マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

嘔吐下痢ウイルスに家族皆倒れた数日、動物性食材でガツンと精力をつけるこちらの病人食

2017年01月30日 | ヘルス

ものすごい風邪がはやっているそうだよ、

24時間とにかく吐き続けて、何も食べられなくなって、

感染力もかなりのものらしい。

学校の20パーセントの生徒がかかって、一時閉鎖になった学校もあるって。

 

数日前、夫が夕食の席でそんな話を。

 

子どもたちも、

「昨日3人早退してたよ。今日は4人」

と日々報告してくれてました。

 

その「ものすごい風邪」が我が家へ!

 

木曜日:次女 → 金曜日:長男と次男 → 土曜日:私と三女 → 日曜日:夫と長女

 

全員見事もれなく。

 

金曜日は、学校へ迎えに行った際、

「何だか気持ち悪い」と言いながら車に乗り込む長男。

その足で、先週のレスリング試合での怪我のフォローアップ診察のために訪れた病院にて、

肩のレントゲンの結果を待つ間、突然ゴミ箱へ(同時に鼻血)。

 

そこへ携帯に、

「息子さん気持ち悪いようなので迎えに来てください」と次男の小学校のナースから連絡。

笑うしかないようなタイミングでした。

 

その後、残り組みがバタバタと倒れました。

 

 

特徴としては、

とにかくものすごい勢いでの嘔吐下痢。

水を飲んでも吐きます。

 

ところが、

鼻水とか喉の痛みとか「前触れ」もあまりないんですが、

「あと腐れ」もないです。

熱も、1人の子にあったかなといった程度。

 

24時間もすると、嘘のようにケロリ。

「出し尽くした」せいか、食欲もものすごいです。

 

「ね、寝ている時間なんてないんだ・・・」とうなされていた長男も、翌日には通常通り走り回り、

「明日のサッカー行きたいよ~」と寝込んでいた次男も、翌日の夕方嬉しそうにサッカーの試合へ。

日曜日昼前に発症した長女も、週明けは学校休むかなと思っていたんですが、

朝5時半に起き、できなかった宿題をしていたそうで、少し遅れて登校していきました。

 

ふー。

何とか生活が元に戻りつつあります。

 

  

 

それにしても、こちらのナースにおススメされた病人回復食がいつもどおり新鮮でしたよ。

ゼリー → チキンブロス → バナナ → 米

日本なら、重湯→おかゆ でしょうか。 

 

こちらは、病気と言えば、チキンスープなんですが、

ゼリーといい、動物性のものをガツンと食べるんですよねえ。

 

ということで、金曜日のファミリーディナーにはゼリーを添えて。

回復中の子が「特等席」で食べます。

チキンスープも大量に作りおき。(給食鍋サイズが分かるようにリンゴをおいてみました、笑)

回復中の子はスープのみ、元気な子は具沢山スープをいただきと、重宝しました。

 

とはいえ、今回の風邪、

「何を食べても吐く」から、「何を食べても大丈夫」までへの回復が急速で、

ゼリーから米まで、まるで「早送り」状態

私も、翌日には「こってりした肉」が食べたくなり、

韓国黒豆ソースビーフと芋入りヌードルをランチに。

 

 

私は普段あまり「食」に関心がない方なんですが、

ああ、食を楽しめることの有難さ!を家族でかみ締めてます。

 

 

しかし、子ども達の年齢がある程度高くなってからの嘔吐下痢風邪は、

皆移動の際はビニール袋を持ち歩き、

横になっていても隣に置いたゴミ箱めがけてだったり、

気配を感じるとトイレに駆け込んだりとできるので、

終わりなき洗濯や掃除が続くということがないのがいいですね。

 

さて、家族皆、強力な「デトックス」をして、心機一転といった気持ちです!

まずは、ここ数日予定していてできずじまいだった山積みの仕事と雑用に向かいます!

 

ようやく向きあえたスクリーンに映る「米国政治関係のニュース」に朝からカッカとして、

免疫力ますます向上しつつ。

 

みなさん、色んなタイプの風邪が流行る季節ですが、どうぞ元気にお過ごしください! 

 

 


私の「ライフワーク」です!今の教育ではかられない「ギフト」を具体的に描き出し何ができるかを提示する

2017年01月27日 | お知らせ

形にしていきたいものが、具体的になってきました。

「これまで」を総合して、「これから」に繋げるために、

取り組んでいきます。

 

あれかな・これかなというアイデアはこれまでも色々あったんですが、

やっぱり、自分のコアバリューと、「がっちり合致」すると、

モーティベーションの勢いが違いますね。

 

これなら、

立ちはだかるだろう壁も、突き抜けていけるかも、

外に出て、広げていこうと動き回れるかも ← 元々人大好き。

という気持ちです。

 

形にしていきたいテーマは、

今の教育システムでは、はかられることのない「ギフト」:

子どもの持てる多様な「知」を具体的に描き出し、

子どもに関わる大人として、今何ができるかを提示する

といったようなもの。

 

偏差値や学業成績では、はかれない「知」がある。

 

そう聞くと、

そんなこと分かってるよ。

多くの方が、そう思うのではないでしょうか。

 

こうした感覚を、

より具体的現実的に表していけたらなと思っています。

そして今何ができるかの具体案を表していけたら。

 

 

これまでのリサーチ、そして、これからのリサーチ、

人類学を学びながらの世界中放浪旅

我が家の5人の子育て

夫の重度ディスレクシア

コミュニティー子育て支援活動

10年以上お世話になるギフテッドプログラム

大学、幼児教室、放課後スクール講師体験

子育て記事執筆

 

これらを合わせ、

一語一語つむいでいきたいです。

 

 

アインシュタインの言葉、まさにですね。

“Everybody is a genius. But if you judge a fish by its ability to climb a tree, it will live its whole life believing that it is stupid.”

皆天才だ。でも、もし「木を登る能力」で魚をはかるのならば、魚は、一生を通して、自分を馬鹿だと思い続けるだろう。



ライフワークです! 

燃えてますが、目の前の子育てとジャッグルしつつ、できるペースでこつこつと!

 

みなさん、楽しい週末を!


子育て生活で感情マックスになったときほど「しつけ(discipline)」の原点「教える・学ぶ」に立ち返る

2017年01月27日 | 思慮あるしつけ(discipline)

HSPやHSCという概念を提示した心理学者エレイン・アーロン氏が、

「喜び溢れる敏感な子へと育てるために大切ですよ!」とする「4つのこと」

のひとつに「思慮あるしつけ」があります。

(「4つのこと」についてはこちら:

「喜び溢れる敏感な子」を育てるための「4つの鍵」&「認知のゆがみ」にも気づかせていきたいですね

 

この「思慮あるしつけ」について、私自身「まさしく!」と同感する

小児精神科医ダニエル・J・シーゲル 氏と心理学者 ティナ・ペイン・ブライソン 氏の著書

『No Drama Discipline: the whole-brain way to calm the chaos and nurture your child's developing mind』

邦訳『子どもの脳を伸ばす「しつけ」 ~怒る前に何をするか--「考える子」が育つ親の行動パターン~』

を参考に、少しずつまとめていきたいなと思います。

 

米国でベストセラーとなったこの著書は、

元々、全ての子ども対象に書かれたものですから、

「敏感な子」はもちろん、どんな特徴を持つ子にも、

用いていけますよ。

 

 

 

「しつけ(discipline)」の原点とは?

日本語で「しつけ」と訳される英語の「discipline」は、

ラテン語の「disciplina」を語源としていて、

11世紀頃には、「教える・学ぶという意味で用いられていたそうです。

 

「しつけ(discipline)」というと、

英語でも、叱りつけたり、結果を知らしめたり、(体)罰を与えたり

といったイメージと繋がりもします。

日本語だと何だか「動物のしつけ」とも重なり、

「(鞭もって)調教する」ようなイメージもあるように思います。→ちょっと極端?

 

そこで、シーゲル氏とブライソン氏は、

「disciplineの語源」である

「しつけ(discipline)とは、教え、学ぶこと」

という意味に立ち返りませんか? と提案します。

 

 

 

 

「しつけが必要!」となる場面で気づきたいこと

「しつけなければ!こういうことはしていけないのだと教えなければ!」

という場面って、

親も子も、「感情の高まりがマックス」なことがよくありますよね。

 

例えば、

子どもは、大癇癪状態だったり、

親は、「なんでこんなことするわけー!」と怒りマグマ状態だったり。

 

にこやか~、穏やか~に時が過ぎているときには、

「しつけなければ!」という気持ちになんて、なかなかなりません。

 

とはいえ、

こうした親子で「うぎゃー!」「きー!」と感情マックス状態では、

「教え・学ぶ」ことは難しいです。

 

上にあげた著書や、以前こちらで紹介した同じ著者の本に、

脳全体に働きかけるイメージで子育て!脳の仕組みを分かるなら対応もより分かる

「それはなぜか?」についての脳の仕組みが説明されているんですが、

簡単に言ってしまうと、

感情マックス状態というのは、

教え学びと考える「脳の機能(前頭前野)=upstairs(階上)」が働かなくなっている状態だからだそうです。

こんな感じですね。

思考や想像などより複雑な機能を司る前頭野を含む「大脳皮質部分(upstairs)」

情動や衝動や反射などより原始的機能を司る扁桃体などを含む「大脳辺縁系(downstairs)」。

 

そこで、「しつけが必要!」となった場面でまず気づきたいのが、

親として「教えられる状態」にあるか、

子どもが「学べる状態」にあるか。

そして、互いに「教え・学ぶ」ことのできる状態に整える、

ということになるというんですね。

 

脳全体が、こんなように繋がって働いているイメージ。



例えば:

1.何度も「危ないからやめなさい!」と言ったのに、

フェンスによじ登って落ちて膝を擦りむいて泣き叫ぶ。

 

2.お友達と玩具の取り合いをして、相手の子を突き飛ばしたところ、

泣きながら起き上がってやり返してきた子に玩具で叩かれ泣く。

 

3.スーパーのお菓子売り場で「おまけ入りのキャンディーがほしい!」と

床に寝転がって足をばたばたさせ大声で泣きわめく。

 

4.遊びに行ったお友達の家から「帰りたくない!」と、

玄関先で泣きわめいて動かない。

 

などなどの場合。

 

 

荒ぶる子どもの感情に、

親の感情も極限状態となり、

「いいかげんにしてーーーー!」と爆発したくもなります

(というか、私自身幾たびか爆発してきました)。

 

でも、体験から身にしみて思いますが、

感情高まり荒ぶっている時に、

「教え・学ぶ」なんてこと、

効果的にできやしないんですよね。

 

 

まずは、自らの気持ちを落ち着け、

そして子どもの気持ちを落ち着けます。

「しつけ=教え・学ぶ」のは、それからというわけです

 

 



子どもの感情を落ち着けるために有効な「共感」&「繋がり(connect)」

シーゲル氏とブライソン氏は、

「共感」や「繋がり(connect)」こそが、

子どもの気持ちを落ち着けることになるといいます。

そして、しつけが必要になるときとは、

実は子どもが最も「共感」や「繋がり」を必要としている時と。

 

これは、よく分かりますね。 

失敗やうまくいかないことに一番困っているのは、

実はその子自身ですから。

 

例えば、上にあげた例の場合:

1.何度も「危ないからやめなさい!」と言ったのに、

フェンスによじ登って落ちて膝を擦りむいて泣き叫ぶ。→

「どこ擦りむいた? 痛かったね」となでてやる。

 

2.お友達と玩具の取り合いをして、相手の子を突き飛ばしたところ、

泣きながら起き上がってやり返してきた子に玩具で叩かれ泣く。→

「玩具あたって痛かったね」と抱きしめてやる。

 

3.スーパーのお菓子売り場で「おまけ入りのキャンディーがほしい!」と

床に寝転がって足をばたばたさせ大声で泣きわめく。

 4.遊びに行ったお友達の家から「帰りたくない!」と、

玄関先で泣きわめいて動かない。→

抱きあげ、ひとまず静かになれる場に移り、抱っこしながら背中をとんとんしてやる。

 

こうした「共感」「繋がり(connect)」により、

感情が落ち着いたら、

さて、いよいよ「しつけ=教え・学ぶ」ができる!というわけです。

 

 

そこで、以下のように話し合ってみます:

1.「今度大人の人に『危ない』って言われたらどうしたらいい?」「フェンスや高いところはなんで危ないのかな?」

 

2.「痛かったね。じゃあ、あなたが突き飛ばしたお友達はどう感じたかな?」「今度お友達が持っている玩具が欲しい時は、何て言えばいいかな?」

 

3.「お店に入る前に何を買うか決めておこうね」「今度お店で何か欲しくなってママの言うことも何も聞けなくなっちゃったら、すぐにお店を出ようね」

 

4.「今度は帰る30分前と10分前に声をかけてあげるから、心の準備をしようね」「お友達に笑顔でバイバイって言えたら、楽しく遊んだ大好きなお友達も嬉しくなるね」

などなど。

 

 

 

 

感情マックスな難しい状況で起こりがちな2パターン

私も振り返って思うんですが、

こういう感情マックスな難しい場面って、

往々にして、以下の「2パターン」になりがちだと思いませんか?:

 

1. 感情荒ブル最中に叱り飛ばし、力で抑え付けておしまい 

子どもは恐れや不満を感じ、「叱れるからする・しない」という「学び」のみ。

 

たとえ、親も感情爆発で怒りをぶつけてしまっても(ありますよね、人間ですから)、

その後、お互い落ち着いたところで、

上のような「話し合い」をしていけるといいですよね。

 

「なぜ怒られたのか? 今度はどうしたらいいのか?」を理解しているかどうか、

確認したいです。

 

 

2. 共感し、繋がりを確認し、なぐさめ、子供の感情が落ち着いてめでたし →

今度同じ場面でどうしたらいいのかといった「学び」なし。

 

 昨今、「叱らない子育ての弊害」なんて言葉も聞かれることがありますが、

「弊害」と指摘されるようなケースというのは、

この感情が落ち着いてからの「しつけ=教える・学ぶ」部分を

切り落としちゃってるんじゃないかな、と感じています。

 

「叱らない子育て」とは「叱らないでいい子育」てであって、

共感し、受け入れ、繋がり、同時に

「教える・学ぶ」チャンスを最大限生かしていくからこそ可能なんですよね。

「叱らない」だけに焦点があてられてしまって、

伝える側の意図が、誤解されてしまう場合があるなあと。 

 

 

 

長々と書きましたが、シンプルにまとめると、

うぎゃーと親子で感情マックス状態になって、

「こんなことは許しちゃいかん!シツケないと!」と迫ってきたら、


まずは、

親は、「教える」状態にあるか、

子どもは、「学ぶ」状態にあるかに気づいていくこと。


そして、

「共感」や「繋がり」を通して、

子どもが「学ぶ」ことのできる状態へと整えていく。


親の感情を落ち着ける方法は、

こちらにも以前書きましたが、

2分で実践!育児ストレス予防トレーニング【マインドフル子育て#02】

育児で叫びたくなったら?ネガティブを「引きずらないコツ」3つ

こうした深呼吸や身体を緩めるなどの他にも、

後ほど紹介する、自らに問いかける「3つの質問」が効果的です。

← 親の「考える脳の機能(前頭前野)」を発動させるわけです。

 

 

これって、ティーンにとっても「まさしく」と実感してますよ。

我が家でも、思い出していきたいです!

 

「思慮あるしつけ」について、引き続き、つづっていきますね。

 

いろいろ書きたいことが溢れて、全く追いついてないんですが、

できるペースでこつこつと続けます!

それではみなさん、楽しい週末を!


『It Mama』寄稿:「上の子の面倒見」が良くなる!妊娠中の働きかけ9つ&「?」と思うアドバイス2つ

2017年01月25日 | 子どもとの関わり方講座&子育ちコミュニティー

下の子が生まれる時に、

上の子に対して注意したいことについては、

様々な情報が溢れています。

 

兄弟姉妹についていくつか記事を書くにあたって、

日米のネットに溢れる情報にもざーと目を通しました。

 

上の子に対しての最も大切な基本は、

・上の子にとっては天と地がひっくり返るほどの大変化なのだと理解すること。

それまで独り占めできた親のアテンションも分かち合うことになり、

それまで好きな時に好きなだけしていた遊びも何もかも、

これからは「小さな存在」を気にかける必要があるという人生の大変化。

 

そして、

さびしい思いをすることもある上の子に、

たくさんスキンシップして、愛しているよと伝えること。

 

そう思います。

 

 

それでも中には、

「これってどうなんだろうなあ?」

という「アドバイス」もたびたび見かけます。

 

みなさんも、以下のようなアドバイス、

どこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。

私も、ネット上だけでなく、

これまでママの集まりでも聞くことがありました。

 

米国と日本をみると、

米国では一切聞かれることのないアドバイスですから、

文化的な違いもあるのでしょうね。

 

米国では、「嘘」や「フリ」というのは、

なかなか受け入れられないところがあります。

まあ、実生活では私も含め日米とも意識的にしろ無意識的にしろ、

みなさん端々でしているわけですが、

少なくとも「ロールモデル」としてとらえられる「親」に、

表立って推奨することはないんですね。

 

こちらの理想は、

「嘘も方便」のように「外に律」ではなく、

「神は常に見ている」という「内に律」ということがあるのだと思います。

 

ということで、私自身こちら生活が長いせいなのか、

「ぎょっとしたアドバイス2つ」です。

 

 

これってどうなんだろう?アドバイス1:

「上の子に、『あなたが本当は一番好きよ!』と伝える」

 

初めて聞いた時、衝撃を受けました。

なぜこれほど衝撃を受けたのか、整理してみます。

 

・まず、これは「嘘」だと、子どもは見抜きますよね。

小さすぎて分からないとしても、

大きくなって、「ママがあんなこといってたな」、

なんて思い出すこともあるかもしれません。

 

それで、嘘と見抜いても、信じてしまっても、

長い目で見たら、全くよい影響はないと思うんですね。

 

「嘘」と見抜く → 親への信頼感を失う。

信じてしまう → 自分は弟妹より愛されている♪ 

 

そもそも、兄弟姉妹間で、「○○は、○○より愛されている」

という気持ちを持つ子どもを生み出してしまうのは、

親として最も避けたいことじゃないでしょうか。

 

「より愛された子」

←兄弟姉妹(他者)を犠牲にすることで高まる自己肯定感なんて育みたくないですよね。

「より愛されなかった子」

←心の傷は途方もなく深いでしょう。

 

親と子どもにも相性がありますから、

子ども達がより大きくなっても、

どの子がより自然に接しやすく、

どの子がより「気づいて」接する必要があるかという違いは、

兄弟姉妹間でも必ずあるものです。

 

でも親として、そうした自分の「癖」に気づきつつ、

できるだけ、

ひとりひとりに同じ深さの愛情を注ぐ姿勢を示したいですよね。

 

そしてそれが、長い目で見ても、

子ども達のメンタル面の健やかさに繋がるのだと思います。

 

 

 

これってどうなんだろう?アドバイス2

上の子の前で下の子を可愛がらないようにする。

 

これはもう体験から確信して言えることですが、

上の子の前でも下の子をたくさん可愛がった方がいいですよ。

 

同時に、できるだけ、

上の子とのスキンシップ(愛してると抱きしめたり)や、

一対一の時を持つようにし、

上の子を下の子のお世話にも家族の一員としてたくさん巻き込むなど、

上の子の心を満たす働きかけをたくさんしてやることが前提ですが。

 

上の子も、親が可愛がる様子を見て、

「かわい~」という気持ちを育みます。

 

親が赤ちゃんにデレデレの様子に、

上の子もデレデレになっていきます。

 

 

 

 

 

この『It Mama』さんの記事には、

上の子を腫れ物のように扱うのでもなく、

蚊帳の外に追いやるのでもなく、

「新しい家族を迎える家族の一員」といった気持ちを育むために、

下の子を妊娠中にできる「9つのこと」をお伝えしています。

 

我が家でも、とても効果的でしたよ。

下の子への「かわい~」という気持ちを盛り上げたいですね。

 

興味ある方、是非どうぞ!

「上の子の面倒見」が自然と良くなる!妊娠中の働きかけ9つ

 

 

さて、これからボルチモアへ出かけてきます!

みなさん、今日もよい日を!


『It Mama』連載「なんと世界の90%が添い寝!『別室で寝る』派がいる理由 」、個の思いを形にする意味

2017年01月24日 | 妊娠・乳幼児

どう物事をとらえるか? どんなように世界を見るか?

 

自分はこうだと思うんだけどなあ、こんなように見えるんだけどなあ、

でも、周りの主流や大多数って、そうじゃないのかも・・・。

 

こうした「違和感」というのは、

私自身も小さな頃からよく感じてきたことなんですが、

多くの人が、幾度となく、感じることなのではないでしょうか?

 

 

 

 

(突然ですが)、

ガンジーが言ったとされる言葉に、

はっとさせられたことがあります。

 

「あなたのおこなう行動が、ほとんど無意味だとしても、

それでもあなたは、それをやらなければなりません。

それは世界を変えるためにではなく、

あなたが世界によって変えられないようにするためにです。」

 

 

個々の感覚や思いを、

たとえ周りから「無意味」だと思われても、

表し形にしていくこと。

 

それは確かに、

「個が世界によって変えられないようにするため」でもありますが、

そうした個々の「幾筋もの流れ」こそが、

「多様性」を創造していくのかもしれない、

それこそが、「多様な場」を築くためにも、

個々がまず今この瞬間に、踏み出していけることのひとつなのかもしれないな、

いつからか、そんなように思うようになりました。

 

そしてそれは、私自身、

こうして発信を続ける理由のひとつでもあるんです。

 

 

 

 

 

 

『It Mama』さんのこの記事には、

「親子別々の部屋で寝る」が主流の米国社会の中で、

私には「添い寝」が合ってるんだよなあと思い、

自分なりに周りに聞いたり調べたりとした時の様子をまとめました。

 

このときは、結局、米国での「主流」といっても、

世界に照らし合わせたら、

「少数派」なのだと分かったというわけですが。

 

 

 

 

 

子育て全般にわたっても、

たとえ主流と異なって見えたとしても、

もし、「私達親子にはこちらの方が合ってるんだよなあ」と思うならば、

少しずつ試して、考えて、また試してと、

形にしていけるといいですよね。

 

主流ではなかろうと、必ず、

同じように感じたり思ったりする人っている、そう体験から思います。

そんな人々と繋がり、「多様な筋のひとつ」を築いていけるといいですよね。

 

それが、「多様な子育て」を可能にするために、

「今この瞬間に踏み出していける一歩」なのかもしれません。 

 

 

 

 

興味ある方、是非どうぞ!

 なんと世界の90%が添い寝!それでも「別室で寝る」派がいる理由 #6

 「添い寝」と「別室寝」それぞれの「メリット・デメリット」もまとめてあります。

 

 

 

全くの余談ですが、

以前こんな「自由詩」を書いたことがあります。

世界と自分との葛藤について、

上の「ガンジーの言葉」を意識してのことでした。 

 

裏返り、豆一つ


擦り切れた神経は

それでも擦り切れたからこそ閉じることを忘れ

そこへ世界が入り込み

裏返る

 

世界に変えられないためと力の入った身体を緩めたら

自分は消え去り

ただ 豆が一つ

 

 

 

これまでヨレヨレになっても、

こうした「言葉遊び」に、

随分、力をもらってきたなあと思います。

 

みなさん、今日もよい日をお送りください!

 


消費するだけでなく創造できる「ギフテッドネス」をどう開発する?教育学者レンズーリ氏の研究紹介

2017年01月23日 | ギフテッド

レンズーリ氏といえば、

「『ギフテッドネス』についての解釈を広げた」とされる教育学者です。

 

レンズーリ氏の研究が画期的なのは、

「ギフテッドネスとは開発していくもの」という視点を示したこと。

 

レンズーリ氏は、

「どういう人がギフテッドか?」といったことよりも、

「何がギフテッドネスを作るのか?」

「どうしたらギフテッドネスを開発していくことができるのか?」

ということを研究し続けたんです。

 

その方法のひとつが、

「全校拡充学習or全校総合学習モデル

(SEM: The schoolwide enrichment model)」です。

 

 

 

「ギフテッドの3輪概念」

 

レンズーリ氏は、

以下の「3つの輪」を用い「ギフテッドネス」について説明します。

 

 

 

1.平均以上の能力(Above Average Ability)

一般的能力:情報処理力、体験の統合、抽象的思考、言語的数的論理性、空間認識、記憶、言語の流暢性など、IQや学力など伝統的な方法でとらえられる能力。

特別な能力:知識を獲得する容量、技術、もしくは、限られた範囲のアクティビティーで発揮される力。実際の生活で発揮される。例えば、化学、バレー、数学、作曲、彫刻、写真撮影など。化学や数学は、従来のテストではかることができるものの、アート、身体力、リーダシップ、計画性、人間関係スキルなどの多くの「特別な能力」は、テストなどでは簡単にはかることできない。よって「観察」が必要になる。

 

 

2.創造性(Creativity)

流暢さ、柔軟性、思考のオリジナリティー、体験へのオープンさ、刺激への敏感さ、積極的にリスクを犯す、など。

 

 

3.課題へのコミットメント( Task Commitment)

やりぬく力、忍耐、ハードワーク、自信、特定の物事への魅了など、モーティベーションが行為として表れること。

 

 

これら「3つの輪」が合わさることで、

「ギフテッド的行為」が花開くというわけです。

 

そしてこれら「3つの輪」を育むことが「ギフテッドネスの開発」、

つまり、「全校拡充学習or全校総合学習モデル

(SEM: The schoolwide enrichment model)」が目指すものなんですね。

 

 

 

 

レンズリー氏の「ギフテッドネス」について研究抜粋

 

・「消費するだけ」より「生み出すことのできる創造的」な人材を育むことこそ「ギフテッド教育」。

 

・IQや統一テストのスコアの高さと、社会に出てからの貢献は関連しない。

 

・特に「創造性」は、IQや統一テストスコアとは何の関連もないどころか反比例することもある。

 

・「知性」とは何かを見直すことが大切。

心理学者のハワード・ガードナー(Howard Gardner)氏の提唱した

「多重知能理論(Multiple Intelligence)」などを用い

「知性(intelligence)」についてより幅広くとらえる大切さを説く。

*多重知能:

・言語的知能・論理数学的知能・音楽的知能・身体運動的知能・空間的知能・対人的知能・内省的知能・博物的知能の8つ。 

 

 

・「学校内ギフテッドネス」と「創造的生産的なギフテッドネス」が存在する。

IQや学力のみでギフテッドネスをはかるならば、

前者だけが「ギフテッド」と認められてしまう。

 

「創造的生産的なギフテッドネス」こそ、

世界に影響を与え物事を変化させる力となり、

「ギフテッド教育」とは、「創造的生産的なギフテッドネス」開発を目指すものなのだから、

従来の「IQ上位○パーセントがギフテッド」などの認識や判定基準を改めることが重要。 

 

 

レンズリー氏のSEM、

これから創造性がますます必要になるだろう世界に向け、

学び場で実践されてほしいですね。

 

みなさん、新しい週、よい日々を!

 

 

参考資料:

・’The Three-Ring Conception of Giftedness: A Developmental Model For Promoting Creative Productivity’ by 

Joseph S. Renzulli The University of Connecticut

http://gifted.uconn.edu/wp-content/uploads/sites/961/2015/01/The_Three-Ring_Conception_of_Giftedness.pdf

 

・’Renzulli's Three-Ring Conception of Giftedness’ by Matthias Giger

http://www.gigers.com/matthias/gifted/three_rings.html

 

・現在も、米国コネチカット大学の

「創造性、ギフテッド教育、タレント開発のためのレンズーリセンター

(Renzulli Center for Creativity, Gifted Education, and Talent Development)」では、

レンズリー氏の提唱する論の実践&研究がすすめられています。

 

 

子育て風景:肋骨折れず感謝・ロールモデルとの出会いの貴さ・抑え付けるより「卒業」を

2017年01月23日 | 中学・高校

子育てな日々、ここ数日もイロイーロありました。

 

・無事であることのありがたさ

夜9時頃、バスケット部試合のチアーを終えた長女とそのお友達と、

レスリング試合を終えた長男を迎えに行きます。

 

胸を押さえて車に乗り込む長男。

試合中、横に倒れた上に相手がのりかぶさったそう。

その後、はねのけて押さえ込み試合終了したとのこと。

 

ところが、時がたつほど上手く呼吸できないほど痛むようです。

数日しても治らなかったら病院へ行こうと思うと言うので、

ひとまずの対処法を聞こうと「ナースライン」に電話。

 

「すぐに救急病院へ行ってください」

幸い肋骨は折れておらず、軟骨がダメージを受けたとのこと。

来週の試合に出られると喜ぶ長男・・・。

 

夜中2時頃帰宅。

ああ、あの救急病棟の雰囲気。

 

隣の小学生の子も、お友達と階段から落ち、

お友達が見事に身体の上に落下したそう。

 

首にコルセットをつけて。

(背骨損傷の疑いがある場合は、ひとまず首にコルセットをつけるんですね)

この子も幸い、骨に異常なし。

 

痛み止めをもらって、

イタタタと言いながらお父さんにかかえられて病院を後にしてました。

 

 

怪我や病気をすると、

無事であることの感謝の気持ちが腹の底から湧き上がります。

 

失ってからではなく、

日々、無事であることのありがたさを思い出していきたいですね。

 

 

 

 


・ロールモデルとの出会い

その翌々日はロボティックス競技会

お友達と徹夜。

 

全国大会優勝チームも含まれる地区の伝統あるロボティックティームに囲まれ、

できたてほやほやのチーム。

 

他チームのように指導する熟練先生がおらず、

生徒のみでゼロから始めたチームにしては、

健闘したようです。

 

もうひとつ競技会があるようですが、

「今年からこれからにつなげていく」のが目標とのこと。

スポンサーもいくつかついたようです。

 

競技会終了後も「改善点」について話し合いがとまらないチームメート達。

 

後ろで待つママさんの1人が、

「ひきはがして帰るしかないわね」と笑いながら。

 

 

 

 

長男は小学6年生の時、「レゴ・ロボティックス競技会」に参加したのですが、

(当時の様子:http://blog.goo.ne.jp/nmachika/c/9d90ab1ce2ad24070ae17315bd07a3b7

その当時のコーチが高校生のP君でした。

(世界大会でコーチ賞受賞:http://blog.goo.ne.jp/nmachika/e/d784bdbbb42ec524a88912e235dbd243

 

今回、自ら率いる立場になった長男。

傍で見ていて、P君との出会いも、

今を形づくる大きな要素だったなあと思います。

 

「ロールモデル」に出会える場や機会を作ってやりたいですね。

 

 

 

 

 


・オープンに見守るコミュニティーの大切さ

次女7年生、週末はお友達宅へお泊り誕生日会。

 

翌朝迎えに行くと、

パジャマ姿のママさんが、

「ひとつだけ言っておくことがあるの」と。

 

何でも、

参加者の6年生の女の子が男友達から送られてきた

男の子の「プライベートな部分」の画像を皆にみせ、

うきゃー、ぎゃーと、大騒ぎになったそう。

 

10秒後に画像が消えるという『スナップチャット』。

「元」は消えるとはいえ、10秒間で拡散されますから。

 

ママさんは、

次女が「見てしまった」ことを伝えてくれたようです。

 

 

次女曰く「わざわざ大問題みたいにママに言わなくてもいいのにね」とニコニコ。

長女曰く「アカウントがハックされて勝手に出回っちゃうこともあるからね」と。

 

 

ああ、ティーンとSNS。

 

学校でも授業でスマートフォンが用いられますから、

ほとんど全校生徒がスマートフォンを持っています。

 

 

我が家も基本的なブロックはかかっているのですが、

年齢が低いほど、できる範囲での規制は必要とはいえ、

年齢が上になるほど、理想は、

「自ら選択できるように」していくことですよね。

 

ネット時代、

あらゆる「誘い」は常に、身近な隣にあります。

 

「SNSにはどういうリスクがあるのか」という知識を思い出させると共に、

我が家も、「規制」と「さらす」の間で、

年齢ごとに、規制をゆるめ、さらす幅を広げつつ、

時に親から見て「トホホ」な体験もしながら、

学んでくれたらなと進行中です。

 

 

年齢的に性的なことにも興味爆発の時期。

自分と相手をより大切にした選択をしていけるよう、

やたらめったら抑え付けるよりも、「卒業」を促していきたいです。

 

このママさん、

「オープンに皆で見守っていかなくちゃね」といった様子。

こうしてコミュニティーで「卒業」を見守っていけるといいですよね。

 

 

子育て生活、ホンと毎日次から次にイロイロ起こりますが、

それらひとつひとつが、インスピレーションにもなりますね。

みなさん、今日もよい日を!


『オールアバウト』に「生活の中で子どもの『考える力』がみるみる伸びる工夫」をまとめました

2017年01月20日 | 21世紀型子育て

従来の「知識重視型」の教育から、

自主的に考え、判断し、行動できる人材を育むことを目指すとし、

2012年に文部科学省が提案した「教育改革」

 

その中で、「考える力(クリティカルシンキング)」の大切さがあげられています。

 

クリティカルシンキングとは、記事でも説明したように、

「論理的に物事をとらえ、自らの考えを省み、的確な判断を下す力」を指しています。

周りの情報だけでなく、自らの考えについても、

「自分の考えていることってどうなんだろう?」(メタ認知)と、

多角的に見つめ直すことのできる力です。


ネットを繋げば世界中から雑多な情報溢れる今日、

そして技術が進むにつれますますそうなるであろうこれからを生きる子どもにとって、

情報を暗記して知識を増やすことよりも、

情報を論理的にとらえ、自らの考えを多角的に省み、判断し行動する力というのは、

必須になってきますよね。

 

記事の中では、

以前こちらの記事にあげた研究に基づき、

生活の中でできる具体的な言葉かけや働きかけなどがまとめてあります。

 

生活の中で、というより、生活の中でこそ、「考える力」鍛えていきたいですね。

 

興味ある方是非どうぞ!

生活の中で子どもの「考える力」がみるみる伸びる工夫

 

 

 

 

 

 

 

連日、我が家では、

ロボティックスチームのメンバーの誰かがロボットに取り組んでいます。

昨日は長男、夜は救急隊員訓練でいなかったんですが1人、

今日も長男はレスリングの試合でいないんですが2人のティーンが1階で作業。

せっせと食料を運ぶ日々です(すっかり給食のおばちゃん)。

一昨日は、迎えにきたママさんと一旦玄関を後にした子がすごい勢いで駆け込んできてそのまま階下へ直行。

後ろについてきたママさんに「忘れ物?」と聞くと、

「アイデアが湧いたらしいのよね・・・」と。

2人でふき出しました。

夢中になるティーンの姿って最高ですね。

 

みなさん、週末お楽しみください!

 

 

 




 

 

 


才能溢れる先輩T君の「有名大学に興味なし」に一理あり、力を育み発揮できる道が幾筋もあるシステム

2017年01月20日 | 中学・高校

昨夜、高校2年の長男と話していると、

彼が時々話すことのあった、

「アカデミッククラブ」の先輩T君についての話になりました。

 

「アカデミッククラブ」というのは、

あらゆるアカデミックなトピックについて問題を出し合ったりしながら、

理解を深めていこうというクラブ。

 

様々なトピックについてどれほど精通しているかを競う「アカデミック競技会」というのも、

この時期、周辺の高校を集めて毎週のようにあります。

問題も、数学、科学、歴史、地理から、「80年代ロック」なんてものもあり、

長女がクラブに参加した時は、世界各国の国歌当てクイズで皆盛り上がっていたとのこと。

 

アカデミックな博識だけでなく、

雑学にも長けた集まりといった様子でしょうか。

 

長男はちょこちょこ集まりに顔を出しているようで、

クラブの中でも、皆が認める断トツの「アカデミック&雑学王」というのが

このT先輩とのこと。

 

あらゆる問題に、

さらさらと答えるT先輩の様子に、

長男驚愕し、感銘をうけていました。

 

このT先輩、勉強面も断トツトップとのことで、

この学校でのトップの子達というのは、

だいたいIVリーグ大学やスタンフォードやMITなどに毎年入っていくんですが、

T先輩は、一切、そうした「名の知れた」大学には願書を出さなかったといいます。

 

様々な大学を訪ねたり卒業生や学生とも話した末、T先輩曰く

「『自分はこの大学を出ている』といったステータスには興味ないんだよね。

僕が感じたのは、名の知れた大学には、

そういった肩書き的なことにしがみついている人々がたくさんいるように見えるということ」

 

T先輩は、結局、世界的に有名ではないものの、

研究施設の質の高さで評判の州立大学への入学が決まったようです。

 

T先輩の姿勢、

長男の胸に、ふかーくささったようでした。

 

 

 

それで改めてしみじみ思っていたことをまとめてみました。

 

なぜ多くの人が「名の知れた大学」に入りたいのか入れたいのか?

有名大学というのは

1.  ステータス 

2. 質の高い教育 → やりがいのある仕事

3. ネットワーク

4. 収入

が手に入れやすいということですよね。

だから皆入ろうとする、子どもを入れようとする。

 

 

 

以下にざっとですが、「それってどうなんだろう?」とまとめてみました。

ステータスに興味ないなら「有名大学」に入る意味なしというT君の言葉に一理あり

 

 

2. 質の高い教育 → やりがいのある仕事

 以前の記事で紹介したように、

・「どの大学に入るかは問題でない」という記事に思うこと、ライフスキルにフォーカスしていく

米国では、だいたいこの記事であげられるような200校近くの大学に入るなら、

「授業内容」や「研究施設の質の高さ」的にも、

その後の就職へ向けてのトレーニング的にも、

十分な教育が受けられるという調査もあります。

 

実際周りの医者や弁護士や研究者などの専門職についている人々も、

聞いたことのないような大学を出ている人々も多いです。

 

また誰でも入れるコミュニティーカレッジなどから

こつこつと資格をとったり専門性を深め、

それなりの職を得て生きがいをもって暮している人も多くいます(夫もこの1人)。

 

社会に出てしまうと、大学名よりも、

どれほど経験を積み専門性を深めてきたかがやはり大きいですよね。

特にひろ-いアメリカ、いい大学を出ていようが、

「それで、何ができるわけ?」

といった風潮も強いです。

 

 


3.ネットワーク

ネットワークについては、こちらの記事をみても、

「80パーセントの仕事が公にされないうちに決まる」など、

米国でも、職を得るために大きな影響力を持つ面があります。

 

そして「有名校」というのは、

以前もまとめたように、

ビジネスや法曹界トップでのネットワークが強力とされているんですね。

米国トップ大学入学審査はアジア人に不利?アイビーリーグ大学助教授の義弟に聞く

・米国東海岸の街&大学めぐりの旅、大学側が学生にどれほど投資しているかをみる

 

でも、同じ記事にあるように、

有名校じゃなくても、ネットワークが強い大学も多いんですよね。

有名大学でなかろうと、誠実に成果を積み重ねていくなら、

ネットワークをどんどん広げていけるわけです。

 

それに何といっても、ネットワークで職を得たとしても、

結局、中に入ってからどれだけ頑張れるかですよね。

 

「能力を鍛える場」がより分散するにつれ、

ネットワークの蜜を享受する人々を追い抜く「ネットワーク」外の人々も増えていくでしょう。

 

 


4. 収入

先にあげたように、有名大学を出ていても、専門職につく人はたくさんいます。

収入面でいうならば、どの大学をでていようが、

専門やスキルをいかに磨き続けられるかですよね。

 

それに米国では、大学を出ていなくても、

専門的に勉強することで、大卒以上の収入を得ることもできます。


msnによると

・不動産業・鉄道ワーカー・郵便局員・建設検閲官・警察官・探偵・ボイラー製造者・農業マネージャー・電気パワーライン修復者・商業パイロット

などなど。

 

確かに、身近に知るこうした職業についている人々も、

金銭的に余裕のある暮らしをしている方が多いです。

 

 

 

 

ということで、

2. 質の高い教育 → やりがいのある仕事

3. ネットワーク

4. 収入

が有名大学進学以外の方法でも手に入るとするならば、

ステータスに興味がないというか、むしろ邪魔にさえ思うT先輩のような子や人々にとっては、

確かに、有名大学に進む意味はほとんどないのでしょうね。

 

 

「名の知れた」大学へとにもかくにも入らないと!入れないと!

という人々も身近な周りに多くいます。

それはまるで、「ネットワーク」の外に出てしまったら、

親子共々絶体絶命かのようです。

 

ネットワークの外で、やりがいのある仕事をもって、

生き生きとハッピーにそれなりの暮らしをしている人って、

現実的にむちゃくちゃたくさんいるということに、

私自身も気づいていきたいなあと思いますね。

 

 

 

有名大学以外にも2.3.4を手に入れられるシステムがどんどん充実して欲しいですね

日本でもこちらでも、

2. 質の高い教育 → やりがいのある仕事

3. ネットワーク

4. 収入

を手に入れられる場が、

「有名大学出」といった方法以外でも手に入るシステムが、

より充実していくといいですよね。

 

そうすれば、先輩T君のような力を持った子達が、

「名の知れた大学」に集まるのではなく、

各地の「充実した研究施設」に自主的に喜んで分散し、

どんどん社会で活躍するようになっていくでしょう。

 

同時に教育現場でも、

「有名大学が最終目標」にくるような風潮がより緩和され、

画一的に評価され卑下したり窒息しそうになっている子供たちも、

より多様な目的に向かって、

生き生きとそれぞれ自らの探究を深めやすくもなるのではないでしょうか。

 

子ども達が持てる力を育み発揮する場が、

いく筋も深められていくといいな、

そんなことを思いつつ。

 

 

さて、今日から、トランプ政権始まります。

パレードも出て一日中催し物もいくつかあるようで、

世界中からこの式典に集まる人々もいるようです。

周りにも学校を休んで見に行く家族もいます。

誰が選ばれようと、4年8年ごとの「記念すべき式典」には変わりないんですよね。

雨のワシントンDC近郊より。

みなさん、楽しい週末をお過ごしください!


基本、笑顔で元気、時折ネガティブな感情も示すぐらいが調度いいですよね、その「基本」に戻るヒント

2017年01月18日 | マインドフルであること

子育てしていると、日々、様々な「感情のボタン」が押されます。

我が家も、5人が代わる代わる押してくれますから、

毎日の生活が、いろんな意味でバラエティーに富んでます。

 

私自身は、時に、

ネガティブな感情を子どもに向けて表しても、

全然問題なしと思っています。

 

怒りを抑えるより、怒りから持ち直すところ、

悲しみを隠すより、悲しみから立ち上がるところ、

落ち込まないより、落ち込みから回復するところを示すことこそ、

子どもにとっても、ためになるのだろうなあと思うからです。

 

しまったなあと思ったら、

「ごめんね、もう少し違う言い方ができたね」と話す。

「ママちょっと落ち込んでたけれど、もう大丈夫!」と笑顔を見せる。

 

子どもも、

「そっか、こうやってまた穏やかな笑顔に戻れるんだよな」

と感じることができます。

 

 

 

とはいえ、この

持ち直す、立ち上がる、回復する、

というのがなかなかスムーズにはいかず、

いつまでネガティブな気持ちを引きずることってありますよね。

 

怒りから持ち直すどころか、自己嫌悪でやりきれなく、

イライラしてついついまた望まない行為をし、よけい落ち込みイライラ

と悪循環にはまっていく。

 

基本、笑顔で元気、それでも時折ネガティブな感情も示す

ぐらいが調度いいのでしょうが、

ずーとネガティブで沈みこんで、イライラプリプリしてしまったり。

 

私も体験してきましたが、

周りの人々の感情面にも敏感な子など、

もろに影響を受けますね。 

 

 

 

私自身、1度はまりこむとズーと引きずってしまいがちなところがあったんですが、

子育てを始めてから17年間、

何度も崖から落ちては息も絶え絶えに這い上がる体験を経、

以前よりは、より切り替えることができるようになりました。← でないと生きていけない。

 

そんな試行錯誤の中で、「ああ、これかな」と見出した方法のひとつが、

私にとっては、「マインドフルであること」です。

こればっかりではないのですが、「欠かせない要素」であることは間違いありません。

 

 

 

こちら『It Mama』さんが「連載枠」としてまとめてくださった「マインドフル子育て」に、

https://itmama.jp/column/maindfullness/

分かりやすく簡単なトレーニングと共に紹介してありますが、

以下、

持ち直す、立ち上がる、回復するためにも、

日常的に心がけることのできることを、もう一度整理してみますね。

 

ちなみに、『It Mama』さんの画像は、「瞑想のポーズ」になっていますが、

私自身は、2分3分と生活の中に溶け込ませていけるトレーニングを紹介しています。

←これには、私自身思うことが色々あるのですが、またまとめられたらなと思います。

 

 

 

まずは、普段から、自分の感情に気がついてみること。

「ああ、私、イライラしているなあ」

「悲しいなあ」

「ムカついてるなあ」と気づく。

 

繰り返していると、自分のことをより理解できるようになってきます。

 

例えば、

これぐらいのことで、こんなにイライラしてるなんて、

・あ、お腹すいてるんだ

・寝不足で疲れてるんだな

・風邪気味で体調悪いかも、

・ストレスかなり溜まってるかも、

・さっきのあの人の言葉がカチンときてるんだ、

・昨日のあの出来事がひっかかてるんだな、

などなど。

 

そして、具体的に改善のためにできることをしていきます。

思うだけでなく、実際に行動を起こすようにします。

即効でできるものから、

長期的に取り組む必要のあるものもあるでしょう。

 

例えば、

・食べる

・スケージュールを調整して、

睡眠や休憩時間をより多く取るようにする。

自分ケアやストレス解消アクティビィーを組み込む。

(参考:タフな子育てであるほど「親の自分ケア」が大切、「セルフ・コンパッション」の具体的方法例

・「さっきのあの人」と話し合ってみる、

・「昨日のあの出来事」の具体的解決策を考え行動に移す。

・「あの人の言葉」や、「あの出来事」への自分の解釈を見直してみる、「認知のゆがみ」を自覚する。

「認知のゆがみ」に気づくことが心を軽くする、子供にも分かり易い言葉&図の紹介

 などなど。

 

 


同時に、今この瞬間に、

「マインドフルであること」を心がけます。

 

・体の力を抜く(首、肩、手など)

・顔の筋肉をゆるめ(舌、頬、眉間など)、口もとに微笑み。

・呼吸を感じる。鼻から吸う時の温度と口から吐くときの温度。

・動作を少しゆっくりにし、一挙一動を5感で感じ、心をこめる。

・一語一語に感覚をすませ、気持ちをこめて話すようにする。

・思いやりのある言葉やトーンを心がける。

 

自分の気持ちを抑えたり、こんな気持ちを持つなんてダメなどジャッジもせず、悲しいのに嬉しいと嘘をつくわけでもなく、

ただ、今この瞬間の一語一語、一挙一動に5感を澄ませ、思いやりを込めていきます。

 

今この瞬間に、周りへと「発するもの」に意識を向け整えることで、

繰り返すうちに、

基本、笑顔で元気」状態によりスムーズに戻ることができるようになっていきます。

 

お試しあれ!

 



「マインドフルであること」により、

以下のような「望まない行為をしてしまってよけいイライラ」といった「反応」から、

より「対応」をすることができるようになっていきます。

「反応」: 感情の高まり → 感情のまま行動  

「対応」: 感情の高まり → 感情に気づく → より適切な行動を選択 


では、自らの感情の高まりに気づき、

さて、目の前の子どもにどう向き合うのか?

HSCにも大切とされる「思慮あるしつけ」について、

のちほどまとめていきます!

(他原稿とジャッグルしつつなので、ちょっと時間がかかりますが)

 

それではみなさん、今日もよい日を!