マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

子どもが主体的に考え行動する関り方の鍵&人一倍敏感っ子の成長(長男の3か月間自転車旅)

2019年05月16日 | ハイリーセンシティブチャイルド

こんにちは!

 

本音で話し合うとき、

変化が生まれますね。

 

日々、

たくさんの方に会う中で、

改めて実感していることです。

 

心の奥に抑え込んで、

なかなか出せなかった言葉を表し、

理解され、共感され、尊重されたときに湧き上がる、

ほっとした表情。

 

子育てをする親にこそ、

できたら家族以外にも、

こうした関係が必要ですよね。

 

すると、もっと自然に、

目の前の子どもを理解し、

子どもの側から世界を眺め、

子どもの尊厳を尊重することもできるのだと思います。

 

日本で、

心と心が通じ合う本音の話し合いができたことを、

とても嬉しく思い、感謝しています。

 

直接皆さんとお会いしての講座も、

あと3週間程です!

 

 

  

さて、今日は次の3つについてつづらせてください。

1.更新&監修記事のお知らせ

2.子どもが主体的に考え行動する関り方の鍵

3.人一倍敏感っ子の成長事例:6,870㎞を自転車で3か月間の旅

 

1.更新&監修記事のお知らせ

・MSNニュースやyahooニュース等への配信記事

4月の初めに以前書いた記事が3つ、

MSNニュースやyahooニュース等へ配信されました。

「人より敏感な子」の親が知るべき5つのこと

2年前に書いた「敏感っ子(HSC)」の記事ですが、

最近になってこうしてMSNニュースやlivedoorニュースやGOOニュースなど

多くの媒体に配信されています。

 

昨今日本でも、

敏感っ子(HSC)への興味関心が高まっていますね。

 

現在、

「病気や発達障害といった理由のない不登校の80%がHSC」ともされていますから、

当然といえる流れでしょう。

 

私自身、

「過度激動」と「HSC」について知った当時、

「HSP/HSCはギフテッド」とエレイン・アーロン氏:「敏感さ」という「ギフト」を生かす道のり

それまでの謎がスルスルと解け、

長い間背負っていた重荷をホッと降ろした感覚を思い出します。

 

必要とされる方々に情報が届き、

少しでも楽になる親子が、

増えていきますように。

 

 ②親がタバコを吸っていると…子どもが抱えるリスク

関連記事:寄稿記事「親の喫煙により子どもが抱えるリスク」&ひといちばい敏感な子が背負うリスク

 

 

子供のためにならない!5つのNGな褒め方とは?

数年前に書き、

よく読まれ続けている記事です。

グーグル検索でも「子どもの褒め方」と入れると

ここ数年、トップページに出ます。

 

 

・育児情報誌『Familetta』「創造力を育む遊ばせ方」監修

ファミリーライフを応援する育児情報誌『Familetta』の2019年springにて、

「母と子の知育レッスンVOL.9:創造力を育む遊ばせ方」を監修しました。

機会がありましたら、手に取ってみてくださいね。

 

 

・「 AI時代における子育て 」に関する調査監修

人生100年時代、アラフォー世代の漠然とした「不安」を探る『モヤフォー研究所』

プロジェクト第三回目、

「 AI時代における子育て 」に関する調査監修をしました。

 

受験の専門家さんと貯蓄の専門家さんがそれぞれの専門分野を担当する中、

私は「AI時代の子どもとの関わり方」担当です。

 

428人のアラフォー世代を対象に調査した結果を分析し、

“2030年代はAIに仕事が奪われる? うちの子は “変化に負けない人“になれる?
~ 親の8割が子供の将来に不安を感じる一方で、必要なスキルの育成ができていない実態 
「読解力」と主体性を育む「親子の関わり方」がAI時代を生き抜く子育てのポイント~”

といった内容となっています。

 

漫画仕立てにとっても簡単にまとめていただいています。

私も漫画の登場人物として登場しています。

←子ども達曰く「ママに似てるけど、ママこういう服着ないよね…」。

 

こちらは以上の内容を文字でお伝えした「プレスリリース」です。

https://corp.allabout.co.jp/corporate/press/2019/190515_01.html

 

興味ある方、是非どうぞ!

 

主体性を育む「親子の関わり方」について、

もう少し詳しく次の「2」で触れますね。

 

 

2.子どもが主体的に考え行動する親の関り方の鍵

上の『モヤフォー研究所』にて、

キャラクターの「FUAN(不安)」君と、

「指示・命令形」と「質問形」の声かけの違いについて

説明しています。

 

これは、

現在主宰している「子どもとの関わり方講座3」の中でも、

話し合ういくつかの例の一つなのですが、

受け取る側になってみると、

その感じ方の違いがよく分かるはずです。

 

講座では、

実際に一人の参加者の方に、

二人の参加者からそれぞれ10ぐらいずつのフレーズを投げかけてもらい、

その違いを感じていただいています。

 

例えば、

指示命令形:「宿題しなさい!」

質問形:  「宿題いつする予定?」

といった具合にです。

 

するとみなさん、

指示命令形では、

やってやるもんか、うるさいなあ、めんどくさ、右から左に聞き流す、思考停止

と感じるとおっしゃいます。

 

一方、質問形では、

「ひとまず、考えるかな」と。

 

指示命令形を投げかけた時、

相手に起きるのは、

往々にして、反射反応です。

 

つまり、

反発するか、逃げるか、固まるかのどれか。

 

このブログでも何度か紹介した

小児精神科医のダニエル・シーゲル氏による、

「脳の手モデル」でいうと、

脳の下位部分に脳が乗っ取られた状態です。

 

考える、判断する、記憶する、想像する、計画するといった

脳の上位部分が働いていない状態。

脳全体に働きかけるイメージで子育て!脳の仕組みを分かるなら対応もより分かる 

 

これでは、

その子が身に着けていくのは、

反抗するか思考停止で従うかといった姿勢です。

つまりそれは、他人軸で動く姿勢。

 

ですから、

子どもが自分で考え行動する主体性を培うことを目指すならば、

なるべく、子どもに反射反応を起こさせないことです。

 

そして、

子どもが反射反応状態にあるならば、

共感とスキンシップを通して落ち着き、

脳の上位部分をつなげていくことです。

 

特に、敏感っ子は、

危険を察知して警報を鳴らす脳の箇所「扁桃体」が

より活性化しやすいと分かっています。

 

つまり、

敏感っ子は、

反射反応をより起こしやすいんです。

 

それで、

ずっと緊張したまま、

ストレスも増大しますし、

疲弊してしまいます。

 

罰、脅し、怒る、大声で叱りつけるといった

脈々と受け継がれる伝統的な「しつけ」とは、

相手の反射反応を引き起こし、

思考停止で従わせることを促します。

 

そして敏感っ子にとっては、

ただただ、

「怖い」「嫌」「思考停止で固まる」といった状態を引き起こすだけです。

 

なるべく、

相手の反射反応を引き起こさず、

脳の上位部分が活発に働く関り方を心掛けること。

これこそが、

21世紀に必要とされる、

主体的に考える力、判断する力、行動する力を育む関り方の鍵です。

 

つまり、

感情が落ち着き、

脳全体が機能している状態で、

話し合いを重ねていくということ。

 

従う・従わせるといった親子関係でなく、

話し合える親子関係を築いていくことです。

そのための発信や活動を、

私は続けていきたい、そう思っています。

 

話し合える親子関係では、

子どもも大人も、

より主体的に人生を生きていくことができます。

反抗期も必要ないんです。

 

こつこつと、

続けていきますね。

 

 

3.人一倍敏感っ子の成長事例:6,870キロの自転車旅

4月の初めにメリーランド州のバルティモアを発ち、旅しています。

現在、カナダを走行中です。

(間3日ほど飛行機でメリーランドに戻り

自ら起業したNPOの仕事をした後、

再び旅路に戻ったようです)

 

GPSがついているため、

どこにいるか分かるのですが、

だいたい毎日、テキスト交換をしています。

 

宿は、

自転車旅人専用の世界中にあるネットワーク:ワームシャワー

旅人全般向けの世界中にあるネットワーク:カウチサーフィン 

等にお世話になりつつ、時々、テントをはってのキャンプもしているようです。

 

旅人を無料で歓迎してくれる

こんなネットワークがあるんですね。

 

広々としたB&Bだったり、

冒険好きの家族だったり、

一人暮らしの男性だったり。

 

日本好きな娘さんのいる家族。

この家には、剣道の竹刀があったそうです。侍になる二人。

アーティスト男性の家にて。アボリジニの楽器。

 

自転車専門店に泊まらせてもらったときは、

新しいパーツを無料でたくさんいただき、

大掛かりに修理までしてくれたのだそうです。

 

一日150キロぐらい走っているとのこと。

 

持参したドローンで撮影。

道中、9月から通う大学キャンパスも訪れたようです。

入学前から、SNSを通して既に友達が何人かいるんですよね。

学びたいと思っているコンピューターサイエンスと天体物理学の施設も見学したようです。

 

元彼女ちゃんの大学でのアートの集まりにも寄ったようです。

気づいたらネコちゃん。


世界中放浪していた私自身の若かりし頃も、

思い出します・・・。

 

迎え入れてくれた方々の温もりに、

感謝。

 

かつての私がそうであったように、

子どもさんが、泣いてばかりで怖がりで、

「将来、この子は大丈夫かな」と、

心配されている親御さんへ、

 「子どもは、成長し続けます。

敏感っ子は、その強い感受性を存分に生かしつつ、

力強く、社会へと羽ばたいていきます」

というメッセージを込めて。

 

みなさん、初夏をお楽しみください!


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