虹色教室通信

遊びや工作を通して 子どもを伸ばす方法を紹介します。

何ひとつ問題がないように見えるけれど、気にかかる子 続きです

2017-05-26 07:22:19 | 日々思うこと 雑感

就園や就学や環境の変化を前にした子たちは、

◆くんのように外部から誰も侵入できないような物を作ることが

多々あります。

 

記事にしたこともありますが、トーマス好きの子は、窓ひとつない四方を壁にかこまれた部屋に

トーマスを入れて、天井も床も隙間ひとつないように覆うことを

繰り返していました。

 

遺跡作りの好きな子は、外部と厚い壁で隔たれた空間を作っていた時期がありますし、

お友だちに近づきたい気持ちと拒絶したい気持ちの間で揺れている女の子は、

布を敷いて自分のままごとコーナーを作った後で、

段ボールや布で外の世界を遮断してもらいたがっていました。

 

わたしが知っているそうした行動を取る子たちは、

普段から周囲の人がちょっと言葉をかけるのも躊躇するような過敏さやこだわりを

持っています。

ですから、◆くんの性質とはずいぶんかけ離れている印象です。

 

◆くんは、快活で柔軟で気持ちの切り替えが早い子で、

どんな環境の変化にもそれなりに適応して楽しんでいくだろう、という安心感を抱かせる

ところがあるのです。

 

ただそれだけに、

「入園を控えて、不安を抱えているのかもしれませんね」とわたしが告げても、

◆くんのお母さんは、「この頃、家でも秘密基地を作っていて」とか、

「この子の入る園は自由すぎるくらいなので、きっと大丈夫だと思います」と言いながら、

どこかさっぱりした様子で

◆くんの遊び方を眺めていました。

 

これが神経質な子どものお母さんでしたら、お母さんの方が心配で押しつぶられそうな表情をして、

おろおろしながらこうした作品作りの過程を眺めていたり、

その直前まで、「がんばって幼稚園に行ってもらわないと」と笑っていたような方でも、

言葉を失ったまま今にも泣きだしそうな様子で、

思わず子どもを引きよせてギュッーと抱きしめたりするのです。

 

そうすることが正しい親の態度で、サラッと対応している◆くんのお母さんの態度が

間違っているというのではありません。

 

楽観的で明るい◆くんのお母さんの長所や、

◆くんの強さや柔軟性に対する信頼感ゆえの反応でもあるのでしょうから。

 

でも、わたしは他の場面で、◆くんがネガティブな気持ちに囚われるたびに、

お母さんに頼ったり、甘えたり、やつあたりしたりすることなく、

すぐさま自分で解決していて、

お母さんの方に視線を投げることすらしないことが気にかかりました。

 

3つや4つの子らは、不安や悲しみや喜びなどで心が揺さぶられるときは、

必ずといっていいほど、お母さんの胸に飛びついて行って、身体と身体を密着させることで、

自分の感情を受け止めていこうとするものです。

 

でも◆くんは、感情の振れ幅が大きいときにも、

お母さんに抱きついて行くことは思いもつかない様子で、

自立したもっと年上の子らのように

対処していました。

 

◆くんには、自分のなかのネガティブな感情を自覚して、

いったんそれにどっぷり浸かって、自分のなかにある

ドロドロしたりムカムカするものを解放して、

それを癒していく過程をあまり体験していないようでもありました。

 

それは単純に◆くんの性格によるもののようにも見えました。

◆くんの嫌なことをグズグズ心にとどめておかない快活な子です。

また自分で最適な方法を思いつく頭の良い子です。

 

ちょっと不快な出来事にぶつかっても、

次の瞬間には、「そうだ、そうだ!こうすればいいんじゃない?」と解決策を考えついて、

ニコッとうれしそうな笑顔を浮かべているのです。

 

子どもについての気がかりな点を伝える時に難しいのは、

「それ」が正しいことか、間違っていることか、

良いことか、悪いことか、という

正誤や善悪の基準だけで伝わってしまいがちなことです。

そして、薬を処方するように、

「こういう時は、こうすればいい」という解決法を求めてしまいがちなことです。

 

「◆くんが扉から何も侵入できないように

これでもか、これでもか、というほどに防御の壁を厚くして遊んでいた」

ということにしても、

それだけ取り出して、

「気にとめる必要などないただの子どもの遊び」なのか、

「深刻な問題」なのか、と判断することは無意味なはずです。

 

こうしたことは、理性で客観的に判定するのではなく、

背後にあるさまざまな物事や人との関係に思いをめぐらせながら、

主観的な心で感じとるものだからです。

◆くんがもし秘密基地作りにはまっていて、扉を物でどんどん塞いでいってたのだとしたら、

「◆くん、遊ぼうよ」とやってきたお友だちのぬいぐるみに対して、

ワクワクしている表情で、「シーッ!ここは秘密の場所なんだよ」と小声で言って、

家の内部に入っていくところを楽しんだかもしれません。

 

◆くんが、遊びにくる人形は何であれ、つついてやっつける以外のことを

したくなかったという事実は、

◆くんのお母さんが、しっかり受け止めてあげるべきことだと

思われました。

 

そうした遊びの場面で、言葉にならない◆くんの本音が存在しているはずですから。

 

現実の生活で、◆くんがいつでもお友だちに友好的に対応しているとしたら、

◆くんは自分の気持ちに蓋をしたまま、

楽しげに遊んでいるのかもしれません。

もちろん、まだ幼い◆くんですから、

嫌々我慢して、お友だちに付き合っているというより、

その時、その時は◆くんもけっこう楽しんでいるのでしょう。

 

でもそうして楽しく遊んでいる時には、いつも本当の自分の思いから乖離した状態で、

過ごす習慣がついているのかもしれないのです。

 

◆くんが、もっと自分の内部から湧き上がってくるネガティブな感情をキャッチして、

嫌なお友だちを拒絶してみたり、グズグズ言ったり、めそめそしたり、不安を口にしたり、

ふてくされたり、甘えたり、かんしゃくを起こしたり、ひとりでぼんやりしたりする

ことができるように、

支えてあげる必要があるのかもしれません。

 

少し前の記事でも紹介した『ことばに探る 心の不思議』という本のなかに

「自我を深くくぐったことばとそうでないことば」というタイトルで汐見稔幸先生が次のようなことが書かれています。

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大人になってもそうですが、心を打つことばを語る人には、

一定の性格が共通しているように思います。

端的に言えばことばが自我の深いところをくぐって出てくるような人です。

ことばを発するときは、はじめは大人の行っていることを模倣しているだけの

ようなことばが多いのですが、自我が少しずつ育ってくると、

その自我の中の自分なりの感じ方、考え方を肯定しようとしている

部分をいわばくぐらせるような形でことばを発することが可能になってきます。

それに対して、ことばをパッパッと表出はしても、あまり自分の心の深い部分をくぐって

いないと思われる話し方をする人もいます。

(中略)

自我の中には、社会的な たてまえやしきたり、難しく言うと社会の規範にのっとって

行動すべきだと(無意識に)命じている部分があります。

それに対して、そんなこと気にするな、自分の本音に欲していることをやれ、と命じている

部分もあります。

このふたつの部分はたえず交流していて、実際には適当なところでおりあいをつけて

行動を選んでいるのですが゛……

(中略)

ですから、人の心を打ちやすいことばというのは、己の深いところにある本性や欲求に

誠実で、

かつ社会的なたてまえもそれなりにくぐっているという人のことば、ということに

なるでしょう。

人を打とうとして打つのではなく、己に誠実であろうとして

人を打つのです。

             、『ことばに探る 心の不思議』  (今井和子  汐見稔幸 村田道子 編  ひとなる書房) 

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子どもを集団生活に送り込む時、「少しでも早く社会的な規範にのっとった行動を身につけてほしい」

とたいていの大人は望みます。

もちろん自由でのびのび子どもらしく過ごしてほしいと願う方もいます。

◆くんのお母さんはどちらかというと、後者の考えをお持ちのようです。

でも「自由でのびのび」している姿が、

その子の本性や要求から遠いところで、

自我の深い部分に触れないままに、

外から幸せそうに見える、楽しそうに見えるという

だけでは、

何かが欠けているのかもしれません。

 

「でも、そんなことを言われても、

本人の性格なのだから仕方がない。どうすればいいのかわからない」

と戸惑うことでしょう。

正しい答えを示すことはできませんが、

わたしならどのようにするのか、

次回にお話ししますね。

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デュプロの車が、トンネルを通るとブザーが鳴る仕組みを考えました♪

2017-05-25 15:29:30 | デュプロブロック

明日はブロック講座の日です。ブロック講座にいらした方へのプレゼントも兼ねて、

「トンネルを通るとブザーがなるしかけ」を考えてみました。3分ほどで作れます。

 

100円ショップのアルミテープをデュプロの車輪に貼ります。(後ではずせるよう軽く貼るのでもOK)

アルミテープの道路を走っている最中に、トンネル内で上から吊っている

アルミテーぷで作った帯に触れたらブザーが鳴ります。

このシンプルな見本をもとにして、子どもたちはさまざまなアイデアを発展させていきます。

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何ひとつ問題がないように見えるけれど、気にかかる子

2017-05-25 07:06:29 | 幼児教育の基本

3歳8カ月の◆くんは、利発で明るくてしっかりしている男の子です。

 

幼い頃から手のかからない育てやすい子だったそうで、

幼稚園での集団生活を控えている今も、

活発で誰とでも親しくなる上、他の子と争わない優しさも備えていますから

安心です。

◆くんのお母さんは穏やかで優しく理知的な方です。

◆くんに心から愛情を注いでいて、接し方は過干渉でも過保護でもなく、早期教育に走ることもなければ、

放任しているわけでもなく適切です。

 

そんな風に何ひとつ問題がないように見える◆くんと、

理想的とも思える◆くんとお母さんの関係ではありますが、

わたしには何点か、どうも心に引っかかることがありました。

 

そこで、◆くんのお母さんにその旨を伝えようとするものの

言葉で正確に言い表すことができなくて、

しまいに、「お母さんの接し方にしても、◆くんの発達にしても

何ひとつ問題がないし、むしろ◆くんは他の子よりも発達がよくて

とても頭の良い子ですから、わたしがあれこれダメ出しする理由もないのですが、

わたしには気にかかる点がいくつかあって、今この時期に無視するわけにはいかない

気がするんです。

文章でしたら、細かい状況を書いて整理できますから、あまり誤解がないように

伝えることができるかもしれません。

気になる点を指摘するので、もしかして不快な気持ちになるかもしれませんが、

よかったら、◆くんのことをブログに書かせていただいてもよろしいでしょうか」

とたずねました。

 

◆くんのお母さんからは、

「わざわざ遠方から通っていますし、わたしの態度で直す必要があるのなら、

直したいです。どうぞ書いてください」

とおっしゃいました。

 

今はもう小学生となった子たちですが、

3歳頃にに、お友だちとは仲よく遊べるし、

頭も良いし、活発で、気持ちが優しくて、お母さんとの関係も良好に見えるけれど、

わたしの心には今の◆くん同様、どうも引っかかる点がちらほらあった

という子たちがいます。

 

その子たちが幼児の頃、わたしはいろいろと気にかけながらも、

「悩むことなく子育てしている方に、わざわざ心の葛藤を起こさせるような

アドバイスをするのもどうだろう?」と感じて、

言葉を飲み込んだまま見守っていたのです。

 

そうして成長した子らがどうなったのかというと、

どの子も、程度の差こそあれ、

「やっぱりもう少し小さい頃に、気になっていた問題に親御さんといっしょに

向き合っていればよかったな」と深く反省する事態に

ぶつかることになりました。

 

そんな経緯から、心がざわざわした時には、

誰も気にとめないような些細な事柄でも

そこに問題が潜在しているなら、光を当てておきたいし、

解決が必要なことなら、取り組んでおきたいと思うようになったのです。

 

前回の続きです。

◆くんは自由遊びが主流ののびのびした幼稚園への入園を予定しています。

誰とでも親しくなり、揉め事も少ない◆くんですから、

おそらく新しい集団生活にすぐさま溶け込んでいけることでしょう。

 

それなら何をわたしが気にかけていたのかというと、

そのひとつは◆くんが夢中になって没頭している時に見せる遊び方でした。

 

教室に着いた◆くんは、木製のドールハウスに目をつけて遊びたがりました。

それから警察署のドールハウスも使いたがって、隣に設置しました。

近くにあったお茶犬ハウスもその正面に置きました。

 

その後、チェストの上に乗せているドールハウスを指して「あれも取って!」と頼んできたので、

「◆くん、おもちゃの出し過ぎ。このドールハウスはだめ。

今出しているおもちゃで遊んでね」と告げると、

サッと気持ちを切り替えて、「だったら、あの階段のところだけは使ってもいい?」と

ダメだと言われたドールハウス内にある階段を指さしました。

 

わたしが、階段を渡すと、「でも、どこにつけようかな?」と迷っていました。

 

◆くんが今遊んでいるドールハウスは、階段を引っ掛けるための穴が室内にあいていないのです。

そこでわたしが、警察署とドールハウスの間に隙間を作って、そこに階段を置いて、

2階の部屋に上がっていけるようにしました。

 

◆くんは、わたしに向かってにっこり微笑んで、「ダメダメ、そこはこうやってひっつけとかなくっちゃ」と言って、

ドールハウスと警察署をピッタリひっつけなおしてから、

「それからね、この家は……」と言いながらお茶犬ハウスを半開きにして、警察署のドアの前に

ドアを柵で囲うような形にセットしました。

↑の写真は警察署とまだ閉じた状態のお茶犬ハウスです。

それから、「どろぼうが来たらいけないから、入れないように、こうしてこうしておくんだよ」と

付け加えました。

 

わたしが黙っていると、◆くんは、「悪いのが入れないように、こうしておこう!」と言って、

木製の立体パズルでお茶犬ハウスの隙間を埋め、 「こうしたら入れないよ」と言いながら、

果物が入っているかごや、クルクル回して遊ぶおもちゃや、玉ころがしのおもちゃを

どんどん取ってきては、扉から誰も入れないようにしてしまいました。

わたしが、「お友だちが来たらどうしよう?」とたずねると、

◆くんはドールハウスの2階に小鳥の人形を舞い降りるようにさせて、

「鳥さんは、ここから来れるよ」と事もなげに言いました。

 

「それ以上おもちゃを出してはダメ」と注意すれば、◆くんは

すぐさま素直に指示に従ったことでしょう。

でもわたしはしばらく◆くんのしたいようにさせていました。

 

というのも、◆くんのおもちゃの出し方は↑の写真の通り、ランダムででたらめに見えるものの

意図は一貫して、警察署の扉から誰も入れないようにする作業のままで、

何かに憑かれたような集中力を見せていたからです。

 

さんざん扉をふさいだ後で、しまいには、ビー玉転がしのおもちゃ等で、天井部分からの侵入を防ぐように

埋め尽くすことまでしていました。

 

わたしは、いくつかのぬいぐるみを持ってきて、◆くんに好きな物を選ばせました。

するとセサミストリートのビックバードの人形を選びました。

◆くんは鳥好きのようです。

 

わたしは黒猫ちゃんのお人形を手に、「◆くん、遊ぼうよ!」と声をかけました。

すると◆くんは、ビックバードを手にすると、黒猫ちゃんの頭を

ツンツンツンツンとつつきまわります。

その後も何度も、お人形を手にして「遊ぼうよ」と声をかけるたびに、

◆くんから、「うん、いいよ~」という応答はなく、

ビックバードのくちばしで、わたしが手にしている人形をつつきまわることを繰り返していました。

 

◆くんが手にしているビッグバードの反応は、

いつも機嫌がよくて、誰が声をかけても、にっこりほほ笑んで、

「うん、いいよ~」と良い返事をし、

大人から注意を受けた時さえ、すぐに気持ちを切り替えて、さわやかに切り返す

◆くんの姿からすると、

正反対とも言えるものです。

さんざん攻撃をした後で、やっぱりやりすぎたなぁと気づいて、

「じゃ、遊ぼう」というような展開はなくて、

いつまでたっても

「遊ぼう」と言って近づいてくる人形には、つつきまくって撃退する以外の

別の選択肢がない様子なのです。

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旅のスクラップブック と カセット付き絵本 と 音読教材 

2017-05-24 06:21:10 | 通常レッスン

 なつかしいレッスンのひとこま。

 

小学1年生の女の子たちのレッスンで、★ちゃんが素敵な旅行のスクラップブックを持ってきて

くれました。

道の駅のパンフレットやご当地キャラクターの切り抜きや買い物のレシートなどを

貼ったノートです。

他の子らがうらやましそうにスクラップブックを眺める中、

★ちゃんはキャンプ小屋の名前について……「あさがお」とか「ぼたん」なんて名前がついているのですが……

説明してから、「お父さんが作っているこういうノートには、もっといろんなものが貼ってあるよ。」と

言いました。

「そういえば★ちゃんのお父さん、面白い絵本を作ってたわよね」とわたしが言うと、

★ちゃんは、「そうそう、お父さんはね、毎年、わたしの誕生日に絵本作ってくれるのよ。

ぺらぺらさんとか忍者のなんとかとかお父さんが考えたキャラクターが出てきて、

動くようになっている絵本よ。

でも、今年の誕生日は仕事が忙しかったから絵本をもらってないわ」と言いました。

そこで、「★ちゃんも、今年はさ、★ちゃんが絵本を作ってお父さんにあげたら?

みんなもどう?」とたずねると、そこにいた☆ちゃんも○ちゃんもふたつ返事で

「作りたい!作りたい!」と大乗り気でした。

お友だちが何か作ってきた時、「すごいな」「面白いな」と夢中になって眺めたり、

それに刺激を受けて、「自分もやってみたい」と思ったりする子らは、

それまでさまざまな物作りを体験してきた子たちでもあります。

家庭でも想像力や創造力を使う場面をたくさん設けてもらっているのです。

 

 

さっそく絵本に登場するキャラクター作りを始めた子たち。

製本の仕方に凝りたいようで、糸綴じにしたい子とホッチキスで見開きごとにつなげていきたい子に

分かれました。

そうしながら、どんな話を書くのかアイデアが飛び交っていました。

 

大きなサイズの紙に「毎日、お正月とクリスマスだけが順番にやってくる世界の話」

を書き始めていた☆ちゃんが、

「先生、絵はなしにして、文章ばっかりの本にしてもいいかな?」

とたずねました。

「そりゃ、いいんじゃない?ほら、読むのがめんどくさいって子の勉強にもなるじゃない?

音読教材?」と言うと、☆ちゃんはうれしそうに

「そうそう、そういうのにしたいのよ。漢字ができるだけやめとくわ。1年生の子が

本を読む練習になるようなのを作りたいから」と言うやいなや

ものすごいスピードで紙を文字で埋めていきました。

「☆ちゃん。音読教材が作りたいんだったら、カセットテープがあるけど、録音する?

それだけ文字があったら、読むのがめんどくさいって子もいるでしょ?

カセットを付録につけておいたら、読むのも聞くのもできて一石二鳥でしょ?

教室に置いておいてくれるんなら、小さい子たちがきた時、勉強に使わせてもらうわ」

そうたずねると、☆ちゃん、★ちゃん、○ちゃんが口をそろえて、

「いいね~いいね~カセット絵本を作りたい!」と大きな声をあげました。

 

教室には買い置きのカセットテープが4巻ありました。

20分テープが2巻と10分テープが2巻です。

「かなり長いお話を書いても10分テープに十分入ると思うわよ」と言うのだけれど、

絵本を読み終えたら、「宣伝とか歌を入れたいから……」と3人とも20分テープを

使いたがりました。

「20分テープはそれだけしかないから、じゃんけんするなり、あみだくじ作るなり

自分たちで解決してちょうだい」と伝えて、

材料を取りに行って、戻ってみると、

★ちゃんと☆ちゃんが20分テープをもらって、○ちゃんは10分テープ2巻にそれぞれ①②とマジックで書いて、

絵本も2冊作っていました。

「これで平等に20分ずつになった」とのこと。

2巻で100円の100円ショップのカセットテープでよかったです~。

 

一番先にカセットの吹き込みを終えた☆ちゃんは、

ダイエット商品の宣伝を吹きこんでいたのですが、

★ちゃんと○ちゃんから、「カセット絵本は1年生向けの教材だったはずなのに、

そこにダイエット商品のCMが入っているのはおかしい……」というダメ出しをされ、

「子どものお母さんにって入れようか……」とか「カセット絵本じゃなくて、

ラジオとかの番組でお話が流れていて、その後で、ダイエット商品の宣伝になることにしようか?」

と本気で悩んでいました。

どうしてもダイエットネタを手放したくない様子の☆ちゃん……。

上のオレンジの色画用紙に書きこんでいるのは、

ダイエット商品の宣伝文句です。

 

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貝殻の宝物作り と  と 算数の重さのパズル

2017-05-23 21:31:28 | 算数

教室では、今、貝殻を素材にした宝物作りとウォータードーム作りが人気です。

大人気の「ひとで」。

 

100円ショップで3つ100円で購入したヨーグルト用の容器に

洗濯糊を入れ、金箔、金粉、ラメの色の粉、特殊素材などと、

ビーズやスパンコール、貝などを入れて作っています。

こちらは、お兄ちゃんのレッスンについてきた年長さんの作品。教室の傍らでひとりで

作っているのに、なかなかの完成度。人魚の島です。

ウォータードームの蓋の周りに飾りをつけるときれいですね。

 

ねんどもプラス。

ことらは小学2年生の女の子たちの算数の様子です。

 

小さい丸+大きい丸+あひる×2=80g

大きい丸=小さい丸×2

小さい丸=あひる×2


といった問題を見て、それぞれの重さを求めます。他にも、応用問題を解きました。

小学3年生の難しいレベルの問題なのですが、こうして物を動かしながら考えると、

2年生の子たちも、

意欲的に楽しんで問題に取り組むことができました。

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