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京都での「ギフテッド応援隊」の集まりに思う「通常の学校にフィットしない子」が伸びる場とは?

2017年07月16日 | 子育て全般

先週末の京都では、

「ギフテッド応援隊」の集まりに参加しました。

(ブログにまとめていただき、ありがとうございます!

温かく迎えていただき、皆さんのフットワーク素晴らしく、親子共々思い出に残る時となりました。

夜の親睦会場へ向かう途中、映画村のロッカーにスーツケースを入れていたことを思い出し、

4人の子をみなさんに託し! 1人映画村へ戻り、タクシーでかけつけようとしたところ、

応援隊のMさん一家に偶然拾っていただき親睦会場へ送っていただいたという「相変わらずの抜け具合」でした。

皆さんの気持ちのよい人柄に、話も尽きず、名残惜しかったです。またお会いできる日を楽しみにしています!)

参加した子ども達、忍者に変身!

 

 

 

みなさんと話し合う中で、様々思ったことをまとめてみました。

 

今の日本の学校システムにフィットし、

勉強に励み、受験をクリアし、知的欲求を満たされ、

同じような深さや熱意を対象に向ける子達と交われる環境にある子は、

ギフテットの定義も定まらず、「ギフテッド・プログラム」もない日本で、

「ギフテッド」という概念を、それほど必要とはしないのかもしれません。

 

それでも、色々な子がいます。

・今の学校のあり方や、周りの大人や子どもの「理不尽さ」をやり過ごせない。

・先生のやり方が納得できず意見したことで、先生に目の敵にされ人間不信になった。

・競走が大嫌い。

・「敏感さ」があり、周りと同じ環境やペースで物事に取り組むのが難しい。

・「敏感さ」がありつつ、凸凹や学習障害もあるため、

自分の「できなさ」を強烈に感じてしまい、集団生活が難しい。

 

そうして、「不登校」になる子もいるのですね。

 

その中には、

「発達障害」として療育を受けてみたものの、

相手の気持ちが分かり過ぎるゆえに、うまく人間関係が築けないところに、

少しでも他者と交流するなら、

「共感力が芽生えてきたわね!」などと褒められるなど、

その子のニーズと合致していない対応ケースもあるようです。

 

 

今の日本の教育システムにフィットしない、

かといって、「発達障害」への支援が何らかの助けになるわけでもない。

学校や療育といった確固としたサポートのない中で、

何とか「その子の持てる力(ギフト)」を伸ばしてやりたい、

そう試行錯誤される親御さんたちの切実な思いを、ひしひしと感じました。

 

「ギフテッド応援隊」といった場が、

そうした家庭にとってどれほどの癒しや励ましを与えているか、

子供さんにとって、お友達と交わることをどれほど楽しみにできる場となっているか、

改めて、場を作られている親御さんたちの尽力を見上げています。

 

学校にフィットしない子にとって、

「発達障害」への支援だけでなく、

学校へ行けないことに罪悪感を持ったり悩んだりする時間や力を、

「興味関心」や「得意」を伸ばすことへと注ぐことのできる場を充実させていくことが必要ですね。

 

 

 

今年初めに「不登校」を以前よりは認める法律が施行されています

こちらの記事、

「教育機会確保法 不登校対策は」『くらし☆解説』によると、

今年2月に施行された「教育機会確保法」では、

学校を「休んでもよい」と「学校以外の場の重要性」が認められたといいます。

 

とはいえ、当初法案には、

「フリースクールや自宅での学習といった学校以外の学習も義務教育として認めることが盛り込まれて」いたそうです。

それでも、

『「学校に行かないことを安易に認めるべきではない」とか「学校に行かないことを助長する」という根強い意見』があるため、

削られたといいます。

 

こうして完璧からは程遠いとはいえ、

「学校に行くのが100%正解ではない」、

そして「学びの場は、なにも学校に限ったわけではない」と法律として認められたことは、

「前進」ですよね。

 

また、

「昨年度、病気と経済的な理由を除いて30日以上学校を欠席した不登校の小中学生は、12万6000人を超えています。小中学校とも子どもの数は減っているのに、3年連続で増加していて、中学生はクラスに1人は不登校の生徒がいる状態で、高止まりが続いています。」

とのこと。

 

こうした現状に、政府だってもう、

「通常の学校のみでは、多様な個性へ対応していくのは無理」

そう認めざるをえませんよね。

 そして、今の学校のあり方が続くのならば、

今後ますます、そうした「無理さ」は高まっていくのではないでしょうか。

 

 

大阪での『虹色教室通信』の奈緒美さん『遊びのアトリエ』のレオさん、ワーキングママさん、

Tamakiさん、Tomoeさん、ぽんみかんさんたちとの集まりでも、

また、みなさんとの週に一度のチャットでも、

「学校以外で様々な特性を持つ子が伸びることのできる場」

の必要性についての話し合いになります。

今スグ皆で何かを始めるとはいきませんが、

それぞれの活動の場で、話し合いを生かしつつ、

煮詰めていきたい、そう思っています。

 

 

以下は、こうした「学校以外で様々な特性を持つ子が伸びることのできる場」

について話し合う中で、ヒントにしていきたいと思う試みです。

 「通常の日本の学校にフィットしない子」が伸びる場とは?

・「困り感」への具体的取り組みと「得意」や「好き」を伸ばすサポート

アメリカの大学へ行き、今は日本で英語教室をしていて、

子供を小学生時代インターナショナルスクールに入れていた

従姉妹と話していたときのことです。

 

インターナショナルスクールには

日本の学校へフィットしないと感じる家庭の子も多く、

従姉妹自身、英語教室をしていても感じるのは、

今の学校にフィットしない子が集い成長できる場へのニーズは、

ますます高まっているとのこと。

 

そうした中、インターナショナルスクールの親御さんの1人が、

発達障害と診断された子もそうでない子も含め、

「学校にフィットしない子の支援の場」を創り始めているそうです。

 

「そうした場は、増えてきているけれど、

まだまだ、現実的に子ども一人一人の助けになれる場は少ない」とのこと。

 

今、創られつつあるその場では、

学習障害を持つ子が、

現実的に能力を伸ばすことができるサポート体制が整い、

不安感の強い子が、

科学的に効果が認められている「認知行動療法」や「マインドフルネス」などを用いて、

子ども時代から、自らの性質とうまくつきあっていく術を身につけられるなど、

子どもの多様なニーズに添ったサービスの提供を目指しているといいいます。

 

「得意」や「好き」を伸ばすと共に、

個々の子供の「困り感」に、

現実的に対応できる体制が整っているといいですよね。

 

「不安感の強さ」などには、

私自身、心理士によるカウンセリングを受け、

早いうちから自らの性質とうまく付き合う術を身につけていくことって、

とても有効だと思っています。

 

私自身は、心理士にお世話にはならなかったものの、

自ら様々なメソッドを試し、合うものを選びとする中で

(私の場合は「認知行動療法」と「マインドフルネス」)、

別人のように楽になりました。

そうして、不安感の強さのある我が子へも、

具体的なアドバイスをすることが可能となっています。

 

学習障害改善と不安感の強さへの具体的な取り組みをしつつ、

「得意」や「好き」へと突き進むサポートをしていく、

できる範囲で、動いていきたいですね。

 

 

 

・アラスカで長男がお世話になったチャータースクールのあり方

「子供を服に合わせるのではなく服を子どもに合わせる」

とするアラスカのチャータースクールに、

長男が高校1年生の時(日本の中学3年生)お世話になりました。

 

京都で出会った方々とも話していて、

様々なニーズにフィットできて、

最適なあり方だなあと思っていました。

 

年長から高校3年生まで、

学期ごとに、担任の先生と話し合いながら

その子に合ったカリキュラムを作り上げていきます。

 

オンライン、大学の授業、独学、家庭教師、

通常の公立学校の授業、チャータースクール内の少人数クラス、

何でも好きなように組み合わせられます。

 

例えば長男は、

オンライン、大学の授業、スポーツレッスン、私との日本語学習、

NPO活動を組み合わせ、高校1年のカリキュラムを作り上げました。

 

しかもアラスカ州の場合、

通常の公立校に通わない場合、

補助金も支給され、それぞれの授業料に当てることができます。

 

凸凹があったり、得意や好きに専念したかったり、

敏感さや様々な理由から学校にフィットしない場合など、

こうしたフレキシブルなシステムは最適ですよね。

 

そんな話をしていたら、

まさしくN高みたいね」と、

実際に息子さんを通わせていらっしゃる方がおっしゃってました。

 

日本でも新しい試みが始まってますね。

ますます現実的な試みがなされていくことを期待しています。

 

 

 

・日本の受験勉強はせず、アメリカの大学進学を決めた友人の息子君の例

日本の大学受験にやる気がもてない場合、

今回の日本帰国で再会した友人の息子君の例も、参考になるかもしれません。

 

「空を見ていたら、パイロットになりたくなった」

という夢を実現するため、

高校3年生の今の時点で、アメリカの大学進学が決まったそうです。

 

日本からアメリカの大学への進学を助けるエージェントは色々あるそうですが、

友人の家庭では、息子君本人が調べてその中のひとつに決めたといいます。

高校の成績と、英語のテストを受けて合格通知を受け取り、

今後TOEFLで500点以上取るなら、

来年高校卒業後から夏の米国新学年開始の9月まで

現地の「語学研修学校」へ通う必要もないそうです。

 

甲子園を目指し野球部に励み毎晩8時帰宅。

イヤフォンで英語のリスニングに取り組む毎日だそうです。

英語で話しかける娘達に英語で答える息子君(手前)。

 

大空に羽ばたいていく姿が浮かびますよ。

 

 

日本の大学だけがオプションじゃないですよね。

こちらにも、以前あげたように、

 ・日本政府も企業も切望する「グローバル人材」?国境をこえて活躍できる力がますます鍵になってきそうですね

今後、少子化で日本の市場が縮小する中、

海外市場進出のため、国をこえて架け橋になれる人材を、

多くの企業が切望しているといわれます。

外へと飛び出す子にとっては、「就職難」などどこ吹く風となるのかもしれませんね。

 

 

 

子ども達は未来そのもの。

可能性は果てしなく広がっています。

未来の担い手を、サポートしていきたいですね。

みなさん、新しい週もよい日々を!

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