バレーボールの先輩が、
アイビーリーグの一つの大学の面接で、
他の学校に行くよう勧められ泣いていたと、
昨夜長女が夕飯時に。
以前この学区のギフテッドプログラム担当の方と話した時に、大学進学の話になり、
いくつかの大学があげられその中に世界的にも名の知れた有名校があったのだけれど、
「州立の大学でもかなり充実した教育を受けられるのに、
学費や遠方での居住費など高いお金を払って何のために?」
(教師としてではなく、あくまでも個人の意見としてという前置きと共に)
とまっすぐな目でおっしゃるので、はっとしたことがある。
確かに周りを見回すと、夫も含め、輝かしい大学に進学せずとも、
後にそれなりの分野に深く関り、今それなりの生活を築いている人々がたくさんいる。
というか、そちらの方がマジョリティーだったりする。
もしくは学校名よりも、どんな分野で学士や修士を持っているかの方が重要だったりする。
一流大学卒と、そうでない人々が、同じような職場で、同じような地位につき、
同じような経済レベルの生活を送っていたりする。
また何歳になってもそれなりの学位や資格が取れるシステムも充実している。
30代から医師や弁護士を目指し、その後活躍している人々も身近に何人か知っている。
夫もこの年になって、専門分野で修士を取る費用を、勤め先から出してもらえることになったようだ。
また周りがうらやむような大学に受かっても、将来を考え、
奨学金をよりくれるランクを下げた大学へ進学することに決めた家庭もいくつか知っている。
本当に、大学の名前より、その後どう生活していくかなのだなあと、
こちらに暮らしてつくづく思う。
卒業してしまえば、大学名よりも、じゃあ何ができる?が問われる。
じゃあ何ができる?と聞かれ、差し出せるものを育てていくことをサポートできたら、
そう思う。
バレーボールの先輩ちゃん、今は悲しいだろうけれど、
未来の可能性は何ら狭められることはない。
どうしてもその大学に入りたいのならば、
一年目に希望校ことごとく全滅で地元の大学に通い、
二年目からアイビーリグの大学に編入したという子もいる。
あと、大学院でその大学を目指すという手もあるしね。
それでもしその学校に入れなかったとしても、
あなたの目指す地への道が、
閉ざされることは決してない。
夢を抱いて、前を向いて。
そんなことを話しつつ、
ああ長女、
ますますのんびりしてしまうかな、
そんなことも思いつつ。(笑)