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朝日デジタルの記事に思う、多様な学習スタイルを選べる教育システムでは「不登校」なんて存在しない

2016年01月31日 | 子育て全般

昨日の朝日デジタル記事:

「新たに不登校になる小中学生が増えています。2014年度は6万5千人で、1日平均で180人。特に中学に入ると急増します。大人たちはどうすればいいのでしょう。」

 

年々新規の不登校児が増えているとのこと。特に中学で急増と。

そして、不登校児を何とか登校できるようにする取り組みが取り上げられている。

 

 

 

思うことざっとふたつ:

 

1.「学校に戻るため」に、本人や周りが頑張るよりも、

学校以外にその子が伸びていける場を充実させることに、

労力や時間やお金が費やせられていけばなあと。

 

学校へ行けないことで、

自分はだめだと落ち込み、

罪の意識にさいなまれるという女の子の事例が紹介されているけれど、

「私、

そっちの学校スタイル全然合わないから、

こっちのスタイルでいくわ。」

そうさくっと前向きに歩き出せる選択が当たり前になっていけば。

 

罪悪感を抱え何とかフィットしよう/させよう、とか、

心の傷が癒えるまでゆっくりと待ってやりましょう、というよりも、

合わないと感じる感性を大切に、

学校以外に学力や様々な能力をマイペースにどんどん伸ばせる場が充実していけば。 

 

ホームスクールや、

モンテッソーリ・シュタイナー・フリースクールなど、

多様な学習スタイルの選択肢がある教育システムには、

そもそも「不登校」なんて存在しないのだから。

「これは合わないから、あっちにしよう」だけのこと。

 

不登校児の急増は、

「みんな一斉に同じことをしましょう!」といったスタイルでは、

もう無理だという表れに過ぎないのではないか。

 

 

 

2.もうひとつ、

「頑張り過ぎたり、敏感な子が不登校になりやすい」とあるけれど、

認知行動療法に詳しい臨床心理士によるカウンセリングを受けられる環境があるといい。

心理的な「敏感さ」は、「曝露療法」などの認知行動療法やマインドフルネスを組み合わせることでかなり緩和する。

学力や能力を伸ばしつつ、より楽になれるライフスキルも身につけさせていくこと。

 

 

 

 

オーソドックスな学校に合わない感性を大切に、

さくっと前向きに学力や様々な能力を伸ばせる場、

心理カウンセリングを受けられる環境、

それらの充実を願う。

 

異国の地から日本を応援しつつ。


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