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『オールアバウト』寄稿:本当に正しい「叱らない育児」が上手くいく秘訣3つ&「叱る」でも「言いなり」でもない方法を身に着ける

2018年05月09日 | 思慮あるしつけ(discipline)

こんにちは!

 

『オールアバウト』さんの記事にて、

「叱らない育児」についてまとめました。

 

数々の育児本がヒットし、

日本中に広まった「叱らない子育て」は、

「叱らない」だけを忠実に守っても、

決して、うまくいかないですよね。

 

私自身、

いくつかの事例をみてきました。

 

そして、子どものことを思い、

一生懸命なお母さん方だからこそ、

その方々が悩む子育てを、

何とか楽にできないかと感じてきました。

 

記事にもあげましたが、

・子どもがやりたい放題で周りに迷惑かけてもただ見守る親

・手に負えないわがままっ子になり子育てがどんどん大変になる

・否定される体験がないため打たれ弱い子になる

といった、「叱らない子育てはうまくいかない」とされる状況は、

全て、叱らない子育ての「誤解」からきてるんですよね。

 

「叱らない子育て」は、

「叱ってはいけない」のではなく、

子どもへの関わり方を工夫することで

「叱らなくていい子育て」が実現しますよ、

ということのはず。

 

この「子どもへの関わり方を工夫することで叱らなくていい子育てが実現」が、

いつのまにか、

単に、「叱ってはいけない子育て」に置き換わってしまっているんですよね。

 

そして、叱ってはいけないからと、

ただただ「いいよいいよ」と

子どもの要求の言いなりになってしまう。

 

 

 

去年、私自身、

アドラー心理学に基づく「ポジティブなしつけ講座」にて、

「叱る」でも「言いなり」でもない方法というのを、

たくさん学んできました。

 

そして、18年間様々な子どもに接する中で、

ガミガミと叱る体験も通りつつ、

伝えたいことを子どもの心に届ける方法って、

「叱る」以外にたくさんあるよなあと実感しています。

 

記事には、

どういった「関わり方の工夫」をすることで、

「叱らなくていい子育てが実現」するのかを、

具体的に分かりやすく整理してあります。

興味ある方、是非どうぞ!

本当に正しい「叱らない育児」が上手くいく秘訣3つ

 

 

 

以下、「叱る」について綴らせてください。

 

「叱ってばかりの育児」は年を経ることに無理が溢れる

「叱ってはいけない」とだけ忠実に守る育児がうまくいかないと同時に、

「叱ってばかりの育児」も、決して、うまくいかないですよね。

 

子どもを導くために、

「叱る」ことに頼っていると、

子どもが大きくなるにつれ、

必ず、子育てが、きつくなっていきます。

 

子どもの方も、

叱られることに麻痺していきますから、

大人側も、

ますます「ショック度」をアップする必要が出てきます。

 

それで思春期にもなれば、

「で、従わなかったら、どうするわけ」と跳ね返され、

立場がひっくり返るか、

反抗しないとするなら、

その子は、抑えつけられたゆがみと共に、生気を失ってしまいます。

 

 

 

 「敏感な親」と「叱る」

敏感なお母さんが、子どもの凹む姿や心の激しい動きに耐えられず、

どうしても「叱ることができない」ということもありますね。

 

でも、ただ叱らないだけでなく

記事にあげたような「叱る以外」の工夫を心掛けるなら、

必ず、より良い方向へと向かっていきます。

 

 

 

「敏感っ子」と「叱る・怒る」

敏感っ子には、厳しく叱る必要はない、

といわれますね。

(『The Highly Sensitive Child』by Elaine Aronより)

 

敏感っ子は、1であっても、10や100に感じ、

相手の表情や言葉尻を感じ取り、

動きますから。

 

厳しく叱るというのは、

確かに敏感っ子にとって、

思考停止でただただ「恐い」という気持ちだけ残り、

何ら学ぶこともなく、必要以上に、強過ぎるのですよね。

 

 

我が家でも、特に下の2人は、

上の子と親のやり取りをずっとみてきて、

どういうことをしたら「まずい」かを分かっていますから、

私も、実はこれまでほとんど、「叱る」という必要がないんです。

 

それで、

本当にたまにですが、

私は、わざと「怒る」ということを

することがあります。

 

バンと怒って、さっと切りかえ、

「これぐらい、何ともないのよ」と示すんです。

 

学校や社会では、

理不尽に怒られることってありますから。

「こんなこと、どうってことない」といった気持ちを

培ってくれたらなと思ってます。

 

 

 

「叱る」は必要ないけれど「真剣に怒る」は大切じゃないでしょうか

よく子育て情報では、

「怒る」は、感情をぶつけること、

「叱る」は、教示すること。

「怒る」のではなく、「叱る」ようにしましょう。

ということが言われますよね。

 

誤解されずにお伝えするのは難しいかもしれませんが、

私は、家庭や教室で子どもに接しながら、

「叱る」は必要ないけれど、

「真剣に怒る」というのは、

大切だなと感じてます。

 

叱る以外の関わり方を工夫するよう心がけ、

叱らなくていい状態を整えていき、

それで、ここぞというときには、

「真剣に怒る」んです。

 

では、どんな時に真剣に怒るのかといえば、

私は、ひとつには、

「人の尊厳を踏みにじるとき」だと思います。

 

狭く乏しい物差しで他者を決めつけ、

見下したり、馬鹿にしたり、侮辱すること。

そうした態度には、

人として、「真剣に怒る」んです。

 

敏感な子ほど、

その真剣さに、はっとします。

 

 

小さな子には、

特に敏感っ子は、

おびえさせ過ぎないように、

あくまでも、その子の状態をよく観ながら。

 

それでも、ティーンにもなれば、

こちらも真剣勝負でいいんだと思います。

ここぞというときには、

本気で怒ること。

 

「叱る=教示する」のでなく、

人として対等に向き合う。

それが、「真剣に怒る」ということであり、

子どもが大きくなるにつれ、

たまにですが、必要になってくるのだと思います。

 

 

 

 

 

ほとんどのことは、

怒ったり叱ったりせずとも、

というより、怒ったり叱ったりしない方が、

その子に伝わります。

 

そして「真剣に怒る」のは、

ここぞという「最も大切なこと」に残しておくこと。

 

 

時間が迫るなか、するべきことが山積みだったり、

疲れて余裕がないと、怒りの沸点も低くなりますが、

そうした自分の状態に気づきつつ、

普段、「怒る・叱る」以外の工夫を、心がけていきたいですね。

 

 

 

スムージーに、ココナッツとバナナとチアシード。

長女が作ってくれましたよ。

 

みなさん、温もり溢れる日々を!


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