マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

『敏感っ子を育てる親の不安がなくなる本』をシェアして下り感謝です&地球のどこにいても

2019年07月05日 | ハイリーセンシティブチャイルド

こんにちは!

 

6月下旬に出版しました『敏感っ子を育てるママの不安がなくなる本』について、

おかげさまで、SNSなどでたくさんの方々にシェアしていただいています。

感謝です。



 

そして、

様々な書店においていただき、

「書店で平積みになってたよ~!」と、

友人知人からも、

写真付きの嬉しいお知らせもいただいています。、

 

 

また、

世田谷区ツタヤ馬事公苑店様が、

今週から『敏感っ子を育てるママの不安がなくなる本』の特別コーナーを設置してくださいました。

 

こちらの、

おすすめの絵本について:

パトリシア・ポラッコさんの絵本には、

邦訳されているものが少ないのですが、

何度も子ども達とはまって読んだ本です。

 

ポラッコさんの絵本には、

先生との出会いでその子の人生が変わった、

といった話がちょこちょこあります。

 

邦訳されている『ありがとうフォルカー先生』も、

14歳まで文章が読めなかった失読症(ディスレクシア)ポラッコさんの自叙伝なのですが、

誰も気づかなかった女の子の良い面が見出され、

弱い面が理解され、現実的なサポートがされるといったお話です。


子ども達がそんな大人に会える場を、
「学校をつくろう!プロジェクト」で
みなさんとこつこつと作っていきたいなあ、
そう思います。
 
『The Keeping Quilt』も、
英語ですが、我が家の子ども達も何回も読み、
じんわりといい本ですよ。

あと、
『マジックスクールバスシリーズ』も、
好奇心旺盛な子どもが世界を広げるのにもってこいです。
我が家も夜の読み聞かせはもっぱらこのシリーズでした。
そして私自身、多くを学びました。ミツバチの世界とか。

絵本を通して、子どもと共に、豊かになっていきたいですね。

 

そして、

沖縄の「たいようのえくぼ」という子育て応援フリーマガジンさんも

素敵に紹介してくださいました。

沖縄にぴったりな誌名ですね。

 

 

 

また、

『敏感っ子を育てるママの不安がなくなる本』を読んでいただいた方々からも、

続々と感想が届いてます。

「とても分かりやすく読みやすい」

「今すぐ試したいことがたくさん」

「じ~んとしました。思わず泣きました。」などなど。

アマゾンにも、レビューをいただいているようです。

 

その中に、

「全てのお子さんにとってよい関わり方ですね」

というものもありました。

 

確かに、

敏感っ子というのは、

拡大鏡を手に、小さな「ほころび」にも気づき、

悩んだり傷ついたりする傾向にある子たちですから、

そうした子が健やかにあれる関わり方とは、

万人にとっても間違いのない健やかなものなんです。

 

 

生き辛さを抱えることのある敏感っ子が、

この社会で生き生きと力を発揮できますよう、

敏感な子を育てる親御さんが、より楽に子育てを楽しめますよう、

私自身できることを積み重ねていきます。

 

『敏感っ子を育てるママの不安がなくなる本』には、

私自身が救われた知恵を、これまでの先行研究&体験事例を基に

まとめてあります。


必要とされる一人でも多くの方に届きますよう、

願っています。

 

是非、

書店にて、手に取ってみてくださいね。

 

そしてみなさんの周りにも、

この本を役立てていただけそうな方がいましたら、

どうぞお知らせください。 

 

 

 

さて、

1年間の日本滞在を経て、

米国東海岸に着きました。

今日は、

米国建国記念日でしたよ。

日本でお世話になりましたみなさん、

心より感謝です。

おかげさまで、たくさんの宝物のような繋がりができ、

200%充実した日々となりました。


しばらくこちらにて、

子育てコンサル・講師・ライターの仕事を通し、

敏感っ子をはじめ、

未来を担う子育ちのサポートを続けていきます。


通信機器も交通手段も発達し続け、

これからますます地球のどこにいても、

まるで近くにいるかのように、

コミュニケーションがとれるようになるに違いありません。

 

将来的に、

場にとらわれず、

地球上を動き回りながら、

活動していけたらなあと願っています。

 

 

メリーランドからアラスカまで、

3か月の自転車旅を無事終え、

今は幼馴染たちとアラスカを満喫している長男も、

あと一週間してメリーランドに戻ってきたら、

その翌日、

自ら起業したNPO活動のため、

アフリカのガーナでの2週間滞在に出発します。

 

今日、

黄熱病など4種の予防接種を受けたと、

テキストメッセージがありましたよ。


8月から大学生になる長女も、

学部時代に、スペイン語圏に留学する予定のようです。

今回、日本で一年暮らしたので、

今度は、自分の半分のルーツであるスペイン語圏で暮らしてみたいのだそうです。

 

 

みなさん、

世界は広いです。

 

フィットしないと感じるならば、

そのシステムを飛び出してみて、

いくらだって試してみることができます。

 

その過程で、

きっと、自分らしい生き方を、

見出すに違いありません。

 

 

 

今後とも、

主体性を育み、親子で人生を謳歌できる、

そうした子育てサポートを目指し、

精進して邁進し続けます。

よろしくお願いいたします。

 

みなさん、喜び見出す夏を!


『敏感っ子を育てるママの不安がなくなる本』を出版しました。

2019年06月24日 | ハイリーセンシティブチャイルド

こんにちは!

 

今日は、出版のご報告です。

 

『敏感っ子を育てるママの不安がなくなる本』を出版しました。

 

物事を強烈に感じる「敏感っ子(過度激動持ち・HSC)」が、

自らの良さを認め、

力を発揮できるようになる関り方のポイントをまとめてあります。

 

これまで出会ったたくさんの方々の思いを胸に、

一語一語、書き上げました。

 

 

15年前、

私は生死の境をさまようほど、

心身を壊しました。

 

アラスカという北の果てで、

体質とメンタルの改善に取り組みつつ、

親子にとってもっと楽な子育てがあるはずだと

藁にもすがる思いで、

国内外の文献を読み漁り、実践しました。

 

そして、今では、

子育てが楽しい、心からそう思います。

毎日大変なことももちろんありますが、
子どもたちが愛おしくて、

子どもと過ごす時が、この上ない喜び、

そう心の底から感じるのです。

 

過去を振り返り、

その変化に自分でも驚きます。

 

以前は、

頻繁に感情をぶちまけては、

自己嫌悪もマックス、

全てを放り投げ出したくなり寝込む、

といった繰り返しでした。

 

過去の様子をおぼろげにも覚えている上の子達は、

「ママ変わったね~」と、

しみじみ言うほどです。

 

 

そして、

去年12月から今年6月まで

「子どもとの関わり方講座」に参加してくださった方々からも、

「じんわり」から「劇的」まで、

様々な変化があったと感想をいただいています。

「子どもとの関わり方講座」&「子育ちコミュニティー」始動のお知らせ

・参加者のみなさんの感想


劇的な変化を体験された方は、

「あまりにもきつい子育てに、

切羽詰まって講座を受け、

今では、あまりの変化に夫婦で呆然としている状態です」

とまでおっしゃいます。

 

「なんでこの子はこうも難しいのだろう。

なんで他の子のようにできないのだろうと、

あれほど憎たらしく思えた子が、

今では、可愛くて、

なんて優しい子なのだろうとさえ思うのです。

これからの子育てが楽しみにさえなりました」と。

 

そして、しみじみおっしゃいます。

 

「ちょっとした関り方の工夫で

これほど変わるものなんですね」と。

 

こうした

親御さんも驚くほどの変化のあったお子さんたちの多くが、

とても敏感な子でした。

 

物事を強烈に感じる敏感な子だからこそ、

少しの関り方の変化にも、

強烈に影響を受けるんです。

 

そして、

どんどん良い循環が生まれていきます。

 

『敏感っ子を育てるママの不安がなくなる本』には、

「ひといちばい敏感な子講座」のポイントと、

「子どもとの関わり方講座1-4」の一部が、

簡潔に分かりやすくまとまっています。

 

読んでいただけます方は、

活字離れやオンラインショップなどで

生き残りがますます難しくなっている書店を応援するためにも、

是非、書店をのぞき、手に取られてみてください。

有隣堂、蔦屋書店(TSUTAYA)、リブロ、ブックエキスプレス、未来屋書店

などで販売していることが多いようです。

(地域により、本屋に並ぶのに、少し時間がかかる場合もあります)

 

そして、周りに、

この本がお役に立てそうな知り合いがいらっしゃいましたら、

是非、お知らせください。

 

物事を強烈に感じるがゆえに、

生きづらさを感じることのある敏感っ子が、

一人でも多く、

この社会で幸せに暮らせますよう願っています。

 

 

現在、日本には、

小中校合わせて14万人以上の不登校児がいるとされています。

そして、障害や病気などの明確な理由のない不登校児の80%が、

感受性が豊かで共感力の高い「敏感っ子」ではないかとされています。

 

私自身、日本に来て以来、

不登校・引きこもりの青少年に、

様々出会ってきました。

 

これからも、

地球上のどこにいようとも、

私にできる活動を続けていきます!

 

 

 

先週は、

こちらのブログでも紹介したことのあるミアちゃんと

日本で直に会う最後のレッスンでしたよ。

そして昨夜、「お母さんが10冊買いました~!」と画像を送ってくれました。

知り合いや親戚に配って下さるそうです。

必要とされる方々に役立てていただけたら、本当に嬉しいです。

中学2年から不登校だった18歳女の子の事例:内から湧き上がる「好き」がその子を立たせる

 

「学校を作ろう!プロジェクト」の集まり

 

(中心メンバーのお一人神戸悠里さん撮影)

毎日、FBグループの方で、

熱いやりとりが続いています。

皆で力を合わせ、少しずつ形にしていきます。 



読んでいただきありがとうございます。

そして、これまで応援してくだったみなさん、心よりの感謝です。

今後とも精進を続け、邁進します!

みなさん、喜び溢れる夏を!


私達が目指す「学び場」・壁を乗り越えた先達に学ぶ・不安と躍動

2019年06月12日 | ハイリーセンシティブチャイルド

こんにちは!

 

6月7日をもちまして、

昨年12月から続いた講座&交流会が

全て終わりました。

 

たくさんの方々にお会いでき、

話ができましたこと、

心より感謝しています。

 

6月7日夜の部と昼の部

 

 

これからも、

子どもの主体性が育つことで、

親が楽になり、親子で人生をより楽しめる」

そんな子どもとの関わり方について、

探究・発信・活動を続けます。

 

とにかく、

できることから

こつこつと行動を起こしていくことですね。

 

考えているだけでは、

変化は起こりません。

 

そうして、

以前より1つでもできたことがあるならば、

それは「よりよい循環が生まれるための種をまいた」ということ。

 

必ず、芽が出て、育っていきます。

 

その「1つでもできた自分」に気づき、

認め、労い、抱きしめ、励ましていきたいですね。

 

 

講座や交流会の「繫がり」から生まれた、

「学校を作ろう!プロジェクト」も、

Facebookグループができ、連日熱いやり取りが続いています。

「学校づくりプロジェクト」始動・参考にしたい学び場リスト・教育とは?

 

そして、

多様な力を合わせ、

何かを共に創り上げていくことの喜び、

その大きさに、感じ入る日々です。

 

力を合わせるなら、

きっと形になっていく、

そう思います。

 

子ども達にも、

こうした協働・共創の喜びを、

体験させてあげたいですね。

 

出逢いに、

繫がりに、

感謝を込めて。

 

このブログを読んでくださるみなさんも、

学校づくりについての思いがありましたら、

是非、お知らせくださいね。

 

 

今日は、

1.「学校をつくろう!プロジェクト」が目指す学び場

2.壁を乗り越えてきた先達から学ぶ

3.敏感っ子長男の成長(3か月間自転車旅):不安と躍動

についてお伝えします。

 

1.「学校をつくろう!プロジェクト」が目指す学び場

プロジェクトに集まった方々は、

様々な経歴・スキル・情報を持っています。

以下は、そんなみなさんとの話し合いから紡ぎだされた、

私たちが目指す「学び場」です。

 

・個人の尊厳

スタッフ、子どもに関わらず、

相手へのリスペクトを忘れない。

「自分と相手、お互いがハッピーになるには?」の追求。

 

・インクルーシブ

どんな個性も認められる場。

個のペースに合わせた学びには

ITの活用と多様な特性個性についてのスタッフの理解&実践スキルが必須。

 

・世界に通用する力とスキルを育む

考える力、創造力、協働力、柔軟性、稼ぐ力等を育む取り組み。

「クラスで起業プロジェクト」等。

 

・リベラル・アーツ

自然科学、社会科学、人文科学を横断する学び

 

・体験学習

五感をつかった体験を通して学問を深める。

 

・本物に触れる

各分野の専門家とプロジェクトに取り組む機会をつくる。

 

・愛情をもって忍耐強く向き合うスタッフ

どんな経歴専門があっても、愛情が要。

 

・スタッフが成長できるシステムづくり

フィードバックや研修の機会を充実させる。

スタッフも子どもと共に成長し続けるシステム。

 

・「教育とは、器を満たすものではなく、その子の内に火をつけるもの」

その子の、興味関心を深め展開する取り組み。

 

 

2.壁を乗り越えてきた先達から学ぶ

資金、場所、教師集め、カリキュラム構築、IT技術、広報・・・

課題は山積みです。

 

でも、

はじめからさらっとできることなんて、

そんなにないですよね。

 

ましてや、

これからの世界を担う子どもたちを育む、

学び場を作るわけですから。

 

歩み続ける中で、

これまで壁を乗り越えてきた先達の歩みに、

大いに励まされています。

 

何かを成し遂げた背景には、

膨大な量の、

「すんなりとはいかなかったこと」があるもの。

 

そうした氷山の一角の水面下を忘れず、

こつこつと進み続けていきたいですね。

 

 

例えば、

ざざっとググってみても。。。

 

・「ISAK」を作られた小林りん氏は、

構想から7年、しかも本格的施行直前に、

リーマンショックで億単位だった資金が200万円に。

 

・ウォールト・ディズニーは新聞社で編集長から解雇を告げられ、

その理由は「彼は想像力に欠け、よい発想は全くなかった」だった。

そして、ディズニーランドを建てる前に何度も破産。

 

・チャーリーチャップリンは、

父親はアル中で死去、母親は精神病にかかり、孤児院や貧民院を転々とする。

ハリウッドは当初チャーリーのパントマイムをナンセンスと酷評。

 

・ドクタースースは、27の出版会社から拒否された。

 

などなど。

 

また、こんなブログ記事を書いたこともありました:

「失敗の履歴書」を発表した心理学教授、失敗を恐れ過ぎない気持ちを培う大切さ

 

これらは、

世間的に偉人とされる方たちですが、

身近な周りにも、壁を突き抜けて進み続ける方々、

いますよね。

 

私の祖母も、

祖父が戦死し、

女手ひとつで4人の子を育てながら、

保育園を立ち上げ経営していました。

祖母亡き今も、その保育園は親族に引き継がれています。

 

すんなりなんていかないといえば、

私自身の今回の出版もそうでした。

 

30の出版社に本の企画書を送り、

5社から断られ、24社は全く音沙汰なし。

1社のみ、編集者さんにお会いすることができ、

出版が実現しました。

(10日後に出版されましたら本の詳細をお知らせしますね)。

 

また周りには、

60社や90社へ送り、出版にたどり着いた方もたくさんいます。

そして、そこから大ヒットを飛ばしていらっしゃる方もいます。

 

ビジョンと希望を胸に、

壁の数々を楽しんでやる~、

それぐらいの気持ちで、

チーム一丸となって、

進み続けていきます。

 

 

 

3.敏感っ子長男の成長(3か月間自転車旅):不安と躍動

この旅の計画を長男から聞いたとき、

真っ先に浮かんだのが、

バイソン・・・でした。

道路を走るわけですし、まあ、クマは、

驚かせないように音をたてたりすれば、

寄ってこないんですが、

バイソンって、一見、大人しそ~に草を食んでいても、

突然、突進してくることがあるんですよね。

何考えてるのか、

どんな行動するのか、

読めないんです。

 

先が読めない

「不確かさ」というのは、

不安や怖れの源ですよね。

 

そして先週、

「バイソンに追いかけられて死ぬところだった」と

長男からテキストメッセージがありました。

 

「バイソンをみたら、

車と車の間に挟んでもらって走行する」、

といった話し合いをしていたのですが、

うまい具合に車がみつからなかったようです。

 

逃げ切れたこと、

ああ、大地にひれ伏し、感謝です・・・

 

今は、

バイソン王国をぬけ、

クマ対策を徹底しています。

バイソンへの油断から

大いに学んだようです。

 

アラスカ州アンカレッジが近づき、

興奮状態の長男。

 

飛んでる写真が、

 

日々、送られてきますよ。(笑)

 

 

長男は、4年前家族皆で、

車で16日間かけてアラスカから東海岸に向かった道を、

自転車で逆走しているのですが、

  

同じ場所で写真を撮っては、

  

送ってくれます。

 

家族皆で、

なつかしさに浸り、

当時を思い出しては、

話に花が咲いています。

 

それにしても、

アラスカは、

改めて、異世界です。

 

ドローンを飛ばして撮影。

 

アラスカで16年間暮らせたこと、

本当に幸せでした。

 

 

最後にひとつ。

不確かさは、不安や怖れの源ですが、

同時に、

心躍るワクワクした気持ちの源でもあるんですよね。

 

不確かさを怖れて

踏み出さなければ、

冒険もないわけです。

 

みなさん、

命だけは落とさないよう安全対策を万全にして、

人生の冒険へと、踏み出していきたいですね。

 

 

梅雨をしっとりお楽しみください!


子どもが主体的に考え行動する関り方の鍵&人一倍敏感っ子の成長(長男の3か月間自転車旅)

2019年05月16日 | ハイリーセンシティブチャイルド

こんにちは!

 

本音で話し合うとき、

変化が生まれますね。

 

日々、

たくさんの方に会う中で、

改めて実感していることです。

 

心の奥に抑え込んで、

なかなか出せなかった言葉を表し、

理解され、共感され、尊重されたときに湧き上がる、

ほっとした表情。

 

子育てをする親にこそ、

できたら家族以外にも、

こうした関係が必要ですよね。

 

すると、もっと自然に、

目の前の子どもを理解し、

子どもの側から世界を眺め、

子どもの尊厳を尊重することもできるのだと思います。

 

日本で、

心と心が通じ合う本音の話し合いができたことを、

とても嬉しく思い、感謝しています。

 

直接皆さんとお会いしての講座も、

あと3週間程です!

 

 

  

さて、今日は次の3つについてつづらせてください。

1.更新&監修記事のお知らせ

2.子どもが主体的に考え行動する関り方の鍵

3.人一倍敏感っ子の成長事例:6,870㎞を自転車で3か月間の旅

 

1.更新&監修記事のお知らせ

・MSNニュースやyahooニュース等への配信記事

4月の初めに以前書いた記事が3つ、

MSNニュースやyahooニュース等へ配信されました。

「人より敏感な子」の親が知るべき5つのこと

2年前に書いた「敏感っ子(HSC)」の記事ですが、

最近になってこうしてMSNニュースやlivedoorニュースやGOOニュースなど

多くの媒体に配信されています。

 

昨今日本でも、

敏感っ子(HSC)への興味関心が高まっていますね。

 

現在、

「病気や発達障害といった理由のない不登校の80%がHSC」ともされていますから、

当然といえる流れでしょう。

 

私自身、

「過度激動」と「HSC」について知った当時、

「HSP/HSCはギフテッド」とエレイン・アーロン氏:「敏感さ」という「ギフト」を生かす道のり

それまでの謎がスルスルと解け、

長い間背負っていた重荷をホッと降ろした感覚を思い出します。

 

必要とされる方々に情報が届き、

少しでも楽になる親子が、

増えていきますように。

 

 ②親がタバコを吸っていると…子どもが抱えるリスク

関連記事:寄稿記事「親の喫煙により子どもが抱えるリスク」&ひといちばい敏感な子が背負うリスク

 

 

子供のためにならない!5つのNGな褒め方とは?

数年前に書き、

よく読まれ続けている記事です。

グーグル検索でも「子どもの褒め方」と入れると

ここ数年、トップページに出ます。

 

 

・育児情報誌『Familetta』「創造力を育む遊ばせ方」監修

ファミリーライフを応援する育児情報誌『Familetta』の2019年springにて、

「母と子の知育レッスンVOL.9:創造力を育む遊ばせ方」を監修しました。

機会がありましたら、手に取ってみてくださいね。

 

 

・「 AI時代における子育て 」に関する調査監修

人生100年時代、アラフォー世代の漠然とした「不安」を探る『モヤフォー研究所』

プロジェクト第三回目、

「 AI時代における子育て 」に関する調査監修をしました。

 

受験の専門家さんと貯蓄の専門家さんがそれぞれの専門分野を担当する中、

私は「AI時代の子どもとの関わり方」担当です。

 

428人のアラフォー世代を対象に調査した結果を分析し、

“2030年代はAIに仕事が奪われる? うちの子は “変化に負けない人“になれる?
~ 親の8割が子供の将来に不安を感じる一方で、必要なスキルの育成ができていない実態 
「読解力」と主体性を育む「親子の関わり方」がAI時代を生き抜く子育てのポイント~”

といった内容となっています。

 

漫画仕立てにとっても簡単にまとめていただいています。

私も漫画の登場人物として登場しています。

←子ども達曰く「ママに似てるけど、ママこういう服着ないよね…」。

 

こちらは以上の内容を文字でお伝えした「プレスリリース」です。

https://corp.allabout.co.jp/corporate/press/2019/190515_01.html

 

興味ある方、是非どうぞ!

 

主体性を育む「親子の関わり方」について、

もう少し詳しく次の「2」で触れますね。

 

 

2.子どもが主体的に考え行動する親の関り方の鍵

上の『モヤフォー研究所』にて、

キャラクターの「FUAN(不安)」君と、

「指示・命令形」と「質問形」の声かけの違いについて

説明しています。

 

これは、

現在主宰している「子どもとの関わり方講座3」の中でも、

話し合ういくつかの例の一つなのですが、

受け取る側になってみると、

その感じ方の違いがよく分かるはずです。

 

講座では、

実際に一人の参加者の方に、

二人の参加者からそれぞれ10ぐらいずつのフレーズを投げかけてもらい、

その違いを感じていただいています。

 

例えば、

指示命令形:「宿題しなさい!」

質問形:  「宿題いつする予定?」

といった具合にです。

 

するとみなさん、

指示命令形では、

やってやるもんか、うるさいなあ、めんどくさ、右から左に聞き流す、思考停止

と感じるとおっしゃいます。

 

一方、質問形では、

「ひとまず、考えるかな」と。

 

指示命令形を投げかけた時、

相手に起きるのは、

往々にして、反射反応です。

 

つまり、

反発するか、逃げるか、固まるかのどれか。

 

このブログでも何度か紹介した

小児精神科医のダニエル・シーゲル氏による、

「脳の手モデル」でいうと、

脳の下位部分に脳が乗っ取られた状態です。

 

考える、判断する、記憶する、想像する、計画するといった

脳の上位部分が働いていない状態。

脳全体に働きかけるイメージで子育て!脳の仕組みを分かるなら対応もより分かる 

 

これでは、

その子が身に着けていくのは、

反抗するか思考停止で従うかといった姿勢です。

つまりそれは、他人軸で動く姿勢。

 

ですから、

子どもが自分で考え行動する主体性を培うことを目指すならば、

なるべく、子どもに反射反応を起こさせないことです。

 

そして、

子どもが反射反応状態にあるならば、

共感とスキンシップを通して落ち着き、

脳の上位部分をつなげていくことです。

 

特に、敏感っ子は、

危険を察知して警報を鳴らす脳の箇所「扁桃体」が

より活性化しやすいと分かっています。

 

つまり、

敏感っ子は、

反射反応をより起こしやすいんです。

 

それで、

ずっと緊張したまま、

ストレスも増大しますし、

疲弊してしまいます。

 

罰、脅し、怒る、大声で叱りつけるといった

脈々と受け継がれる伝統的な「しつけ」とは、

相手の反射反応を引き起こし、

思考停止で従わせることを促します。

 

そして敏感っ子にとっては、

ただただ、

「怖い」「嫌」「思考停止で固まる」といった状態を引き起こすだけです。

 

なるべく、

相手の反射反応を引き起こさず、

脳の上位部分が活発に働く関り方を心掛けること。

これこそが、

21世紀に必要とされる、

主体的に考える力、判断する力、行動する力を育む関り方の鍵です。

 

つまり、

感情が落ち着き、

脳全体が機能している状態で、

話し合いを重ねていくということ。

 

従う・従わせるといった親子関係でなく、

話し合える親子関係を築いていくことです。

そのための発信や活動を、

私は続けていきたい、そう思っています。

 

話し合える親子関係では、

子どもも大人も、

より主体的に人生を生きていくことができます。

反抗期も必要ないんです。

 

こつこつと、

続けていきますね。

 

 

3.人一倍敏感っ子の成長事例:6,870キロの自転車旅

4月の初めにメリーランド州のバルティモアを発ち、旅しています。

現在、カナダを走行中です。

(間3日ほど飛行機でメリーランドに戻り

自ら起業したNPOの仕事をした後、

再び旅路に戻ったようです)

 

GPSがついているため、

どこにいるか分かるのですが、

だいたい毎日、テキスト交換をしています。

 

宿は、

自転車旅人専用の世界中にあるネットワーク:ワームシャワー

旅人全般向けの世界中にあるネットワーク:カウチサーフィン 

等にお世話になりつつ、時々、テントをはってのキャンプもしているようです。

 

旅人を無料で歓迎してくれる

こんなネットワークがあるんですね。

 

広々としたB&Bだったり、

冒険好きの家族だったり、

一人暮らしの男性だったり。

 

日本好きな娘さんのいる家族。

この家には、剣道の竹刀があったそうです。侍になる二人。

アーティスト男性の家にて。アボリジニの楽器。

 

自転車専門店に泊まらせてもらったときは、

新しいパーツを無料でたくさんいただき、

大掛かりに修理までしてくれたのだそうです。

 

一日150キロぐらい走っているとのこと。

 

持参したドローンで撮影。

道中、9月から通う大学キャンパスも訪れたようです。

入学前から、SNSを通して既に友達が何人かいるんですよね。

学びたいと思っているコンピューターサイエンスと天体物理学の施設も見学したようです。

 

元彼女ちゃんの大学でのアートの集まりにも寄ったようです。

気づいたらネコちゃん。


世界中放浪していた私自身の若かりし頃も、

思い出します・・・。

 

迎え入れてくれた方々の温もりに、

感謝。

 

かつての私がそうであったように、

子どもさんが、泣いてばかりで怖がりで、

「将来、この子は大丈夫かな」と、

心配されている親御さんへ、

 「子どもは、成長し続けます。

敏感っ子は、その強い感受性を存分に生かしつつ、

力強く、社会へと羽ばたいていきます」

というメッセージを込めて。

 

みなさん、初夏をお楽しみください!


子どもが「不登校」になったらしたいこと&ひといちばい敏感な長女の選んだ進学先大学

2019年04月04日 | ハイリーセンシティブチャイルド

前の記事から続きます。

中学2年から不登校だった18歳女の子の事例:内から湧き上がる「好き」がその子を立たせる

 

4.不登校になったらしたいこと

HSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)についての著作のある

小児精神科医の明橋大二氏は、

不登校には、「休養期」「充電期」「援助期」があるとします。

https://www.10000nen.com/media/14993/

 

そして、明橋氏は、「文部科学省委託の不登校の予後調査によると、

五年後には80%の子が仕事をしていたり、学校に戻る」としています。

 

トラウマを抱えている場合など、

「休養期」も必要なわけですが、

私自身、

日本で、不登校や引きこもりの子達と関わってき

また、我が家の子ども達が学校へ行けなかったり、

行かないと決めた時のことを思っても

「では、この子が成長するために他にどんな選択肢があるのか?」と、

前向きに、その時点のその子に合った学びの場を

その子と話し合いながら築いていくことが大切だと思います。

 

学校へ行く意味とは、

本来、子どもが次の「3つの力やスキル」を培うためではないでしょうか。

1.学力をつける

2.他者との関り体験を通して社会性を培う

3.日々の繰り返しのリズムを身に着ける

 

ですから、

ひとまず「通常の学校」以外の方法で、

その子がこつこつとこの「3つの力やスキル」を

身に着けられるサポートをしてあげたいです。

 

例えば、

一.学力をつける

・「周りの子が学校へ行っている間は、

テレビゲーム等は長時間しないでおこうね」と話し合い、

通信や問題集や家庭教師を活用して、

日々、学力をつけます。

 

・博物館や科学館に出かける。

ハンズオン体験ができるところも増えていますね。

先週行ったお台場の『パナソニック・センター』の『理数ピア』も楽しかったです。

 

素数を見出すエアホッケー

 

 

二.他者との関り体験を通して社会性をつける

・敏感さがあり大勢に囲まれると、

なかなか関係を築くのが難しい場合は、

家庭教師などマンツーマン授業や少人数から関わることを続け、

その子の様子を見ながら少しずつ繋がりを広げていきます。

東京周辺では会員さんからお聞きして評判のいい『Branch』もいいですね。

発達障害とは診断されていない敏感系の子も楽しんでいるようです。

 

・フリースクールを活用する。

 

・「好き」や「興味のあること」や「得意」は、

人との繋がりを築いていく上で、

突破口になります。

趣味クラブに参加したり、

年齢が上になるほど自らサークルを作ってもいいですね。

 

・ホームスクールをする家庭同士で集まり

子ども同士交流したり、

一緒に実験やプロジェクトをする。←我が家も毎週していました。

 

 

三.日々の繰り返しのリズムを身に着ける

・朝は、

周りが登校・出勤する時間には起き、

活動を始める。

 

・日中、

運動時間も時間割に組み入れる。

 

 

 

我が家も、

高校1年でホームスクールを選んだ長男、

年中・年長と、ホームスクールをした長女と長男と次男とも、

学校へ行かないと決めた時点で、

「学校へ毎日行っている子も、

社会で毎日働いている人たちも、

皆、日々一生懸命学び、成長している。

私たちも、自分たちの方法で学び、成長していこうね」と話し合いました。

 

そして、まずは、

毎日の時間割を、

子どもと一緒に作りました。

  

日本は、「通常の学校」の存在が大きく、

どうしても学校へ「戻るか・戻らないか」の選択になりがちです。

そして「行かないなら、行く気になるまで、休んで好きにさせる」

となっている場合も多いです。

 

でも、

「通常の学校」で培われるとされる力やスキルは、

学校以外でも培うことができます。

 

「不登校」を、ひとまず「ホームスクール」

と初めから言い換えてしまうのも、

方法だと思います。

 

すると親子とも、

「行けない・行ける」と悩む間に、

「この子のペースで、こつこつと力やスキルをつけていこう」

と、より前向きに歩き続けていけるのではないでしょうか。

 

そうして、

力やスキルを日々こつこつとつけるにつれ、

学校へ行くことがそれほど大変でなくなる子もいるでしょうし、

そのまま、社会に出て活躍するようになる子もいるでしょう。

アメリカでも、ホームスクールをして、

大学へ進学したり社会で活躍している子はたくさんいます。

 

ホームスクールは、今の日本では、

親の時間、労力、経済的負担が、やはり大きくなりますから、

ホームスクール家庭同士のネットワーク等もより充実し、

せめて、時間や労力面を少しでも分担していけるよう願っています。

 

 

 

5.講座への感想

3月も、関西や中部地方から東京周辺県まで、

日本各地から講座や交流会に参加してくださいました。

交流会の様子。

  

春休み中でしたので、子どもさんの参加も20人近くでした。

 

講座の様子。

 

 

講座の感想の一部を紹介させてください:

H.T.さん

「子育ては、日本では、全く何かを教わることなく、ぶっつけ本番で取り組まされる事がほとんどで、特に男性は自分が担うべき役割を知らないし、知ろうともしない。是非、両親で受けるべき講座と思いました。」

 

N.O.さん

「習い事をうまく回す以上に、関り方がとても大切なんだなと感じました。」

 

K.N.さん

「とても楽しい時間でした。家族会議をずっとしたいと思っていたので、この機会に実行していきたいです。ヒントをたくさんいただきました。日々の生活におとしていきます。」

 

M.S.さん

「初めて講座に参加させていただきました。常日頃の子育ての中で、悩むことを、どのように考え解決していったらよいかを学ぶことができ、とてもよかったです。他の参加者のみなさんと悩みを共有し、話し合うことでも、気づきや癒しを得ることができて、それもとてもよかったです。今日学んだことを、日々の生活に生かしていきます」

 

C.T.さん

「子どもとの関わりを学ぶにつれ、自らについても深く考える機会をいただきました。これからも、子どもと共に成長していきたいと改めて思いました。あたたかい環境で学ぶことができて感謝しています!」

 

M.S.さん

「講座に何度か出ることで、自分のやり方のチェックになります。スモールステップ、声かけ、頭では分かっているけれども、つい忘れがちなこととかリマインドになります。今回は、子どもを連れて初めて参加しましたが、他の参加者の子ども達と楽しく遊べて、新鮮な環境に感謝です。Mさんの会がレッスンもとても楽しんで学びが深かったのでまたお会いできる機会があれば嬉しいです」

 

M.Kさん

「初参加でしたが、普段の子育てに関する悩みを自然に話すことができ、気づきをたくさん得られました。お母さん同士の交流も継続的にできたらいいなと思います」

 

A.T。さん

「仕事柄知っていることも多かったですが(幼児教室の先生)、自分が『知ったつもりでいただけ』だということを感じられるほど、知識が深まりました。実践するためには、細部をきちんと知り、伝えることが大切ですね。公私ともに、今後に生かしていきます」

 

 

 

5.ひといちばい敏感な長女の進学先大学

先週は、

長女が、第一志望のアメリカのリベラル・アーツ大学に、

https://www.ryugaku.ne.jp/knowledge/elite/liberalarts.html

学費全額免除で合格という嬉しいニュースを受け取りました。

 

14歳時にHSPのセルフテストを試し、

満点近くだった彼女が、

ハイリーセンシティブパーソンの自己診断リストを試した長女14歳、その子が羽ばたいていくサポートを

自分で「行きたい!」と選んだ大学です。

 

本人、8月からの寮生活を、

とっても楽しみにしています。

 

 

去年から、何度か長女と話していた

『菊と刀』の著者で文化人類学者のルース・ベネディクト氏が学んだ大学(大学院はコロンビア大学)、

そして、19世紀終わりに日本人女性として初めてアメリカの大学を卒業した大山捨松さんの母校ということで、

こうして1年間日本に暮らせたこととも合わせ、

ありがたい縁を感じます。

大阪での集まりに改めて大切に思うこと、「恥ずかしい」よりも「その子の成長」へフォーカス

 

長女は、今のところ、

環境科学と認知科学を学びたいと思っているようです。

 

もし、

これを読んでいる方の中で、子どもさんの進学先として

アメリカの大学を考えられる場合は、

リベラル・アーツ大学は、上の記事にもあるように、

少人数でアットホームで自然に囲まれたところも多く、

また、教授との距離感が近く、学生を親身に教育してくれ、

敏感系の子にもとても合っていると思います。

 

中には、

アメリカ国籍以外のインターナショナル学生に対する

学費援助が寛大なリベラル・アーツ大学もあります。

興味ある方、調べてみてくださいね。

 

 

 

 

今年の秋には、長女も巣立ち、

子どもが3人です。←これでも多いですが

 

これまで、

長女が向き合ってきた課題や困難を、

思い出します。

 

ここ4年間で3回引っ越し、3回転校する中で、

2年前には、半年間程、心を壊したこともありました。

彼女が、それらひとつひとつの困難を、乗り越えていく様を、

親として傍で見守れたことを、とても光栄に思います。

 

そして、

そうして困難を乗り越えることで育まれた力やスキルが、

これからの彼女の人生にとって、

大きな糧になっていくのだと、信じています。

 

 

みなさん、

子どもと一緒にいられる時間というのは、

本当に限られています。

 

こうして密に関わることのできる今というこの瞬間瞬間を、

とことん味わい、楽しんでいきたいですね。



一昨日、イタリア、ブラジル、カナダ出身のお友達と井の頭公園にて桜見の長女。

 

みなさん、花咲き溢れる春をお楽しみください!



本出版決定への感謝を込めて、

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中学2年から不登校だった18歳女の子の事例:内から湧き上がる「好き」がその子を立たせる

2019年04月02日 | ハイリーセンシティブチャイルド

こんにちは!

 

日本で直にできる講座や交流会も

あと2ケ月半ほどとなりました。

 

これまでのべ160人近くの方々とお話してきました。

みなさんの一つ一つの言葉、表情、思いを熟成しながら、

これからの活動へと生かしていきます。

 

この週末は、初めて、講座へ男性が参加してくださいましたよ。

前回のブログ記事をみて、「何かお手伝いができないか」と、

ご夫婦で来て下さったんです。

 

知り合いやお友達に「是非講座を受けてほしい」と誘って参加してくださる方々も増えていて、

「もう少し日本にいられたらなあ…」という気持ちが沸き上がりますが、

地球上どこにいようと、できる形で活動を続けていきます。

 

 

今日は、以下6項目について、つづらせてください。

1. 新しい 他媒体更新記事について

2.  中学2年から不登校で引きこもりがちだったMさんの事例

3.「通常の学校」以外の場を必要とする子が年齢をこえて興味や得意を教え学び合う場

 

長くなるのでここから次の記事へ

4.子どもが不登校になったらしたいこと

5.講座への感想

6.ひといちばい敏感な長女の進学先大学

 

 

1.新しい 他媒体更新記事について

「非認知能力」についてインタビューしてくださったものが、

『大和ハウス』さんのウェブサイトに掲載されました。

https://www.daiwahouse.co.jp/column/lifestyle/non-cognitive-skill/

図を用いて分かりやすく説明してくださっています。

興味のある方、掲載期限もあと一か月ほどだと思います、

のぞいてみてくださいね。

 

非認知能力についてこれまでまとめた記事:

https://blog.goo.ne.jp/managaoka/c/d9b73da135641acc278fa4c6147c9833

 

 


2.中学2年から不登校で引きこもりがちだったMさんの事例

Mさんは、進学校に小学・中学と通い、

中学時代から保健室登校をするようになり、

中学2年時から、不登校&ひきこもりがちとなった女の子です。

 

英語や海外にとても興味を持っていて、

家庭教師と学ぶことで高卒認定を取るとともに、

英検二級も取得しました。

 

私がMさんに会ったのは、

去年の10月頃。

Mさんは17歳でした。

 

それ以来、現在まで、週に1度、

英語を交えて世界中の雑事や人生について話し合ってきました。

 

そして去年12月には、

たびたび繰り返していたウツを周りが心配する中、

テキサス州にある私の親戚の家に2週間滞在し、

様々な場所を訪ね 様々な文化背景を持つ人々に会い、

帰国すると、「海外の大学に進学します!」と決意。

 

今は、スーパーの裏方で週3~4日間、

初めてのアルバイトをしながら、

先月からは自動車学校にも通い始め、

今年秋の大学入学に向けて、着々と準備を進めています。

 

Mさんを観ていると、

英語や海外に関する「好き!」が突破口となり、

Mさんを前へと進ませているのが分かります。

 

敏感系の子ほど、

周りからなだれこむ思いや感情や期待に翻弄され、

粉々になってしまいがちですから、

その子の内からわきあがる「好き!」や「好奇心」を、

励まし、展開するサポートをしてあげたいです。

そうした積み重ねが、必ず、その子を力強く立たせる軸となっていきます。

 

 

Mさんと話していると、

周りの物事に対する観察眼や洞察力に驚かされることがよくあるのですが、

そうしたMさんの持てる力は、

Mさんの描く絵や彫刻にも、鮮やかに表れています。

 

Mさんの絵や彫刻:

                         お友達が送ってくれたカナダの海の写真をみながら

   

15歳の時の作品だそう              石彫

  

3度目の油絵                   

  

普通の市販のクレヨンを指でぼかしながら

 

16歳の時、画塾にも1年間ほど通っていたそうです。

 

 

 

3.「通常の学校」以外の場を必要とする子が興味や得意を教え学び合う場

 

そこで、

『ユア子育ちスタジオ』会員さんの子どもさんの中にも

「絵を描くことが好き・興味ある!」という子が何人かいて、

Mさんも「絵をみてあげることなら特技が生かせて嬉しいです!」とやる気に満ちていたので、

今回3月の交流会の後と講座中に、

「Mさんとお絵描きタイムをしよう」ということになりました。

 参加費500円、似顔絵800円。

 

交流会にて                   講座にて

 

リンゴを描いてます。

 

車が大好きで車種や仕組みについても詳しい小学一年生の不登校の男の子が、

Mさんにリクエストした絵:

 

Mさんが今制作中の我が家の娘たちの似顔絵も、

次回、紹介しますね。

 

「通常の学校」以外の居場所を必要としている子や青年同士、

年齢をこえて、こうして得意や興味を教え学び合う機会があるといいですよね。

 

今回のように、

「絵を学びたい!」「絵を教えられる!」といったように、

ニーズが合わさる場合ってあると思うんです。

 

今回のようにお金を取れるレベルであるかは別として、

きっとお互いに自信や興味を深め合える場になるはずです。

 

そして5年近くの不登校を経、

今こうして社会に出て、

未来に向け着実に動いている若者の姿は、

同じところを通っている親子にとって、

大きな励みになるに違いありません。

 

次の記事へ続きます→

子どもが「不登校」になったらしたいこと&ひといちばい敏感な長女の選んだ進学先大学


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「HSP/HSCはギフテッド」とエレイン・アーロン氏:「敏感さ」という「ギフト」を生かす道のり

2019年03月13日 | ハイリーセンシティブチャイルド

こんにちは!

 

前回の記事で、

寄稿記事「親の喫煙により子どもが抱えるリスク」&ひといちばい敏感な子が背負うリスク

東ティモールの男性78.1%の喫煙率にたまげてたんですけれど、

こちらの厚生労働省の「たばこ情報」なる統計をみると、

日本も50年ほど前は、男性の喫煙率82.3%だったんですよね。

 

それが、平成になる頃には60%となり、

10年ほど前には40%となり、

今では30%以下と落ちてきているわけです。

 

日本の女性は、50年前の喫煙率も15.7%で

この統計によると、

2018年のWHOの11.2%とは少し数値が違い、

8.7%とのこと。

 

グラフをみても明らかなように、

女性はそれほど変わってないですが、

男性はこの50年で、劇的に変わってきたんですね。

 

こちらでお話した『ファクトフルネス』を思い出しますが、

ひといちばい敏感な子の成長事例 & 事実を「観る」ということ

「よくなっている」という事実を認め、

「よくなっていける」という希望を胸に、

問題に向かって、できることをしていきたいですね。

 

 

なぜこういう話をするかというと、

「子どものとの関り方講座」や「子育ちコミュニティー」でも、

男性パートナーとの関係が、

子育てでの大きな課題となっていて、

悩まれている方って少なくないのです。

 

実際、

「夫に子どもとの関わり方を説得するための、

客観的データ集を作ってほしい」、

というリクエストもいくつかいただいています。

 

「〇〇大学の研究といった権威付けがあったり、

客観的データなら取り入れる」

という男性も多いですからね。

 

とはいえ、いくら客観的データをみても、

「自分は怒鳴られて叩かれて育って、

今では社会的にも活躍してうまくいってるんだから、

子どもも怒鳴って叩いて教え込まないといけない」

ということを、頑なに信じているパートナーさんもいます。

 

こうした強固な思い込みを、

少しでもほぐしていくには

どうしたらいいんでしょうね。

 

みなさん、どう思いますか?

私も、考え、できる取り組みを続けていきます。

 

 

 

 

 

さて、今日は、

「ひといちばい敏感な子(ハイリー・センシティブ・チャイルド)」と

ギフテッドの特徴とされる「過度激動」について、

以前少し書いたのですが、もう少し踏み込んでみていきましょう。

「敏感な子」と「ギフテッド」に共通して見られる「感情の強烈さ」、「敏感さ」のポジティブ面を見出す


ちょっと長くなってます:

1.「HSP/HSCと過度激動は同じコンセプト。ゆえにHSP/HSCはギフテッド」とアーロン氏

2.  「敏感さはギフト」ってどういうこと

3.敏感さという「諸刃の刃」の扱いを心得る

4.HSP/HSCが自らのギフトに気づき、磨き続け、差し出していくために

5.「不登校」という言葉のない教育システム

ギフテッドや過度激動について

聞きなれない方はこちらをどうぞ:

ギフテッドについての記事

・過度激動と積極的分離について ← 私自身、それまで「やっかい」としか感じなかった子どもたちの「敏感さ」についてのとらえかたが、180度変わったコンセプトです。

 

 

1.「HSP/HSCと過度激動は同じコンセプト。ゆえにHSP/HSCはギフテッド」とアーロン氏

実は、エレイン・アーロン氏は、

こちらのニュースレターで、

「HSP・HSCと過度激動とは、全く同じコンセプトです。

過度激動がギフテッドの代表的な特徴とするならば、

HSP・HSCは、紛れもないギフテッドです」

としています。

 

では、なぜ、

アーロン氏は「ギフテッド」というコンセプトを、

表に出さなかった/ないんでしょう?

 

それは、

「ギフテッド」としてしまうと、

世間から認められるような形をあらわしていない子や人が、

漏れてしまうことになるからといいます。

 

例えば、

テストで緊張して実力を発揮できにくい子や人、

難解な言葉に圧倒されてしまう子や人、

他の人がみていると力を発揮できにくい子や人、

深く処理するためスピードにのりにくい子や人。

 

こうした特徴がある場合、

明らかに、既成のIQテストや学力や第三者の観察といった「はかり」では、

その子や人の持っている力があらわれにくいですよね。

 

ですから、アーロン氏は、

「敏感さ(sensitivity)」といった特徴のみに着目することで、

「ギフテッド」というあらわれがあろうがなかろうが、

「敏感さ=過度激動」といったコンセプトを必要とするすべての人や子について、

言及しようとした、というわけです。

 

 

 

2.「敏感さはギフト」ってどういうこと

みなさんも、育児書などで、

「感受性の豊かな子に育てましょう」という言葉を

聞いたことがあると思います。

 

これは、

感受性の豊かさは、

能力面や情緒面の成長の源だからです。

 

例えば、

砂浜の貝殻にくぎ付けになって感動するなら、、

貝殻について、より深く知りたいと思ったり、

インスピレーションを形にしたいという気持ちが湧き上がるかもしれません。

そして実際に、貝殻について調べてみたり、絵を描いてみたりするかもしれません。

 

そうして、別の機会に貝殻に触れた際には、

貝殻に対する思い入れも周りとは異なるでしょう。

そして、こうした物事への向き合い方の積み重ねは、

何も感じず通り過ぎる場合とでは、

探究力、表現力、創造力などでも、大きな違いを生み出すはずです。

 

HSCや過度激動を持つ子というのは、

こうした感受性の強さを、

生まれつき持っている子達です。

 

 

また、モンテソーリ教育に、

敏感期というのがありますよね。

・モンテソーリ教育とシュタイナー教育はどう違う?


子どもは、

自発的な好奇心と興味をもって対象に食いつくときがあります。

それが、その子がその対象を通して最も伸びる時であり、

モンテソーリでは、それを「敏感期」と呼びます。

 

HSCや過度激動を持った子というのは、

言ってみれば、日々が「敏感期」に溢れているんです。

周りの物事に強烈に吸い付き続けますから、

つまり、「伸びしろ」だらけなんです。

 

 

3.敏感さという「諸刃の刃」の扱いを心得る

こうして、

「敏感さはギフト」というわけですが、

同時に、

物事を強烈に感じ続けていれば、

周りより疲弊します。

 

また、ポジティブなことだけでなく、

ネガティブなことも、

ひといちばい強烈に感じますから、

より大きな苦しみや痛みを、

感じるということもあるでしょう。

 

 

また、HSCやHSPの多くが持つとされる

5-HTTLPR(セロトニントランスポーター遺伝子:SERT)が短い型を持っている人や動物は、

遺伝子的に、環境からより大きく影響を受けるという研究が、

いくつか出てきています。

 

これらの研究によると、

この5-HTTLPRが短い型を持つ子や人は、

虐待など不適切な環境では、

ウツや不安症になる確率が通常より多くなるのですが、

温もりある適切な環境で育つならば、

心身共にひといちばい健やかに生き生きと力を発揮するといいます。



つまり、HSPやHSCというのは、

周りの物事に強烈に感じ入るため、

環境から受けとる利点と不利点にも、

より激しく影響を受けやすいんです。

  

ですから、

こうした「諸刃の刃」である「敏感さというギフト」を理解し、

自分が立ち上がれなくなるまで自分を責め、傷めつけ過ぎないよう、

力やスキルを培う関り方が大切です。

 

 


4.HSP/HSCが自らのギフトに気づき、磨き続け、差し出していくために

アーロン氏は、

冒頭のニュースレターの最後でこう言っています。

(パラフレーズ訳です)

 

「もし、あなたがHSPで、

子ども時代を振り返るなら、

どうしてこうなってしまったんだろう?と

不思議に思うかもしれません。

 

誰も、私のことを

ギフテッドと思わなかったじゃないと。

 

ウツや不安症やシャイさが、

あなたのギフテッドネスを覆っていたのかもしれません。

 

もしくは、自信や自己価値の意識に欠けていて、

あなたはあなたのギフテッドネスを、

他者を喜ばせることに用いたのかもしれません。

 

そうして、

あなたは、あなたの創造性や何かをマスターする熱狂性を抑えつけ、

人々があなたを好きであることや嫌われないようにすることに

用いてきたのかもしません。

 

それとも、あなたはずっと怒っていて、

あなたのギフトをただただ『難しい人』であることに

用いてきたのかもしれません。

 

何があなたのギフテッドネスをブロックしてきたとしても、

私は、あなたがギフテッドだと知ることによって、

あなたが、あなたのギフトを前へと押し出すことを望んでいます。

 

ですから、どうぞお願いです。

もしそれが助けになるのならば、

あなたの敏感さをギフテッドネスと同じだとしてください。

私はそれを全面的にサポートします。

 

私も含め、誰も、

定義を所有などしていないのですから。」

 

 

定義や分類は、

その子や人が、自身を理解し、

より伸びていくために活用するもの、

私もそう思います。  

 

アーロン氏は、

HSCの性質や関り方への理解が広まることで、

より力を発揮できるHSPが増えていくだろうと

希望を持っています。

 

そして、元々、

HSCの著書を書いたのも、

苦しんでいるHSPがあまりにも多いため、

子ども時代からの環境や関わり方が大切だと思ったためだとしています。

 

私自身、未熟ながら、

少しでもその助けになりたいと思っています。

 

敏感な子について執筆するのも、

敏感さゆえに、生きづらさを抱える子や人が、

自身を理解し、より楽に、力を発揮できるようになってほしいという願いからです。

 

我が家も、

たくさんの課題にぶつかってきましたから。

 

 

 

5.「不登校」という言葉のない教育システム

アーロン氏の著書の訳者で精神科医の明橋大二氏は、

こちらの記事で、

「原因不明の不登校の80%がHSC」としています。

 

私自身、日本に来て以来、

様々な不登校・引きこもりの青少年に出会ってきました。

 

社会は多様です。

多様な集団がありますし、

日々の糧を稼ぐ方法も多様です。


「売る」のが合わないなら、

「作ったり」「修理すれ」ばいいんです。

「書く」のが嫌なら、「奏でれ」ばいいんです。

日本のシステムが合わないなら、

飛び出せばいいんです。

でも、

そうした社会に出るまでの知識や知恵を培う方法って、

どうしてこれほど、画一的なんでしょう。


何度かこのブログにも書いたのですが、

私達家族が16年間暮らしたアラスカ州には、

「不登校」という言葉がありませんでした。

 

「通常の学校」に合わないならば、

「違う選択肢」を試せばよかったんです。

モンテソーリ教育、シュタイナー教育、壁のない学校、

プロジェクトメインの学校、ネイティブアラスカン語や日本語やドイツ語で終日授業をする各イマ―ジョン学校、

権威や秩序を重んじる伝統的な学校、ギフテッドプログラム、そしてホームスクールなど、

実に様々な選択肢がありました。

 

しかもそれらすべて公立ですから、

家庭による費用の負担は、税金を納める以外ありません。

ホームスクールなど、年20万円ほどの補助金さえ出ました。

 

そこでは、「近所の学校」に合わないからといって、

「“普通”のことさえできない」といった罪悪感や自己否定も全く必要ありませんでした。

「こっちが合わないから、じゃあ、あっちを試そうか」といった、

ただただ「前向きな選択」があるだけでした。

 

悩む時間とエネルギーを、

その子により合った場で伸びていくことに、

費やすことができたのです。

 

 

みなさん、

人や子どもの個性が多様であるとするなら、

こうしたシステムの方が、至極自然だとは思いませんか?

 

そして、教育というのが、

多様な社会で力を発揮することを目的とするならば、

こうした多様なシステムこそ、

理にかなっていると思いませんか?

 

今の“通常の教育システム”で、

すくすくと伸びて行ける子はいいんです。

 

でも、そうでない子もいます。

これは、親の育て方とかそういう問題じゃなくて、

実際に青少年に会うと分かりますよ。

「こういう子達が、

今の学校システムに合うわけがない、

違う場で伸びていってほしい」と

思わされる子っているんです。


 

昨今、以前よりは、

HSCへの関心が広がりつつあります。

東京では、フリースクールや異なる学びの場の試みが増えつつあります。

今後、ますますHSCへの理解が深まり、

多様な学びの場が築かれていきますよう、心より願っています。

 

私自身、理解を広めるために、

そして、「社会のほころび」を強烈に感じ、

「割を食っている」親子が少しでも楽になり、

力を発揮していけるために、こつこつとできることを実行していきます。

 

 

 

 

ーーーーーー

こちらに載せた、

ひといちばい敏感な子の成長事例 & 事実を「観る」ということ

アメリカ東海岸に暮らす長男が、

週末の旅の写真を送ってくれましたよ。

 

電車とスケートボードで、

ニュージャーで大学生活する友人に会いに。

その後、バスでニューヨークへ。

クレイグズリストで自転車を25ドル(約2500円)で購入し

ニューヨークを行き、

フェリー乗り場まで。

フェリーでボストンに着き、大学生活する友人と会い、

早朝4時の電車で帰宅。

翌日、救急隊員の仕事だったそうです。

 

みなさん、

世界に出るなら、多様です。

場は日本だけじゃないです。

外に出るなら、日本の改善していきたい面もですが、

日本の良さも、またよく見えるでしょう。

 

 

 

 

最後に、

6月まであと4回を予定している

「ひといちばい敏感な子講座」への感想の一部紹介です。

 

E.M.さん

「小1の息子について、思い当たることばかりで、今、周囲にも恵まれて問題という形では出ていないので、敏感な子ではないのかと思っていましたが、やっぱり敏感な子だったと再認識できました。日々の習慣になっている眠る前のママと2人きりの時間や、私が家で「おかえり」と待っていることが、彼にとって私が思う以上に大事な”充電場“だったと気づきました。彼について、彼の本当のところを掘り起こせるように、でも彼だけに集中し過ぎないように、生活していきたいと思います。」

 

N.R. さん

「ひといちばい敏感な子、三人の孫にも当てはまることがありました。『健やかに力を発揮できるよう育つ9つの鍵』を思い出しながら、育てていきたいと思います」

 

K.E.さん

「子どものことをより客観視できました。安心して自分の気持ちを出せる環境を作りたいと思います。」

 

S.N.さん

「日々の自分の子どもへの対応を考えるいいきっかけになりました。小6の長男は、敏感な子というのとは違うのかなーと思っていましたが、あてはまることが多く、そういう面からもサポートしてあげたいと思いました。扱いにくさや育てにくさばかりにフォーカスしないよう、気を付けたいです。」

 

I.Y.さん

「いつもありがとうございます。日本語の情報が限られている中、ブログや講座でいろいろな情報をシェアしていらして、ものすごく感謝です。調べると膨大な量なので、まとめて教えてらして、忙しいママさんたちに、本当に役に立っていると思います。色んな人や専門家と話しましたが、5人のお子さんを育てる方の体験は貴重です。」

 

本出版決定への感謝を込めて、

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それではみなさん、温もり溢れる春の日を!


寄稿記事「親の喫煙により子どもが抱えるリスク」&ひといちばい敏感な子が背負うリスク

2019年03月11日 | ハイリーセンシティブチャイルド

こんにちは!

 

人と人との触れ合いが、

創り出していくものに、

感動する毎日です。

 

出会い、話し合うことで深まり、

そうして生まれるひとつひとつの変化に、

感謝です。

 

これからも、

少しでもより良い変化を生み出せますよう、

できることをコツコツと続けていきます。

 

 

 

さて、今日は、

週末に掲載された『オールアバウト』さんへの寄稿記事:

「子どもの前でタバコ…親が喫煙する家の子どもが抱えるリスク」

について、思いをつづらせてください。

 

今回、機会をいただき、

リサーチしてまとめることを続けながら、

「子育て全般の課題にもいえることだなあと、

しみじみ思っていました。

 

 

以下、記事から広がるあれこれ5点です。

 

1. 日本の喫煙率って世界的にみてどうなの?

アメリカで暮らすと、

日本などのアジアやヨーロッパでの、

喫煙への寛容さに驚きます。

 

日本では、何といっても、

自動販売機で買えますしね。

 

こちらのWHO(世界保健機関)による2018年版のデータによると

現在、日本の喫煙率は、こうなっているようです:

男性 33.7% 70位  

女性 11.2% 55位     

 

ちなみに、先のアメリカは、

男性 24.6% 104位

女性 19.1% 39位

 

そして、喫煙率一番は、どこだと思いますか?

男性が東ティーモール 78.1%

女性がモンテネグロ 44%

だそうです。

 

チャート見ながらたまげてたんですが、、

男性喫煙率80%近くって…。

しかも女性喫煙率6.3%という男女差なんですよね。

まあ、文化的なものでしょうね。

ちょっと調べてみたいです。

 

 

チャートを見ていると、

東ティモール程ではないものの、

全ての国において、男性が女性より喫煙率が高いわけですが、

特にアジア圏では、より男女差が大きいのも特徴です。

 

例えば、フランスは、

男性も35.6%と喫煙率高いですが、

女性も30.1%だったりします。

女性喫煙率44%で1位のモンテネグロも、

男性喫煙率47%です。

 

一方、

日本は、男性が女性の3倍の喫煙率ですし、

韓国も、男性が女性の6倍以上。

 

こうした男女差の大きい地域では、

多分、男性と女性の生業や

「男(女)はこうあるべき」といった区別が、

よりはっきりしている、

ともいえるのでしょうね。

 

 

 

2.不必要なリスクを子どもに背負わせない

「喫煙ってよくないですよ」という説に対してよくあるのが、

「いやいや、80歳までタバコ吸ってて、元気でぴんぴんしてる人知ってるよ!」

といった返しじゃないでしょうか。

 

私の身近にもいます。

夫の祖父は、90歳まで喫煙者でした。

そして、3か月前に104歳の誕生日!を迎えました。

しかも、子ども時代イタリアから移民して以来、

大気汚染が深刻で喘息率も高いとされる南米チリの首都で暮らしています。

(・義祖父101歳の誕生日!大海を眺めるような気持ちを大切にしたい

 

 

でも、こうした事例は、

あくまでも「例外」なんですよね。

 

統計的には、明らかに、

喫煙者の方が、疾患を抱えるリスクが増します。

そして、記事にまとめてますが、

「二次喫煙」「三次喫煙」の害についてのデータも

続々と出ています。

 

ですから、

身近な事例がうまくいっているからといって、

そうした「いらんリスク」を、

子どもに背負わせないこと。

 

それが、未来を担う子どもを取り巻く大人ができることの一つでしょう。

 

 

 

3.子どもは親の表面的な「言葉」より、実際の「行動」から学びます

記事で紹介した研究のひとつに、

「喫煙についてティーンにどう話すと、

ティーンが喫煙をしなくなるか?」

といったものがあります。

 

頭ごなしに「吸うな」と説教するなら、

その6か月後にティーンが喫煙する率が上昇したそうです。

 

そうではなく、

親が親自身の喫煙体験について話したり、

もし禁煙できないのなら、その葛藤について話すなどした方が、

ティーンはより喫煙しなくなったとのこと。

 

子どもは、「偽善」を見抜きます。

表面的な「いい・悪い」より、

「行動」で示し、

親の気持ちや思いを話し合った方が、

心に届きます。

 

私自身も、痛感してきましたよ。

 

 

4.目指したいのは「従う力」でなく「自分で考え判断する力」を培うこと

記事であげた「初めの一本を吸わない運動」をされている医師の土井たかし氏は、

日本の青少年に「アクティブ・ラーニング」を用いたアプローチをされているそうです。

 

それは、土井氏が、様々調べ、試す中で、

頭ごなしに「吸うな!」といった一方通行の教育では、

子どもの身にはつかないと思ったからだそうです。

 

そこで、

タバコの成分の理解から、タバコを取り巻く社会状況までを、

青少年と話し合うことを通して、

「初めの一本を吸わない」ことについて、

考えてもらう活動をしているとのこと。

 

 

 

親として目指したいのも、

その子が自分の頭で考え、

より適切な行動を選ぶ力を育むことですよね。

 

見ていないなら「する・しない」だったり、

ただ「従う」ことを目指したいわけじゃないです。

 

「子どもとの関り方講座」でもお伝えするのですが、

それには、親は、子どもに言うことを聞かせるといった立場ではなく、

問題を前に、共に考え、工夫し、解決する同志のような立場で、

子どもに関わっていきたいです。

 

そうして、

親子の間に、話し合える関係を築いていくこと。

こうした関係づくりは、幼少期から、

その子の発達段階に合わせ、実践していくことができます。

 

また子どもの年齢が高くなるほど、

記事にあげたような客観的な研究データや統計も、

話し合いを深める資料として、親子の間にはさみ、

存分に活用していきたいです。

 

 

 

5.とても敏感な子は身をもって警鐘を鳴らしてくれる?

『The Highly Sensitive Child』の訳者で精神科医の明橋氏は、

つい先日2月20日に出版された著書『何か他の子と違う?HSCの育て方』の中で、

こんなことを言っています。

 

「HSP・敏感な人がいることによっても、私たちは何らかの恩恵を受けているわけです。

芸術的な才能がある。環境問題や環境の変化、大気汚染、添加物に敏感で、

身をもって環境の悪化に警鐘を鳴らしてくれる、そういう存在でもあります。」

 

ひといちばい敏感な子は

有害な化学物質などにも、敏感な場合があるということは

あるのかもしれませんね。

 

だとすると、

喫煙、二次喫煙、三次喫煙などにも、

より敏感ということもあり得るんですよね。

 

家の子達の場合は、化学物質というか、

匂いに敏感なので、

はるか遠くのタバコの煙を察知し、

鼻をおさえます。

そして喫煙者の傍にいると、如実に気持ちが悪くなってます。

 

 

また、明橋氏は、

「ひといちばい敏感な子が生きづらい社会とは、

実は、多くの人が生きづらい社会」といいます。

 

敏感系な子は、

物事をひといちばい強烈に感じ、

拡大鏡を手に周りを眺めているような子たちですから、

確かに、大多数が気に留めないような「社会のほころび」にも、

立ち止まるようなところがあります。

 

以前紹介した

「不登校の子は割を食っている」のも、

まさにそうですね。

精神科医清水將之氏へのインタビュー記事、「不登校」とは今の学校が「おかしいと疑問を持つ子が割りを喰っている」状態という指摘に納得

私自身、日本に来てから様々不登校の青少年と出会う中、

このことを実感しています。

 

 

敏感な子どもたちが、

「身をもって警鐘を鳴らしてくれる」

ということがないよう、

喫煙状況はじめ、様々な環境を見直し、整えていきたいです。

 

 

記事では、「二次喫煙」や「三次喫煙」について紹介し、

喫煙が、子どもの、身体、情緒、認知面に与える影響についての研究をまとめてあります。

そして、親として何ができるかを提案してあります。

 

興味ある方、是非、読んでみてくださいね。

「子どもの前でタバコ…親が喫煙する家の子どもが抱えるリスク」

様々なインプットをしてくださった編集者さんに感謝です。

 

 

 

 

 

最後に、

講座の方もあと3か月となりました。

縁あります方と、共に変化を生み出せますよう、

全力を尽くします。

 

以下、講座への感想メールです。

ーーーーー

今日は素敵な講座をありがとうございました。

真意子さんのあたたかな雰囲気でリラックスして学ぶことができ有意義な時間でした。

 

講座の後、アドラーを学んでた時と同じ感覚が久々に蘇って、息子との時間が昨日までよりも愛おしく楽しくて穏やかでした。この感覚からちょっと離れてたんだなと感覚として体感できたことも良かったです。

 

かなり忘却の彼方へ行ってしまっていた、どう反応するかは自分で選べるんだということを思い出させてもらいました。イーッとなったとき実践してみます。

 

話し合いに救われている参加者さんもとても心に響きました。

素敵な時間をありがとうございました。

ーーーーー 

 

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春By 次女

 

それではみなさん、温もり溢れる春の日を!


ひといちばい敏感な子の成長事例 & 事実を「観る」ということ

2019年02月06日 | ハイリーセンシティブチャイルド

こんにちは!

 

1月から2月の初めと講座&交流会が続きました。

「子どもとの関わり方講座」&「子育ちコミュニティー」始動のお知らせ

これまで日本全国から50名近くの方が申し込んでくださり、

講座、交流会、個人相談と延べ100名以上の方々とお話しさせていただいています。

 

講座&交流会は6月まで続きます。

これからも、参加してくださる皆さんと、共に学び、たくさんのお話ができますことを心より楽しみに、

精進&邁進していきます。

よろしくお願いいたします。

 

 

さて今日は、次の4点をつづらせてください。

1.更新記事のお知らせ

2.ひといちばい敏感な子の成長(19歳長男の事例)

3.事実を「観る」ということ:今年日本でもベストセラーになるといわれる『ファクトフルネス』

4.講座への感想

 

 

1.更新記事のお知らせ

『It Mama』さんが、「講座」について取材してくださいました。

子どもの性質によって異なる関わり方のポイントを少し紹介してあります。

・子育て研究人に聞く「自分から考え、行動する子」になる関わり方とは?

また、こちらの記事も更新されています。

・「早くしなさい!」と叫ぶ代わりに試したい4つの工夫

 

以前書いた記事が、Yahoo!ニュースやBIGLOBEニュース等にも配信されました。

・ゲームが子供に与える良い影響と悪い影響

Yahoo!ニュースでは当日のライフ部門で5位にランクインしていました。

「ゲームと子ども」という言葉のグーグル検索では1億2千万以上の記事中トップに出るほど、

読まれてきた記事です。

 

講座でも、ゲームについての話題は、必ずといっていいほどあげられます。

世界中の人々と、いつでもどこでもオンラインゲームで繋がることのできる時代。

これからを生きる子ども達が、ゲームとどううまくつきあっていくのか、考えていきたいですね。

講座でも、主体的に関わる力やスキルを培う方法等を学んでいきます。

 

 

 

2.ひといちばい敏感な子の成長(19歳長男の事例)

昨日、アメリカの東海岸で*ギャップイヤー中の長男から

「今日は、とてつもない体験をした日だった」とテキストが届きました。

 

⋆ギャップイヤー:合格した大学の了承を得て、1年間入学を遅らせ、社会活動や旅などをすること。

入学後により地に足がついて大学生活を送れるなどの統計もあり、最近では、ギャップイヤーをすすめる大学も多いです。

 

長男は今、

高校時代、州&国家資格をとった救急隊員として

救急車に乗ることで自活しながら(実は、ギャップイヤー中、一ドルも渡していません)、

自ら起業したNPOの「メーカースペース」を切り盛りしています。

4月からアラスカへ3か月間かけての自転車旅に出発する予定で、

アラスカから戻ると、今度はアフリカのある国で、起業したNPO活動の一環として

ロボティックスを現地の子どもや青年に教えることが決まっています。

そして、9月から大学生活が始まります。

 

昨日の朝7時のこと。

病院の前の救急車で待機中、

目の前で、男性が顔とお尻を銃で撃たれ崩れ落ちたといいます。

 

撃った犯人が、すぐに逃走を始めるのと同時に、

もう一人の隊員と車から走り出て、男性を担架に乗せ、病院に運び込み、

男性は、難しい状態が続いたものの、一命をとりとめました。

 

警官も銃撃現場を目撃しており、

犯人は、逃走して5分後には、

逮捕されました。

 

その後は、

目撃者として警察署本部の殺人課で(本人曰く)「本格的な取り調べ」を受け、

現場検証に立ち合い、

その地区を管轄する地区長からお礼の電話と何かあった時の連絡先をもらい

これから、裁判所で目撃証言をすることにもなるようです。

 

最年少の救急隊員として、

医師、看護師、警官、検察官、政治家など、

冷静沈着にたんたんと事件の解決に向け動き続けるプロフェッショナルに囲まれ、

様々感じることがあるようでした。

 

「間近で目撃したもう一人の隊員は、

ちょっと長い休暇をとったけれど、僕は幸い、大丈夫だよ」

と長男。

 

 

赤ちゃん時代から、本当に泣き虫で、

子ども向け番組でもちょっとした闘いの場面が怖すぎて、

毛布にくるまって泣きじゃくっていた姿。

「この怖い映像をどうやったら頭からなくせるの?」と何度も何度も泣きながら聞いてきた姿。

他の子が近づくだけで、「玩具をかさなきゃいけなくなる」と泣き伏していた姿。

子どもの集まりで泣いてばかりの長男の手を握りながら帰宅中、

夕焼けを見上げ、「この子は、これからどうなっちゃうんだろう」と、

私まで泣いてしまった当時…。

 

長男の子ども時代の姿が、次から次へと浮かびました。

 

 

みなさん、

子どもは、成長します。

 

子ども時代の様子から、

何も決まりやしませんよ。

 

 

子どもが持つ力を信じ、

できるサポートを、

こつこつと実践していきたいですね。

 

 

今年年始に日本を訪ねてきたときの兄と弟。

似たところが多いので、よき理解者同士です。

 

長男の敏感さと成長の歩み:

『It Mama』寄稿:「敏感っ子」へのNG対応&恐がりで泣き虫だった長男17歳が自らを振り返り思うこと

泣き虫で恐がりで敏感だった男の子の成長事例、「憧れ」と「慣れ」と「ユーモア」

 

 

 

3.事実を「観る」ということ:世界中でベストセラー著書『ファクトフルネス』

子どもに接していると、

「過去できなかったこと」や「未来への不安」から、

目の前の問題を、過度に大きくしてしまったり、

ゆがめてしまったりとしがちなものです。

子どもの「好ましくない行為」を前に流れる「効果音」に気づく、過去でも未来でもない今のその子に向き合うために

 

昨年、世界中で大ベストセラーとなり、

先月、日本語にも紙の本が翻訳された『ファクトフルネス』でも、

この「事実をありのままに観る」ことの大切さが説かれています。

 

人は、いかに、

「認知のゆがみ」に基づいて世界をとらえているかということが、

具体的な統計や調査を用い、描かれています。

認知のゆがみについて:

「認知のゆがみ」に気づくことが心を軽くする、子供にも分かり易い言葉&図の紹介

 

世界情勢について、

ランダムに答えたチンパンジーの方が、

人間より正解率が高かったというほど、

人間は、物事をネガティブな先入観に基づいてとらえがちです。

 

「ファクトフルネス」とは、

著者のロスリング氏の「造語」ですが、

「観る」ことを根幹とする、

「マインドフルネス」にかけてますね。

 

興味ある方、是非、手に取ってみてくださいね。

 

 

 

不安をあおる情報に、振り回されないこと。

必要以上に悲観的になる必要はないんです。

 

「よくなっている」という事実を認め、

「よくしていける」という希望を胸に、

問題解決のために、現実的にできることを、

こつこつと積み重ねていきたいですね。

 

 

 

4.講座への感想

1月終わりには、1回目の「ひといちばい敏感な子講座」を開講しました。

 

やはり、「普段、なかなか理解されない話が、ここでは心おきなくできます」とほっとされた様子の方が多かったです。

 

この言葉は、実は、他の講座や交流会でも、参加者の多くの方がおっしゃいます。

 

そして、こうした気持ちを持つ方々が、思うままに話のできる場や機会の大切さを、ひしひしと感じています。

 

これから、多様な性質や特性への理解がより広まるにつれ、そうした場が、増えていくことを、願っています。

 

 

 

以下、「ひといちばい敏感な子講座」への参加者さんの一部の声を紹介します:

 

Y.N.さん

「楽しかったです。ありがとうございました。周囲に敏感繊細なタイプの子がいないため、なかなか同じ気持ちの人と話す機会がなく、いつも不安に感じているのですが、こうした場があると救われます」

 

A.K.さん

「とても参考になるお話ばかりでした。具体的な方法をいろいろ教えていただきありがとうございました。今日から帰ってやってみようと思います。ありがとうございました」

 

C.S.さん

「子どもも高反応だと思っていたけれど、私自身も過敏な面があるなーと思いました。好きなこと、心躍ることが「お守り」という言葉が響きました。とても楽しく、あっという間に時間が過ぎてしまいました」

 

M.T.さん

「講座1-4にも重なり、復習にもなりました。今回は、人一倍敏感な子の特性やその対応を丁寧に教えていただいて、とてもためになりました」

 

R.Y.さん

「不安な時の気持ちの切り替え方など、具体的に行動してみようと思いました」

 

M.M.さん

「突き放すと守り切るの間の対応、大丈夫回路の作り方、ネガティビティ・バイアス等、娘の本質に迫るトピックが盛りだくさんで、とても充実した時間でした。これから取り入れてみようと思うことも多く、希望で明るい気持ちになれました」

 

 

他の講座についての感想は、こちらにまとめてあります。→参加者さんからの講座への感想

 


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2月3日の講座の様子:

 

 

できることを、こつこつと、続けていきますね。

読んでくださり、感謝です。

 

それではみなさん、温もり溢れる日々を!

 


「ひといちばい敏感っ子講座」についての問い合わせ&敏感っ子に大切な関り方

2018年11月20日 | ハイリーセンシティブチャイルド

こんにちは!

講座&会員へのお申込みとお問い合わせをありがとうございます!

 

「ひといちばい敏感な子講座」について、

お問い合わせをいただきました。

 

Q: 「子どもとの関わり方講座1-4」を受けた後でないと、

「ひといちばい敏感な子講座」は受けられませんか?

 

A: 「子どもとの関わり方講座1-4」と、

「ひといちばい敏感な子講座」を合わせて受講していただくことで、

理解がより深まります。

 

どちらを先にするかは、

「関わり方講座1-4」を先に受けていただく方が、

流れとしては、より自然に理解できます。

 

それでも、

「子どもとの関り方講座1-4」を後から受けていただく場合は、

「これとあれがつながっていたんだな」などと、

少し整理していただくと、理解できるものとなっています。

 

講座について「???」といった点などありましたら、

メールや、講座の後や、遊び場や、交流会などで

どうぞ、お気軽に声をおかけくださいね。

 

お話できますこと、心より楽しみにしています! 

 

講座スケジュールはこちらです。

 

 

 

「ひといちばい敏感な子講座」について

日本では、今のところ、

「ひといちばい敏感な子」についての本が、

2冊出版されていますね。

 

こちらのブログで何度も紹介している、

エレイン・アーロン氏の『The Highly Sensitive Child』を邦訳された心療内科医明橋大二氏が、

今年6月に出版された『HSCの子育てハッピーアドバイス』。

 

そして、去年出版された、

HSPの臨床医 長沼睦雄氏による『子どもの敏感さに困ったら読む本』。

 

講座では、

こうした国内外のHSCについての研究をざっと紹介した後、

それらの研究を踏まえ、

私自身が、「ひといちばい敏感な子」の子育てで大切に思うことを、

お伝えします。

中には、巷ではあまり言われていないことも、含まれます。

 

 

 

敏感っ子とは、

「とびっきり高性能な拡大鏡」を手に、

世界に向き合っている子たちです。

 

時に、

大多数が気づかず通り過ぎることでさえ、

何倍にも拡大して感じ取ります。

 

その敏感さは、

本人を疲弊させもしますが、

同時に、「貴いギフト」にもなりえます。

 

敏感な子の子育てでは、

その特性に寄り添いながら、

疲弊を緩和する環境を整え、スキルを培い、

「貴いギフト」を育み、生かす関り方をすることが大切です。

 

そして、覚えておきたいのは、

敏感っ子の「高性能な拡大鏡」に映し出される「ほころび」とは、

社会にとって、向き合う必要のある課題に違いないということ。

 

私は、

敏感さゆえに不登校・引きこもりになっている青少年に接しながら、

そう確信しています。

 

 

敏感っ子が、

この社会で健やかに力を発揮できるよう、

周りの大人が、知恵と力を合わせていきたいですね。

 

 

 

 

どんな特性・個性を持った子も、健やかに力を発揮できるよう、

子どもに関わる大人が、知恵と力を合わせる場 ↓


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お申し込みはこちらから → 申し込みフォーム 11月27日まで始動への感謝を込め特別価格です


 

  

 

 

知り合いのインディーズのミュージシャンさんが

「少年の話す英語を曲に盛り込みたい」とのことで、

次男が協力させていただきましたよ。

 

それではみなさん、喜び見出す日を!