまわり、

長女との話し合いを重ね、

結局、今週末に、手術することが決まりました。

 

一時は、「手術してもしなくても、

30年後頃には必ず関節炎になるし、

激しいスポーツも一生できない」と言われ、

家族で、重い日々を送りました。

 

ここ2か月ほどの一連の出来事を通して、

セカンドオピニオン、サードオピニオンを聞くことの大切さを

長女自身、骨身にしみて実感したようです。

 

今回手術を担当して下さる医師は、

「『30年後には必ず』なんて誰も言うことはできない」と、

具体例もいくつか示して下さり、

「技術は進歩し続けている」とも伝えて下さいました。

また今後、

42キロマラソンに勝つためための集中トレーニング

といったレベルのスポーツは無理だけれど、

あとはほとんど大丈夫とのこと。

 

同時に、手術のリスクについて、

年齢が低いほどリスクも低いといった

現実的な確率も説明してくださいました。

 

同じ症状でも、その医療者が、

どれほど患者の側に立ってくれているのかは、

伝わってきますね。

リスクについても、あいまいに伝えられるのと、

実際の事例やデータを示されるのとでは、

患者の心理面やプラシーボ的な効果も違ってきます。

 

そんな話を、長女としてきました。

 

長女本人、今では、

信頼できる医師と出合うことができ、

とても前向きです。

 

全身麻酔とはいえ、1時間ほどの手術。

その後はすぐに帰宅で、

2日後の週明けには登校もできるだろうとのこと。

我が家では、長男の事故以来の手術です。

キャンプ、アクシデント

←30メートルほどの崖から落ち奇跡的に命が助かりました。

 

悲しい出来事は、できるなら起こって欲しくないです。

それでも、もし、起こってしまったとするなら、

あとは、皆で寄り添い、話し合い、励まし、

その中での最善を見出していく、

それが「できること」ですね。

 

一連の出来事を通し、「敏感さん」が、

自称HSPの長女の成長、「これをしたい!」という意欲が壁を突き抜けさせる

つらい思いをしながらも、

「とにかく、できることをしよう」と進み続ける姿勢を

学んできたなあとしみじみ思います。

 

本人、「手術当日まで登校したい」とのこと。

体調を整えていきます。

 

 

 

・飼い犬の日本入国困難

米国(ハワイ等ぞく)から日本へのペットの入国は、

マイクロチップ挿入、狂犬病注射2回、

血清検査、その後180日間待機し診察と認定証の発行と、

7か月から8か月かかります。

 

去年8月に家族となって以来、

今では我が家の末っ子のような位置づけになっている飼い犬と

一緒に日本へ行くことができないという事実は、

子ども達にとって、そして私にとっても、

それはそれはつらいものでした。

 

泣き続ける子もいて、

どれほどこの飼い犬が、

私たちの生活に喜びと温もりを与えてくれていたかを思います。

 

幸い、米国の犬大好きな親族が、

手続き期間を終えるため米国から出られない飼い犬を、

喜んでみてくれることになりました。

 

今は、皆で話し合いを続けながら、

長男が日本を訪ねてくる年末に一緒に連れてくるか、

(12時間以上の犬のみの飛行が可能な航空会社はないのですね)

それとも、あちらこちら長時間移動するよりも、

親族の広々とした家や庭のある環境でゆったり1年間過ごした方が、

犬にとっては幸せなのかもしれないね…、

という話し合いにもなっています。

 

「飼い犬の幸せ」という話をしながら、

「でも、リオ(飼い犬)のいない私の幸せはどうなるの?」と涙目の子。

「しばし離れる」と思い出しては、

しくしく。

 

「アメリカでは、元気に暮らしている犬達なのに、

なんで、こんなに長い時間、検査にかかるの?」と、

「国によって異なる法律」といったことについて、

子ども達、考えさせられてもいるようです。

 

情報を集め、話し合いを続け、

最善と思う方法を見つけていきます。

 

 

 

・近所の「問題行動」を持つ方

すぐご近所に、

家の前で大きなハンマーを手に叫びながら家具を壊していたり、

立ち話の内容を聞いて大声で割って入ってきたり、

「車の中においておいた財布がなくなった!

最近この地区は危険になっている」と周りの家のドアをたたいて回るなど、

「少し変わった方(20代男性)がいるなあ」という認識はありました。

そして、ご近所さんからも、この方について話を聞くこともありました。

 

そこへ先日、

少し離れた地区に住む娘の1人のお友達Aちゃんが、

お母さんの運転で家まで娘を送ってきてくださったときのこと。

 

去年、AちゃんがBちゃんの家を訪ね遊んでいたところ、

Aちゃんの後をつけたとされるそのご近所の男性が、

Bちゃん家のガラス窓を叩き、銃を片手に外へ出るよう促したため、

それ以来、裁判所の決定で、そのご近所の男性は、

AちゃんとBちゃんに一定の距離近づいてはいけないことになっているとお聞きしました。

 

そこで、

上3人(14,16,18歳)の子ども達と話し合いました。

 

これまでいい加減だった施錠を家も車も心掛けること。

そのご近所の男性と接点を持たないようにすること、

いざというときについてなど。

 

下2人(8、10歳)の子には、詳しくは言わず、

知らない人についていかないなど、

安全面について確認。

 

ここらあたりは、

安全な地区と名が通るほどで、

米国では珍しく、子供たちのみで歩きまわる姿もみられます。

我が家の下の子達も、

暗くなるまで裏の森や家の前で近所の子たちと遊ぶ毎日です。

 

コミュニティーとしてオープンに助け合えたらと思いつつも、

家族を守る現実的な安全対策も必要ですし、

難しいですね。

 

スーパーで銃を手軽に買えてしまうアメリカ社会。

 

相次ぐ銃乱射事件によって、

今、銃規制についての議論を通し、少しずつ現実的な動きも生まれています。

銃を手に取るまでのハードルが高くなることは、

確かに、全ての問題解決には到底なりませんが、

それでも、事件数を減らすことには必ずなりますよね。

(世界140国以上の銃規制と銃乱射事件の件数を比較した結果、

反比例するというデータもあるようです)

 

子ども達、

そしてご近所さんたちと、

話し合いを続け、できることをしていきます。

 

 

 

・なぜ我が家は片付かないのか

上の子たち3人、特に週末になると

よく知るお友達宅に泊まることも多いです。

こうして、モデルハウスのようなお宅で過ごす時間が多くなるにつれ、

家族ミーティングでもたびたび話題になるのが、

「この家をどうやってすっきり整理整頓&素敵にするか」です。

 

子ども達によって、

「課題」としてあげられるのが以下です。

 

・家具や色々なモノがマッチしてない

我が家は、

「何にもなし」からの始まりでしたから、

家具から何からもらいものだったり、

引っ越す知り合いからやすーく買ったりとして

徐々に徐々に生活らしくなっていきました。

エキソサイズする次男と次女

 

このチグハグな持ち物は、ひとつひとつが、

これまで歩いてきた道の証のようなもの、

そう子どもたちに話してます。

 

冷蔵庫のちぐはぐのマグネットも、

子どもが作ったり、

思い出深いお土産。

 

 

・モノが多い

7人家族ですからね、

それぞれが持ち寄り、

モノが増えます。

 

購入前の家                    すっかり生活感溢れる今

   

 

ですから、引っ越しは本当に良い機会。

 

最近は、とにかく劇的に、

必要なものを絞っていこうと実践中です。

 

今は、

何でもデジタルに保存できるのが

ありがたいですね。

 

 

・飾りがない

確かに、何もないです。

子ども達曰く、

こういう絵や(購入前の家)

壁飾りがあると(購入前の家)、

絶対違ってくるとのこと。

 

自分たちで描いたり、

作ったりしてみたら?

と話してますよ。

 

毎日、出ては戻ってくる「家」という場を、

整理整頓された素敵な場にしよう、

そうした熱意を、

できる範囲で形にするよう工夫していきたいね

そんな話し合いをしている今日この頃です。

 

 

 

 

 

社会問題にも関わるシリアスなことから、

日常生活に至るまで、

日々出合う「問題」について子ども達と話し合い、

解決に向け実践していくことは、

子どもにとって、「現実世界の中で、

どう自分なりに工夫し暮らしていくか」を体験する貴い機会ですね。

 

みなさん、ひとつひとつの問題を、

是非、これからを生きる子供たちが力を培う機会へと

生かしていきたいですね。

 

「生きる力」を育む機会というのは、

こうして日々起こる問題に溢れている、

そう実感しています。

 

 

 

 

さて、これから、

米国再入国許可証の発行手続きです。

365日以上米国外へ滞在する可能性があり、

米国永住権保持を希望する場合は必要となるんですね。

日々、国間、学校、住居や車の賃貸、保険関係等、

それはそれは様々な手続きが続きますよ。←テツヅキで目が回ります

おかげさまで、長女と次女の高校入学も認められ、

次は住居の決定です。

 

週末、

次男参加の誕生日会を待つ間、

三女と散歩。

 

みなさん、残りの週、温もり溢れる日々を!