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マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

『キズキ共育塾』講師、今後の活動予定、名古屋CBCラジオ出演

2018年08月14日 | お知らせ

こんにちは!

日本はお盆ですね。

 

この記事では、皆さんにお伝えしたい

・『キズキ共育塾』という場

・今後の活動予定

についてつづらせてください。

 

『キズキ共育塾』という場

現在、東京4校・大阪1校・スカイプ授業と展開する

「不登校・中退・ひきこもり・再受験など、

もう一度勉強したい人のための『キズキ共育塾』」。

最近は、大阪吹田市で、低所得家庭向けの塾も始まりました。

ウェブサイトhttps://kizuki.or.jp/

随時更新されているコラムも秀逸ですよ。

 

この『キズキ共育塾』にて、

カウンセリング等の研修後、

今月8月から、講師として、生徒さんを担当しています。

キズキ共育塾での講師は、

カウンセラー&学力を伸ばすといった役割を担います。

 

先月、本を出版されました、

『キズキ共育塾』の代表の安田祐輔さんの思いにも、

https://kizuki.or.jp/aboutus/president/

とても共感しています。

著書:暗闇でも走る 発達障害・うつ・ひきこもりだった僕が不登校・中退者の進学塾をつくった理由

 

恵まれない家庭環境で発達障害を持ちながら育ち、

海外の極貧地域での暮らしを経て、

「人はどんなに貧しくても、お金や暮らし向きによってではなく、尊厳によって生きている。それを守る仕事がしたい」

という気持ちが活動の源になっているということ。

何度でもやり直せる社会を築きたい、

そして、日本に、「希望」を取り戻したいと。

 

尊厳についての記事:

米国士官学校教育長によるパワフルなスピーチに思う。私達は子供の「尊厳」を忘れてやしないか?

「子どもと親は対等」というアドラー心理学の言説について&「しつけの原点」とは?

大学受験を終えた高校生に送りたい言葉&学業成績や試験の点数以外を評価するシステムで救われる子達

『オールアバウト』寄稿:本当に正しい「叱らない育児」が上手くいく秘訣3つ&「叱る」でも「言いなり」でもない方法を身に着ける

 

 

また、現場スタッフのみなさんも

様々な困難を通られてきた方々が多く、

素晴らしい職場です。

 

 

不登校や引きこもりについては、

以前から、何度か書いてきましたように、

私自身も、中学高校と、そうした傾向がありましたし、

また、米国で凸凹のある子どもたちを育てる中、

多様な学習環境のあるシステムに、

随分と、救われてきました。

 

アメリカには、

「不登校」という言葉はありません。

 

通常の学校にフィットしないならば、

各種チャータースクールやホームスクールなど

様々な選択肢があるためです。

通常の学校に行かないとしても、

「こちらが合わないなら、あちらにしよう」

ただ、そうした選択があるのみ。

 

そうして、

学校に行けない親子が、

「罪悪感」や「挫折感」を感じる必要もなく、

自分によりあった場で、

前向きに、力を伸ばしていくことができます。

 

そうした、

多様な選択肢のあるシステムの方が、より自然、

みなさんも、そう思いませんか?

 

今回、日本で暮らすことになり、

日本の通常の学校システム以外の選択をする、

または、せざるをえない子や方々の、

少しでもお役に立てたら、

という気持ちから『キズキ共育塾』さんのスタッフに加えていただきました。

 

『キズキ共育塾』の門をたたかれる子や方々が、

健やかに、「具体的・現実的な力」をつけていけますよう、

尽力していきます。

 

そして、より多様な学習の場が

これからも増えていくことを願っています。

 

「不登校」関連の記事

子どもが前のめりで探究を始める場とは?&「不登校」というレッテルが必要ない教育システム

京都での「ギフテッド応援隊」の集まりに思う「通常の学校にフィットしない子」が伸びる場とは?

「ハイリーセンシティブチャイルドにとって完璧な学校とは?」HSCを育てる世界中の親御さん達が描く理想

「日本の伝統的な学校スタイル」の特徴って例えば何でしょう?「そうしたスタイル」に合わない子が伸びていく場とは?「プログレッシブ教育」トレーニング始まりました

精神科医清水將之氏へのインタビュー記事、「不登校」とは今の学校が「おかしいと疑問を持つ子が割りを喰っている」状態という指摘に納得

「ちきりん『学校は不利な人をより不利にする場所』 イケハヤ『まだ不登校で消耗してるの?」について思う

『ひといちばい敏感な子』を訳した明橋氏が訳書の冒頭に書かれている言葉に思うこと

朝日デジタルの記事に思う、多様な学習スタイルを選べる教育システムでは「不登校」なんて存在しない

 

 

今後の活動予定

次のような活動を計画中です。

 

1.子育ての話し場

異なるテーマについて、

探索し、話し合う場です。

週に1回を考えています。

テーマ:子供との関わり方、ひといちばい敏感な子、マインドフル子育て等

 

2.ユア・スタジオ for Kids 

日本語や英語での遊びを通し、

考える力と健やかな心の土台を築く幼児向け教室。

非認知能力の育成を意識しつつ、

料理・工作・ゲーム・科学実験・“世界旅行”等を楽しみます。

 

既に、

幼児さんの個人レッスンを申し込んでくださった方々もいるのですが、

日程と場所について、調整中です。

 

今では、毎日のようにお話ししている、

「子育て・子育ちについて考えたい」という方々が集まるチャットの場でも、

日々、多大なる気づきや、現実的なアドバイスをいただいています。

 

 

3.子育てコラム執筆

本数を減らすことになりますが、

こつこつと続けていきますね。 

 

 

 

また、名古屋のCBCラジオにて、

夏休みの宿題等についてお話させていただいたものが

8月20日(月)の16時35分頃から7分ほど放送される予定です。

宿題を通し、子育て全般について、思い出していきたいこともお話しました。

「丹野みどりのよりどり!」というプログラムです。

機会のある方、どうぞ聞いてみてください!

 

 

写真で見る日本生活:

児童館でカブトムシをもらってきましたよ。

近所のアンゴラ出身の女の子たちとわいわい百均へ行って、

家や餌やら整えました。

家族が増えましたよ、カブトムシのトミーです。

巣鴨の盆踊り。

屋台のかき氷!

毎週、渋谷の雑踏を歩いて、

次女と三女の陸上クラブの練習へ。

 夜も。

このクラブ、年中休みなし。

週に4回、陸上大好きっ子たちが日夜励んでます。

夫滞在中の、金沢の祭。

中目黒の「よさこい祭」

長女の誕生日には、本人の希望で海へ。

逗子!

最高でした。

 

みなさん、喜び見出す夏を!

 


「子育て講座」(しつけの道具箱・ひといちばい敏感な子・マインドフル子育てetc)のお知らせ

2018年05月17日 | お知らせ

こんにちは!

前の記事から数時間差で、もう一記事更新しています。

 

この記事では、

「お知らせ」をさせてください。

 

以前、何度かお話ししてきたのですが、

『虹色教室通信』の奈緒美さん『Follow Your Bliss』のTamakiさん

シアトルで長年幼児教室をされているEさん、

『虹色教室通信』に子どもを通わせてらっしゃるワーキングママさんとぽんみかんさん、

『遊びのアトリエ』から独立された『おひさまクラブ』のレオさん

そして、Tomoeさんと、参加できるメンバーで週に1度、チャットをしてます。

 

はじまりから1年以上たった最近では、

1週間おきどころか毎日のように、

メンバーの方々が、

様々な思いや気づきなどを書き連ねる場となっています。

 

そうした中、

参加者の多くの方々が、

例えば、

それまでの所属場から独立して新しい場を始められたり、

子ども時代から抱いてきた夢を実現するために行動を起こされたりと、

着実に、一歩一歩進み始めてらっしゃいます。

 

このメンバーの方々と、

毎週のように言葉を交わしながら、

どれほど力をもらってきたか分かりません。

 

大人になってから、

こうして深いところでつながる関係を築けたこと、

心より嬉しく思っています。

 

 

 

 

そして私自身、現在、

「これを形にせずしてこの世を去れない」と思い続けてきた

「子育て講座のカリキュラム作り」に取りくんでいます。

 

これまで20年近く、

数々のリサーチや、教育現場&家庭での体験を通し、

学び、試し、私自身、救われてきた子育ての知恵と知識を、

みなさんの心に届く「講座」という形へと磨いています。

 

現在、勤務先で学ぶ「アクティブラーニング」を含み、

これまで、大学の講義室から幼児教室まで、

様々な教育現場で身に着けてきた教授法を、

ひとつひとつの講座の場に生かし、

頭だけでなく、心や身体に響く場にしたいです。

 

育児情報溢れる中、

「もうひとつの縛り」を提供するのでなく、

講座への参加者お一人お一人が、

「自分の感覚」を取り戻す場にできたらいいなあと願いつつ。

 

 

 

 

開設から4年近くになる『ユア子育てスタジオ』「ユア」は、

「あなたの(your)」を意味すると同時に、

アラスカ先住民ユピック族の言葉で、

「生命の源(Yua)」を意味します。

 

「あなたがあなたであるときに、生命の力が溢れる」

といった思いを込めて、

コツコツと活動を続けていきますね。

 

必要とする人にとって、

必ず、お役に立てていただける形となりますように。

 

 

以下、講座の大枠です。

(若干、変更する可能性もあります)

 

 

 

 

国をこえての大移動が落ち着き次第、

場所や日にち等、

こちらのブログでもお伝えさせてください。

 

私自身も調べ、

いくつか声をかけてもいただいていますが、

もし、貸して下さる場所についての情報などありましたら、

教えていただきたいです。

連絡先:pxa11670@hotmail.com

 

 

 

子どもの成長に関わるみなさんの歩みを、

心より、応援しています。

 

 

 

 

週末の勤務先の学校では、

味噌汁を作りましたよ。

カツオを削り、

味の素、ほんだし、かつおたっぷりだし、こんぶだしと

食べ比べました。

こちらで育った子達、

皆、みそ汁は食べ慣れていたものの、

微妙な味の違いを、

初めて感じ取ったひとときでした。

 

温もり溢れる日々を! 


来月東京でHSC研究の第一人者エレイン・アーロン氏と『ひといちばい敏感な子』翻訳者の明橋大二氏の対談イベントがあるようです!

2018年04月12日 | お知らせ

こんにちは!

 

取り急ぎですが、お知らせです。

【エレイン・アーロン×明橋大二 トークイベント】が

来月東京であるようです!

 

 

以下引用

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【エレイン・アーロン×明橋大二 トークイベント】

●日時:5月14日(月) 10:00~12:00(開場9:30)

●会場:AP市ヶ谷 東京都千代田区五番町1-10 市ヶ谷大郷ビル5階

●主催:1万年堂出版

●参加の方法
 会場参加のほか、「会場が遠い」「子どもが小さくて外出は難しい」などの理由でご来場になれない方のために、録画配信のコースをご用意いたしました。いずれかの方法をお選びください。

(1)会場参加
 定  員:100名
 申し込み:先着順
 参 加 費:8,000円

 ※録画配信も視聴することができます。
 ※託児はありません。

(2)録画視聴
 申し込み:5月17日(木)まで
 参 加 費:5,000円
 配信期間:5月16日(水)~5月22日(火)

 ※無料オプションで、当日のネット中継もごらんいただけます。
 ※ネット中継、録画の視聴は、申し込まれたご本人とその家族のみ可能です。

 詳しくは以下のイベントページをごらんいただき、フォームからお申し込みください。

 https://www.10000nen.com/events/f051401/?mm=a457

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私も東京にいたら、

是非、お話を聞きに行きたかったですが、

間に合わずです。

 

昨今日本でも、HSPやHSCに関心が高まってますし、

先着順100名ということで、

すぐに埋まってしまうんじゃないでしょうか。

アーロン氏、初来日ですね。
 
 
質疑応答時間もあるようです。

行かれた方がいたら、

是非、お話しお聞かせください!

 

 

さて、これから仕事原稿に向かいます。

それではみなさん、温もり溢れる春の日を!

 

 

関連記事:

ハイリーセンシティブチャイルド カテゴリー

『ひといちばい敏感な子』を訳した明橋氏が訳書の冒頭に書かれている言葉に思うこと


長女の膝の手術の意外な展開&更新記事の報告

2018年03月11日 | お知らせ

ここ数日、

我が家の一大事だった長女の膝の手術について、

報告させてください。

 

おかげさまで、無事終わりました。

 

半月板を損傷すると、

ささくれのように破れたままでも(痛みあり)、

手術をしてその「ささくれ部分」を刈り取っても(痛みなし)、

正常に機能する半月板部分が減ってしまうので、

「将来的に関節炎になる可能性が極めて高くなる」とのことでした。

「家族ミーティング」という方法、「生きる力」を育む機会は日々の問題に溢れてますね

 

ところが、

膝を開けてみたらば(正確には、針を2本通してカメラを入れての手術)、

手術後の医師によると、

「たま~にこういう人もいるんですよね」とのことで、

なんと、長女には「余分な半月板」があり、その余分部分を損傷し刈り取ったので、

正常に機能する半月板部分は影響を受けていないとのこと。

 

そこで、

「関節炎になるリスクも、通常の人と同じ」、

ということで落ち着きました。

 

こんな可能性、

手術前には、全く思いもよりませんでした。

 

 

 

全身麻酔から覚め、

トロ~んとハイになっていた長女。

←(やたら周りの人に手を振り「Thank you so much」と言ってまわり、おしゃべり。

でも本人、あまり覚えてないんですよね。

ぎょっとしたのですが、麻酔薬は、手術前後の記憶に影響を与えるとのこと。)

 

車いすで車まで運んでもらい、

松葉杖と共に帰宅。

 

その夜は、普段通り一緒にご飯を食べ、

2日目の夜頃から、薬が切れて痛みが出てきましたが、

「明日から学校へいく」とのこと。

←医師からOKが出ています。

4週間後には、普段の生活に戻れるだろうとのこと。

 

 

 

 

 

病院から戻り長女を家に降ろした後、

下の2人を連れ、食料の買い出しにでかけました。

3人で大型カート2個分の食料を車に積み、

家へ向かって運転しながら、真正面に広がる夕焼け。

 

何だか、涙が止まりませんでした。

 

 

2番目にかかった医師に(手術は3番目にかかった医師にお願いしました)、

「将来、関節炎になることは避けられません」と告げられ、

長女と2人、言葉を失い病院から出た時にも、

空一面に、夕焼けが広がっていました。

 

そうして、私の口からでたのが、

「きれ~だね。きつい時でも、夕焼けってきれ~なんだよね…」

という言葉でした。

 

 

 

きついこと、楽しいこと、つらいこと、嬉しいこと、

日々、ジェットコースターのようにアップダウンとありますが、

この溢れるありがたさを、

しかと抱き、歩いていきます。

 

みなさん、

ありがたいという気持ちは、

アップダウンを突き抜ける

とてつもない力ですね。

 

ブログを読んで下さる皆さんへ、

感謝を込めて。

 

 

 

 

さて、

『It Mama』さんへ2記事

『オールアバウト』の方へも記事が更新されています。

のちほど、紹介させてください。

 

また、『NTTドコモiコンシェル』へ、

3月5日付で「子どもの主体性を育む対応」について、

掲載されています。

みられる方で、興味ある方、是非どうぞ!

 

住居&車の賃貸と保険、飼い犬の日本入国準備、荷造り等、

進行中です。

 

またひとつ、大きな体験でした。

 

 

みなさん、新しい週、よい日々を!


今年の夏から東京で1年間暮らすことになりました

2018年01月17日 | お知らせ

「今年は、引っ越しがある」と

こちらのブログでも少し書いてきたんですが、

なんと、夏から日本で1年間暮らすことに決まりました。

 

長男は、今年の初夏には高校を卒業し米国へ残りますから、

夫と子供4人連れての滞在です。

 

 

 

ということで、

長男の米国の大学進学の願書提出は終わったものの、

引き続き、奨学金の申請や結果の出ている大学の情報集めをしつつ、

同時に、東京の路線地図とにらめっこしながら、

東京の小中高や住居について情報を集め、問い合わせ、やり取りしと、

繰り返しています。

 

また今のこちらの住居を貸し出す手続きをすすめ、

そのためにあちらこちら修理したり、

倉庫をかり、家財道具一式を詰め込むため、

寄付するもの、キープするものを整理し、

箱詰めを始めたりとしてます。

 

 

振り返れば、ここ4年の間に、3度引っ越してます。

 

アラスカから米大陸を横切り東海岸へ、

東海岸の州内での引っ越し。

そして、米国東海岸から太平洋をこえて日本へ。

 

でも、これだけ動いていても、

いらないものがどんどんたまるんですよね。

驚きます。

 

変化は、

余分なものを

そぎ落としてくれますね。

全部は、持っていけませんから。

 

 

 

まずは、東京での子どもたちの学校が決まれば

(ホームスクールという選択も含めて)、

賃貸住宅も本決まりとなりますから、

そちらをすすめているのですが、

学校とのやりとりには、

こちらの学校スタッフからの様々な書類等、

お忙しい多くの方々の助けが必要になりますから、

ちょっと時間がかかりそうです。

 

 

 

 

しかし、

まさか、こんな形で日本に戻ることがあろうとは、

予想もしてませんでしたよ。

(←今回、まさかの夫の仕事が理由です)

 

私自身は、名古屋生まれ育ちですから、

東京について、本当に、何にも知らないんですよね・・・。

これまで訪ねたことが数度あったなあというほど。

 

しかも16年間、

アラスカでクマやヘラジカに囲まれて暮らしていましたからね。

 

カラフルな東京の路線地図をながめるだけで、

ちょっとめまいがしている状態です。

 

住居についても、地図を見ながら、

公園の傍に傍にと目が行きます。

←家族にとっては、「自然」が心身の調整場。

 

 

 

 

ブログを読んで下さるみなさんとも、

会える機会があるといいなあと願っています。

 

「『我が家の子育て』を築くための知恵を育む場」といったものや、

「子供も親も遊ぶ場」などといったことも、

できるといいですよね。

 

そのためにも、まずは、東京の街に、

4人ぞろぞろ連れての6人家族の生活の土台を、

築いていきますね。

 

日本在住の方々に、

少しでも近くなれることを嬉しく思いつつ。

 

 

 

 

最後に、

入学申請している東京の高校で必要とされる「英語のエッセイ」に、

長女がこんなことを書いていました。

紹介させてください。

 

“私は、フラナリー・オコナーの短編小説『ゼラニウム』を読んだとき、とても感じ入りました。

この小説では、娘さんに連れられ、長年暮らした地から、ニューヨークに引っ越すことになった老人が描かれています。このおじいさんは、たくさんの葛藤を抱えることになります。

なぜなら、長年培った物事の見方や考え方に頑なに固執したからです。

著者は象徴と設定を用いて、読者に明快なテーマを突き付けます。それは、「世界を完全にコントロールなどできない」ということです。

ストーリーの最後で、老人に残ったのは、「滅びるか、変わるか」の選択でした。

引っ越しには、「柔軟さ」と「楽観性」が必要です。そして、引っ越しに限らず、社会は変わり続けていますから、社会を生き抜くにも、「柔軟さ」が必要なんです。

私は、度重なる「引っ越し」を通して、より高度な柔軟さを、獲得しようとしているのかもしれません“

 

今暮らす地に引っ越してきてからしばらく、

長女は、辛い時期を送りました。

なかなか思うように友人もできず、

毎日、図書館で1人ランチを食べ、

周りの嫌なところばかりが目につき。

心理カウンセラーにも何度かお世話になり、

泣きじゃくりながら話しをしていました。


そうして徐々に、

少数ながら心を分かち合うことのできる友人を選ぶようになり、

嫌なことを流し、楽しみを見出す姿勢を身に着けていきました。

今では、より生き生きと高校生活を楽しむようになっています。

 

 

今回の日本での暮らしを終えたら、長女は高校を卒業します。

 

子どもは、いずれ親がいなくても、

歩いていくための力を身に着けるために、

今こうして一緒にいるのだなあ、そうしみじみ思います。


目の前の涙も、必ず、その後の力になります。


この限られた一日一日を、

悲しみ、喜び、泣き、笑いと、

共に、謳歌したいですね。

 

 

 

 

最近は毎週末、高校生たちが階下に泊まり込みでロボティックス。

差し入れも、

アッというまに腹の中ですよ。

 

給仕係の次男と三女。

 

こちら早朝、うっすらと雪に囲まれ、小中高と2時間遅れてスタートです。

みなさん、温もり溢れる日を!


2018年、明けましておめでとうございます! 荒波にも力強く踏み出す力を与えてくれるもの

2018年01月01日 | お知らせ

14時間遅れて、米国東海岸でも年が明けました。

みなさん、明けましておめでとうございます!

 

年末から、強烈な風邪菌が我が家を席巻し、

三女と次女が39度近くの熱で年越しでした。

 

残りのメンバーは、すっかり回復、もしくは、

風邪菌の影響を受けていないので、

「ぐったり」と「大はしゃぎ」が入り交ざった年越となりました。

 

夜中0時のカウントダウンには、

どうしても参加したいと、

我が家恒例の風船の下に集まる、

「ぐったりさん」2人と「大はしゃぎさん」2人。(長男は友人宅)

 

ハッピーニューイヤー!

 こんな年明けもあり。

 

 

年末も、日々、

嬉しいニュースや風邪を含め、

強烈なアップダウンが続きました。

 

今年も、台風の中心の目のように、

荒波の中心にある「澄み渡った温もり」を、

全身に行き渡らせていきたいですね。

 

そして、

荒波を前に、

小さく震える弱々な自分、

完璧にはできないと膝を抱えてしゃがみこむ自分を、

抱きしめてやること。

 

中心の温もりに包まれ、

湧き上がる躍動と共に立ち上がるには、

やはりそうすることが、

とてもパワフルだなあと感じています。

 

小さく弱く未熟で醜くも見える自分を認め、

駄々をこねる幼子をひょいともちあげるように、

温もりで包んでやること。

 

すると、前へと進む歩みが、

何倍も力強くなります。

 

 

本当に、

子どもへの向き合い方を通し、

自分への向き合い方を学びますね。

 

 

2018年、引き続き、

できることを、できる範囲で、

こつこつと続けていきたいですね。

 

読んで下さりありがとうございます。

みなさんにとって、2018年が、

温もり溢れる年となりますように。

 

本年も、どうぞよろしくお願いします!


ブログ記事予告&週末の風景:その子がどんな課題をこえてきたかなんて「順位」には表れない

2017年10月30日 | お知らせ

新しい週が始まりました。

 

今週もいろんなことがあるでしょうが、

突き抜けた先の心の奥には、

常に晴れ渡る空がある、

そう思い出していきたいですね。

 

 

さて、

なかなかスクリーンに向かえないのですが、

仕事原稿が落ち着き次第、

以下のブログ原稿に取り組みますね。

 

・我が家の事例から確信する「敏感っ子」の成長の鍵「夢中になれることをみつける」

あくまでも我が家の敏感っ子を基にですが、

彼ら彼女の成長をこれまで18年間観る中で、

「突破口」になってきたと確信していることをお伝えします。

 

・本当の自己肯定感とは?

クロスカントリーランニングで出合った女の子の事例から。

 

・『It Mama』さんへの最新の寄稿文について

我が家&親族、そしてこれまで出合った様々な子供達の事例からも、

何度も何度もお伝えしたいことです。

広く行き渡ることで、

少しでも楽になる親子が増えますように、という願いを込めて。

 

 

 

 

週末の風景

秋は毎週末、

クロスカントリーランニングの競技会があります。

 

クロスカントリーランニングとは、

こんな野道や

山道を走る競技。

毎週、周辺地区の様々なトレールで、

年齢別に1キロ(6歳以下)、2キロ(7-8歳)、3キロ(9-12歳)、4キロ(13-15歳)レースがあります。

毎週、年齢別に、20人から50人ほどの子供たちが集まるんですよ。

参加する三女と次女も、毎回ぜーはーいいながらも、

自然の中を駆け抜けリフレッシュするそうで、楽しみにしています。

 

 

 

昨日は、

次女と三女が所属するランニングクラブ主催の競技会がありました。

そこで、クラブの親たち総出で、

競技会を切り盛り。

 

降ったりやんだりの雨の中でしたが、

朝から大雨で山道が滑りやすくなったり、

雷警報が出ない限りは、中止にならないんですよね。

 

雨の中、

走るの大好きっ子たちが集まりました。

 

 

 

 

私は、コースのあちらこちらで、

手を振りながら「Good job! Almost done! You are doing great!ヒュ~ヒュ~」

などの声をかけ、子供達が正しいコースを進むよう導く係でした。

←声が枯れましたよ。

 

レインジャケットに傘さしながらでしたが、

膝から下ずぶぬれ状態。

気温は10度ちょっとほど。

滴したたる子犬はさすがに寒そうで途中から車へ。

椅子を持参したんですけど、

座っている暇などありませんでした。

 

この写真、あちらこちら立ってらっしゃるのは、

レース参加者の親御さんたちです。

子供さんが現れると、大声援。

 

年齢が下の部では、

親が手をつないで走ることも許されています。

 

でも、大きくなるほど、

必死に走る子どもに向けてできるのは、

こうして、励まし、声援を送ること。

 

 

子育ても同じですね。


大きくなるほど、

親は、子供の進む道を、

一緒に手をつないで走ることはできません。

親にできるのは、歯を食いしばって走る子どもを、

傍で励ましていくこと。

 

目の前を走り抜ける子供たちを、

後から追いかけるようにして、

「あともう少し!あと200メートル!」と励まし続ける親御さんたち。

勝とうが負けようが、トップだろうが最下位だろうが、

必死で声援を送り続ける親御さんたちの姿が、

まぶしかったです。

 

どんなに遅れてゴールしようとも、

その場の皆が拍手喝采。

子供たちも「ああ、やり切った」とすがすがしい表情。

 

 

それぞれの子に、

それぞれの課題があって、

その子がどれほどの課題をこえてきたかなんて、

「速さ」だけで振り分けられる順位には、

全く表れることはありません。

 

その子なりの走りを、

励ましていきたいですね。


 

「走ることは、自由を行使すること」

 

集まるランナーたちのこんなスピリットに、

毎回、感化されています。

 

競技会の後は → レゴリーグ → パンプキン彫り

と、相変わらず待ったなしの週末でした。

 

こちらは明日、ハロウィンです。

周り、盛り上がってますよ~。

それではみなさん、温もり溢れる日々を!


子供の「エンゲージレベル」を高めるカリキュラム作り、 これまでが今へ、そしてこれからへ

2017年10月24日 | お知らせ

毎日、アップダウンと本当にいろいろなことが起こりますが、

少しでも、心の奥に常にある静かな温もりに

全身を包み込むひと時をとっていきたいですね。

 

さて、ここ最近、

状況がどんどん変化していく中、

ブログにどう向き合っていくのか、

考えています。

 

これまでも嵐のような日々でしたが、

それでも、嬉々として寝不足になりながら、

時間とエネルギーを絞り出して、

ブログを書き続けてきました。

 

それでもここ最近は、

その絞り出してきた「限られた時間とエネルギー」が、

もっぱら、「生徒のエンゲージレベルの上がるカリキュラム作り」で、

いっぱいいっぱいになっています。

 

ちなみに、「エンゲージレベル」というのは、

こちらに説明したのですが、

子どもの「エンゲージ」レベルを観る大切さ、「アクティブな学習」であるほどその子自身のものとなる

「生徒の頭と心が活発に動いて目の前の取り組みが自分のものになる」レベルのことです。

 

教室にいながらつくづく思います。

 

指導者が前に立ち、

まるで生徒が「空っぽの器」のように知識を流し込むといった「伝統的な教授法」では、

エンゲージが難しい生徒っているんですよね。

 

まさしく私自身も、そうでした。

とにかく中学高校と、

「頭も心もここにあらずの白昼夢」で過ぎていきましたから。

 

では、そうした子にとって、

どんな学習環境が理想なのだろう?

 

そう模索を続けてきて、

今、「プログレッシブ教育」や

「日本の伝統的な学校スタイル」の特徴って例えば何でしょう?「そうしたスタイル」に合わない子が伸びていく場とは?「プログレッシブ教育」トレーニング始まりました

「アクティブ・ラーニング」について

勤務先の学校にて、ベテランの先生方を見上げながら、

具体的に実践&学んでいます。

 

そして、このじわじわと湧き上がる思い。

 

これまでの全てが、

ここに立つためだったんだなあ。

 

そして、今ここに立っているのも、

これからに向けての準備なのだなあ。

 

 

 

ブログを書いてみなさんにお伝えする時間を

日々たっぷり取れたらどんなに嬉しいか、

そう思い描きつつも、

身体はひとつ、1日は24時間。

 

私自身の力の限界から、

あれもこれもは、できません。

 

とはいえ、みなさんに

お話しできるこのブログをストップすることは、

とても考えられません。

 

みなさんにシェアし、

読んでいただくことで、

どれほど励まされているか!

 

ということで、

細々ではありますが、

引き続き、どうぞ‘よろしくお願いします。

 

 

 

次のようなオンラインでできることも、

いつか、実現していきたいなあと思っています:

 

・子育てについて、互いの思いや気持ちを話し合い、共に考えていく場づくり。

『虹色教室』の奈緒美さんTamakiさん、Tomoeさん、米国シアトルでの『虹色教室』コラボレーション担当Eさん遊びのアトリエのレオさんと現在週に一度しているチャットを、もう少し拡大した場を築いていきたいねと話し合っています。

 

・子育てについての私自身大切に思うポイントを、テーマ別に、一緒に考え学べる「アクティブラーニング」形式でまとめる。

 

 

「したい!」ことが溢れつつも、

今は、とにかくこの目の前の課題

「生徒のエンゲージレベルの高まるカリキュラム作り」に取り組み、

日々、踏み出していきます。

 

 

 

先週、70代の方と話していたら、

「まだあなたは“若い”から、そんなに焦る必要もないのよ。

まだまだいろんなことができる。

身体を大切に、こつこつとできることを積み重ねていけばいいのよ」

 

「若い」「もう若くない」というのが、

いかに「相対的」かを

思い知った瞬間でした。

(ちなみに私は40代半ば)

 

人には、おかれた状況、性質などから、

できること、できないことがあります。

私にできることを、こつこつと積み重ねていきますね。

 

読んで下さる皆さんに感謝を込めて。

 

 

次男のサッカー練習のたびに合う子犬の友達。

 

 

みなさん、よい日を!


ノートパソコン交換中&「どんな子育ち環境がいいんだろう?」と本音で話し合い自分なりの子育ち環境を創っていく場

2017年09月18日 | お知らせ

ノートパソコン交換中

これまで何度か修理して使っていたノートパソコン。

 

週末、仕事を終え、

(←最後に思わずうるっとなるほど充実。直接的な事情は公開できないですが、「気づき」を様々な形で表現していきます)

次男のサッカー試合中にキーボードを打っていたら、突然の大雨。

ジャケットに包み、「よし大丈夫」と思っていたんですが、

その夜以来、起動しなくなってしまいました。

 

中を開けると、少し濡れた個所。

濡れていたにも関わらず起動させようと何度か試してしまったためか、

細かいサーキットの1か所が溶けておかしな形になってます。

 

これまで何度か修理してくれた夫と長男曰く、

「これはだめだね・・・」。

 

今、この文を書くためにデスクトップパソコンを使っていますが、

普段、机の前にじっとできる時間も限られ、

あちらこちらにノートパソコンを持ち運ばないことには、

仕事面も回っていかない日常です。

 

ということで、

昨日、三女のクロスカントリーランニング競技会(次女は風邪で欠席)と

長男がコーチをする次男と三女参加の『レゴリーグ』を終えた後、

ネットでノートパソコンを注文し(1時間でピックアップOK)、

昨夜取りに行き、帰宅してソフトなど整えていたんですが、

何とバッテリーに故障が見つかり(全くチャージされません)、

今から、交換に行ってきます。

 

書きかけの「どんな教育環境が子供にとってよりよい?1」に続く2の原稿が、

これまでお世話になった「旧ノートパソコン」に入っているんですが、

新しいノートパソコン環境を整え、移し次第、

更新させてください!

 

 
*それにしても、

ワードとネットアクセスという基本のみ必要な私のような場合、

今はノートパソコン約3万円台で購入可なんですね。←痛い出費には変わりないですが。

20年程前だったら、10倍ぐらいしてたよなあと懐かしく思い出しつつ。

 

 

日々の生活、

本当に色々ありますが、こつこつ続けていきますね。

 

 

 

「どんな子育ち環境がいいんだろう?」と本音で話し合う場

こうしたら子供を取り巻く環境が、

よりよくなるんじゃないかな、

そんな子供に関わる人々の思いが集まり、

話し合いや交流を通して、

少しずつ形にしていけたらなあと思っています。

 

そんな話し合いを、

『虹色教室通信』の奈緒美さんTamakiさん『遊びのアトリエ』レオさん、Tomoeさん、

シアトルで長年幼児教育に関われるEさん、『虹色教室』参加者のママたちとの

「週一チャット」でもしています。

 

「少しずつ、話し合いの場を広げていけたらいいね」と。

 

子どもに関わる中での気づきを交らわせ、

考え、試し、また話し合いと、

それぞれが、自分なりの「子育ち環境」を創造していける場。

 

本音を分かちあい、

時に異なる意見がぶつかろうとも、

「個々の尊厳」への眼差しを忘れない場。


初めから完璧なんてことはない、

トライ&エラーを繰り返してこそ、

より良いものができていく、

大人がそう体現する場

 

子どもとの関わりの中で生まれる

柔らかな気持ちを中心に据えて。

 

私なりにできることを、重ねていきますね。

 

さて、ノートパソコン交換に行ってきます。

それでは、みなさん、良い日を!


日本で「ギフテッド教育」が始まるんですね!こうしたプログラム内容で伸びる子ってきっとたくさんいますよね

2017年07月28日 | お知らせ

大きな一歩ですね!

・日本でもついにスタート! 全国初・渋谷区で始まる「ギフテッド教育」とは

 

記事によると:

 

渋谷区は、「ギフテッド」を

「全般的または特定の分野で高い能力を発揮する子ども」と定義しているとのこと。


またプログラム対象者は、

小学3年生から中学3年生に在籍し、

(1)特別支援教室拠点校の巡回指導教員による指導を受ける児童のうちニーズのある児童、

(2)情緒障害等通級指導学級に在籍する生徒のうちニーズのある生徒、

(3)長期欠席児童・生徒のうち本人と保護者がプログラムへの参加を希望し校長がこれを認める者

だそうです。

 

「情緒障害等」「長期欠席児童・生徒」の中には、

「ひといちばい敏感な子」も多く含まれるのでしょうね。

 

 

「極めて高い能力を持ち、かつ学校にもうまく適応している子どもは含まれていない。

高い能力があることそれ自体やコミュニケーションが苦手であることなど、

なんらかの理由で不適応が認められる児童・生徒が対象」


「高い能力を持ちながらもさまざまな理由によって、

現在の教育環境に馴染めない児童・生徒の学びの場を確保するのが目的」

 

とのこと。

 

 

こちらの記事にも書いたように、

京都での「ギフテッド応援隊」の集まりに思う「通常の学校にフィットしない子」が伸びる場とは?

 

確かに、「今の日本の学校システムにフィットし、

勉強に励み、受験をクリアし、知的欲求を満たされ、

同じような深さや熱意を対象に向ける子達と交われる環境にある子は、

ギフテットの定義も定まらず、「ギフテッド・プログラム」もない日本で、

ギフテッドという概念を、それほど必要とはしない」

のかもしれません。

 

 

これまで省みられなかったこうした子供たちのニーズが認められ、

公立の学校で「ギフテッド・プログラム」が始まるということ、

ああ、嬉しいですね。

 

あまりの嬉しさに、みなさんとシェアしたくて、

夕飯作りをぼとりと落として、思わずこちらに書いてます。

 

 

また、プログラムの内容は、

「異才発掘プロジェクト ROCKET」に取り組む

東京大学先端科学技術研究センター(先端研)と連携して開発されるそうです。

「体験を通して知識を俯瞰すること」

「プロジェクトを通して物事の進め方を学ぶこと」

「トップランナーの生き方に学ぶこと」などを想定しているとのこと。

 
こうしたプログラム内容で伸びて行く子って、
 
この渋谷区の「ギフテッドプログラム」の募集人員をはるかにこえて、
 
存在するのではないでしょうか。
 
 
こうしたプログラム内容が、
 
今メインとなっている伝統的な授業のあり方に、
 
とって代われる日もくるのかもしれませんね。
 
←気が早すぎ
 
 
 

みなさん、変化は少しずつでも、確実に起こっています。

希望を胸に、自分にできる範囲でできることに、取り組んでいきたいですね。

これからのプログラムの歩みを、見守っていきたいです!

 

 

さて、夕食作りに戻りますよ。

まあ今夜は、簡単カレーなんですけど。

あまりの嬉しさに、取り急ぎの更新でした!

みなさん、引き続き、楽しい週末を!