子どもの言葉や態度には、
たとえ同じ言葉や態度であっても、
背景には、様々が理由があることってありますよね。
この記事では、
「できな~い、ママやって~」と
グズグズする子どもの言葉や態度の背景についてとりあげました。
私自身も、子育て初めのころは、
「甘やかしはいけない」「自立させねば」「何でもすぐに人に頼む癖がついたら困る」
なんていう気持ちから、
「できな~い、ママやって~」とくると、
とにかく、「自分でしてね」とだけ言う、というような時期もありました。
また、下の子たちが小さくて上の子に手も目も回らない時分など、←どんどん生まれ続けてましたし
上の子に対して、「これぐらいはしてもらわないと現実的に回っていかない」という、
もうまさに「切実で物理的な理由」から、「自分でしてね」と言ってましたね。
←今振り返っても、「私の理想」でいっぱいでしたし、
物理的にも、もう全く余裕なしの子育てでしたよ。
でも、みなさん、私自身の体験からですが、大丈夫です、修正できますから。
「あ、こうした方がいいかも」と気づいたときから、少しずつ少しずつ、変わっていけばいいんです。
子どもは、そんな親の変わっていく姿勢に寄り添うように、変わっていきます。
そうして、子育てに少しずつ慣れ、
少しずつ少しずつ、子どもの側に思いを向けられるようになるにつれ、
この「できな~い、ママやって~」にも、
様々な理由やニーズがあるのだなあと、以前より、
観えるようになっていきました。
そして、そうした「子どもの側の理由」に添った対応をすることで、
結局は、より無理のない「自立心」や「自分でするぞ!」という自信も、
育っていくのだなあと感じています。
「できな~い、ママやって~」という言葉の背景にある理由と対応を、整理してあります。
興味ある方是非どうぞ!
・【グズグズっ子攻略法】「できな~い!ママやって~」には理由がある?
子どもの「やって!」については、
最近、『虹色教室通信』の奈緒美さんが、
「完璧主義」を背景にした場合について、
シリーズで丁寧に描かれています。
―――――引用
できるけれど「先生、やって!」を連発する子と関わる時は、
「自分でしなさい」とつっぱねるのでも、
「やってあげるわ」と簡単に引き受けるのでもない
心の葛藤につきあいながら、関わり方を微調整しながら、
自分でやっていく作業を励ましていくことが大事です。
――――引用終わり
「心の葛藤につきあいながら、関わり方を微調整しながら」
奈緒美さんの、こうした子どもたちの心に添った、
温かく深いまなざしに、いつも気づかされています。
最後に、
この『It Mama』さんの記事でとりあげた「まだ、できない」の声がけについてですが、
以前こちらの記事でも少し紹介してあります。
・どんな教育環境が子供にとってよりよい?1 「非認知能力」を育む教育現場での試み
「成長型マインドセット」を育む試みとして、
心理学者のキャロル・ドウェック氏のテッドトークでも紹介され、
・キャロル・ドウェック氏によるテッドトーク『まだできない、と言うことの力』(日本語)
子どもたちのクラスでも用いられています。
この「できない」より、「まだ、できない」を用いるようにするというの、
家庭でも、随分違ってくると実感してますよ。
例えば:
娘:〇〇秒台で走れないよー!
私:そうね、まだ、走れないね。
息子:サッカーのジャッグル20回以上できない!
私:そうだね、まだ、できないね。
「できない!」だと、立ちはだかる壁を前にしゃがみこみしまうところ、
「まだ、できない」だと、パッカンと目の前に未来が開いた感覚になります。
「まだ」と言うことで、時間の幅がぐ~んと広がるんですね。
そして、「じゃ、どうしたら、できるようになるんだろうねえ」
と話し合ってみます。
毎日〇分走る/ジャッグルする、
速く走れる/いっぱいジャッグルできる友達に聞いてみる、
筋肉をつける←特に中学生の娘の場合、筋肉トレーニングの効果が大きいと、最近、親子で実感してます
などなど。
そうして、少しずつ、〇〇秒台に近づいていき、
よりジャッグルの回数が増えていく嬉しさといったら!
「できない」としゃがみこみ、
そこであきらめてしまったら、
味わえない喜びです。
できるだけ、「まだ、できない」という言葉を用いるように心がけ、
「じゃあ、どうしたらできるようになるんだろうね」と話し合い、
現実的に行動を起こしていく、心に留めておきたいですね。
また記事にもあげた「失敗への恐れ」に関わることについて、
昨年発表された画期的な研究とともに、
他所にまとめました。
更新され次第、お知らせしますね。
さて、食料買い出しに行ってきます!←私の筋力トレーニング
こちら、一気に朝晩冷え込むようになりましたよ。
みなさん、今日も良い日を!